鳥取県で墓じまいをするには?改葬件数の推移・手続き・費用を解説
鳥取県で墓じまいを検討する方が年々増えています。県内の改葬件数は2015年の484件から2024年には913件と、約89%増加しました。高齢化率32.5%(全国28.7%)は全国最上位水準にあり、人口増減率-3.49%という急速な人口減少が、お墓の後継者問題をいっそう深刻にしています。
山陰地方の山間部や農村部には、交通の便が悪く管理が難しいお墓が多く残っています。「自分が元気なうちに子供への負担を減らしたい」「遠方に住む子供に頻繁に来させるのはかわいそう」という声は、鳥取県でも多く聞かれます。
この記事では、鳥取県の改葬件数の推移と背景、墓じまいの手続きの流れ、市区町村別の改葬許可申請窓口、費用の目安、補助金の有無、改葬後の供養先の選び方を解説します。
墓じまい全体の流れについては、墓じまい完全ガイドもあわせてご覧ください。

鳥取県で墓じまいを検討する人が増えている理由
鳥取県の改葬件数は2015年度の484件から2024年度の913件へと、約89%増加しました。人口規模が小さい県ながら、この増加率は全国の流れと一致しており、墓じまいが「特別なこと」ではなく身近な選択肢になっていることを示しています。

単身世帯率と承継者不在の問題
鳥取県の単身世帯率は32.2%で、全国平均38.0%よりも低い水準にあります。これは農村部・山間部で家族同居の世帯が比較的多いという地域特性を反映しています。しかし、この数字が示す以上に、後継者問題は深刻です。理由は単身世帯の割合よりも、若年層の県外流出にあります。
鳥取県の核家族化率は52.9%で、全国平均54.1%とほぼ同水準です。一方、生涯未婚率は19.7%と全国平均19.7%と同水準にあります。問題は数字そのものよりも、子供や親族が県外の大都市圏に住んでいるケースが多いという実態です。地方に残ったお墓の管理を、遠方に暮らす子供世代が引き継ぐことの難しさが、墓じまいを検討するきっかけとなっています。
墓じまい実態調査2026(墓じまいパートナーズ)によると、墓じまいを検討したきっかけの上位は「子供や身内に継いでもらえない」「遠くて管理できない」です。子供への負担を心配する声は、鳥取県でも多く聞かれます。
娘たちにこの先ずっとお墓の管理費の支払いや掃除の負担を背負わせるのはかわいそうだなと思うようになりました。私たちの代でなんとかしておいたほうがいいんじゃないかと夫と話すようになりました。
墓じまい経験者愛知県・50代・女性
人口動態・高齢化・過疎化
鳥取県で墓じまいが増えている最大の背景は、急速な人口減少と高齢化です。
高齢化率32.5%は全国平均28.7%を3.8ポイント上回り、全国でも最上位水準にあります。人口増減率は-3.49%で、全国平均-0.75%の約4.7倍の速さで人口が減少しています。都市圏への人口流出が長年続いており、山間部・農村部を中心に、集落ごと過疎化が進んでいる地域もあります。
こうした状況では、先祖代々のお墓が山間部の寺院や農村の共同墓地にあっても、管理できる家族がいなくなるケースが急増しています。「誰も管理できなくなる前に、きちんと供養してから整理したい」という思いが、墓じまいを決断する大きな動機になっています。
また、山陰地方特有の山地が多い地形から、アクセスが困難な場所にお墓があるケースも少なくありません。道路が整備されていない旧来の共同墓地や、急斜面の寺院境内にあるお墓は、高齢になるにつれて管理自体が体力的に難しくなります。
2024年の改葬件数913件は、対死亡比11.09%です。全国平均11.1%とほぼ同水準に達しており、「死亡者10人に対して1人強が改葬している」という計算になります。2015年(484件・対死亡比7.08%)と比べると、この10年間で大きく状況が変化していることがわかります。
鳥取県は全国最小規模の人口(約53万人)を持つ県ですが、それゆえに墓じまいの課題は一人ひとりにとってより身近な問題として現れています。県内の寺院数は約1,000か所以上あり、人口当たりの寺院密度が高い。後継者問題や遠距離管理の課題を抱えるお墓は、今後10〜20年でさらに増加することが見込まれます。墓じまい実態調査2026(墓じまいパートナーズ)(2026年3月、経験者n=52)によると、墓じまいを決意した理由の上位は「継承者がいない・見つからない」「遠くて管理できない」であり、鳥取県でも同様の背景が改葬件数の増加に反映されています。
自分は今も独身で、結婚の予定も特にないですし、このまま歳を取っていったら、自分が亡くなったあとこのお墓はどうなるんだろうって思ったんです。誰も見る人がいなくて無縁仏になってしまうのも、なんだか父に申し訳ない気がして。
墓じまい経験者鹿児島県・30代・男性
鳥取県での墓じまいの流れ
墓じまいは、家族・お寺・役所・石材店・改葬先の複数の関係者との調整が必要な手続きです。鳥取県では山間部・農村部のお墓が多く、石材店へのアクセスが限られる地域もあるため、余裕を持ったスケジュールが重要です。全体の流れを6つのステップで確認しましょう。詳しい手続きについては墓じまいの流れを8ステップで解説もご参照ください。

①家族・親族への相談
墓じまいは、お墓に関わるすべての親族の合意を取ってから進めることが大切です。鳥取県では親族が関西圏・首都圏に転出しているケースも多く、お墓の管理について家族全員が同じ認識を持つことが重要です。改葬先の候補パンフレットや費用の概算を事前に準備したうえで、家族が集まるタイミング(お盆・法要など)に話し合いを設定することをおすすめします。「誰も管理できなくなる前に、きちんとした供養先に移す」という前向きな観点で伝えることで、反対意見を和らげられることが多いです。
叔父や叔母にも相談を兼ねて報告しましたが、昔ながらの考えが強い人もいて「お墓は残すべきだ」と反対されて気まずい空気でした。それでも、私達姉妹の状況や子供世代の負担を説明すると、最終的には「仕方ないねー。時代だね」と理解してもらえました。
墓じまい経験者神奈川県・50代・女性
②お寺・霊園への連絡
お寺のお墓(寺墓地)の場合、まずご住職に墓じまいの意向を丁寧に伝えます。「これまでの法要・管理に対するお礼の気持ち」を伝えながら、後継者がいない現状を正直に話すことが大切です。鳥取県の山間部では、住職が複数の寺院を兼務していることもあるため、事前に電話で確認してから訪問するようにしましょう。お寺への連絡の際に「埋葬証明書」の発行も依頼します。公営霊園・民間霊園の場合は管理事務所に申し出ます。
「そうですか、最近そういうお宅が増えてますからね」みたいな感じで。引き留められたり嫌味を言われるかと身構えていたんですが、事務的に淡々と手続きの段取りを説明してくれて、かえってこちらも気が楽でしたね。
墓じまい経験者福岡県・50代・男性
③改葬先の確保
改葬許可申請には「改葬先の受入証明書」が必要なため、新しい供養先を先に確保して受入証明書を発行してもらいます。鳥取県内の鳥取市・米子市などにも永代供養墓・納骨堂があります。また、大阪・神戸・岡山などの都市部の施設を改葬先に選ぶ方も多く、子供や家族が通いやすい場所を優先することをおすすめします。受入証明書の発行には数日〜1週間程度かかる場合があるため、早めに施設に連絡しましょう。
④改葬許可申請
お墓がある市区町村の役所に「改葬許可申請書」を提出します。埋葬証明書・受入証明書を添付して申請すると、数日〜1週間程度で「改葬許可証」が交付されます。複数の遺骨を改葬する場合は遺骨1体ごとに許可証が必要なため、事前に窓口で確認してください。山間部の市町村では窓口のアクセスが不便な場合もあるため、郵送申請の可否を事前に確認しておきましょう。申請書の作成について不明点がある場合は、行政書士に相談する方法もあります。
⑤お墓の解体・撤去
改葬許可証を取得したら、石材店に依頼してお墓を解体・撤去します。鳥取県の山間部では道路環境が制限される場合があり、搬出条件によって費用が変わることがあります。解体前には「魂抜き(閉眼供養)」の法要をお寺に依頼するのが一般的です(お布施:3〜15万円程度)。解体後、墓地は更地に戻して管理者に返還します。複数の石材店から相見積もりを取ることで、費用差を把握してから依頼先を決められます。
⑥新しい供養先へ納骨
石材店がお骨を取り出したら、改葬先に持参して納骨します。新しい供養先での納骨の際には「改葬許可証」を必ず持参してください(原本が必要・コピー不可)。これをもって墓じまいの手続きはすべて完了です。開眼供養のタイミングと費用についても事前に施設に確認しておきましょう。家族・親族に新しい供養先の場所とアクセス方法を共有しておくと、その後の供養がスムーズに続けられます。
鳥取県での改葬許可申請の手続き
改葬許可申請は、現在のお墓がある市区町村の役所に提出します。鳥取県は4市14町1村で構成されており、申請先はお墓の所在地によって異なります。まずお墓の住所(霊園・寺院の所在地)を確認し、対応する市区町村の担当窓口に問い合わせてください。
担当窓口と問い合わせ先
以下は鳥取県内の主要市における改葬許可申請の担当窓口情報です。
市区町村 | 担当部署 | 電話番号 | 参考ページ |
|---|---|---|---|
鳥取市 | 市民課 戸籍担当 | TEL: 0857-20-3411 | |
米子市 | 市民課 戸籍係 | TEL: 0859-23-5111 | |
倉吉市 | 市民課 戸籍担当 | TEL: 0858-22-8158 | |
境港市 | 市民生活課 | TEL: 0859-47-1111 |
上記以外の町村については、各自治体の公式サイトで「改葬許可申請」と検索するか、役場の代表電話に問い合わせると担当部署を案内してもらえます。鳥取県の中山間地域(智頭町・若桜町・八頭町など)では窓口の開設時間が限られている場合があるため、事前に電話で確認することをおすすめします。

市役所へ行って改葬許可の書類を取り寄せ、お寺に署名をもらい、それをまた提出するという工程は、平日に仕事をしている身としては時間を作るのが一苦労でした。
墓じまい経験者兵庫県・40代・男性
必要書類
改葬許可申請に必要な書類は以下のとおりです。申請前に管轄窓口の公式サイトまたは電話で最新情報を必ず確認してください。
- 改葬許可申請書(市区町村の窓口またはホームページからダウンロード)
- 埋葬証明書(現在のお墓の管理者〔お寺・霊園の管理事務所〕が発行)
- 受入証明書(改葬先の墓地・納骨堂・霊園が発行した受け入れを証明する書類)
- 申請者の本人確認書類(マイナンバーカード・運転免許証など)
鳥取県の山間部では、古い寺院に複数の遺骨がまとめて納められているケースも多く、1体ずつ改葬許可証が必要になります。事前に石材店と遺骨の数を確認してから申請書類を準備しましょう。また、お寺が兼務寺院の場合、住職の署名をもらうためのスケジュール調整に時間がかかることがあります。
申請から許可証交付まで
必要書類がそろったら、お墓がある市区町村の担当窓口に持参または郵送で提出します。書類に不備がなければ通常は数日〜1週間程度で「改葬許可証」が交付されます。解体工事の予定日から逆算して余裕をもって申請しましょう。手続き全体を通じて最低でも2〜3か月のスケジュールを確保することをおすすめします。改葬許可証は原本が1通しか発行されないため、紛失しないよう大切に保管し、納骨の際に必ず持参してください。
鳥取県の墓じまい費用の目安
墓じまいにかかる費用は「離檀料」「お墓の解体・撤去費用(石材店への依頼)」「改葬先への費用」の3つに大別されます。鳥取県の山間部・農村部のお墓は搬出条件が複雑な場合があるため、早めに複数の石材店に見積もりを依頼することが重要です。

離檀料
お寺のお墓(寺墓地)から離檀する際に、これまでの法要・管理に対する感謝の意を込めてお寺に納めるお金です。一般的な目安は3万〜20万円程度です。鳥取県には真言宗・浄土宗・浄土真宗系の寺院が多く存在し、長年のお付き合いがある場合は丁寧なコミュニケーションが大切です。公営霊園・民間霊園の場合は離檀料は発生しません。詳しくは離檀料とはをご覧ください。
お墓の解体・撤去費用(石材店への依頼)
石材店にお墓を解体・撤去してもらう費用の目安は10万〜40万円程度です。鳥取県の山間部(智頭町・若桜町・三朝町など)では重機や搬出車両のアクセスが困難な場合があり、都市部と比べて費用が高くなるケースがあります。石材店によって1.5〜2倍程度の費用差があることも念頭においておきましょう。複数の石材店から相見積もりを取ることを強くおすすめします。詳しくは墓じまいと石材店をご覧ください。
石材店さんをどこに頼めばいいか分からなくて、何社か連絡して立ち会いの日程を決めたりするのも、仕事の合間にやっていたのでけっこう疲れました。もう少しじっくり比較すればよかったなと思います。
墓じまい経験者愛知県・50代・女性
改葬先(新しい供養先)の費用
改葬先に選ぶ供養の形式によって費用は大きく異なります。主な選択肢の目安を以下に示します。
- 永代供養墓:10万〜100万円程度(合祀タイプか個別安置タイプかで大きく差がある)
- 納骨堂:30万〜150万円程度(ロッカー型・仏壇型・自動搬送型など施設・タイプによる)
- 樹木葬:5万〜80万円程度(里山型・庭園型で差がある)
- 散骨:5万〜30万円程度(海洋散骨・山林散骨など方法による)
鳥取県内の施設のほか、米子・境港から岡山・大阪方面の施設を改葬先に選ぶ方もいます。費用だけでなく「年間管理費の有無」「将来的な合祀の有無」「宗教宗派の制限」「アクセスのしやすさ」も確認してから選びましょう。改葬先の見学は可能な限り家族全員で行うことで、全員が納得した形で移転先を決められます。
総額の目安
離檀料・解体・改葬先の費用をあわせた総額は30万〜150万円程度が目安です。費用全般については墓じまい費用はいくら?もご覧ください。費用を抑えたい場合は合祀型の永代供養墓を選ぶことと、複数の石材店への相見積もりが有効です。詳しくは墓じまいの費用を抑える方法もご参照ください。
鳥取県に墓じまいの補助金はある?
2026年時点で、鳥取県および県内の市区町村において、墓じまい(改葬)を直接対象とした補助金・助成金制度は確認されていません。全国的にも墓じまい専用の補助制度はほとんど存在しないのが現状です。ただし、急速な人口減少が続く鳥取県では、「空き家対策」「移住促進」「過疎地域振興」などの施策が積極的に展開されており、今後新しい支援制度が整備される可能性もあります。最新情報はお墓のある市区町村の公式サイトや担当窓口で定期的に確認することをおすすめします。
費用を抑えるための手段として、以下の方法を検討してみましょう。なお、自治体によっては移住促進や過疎対策の文脈から間接的に活用できる支援制度がある場合もあるため、市区町村の担当窓口に確認することをおすすめします。
墓じまい後の供養先の選び方
墓じまい後の遺骨をどこに移すかは、家族構成・費用感・供養への考え方によって異なります。鳥取県では、県内の施設に改葬するケースのほか、岡山・大阪・神戸など都市部の施設を選ぶ方も増えています。「誰がお参りしやすいか」を最優先に改葬先を選ぶことが、長期的に供養が続けられる秘訣です。
永代供養墓
お寺や霊園が遺骨を永代にわたって供養・管理してくれる形式です。承継者がいない方や、子供に管理の負担をかけたくない方に選ばれています。費用の目安は10万〜100万円程度です。詳しくは墓じまい後の永代供養をご覧ください。
納骨堂
屋内施設に遺骨を安置する形式で、ロッカー型・仏壇型・自動搬送型などがあります。鳥取市・米子市には納骨堂を持つ寺院があり、大阪・神戸の駅近施設を選ぶ方も増えています。高齢でも天候に関係なく参拝できる点が特徴です。費用の目安は30万〜150万円程度。詳しくは墓じまい後の納骨堂をご覧ください。
樹木葬
樹木・草花・シンボルツリーの下に遺骨を埋葬する自然葬の一形態です。「自然に帰りたい」という方に選ばれており、鳥取県の豊かな自然環境を活かした里山型の樹木葬区画も存在します。継承不要・管理費が不要なタイプも多いです。費用の目安は5万〜80万円程度。詳しくは墓じまい後の樹木葬をご覧ください。
散骨
遺骨を粉末状にして海や山などに撒く供養方法です。鳥取県は山陰地方として日本海に面しており、日本海での海洋散骨を選ぶ方もいます。お墓を持たずに供養を完結させたい方に選ばれており、継承者不要という点が最大のメリットです。費用の目安は5万〜30万円程度。詳しくは墓じまい後の散骨をご覧ください。
鳥取県の墓じまいでよくある質問
Q. 鳥取県での墓じまいにかかる期間はどれくらいですか?
家族への相談から納骨完了までの期間は、一般的に3〜6か月程度が目安です。家族の合意形成・お寺への連絡・改葬先の決定・書類の準備・石材店の手配・役所への申請と許可証の取得が順番に必要です。鳥取県の山間部や農村部では、石材店の現地確認や兼務寺院との日程調整に時間がかかる場合があるため、特に余裕を持ったスケジュールが重要です。年度末(3月)や夏期(お盆前後)は窓口や石材店が混み合いやすいため、時期を外して進めることをおすすめします。
Q. お寺のお墓と霊園では手続きが違いますか?
手続きの流れは基本的に同じですが、離檀料の有無が大きく異なります。お寺のお墓(寺墓地)では、ご住職への事前相談と離檀料(3〜20万円程度)・閉眼供養のお布施(3〜15万円程度)が発生します。一方、公営霊園・民間霊園の場合は離檀料は不要で、管理事務所への手続きのみとなります。また、改葬許可申請に必要な「埋葬証明書」の発行先も、お寺の場合は住職、霊園の場合は管理事務所となります。鳥取県内のお寺は山間部に多く、事前の電話確認が特に重要です。
Q. 山間部のお墓の解体費用は特別に高くなりますか?
鳥取県の中山間地域(智頭町・若桜町・三朝町など)では、お墓へのアクセス道路が狭い・急勾配であるなど、重機や搬出車両の進入が困難な場合があります。こうした状況では、解体・撤去費用の目安(10〜40万円)の上限に近い、あるいは超えるケースもあります。費用の見通しを立てるためにも、石材店に現地確認を依頼し、複数の石材店から相見積もりを取ることが特に重要です。搬出路の状態によって費用が大きく変わるため、訪問見積もりを依頼することをおすすめします。
Q. 改葬先が県外(大阪・岡山など)でも申請できますか?
はい、改葬先が県外でも問題ありません。改葬許可申請は「現在のお墓がある市区町村」に提出するもので、改葬先の都道府県は問いません。改葬先が大阪・岡山・神戸などの県外施設でも、改葬先の受入証明書さえあれば鳥取県内の市区町村で申請できます。鳥取県から大阪方面には「スーパーはくと」で約2時間半、岡山方面には「やくも」で約2時間とアクセス可能です。子供や親族が暮らす都市部の施設を改葬先に選ぶ方も多くいます。
Q. 墓じまいで親族トラブルを防ぐにはどうすればよいですか?
墓じまいは先祖代々のお墓に関わるため、親族間の意見の相違が生じやすいテーマです。トラブルを防ぐ最大のポイントは「早期に全員に情報を共有すること」と「改葬先を具体的に示すこと」です。「なくしてしまう」のではなく「より管理しやすい供養先に移す」という観点で話すことで、反対意見が和らぐことが多いです。改葬先のパンフレット・費用の概算・手続きのスケジュールを事前に準備したうえで話し合いを持ちましょう。意見が割れた場合は、家族全員で改葬候補先の見学に行くことで合意形成がスムーズになります。
まとめ:鳥取県で墓じまいを進めるために
鳥取県での墓じまいは、2015年度484件から2024年度913件へと約89%増加し、対死亡比11.09%は全国平均(11.1%)とほぼ同水準に達しています。高齢化率32.5%(全国比+3.8ポイント)・人口増減率-3.49%(全国の約4.7倍の減少スピード)と、山陰地方特有の過疎化・高齢化が墓じまいを加速させています。山間部・農村部のお墓は管理が年々難しくなっており、「自分の代で整理しておきたい」という声は今後もさらに増えることが予想されます。
手続きの流れは①家族・親族への相談 → ②お寺・霊園への連絡 → ③改葬先の確保 → ④改葬許可申請 → ⑤お墓の解体・撤去 → ⑥新しい供養先への納骨の6ステップです。費用の総額は30万〜150万円程度が目安で、山間部のお墓は石材店の現地確認・相見積もりが特に重要です。岡山・大阪など都市部の施設も改葬先の選択肢に入れることで、子供が通いやすい供養先を見つけやすくなります。
2026年時点で鳥取県・各市区町村の墓じまい補助金制度はありませんが、合祀型永代供養墓は費用を抑えやすい選択肢です。鳥取県の過疎化対策が今後どのように発展するか注視しながら、最新情報を確認することをおすすめします。「子供への負担を残したくない」「自分が元気なうちに整理したい」と考えているなら、まず家族に話を切り出すことから始めてみましょう。墓じまい全体の流れについては墓じまい完全ガイドもあわせてご覧ください。
本当に肩の荷が下りたというか、ずっと気になっていたことが片付いてスッキリしました。何より娘たちに将来の面倒な負担を残さずに済んだことが一番嬉しいですね。
墓じまい経験者愛知県・50代・女性








