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高知県で墓じまいをするには?改葬件数の推移・手続き・費用を解説

高知県で墓じまいをするには?改葬件数の推移・手続き・費用を解説

公開:2026年3月25日
更新:2026年3月25日
小林玉喜
執筆者
小林玉喜
墓じまいパートナーズ代表

実家の墓じまいを経験したことをきっかけに、墓じまいパートナーズを創業・運営。現在は相談サポートや情報提供を通じて安心して墓じまいを進められるよう支援している。

高知県で墓じまいをするには?改葬件数の推移・手続き・費用を解説

高知県では、2024年度の改葬件数が1,887件と過去最多を記録しました。死亡者数に対する改葬件数の割合(対死亡比)は15.95%に達しており、全国平均11.1%を4.85ポイント上回っています。高齢化率35.6%・人口増減率-5.05%(全国の約6.7倍の減少速度)という厳しい人口構造のなか、後継者不在・管理困難を理由とした墓じまいが増加しています。

このページでは、高知県でのお墓の整理を検討している方に向けて、改葬件数の推移と増えている理由、墓じまいの手順、高知市・南国市・四万十市・香南市・香美市など各市の改葬許可申請窓口、費用の目安(総額30〜150万円程度)、そして墓じまい後の永代供養墓・納骨堂・樹木葬・散骨の選び方を詳しく解説します。山間部・沿岸部など高知市から遠い場所のお墓に関する注意点も合わせて説明します。

墓じまい全体の流れについては、墓じまい完全ガイドもあわせてご覧ください。

高知県で墓じまいを検討する人が増えている理由

高知県では、改葬件数が2015年の1,590件から2024年には1,887件へと増加しました。注目すべきは件数の伸びよりも「対死亡比の高さ」で、2015年時点で既に16.07%と全国平均(当時約7〜8%)の2倍を超えており、高知県は以前から改葬が活発な県です。2024年の対死亡比15.95%は全国平均11.1%を4.85ポイントも上回っており、日本の中でも墓じまいが非常に多い県といえます。

出典:厚生労働省 衛生行政報告例

単身世帯率と承継者不在の問題

高知県の単身世帯率は39.1%で、全国平均38.0%を1.1ポイント上回っています。単身世帯の多さは、お墓を継ぐ人が家庭内にいない状況を示しています。さらに、生涯未婚率は22.8%で全国平均19.7%を3.1ポイントも上回っており、四国4県の中でも特に高い水準です。結婚せずに一人で生活する方が多いということは、「自分の死後にお墓を管理してくれる子どもがいない」という承継者不在の問題に直結します。

核家族化率は53.5%で全国平均54.1%とほぼ同水準ですが、高知市への人口集中と周辺市町村からの若者の流出が著しく、地方部では「残ったのは高齢の親だけ」という状況が広がっています。特に四万十市・宿毛市・土佐清水市などの高幡・幡多地域や、室戸市・安芸市などの安芸地域では過疎化が深刻です。

墓じまい体験談

自分は今も独身で、結婚の予定も特にないですし、このまま歳を取っていったら、自分が亡くなったあとこのお墓はどうなるんだろうって思ったんです。誰も見る人がいなくて無縁仏になってしまうのも、なんだか父に申し訳ない気がして。

墓じまい経験者鹿児島県・30代・男性

人口動態・高齢化・未婚率

高知県の高齢化率は35.6%で、全国平均28.7%を6.9ポイント上回っています。これは全国でも有数の高い水準で、3人に1人以上が65歳以上という深刻な高齢化が進んでいます。高齢者が増えるということは、体力的・経済的にお墓の管理が難しくなる人が増えることを意味します。

人口増減率は-5.05%で、全国平均-0.75%の約6.7倍という速さで人口が減少しています。高知県の人口は2000年代から一貫して減少しており、県全体の人口規模が小さくなる中で、管理されないまま放置されるお墓が増えることが懸念されています。

改葬件数の推移を見ると、2015〜2019年は1,400〜1,590件前後で推移し、2020年はコロナ禍で1,282件と一時減少しましたが、2021年以降は回復・増加傾向が続き、2024年に1,887件と過去最多を記録しました。高知県は人口規模が小さいにもかかわらず改葬件数が多く、対死亡比では四国4県の中でも特に高い水準を維持しています。

また、墓じまい実態調査2026(墓じまいパートナーズ)(2026年3月、経験者n=52)によると、墓じまいのきっかけとして「承継者がいない・わからない」という理由が最も多く、生涯未婚率が高い高知県ではこの傾向が特に強くあらわれやすい状況にあります。

高知県では山間部・海岸部に分散して集落が点在しており、高知市から遠い地域のお墓を管理するためには車で1〜2時間かかることも珍しくありません。高知市に住む子世代が休日のたびに遠方の山間部・沿岸部にある実家のお墓に足を運ぶことの負担が、墓じまいを検討するきっかけになっているケースも多くみられます。

高知県ならではの状況として、室戸岬・足摺岬などの岬部や四万十川流域の山間集落では、地域全体が急速に縮小しており「集落そのものがなくなる」という現実に直面している地域もあります。こうした地域にあるお墓は、管理者自身がすでに高齢で県外に転居しており、墓石が倒れても修繕できない状態になっているケースも報告されています。墓じまいは単に「お墓の整理」ではなく、先祖を安心できる場所に移して管理できる状態にするという積極的な意味を持っています。

また、高知県は四国八十八ヶ所霊場の札所が存在する仏教文化の盛んな地域ですが、それでもお墓の管理を継続できる後継者がいなければ、どれほど信仰が深くても現実的な対応が必要になります。「先祖に申し訳ない」という気持ちを持ちながらも、管理できる状況にない場合は早めに専門家(石材店・お寺)に相談することが、お墓と先祖の両方を大切にすることにつながります。

高知県での墓じまいの流れ

墓じまいの手続きは、法律(墓地、埋葬等に関する法律)に基づいて一定の順序で進めます。高知県内のどの市町村でも基本的な流れは共通ですが、お寺のお墓か霊園かによって離檀料の有無など手続きの詳細が異なります。

墓じまいの手続きについて詳しくは、墓じまいの流れを8ステップで解説もご参照ください。

①家族・親族への相談

墓じまいを進める前に、必ず家族・親族全員で話し合いの機会を設けましょう。お墓は先祖代々受け継いできたものでもあり、改葬に反対する親族がいる場合は後でトラブルになることがあります。「誰がお墓の使用権者(祭祀承継者)なのか」を最初に明確にすることが重要です。

話し合いでは、①現状(墓地の管理が難しくなっていること)、②改葬の候補先(永代供養墓・納骨堂など)、③費用の概算を説明すると、親族の理解を得やすくなります。高知県の場合、高知市在住の子世代と山間部・沿岸部に残る高齢の親世代との間で話し合いを進めることが多く、距離・移動の課題も念頭に置いた計画が必要です。

②お寺・霊園への連絡

家族の合意が得られたら、現在お墓があるお寺または霊園の管理事務所に連絡します。お寺のお墓の場合は住職に直接申し出て、墓じまいの意向を伝えましょう。高知県は土佐藩以来の曹洞宗・臨済宗のお寺が多く、また四国八十八ヶ所霊場に関連する真言宗の寺院も県内各地にあります。いずれの宗派のお寺であっても、丁寧に事情を説明すれば墓じまいの相談に応じてもらえることがほとんどです。

離檀料(3〜20万円程度)を求められる場合がありますが、法外な金額の場合は支払い義務はありません。事前に離檀料の相場と対応方法を確認しておきましょう。

墓じまい体験談

「そうですか、最近そういうお宅が増えてますからね」みたいな感じで。引き留められたり嫌味を言われるかと身構えていたんですが、事務的に淡々と手続きの段取りを説明してくれて、かえってこちらも気が楽でしたね。

墓じまい経験者福岡県・50代・男性

③改葬先の確保

永代供養墓・納骨堂・樹木葬など、新しい供養先を選んで契約します。改葬先から「受入証明書」を発行してもらうことが、改葬許可申請の際に必要となります。高知県内では高知市に複数の永代供養墓・納骨堂があります。また、子どもが関西・岡山・広島に住んでいる場合は、県外の施設を選ぶことも一般的です。

④改葬許可申請

お墓がある市区町村の窓口に改葬許可申請書を提出します。必要書類が揃っていれば通常1〜2週間で改葬許可証が交付されます。高知県内の主要市区町村の窓口については次のセクションで詳しく説明します。

⑤お墓の解体・撤去

改葬許可証を取得したあと、お寺から閉眼供養(魂抜き)を行ってもらい、石材店がお墓を解体します。高知県の山間部・南部沿岸などアクセスが悪い場所のお墓では、石材店の移動費が費用に反映されることがあります。複数の石材店から見積もりを取ることをおすすめします。

⑥新しい供養先へ納骨

改葬許可証の原本を持参し、新しい供養先に納骨して手続き完了です。改葬先での開眼供養(魂入れ)については事前に施設に確認しておきましょう。

高知県での改葬許可申請の手続き

改葬(お墓の引越し)を行うには、お墓がある市区町村の窓口で改葬許可証を取得する必要があります。申請者の住所地ではなく「お墓の所在地」の市区町村が担当窓口となります。

担当窓口と問い合わせ先

高知県内の主要市区町村の改葬許可申請窓口は以下のとおりです。

市区町村

担当部署

電話番号

申請ページ

高知市

環境保全課

TEL: 088-823-9471

申請ページ

南国市

環境課

TEL: 088-880-6557

申請ページ

四万十市

市民・人権課 市民係

TEL: 0880-34-1113

申請ページ

香南市

環境対策課

TEL: 0887-57-8508

申請ページ

上記以外の市区町村については、各市区町村の公式サイトまたは環境課・市民課へお問い合わせください。四万十市の西土佐地域の場合は西土佐住民分室(TEL: 0880-52-1112)が窓口になります。

墓じまい体験談

平日は仕事で休めないので、役所の手続きが一番きつかったです。お墓のあった市役所まで行かないと改葬許可証がもらえないと言われて、有給をなんとか取って行きました。手続きのことなんて誰も教えてくれないし、ネットで調べながら一人で進めるのは心細かったです。

墓じまい経験者東京都・20代・女性

必要書類

改葬許可申請には、一般的に以下の書類が必要です。

  • 改葬許可申請書: 市区町村の窓口または公式サイトからダウンロード。遺骨1体につき1枚が必要。
  • 埋葬(収蔵)証明書: 現在お墓がある寺院・霊園の管理者から発行してもらう書類。
  • 受入証明書: 改葬先(新しい墓地・納骨堂・永代供養墓など)の管理者が発行する証明書。
  • 申請者の本人確認書類: 運転免許証・マイナンバーカードなど。

香南市など一部の市区町村では手数料(300円程度)が必要な場合があります。事前に窓口または公式サイトで確認してから書類収集を始めるとスムーズです。

申請から許可証交付まで

必要書類が揃っていれば、通常1〜2週間程度で改葬許可証が交付されます。四万十市では許可証交付まで約7日程度と案内されています。高知県内でも郵送対応している市区町村があるため、遠方で役所に行けない場合は事前に郵送申請の可否を問い合わせましょう。改葬許可証は、お墓の解体工事後に新しい供養先へ納骨する際に原本を持参します。紛失した場合は再交付手続きが必要になるため、大切に保管してください。

高知県の墓じまい費用の目安

墓じまいにかかる費用は、お墓の場所・規模・改葬先の選択によって大きく異なります。高知県では山間部・沿岸部など交通アクセスが悪い場所にあるお墓では、石材店の移動費が費用に影響することがあります。

費用の詳細については墓じまい費用はいくら?もあわせてご覧ください。

離檀料

お寺のお墓を整理する場合、「離檀料」を求められることがあります。一般的な相場は3〜20万円程度です。高知県内の曹洞宗・臨済宗・真言宗のお寺でも、法外な金額を請求された場合は支払い義務はありません。市営霊園・公営霊園のお墓の場合は離檀料は発生しません。

石材店への解体・撤去費用

お墓の解体・撤去費用の相場は10〜40万円程度です。高知県は中山間地域が多く、山道・急斜面・狭い墓地など重機が入りにくい場所のお墓では費用が高くなる場合があります。また四万十市・宿毛市・土佐清水市など高知市から遠い地域では、石材店の出張費が加算されることもあります。石材店によって費用に1.5〜2倍程度の差があることもあるため、必ず複数の石材店から見積もりを取ることが大切です。

改葬先への費用

改葬先の種類によって費用は大きく異なります。

  • 永代供養墓: 10〜100万円程度。合祀タイプは10〜30万円程度と費用を抑えやすい。
  • 納骨堂: 30〜150万円程度。高知市内に複数の施設があります。
  • 樹木葬: 5〜80万円程度。自然豊かな高知県では里山型樹木葬が合う方もいます。
  • 散骨: 5〜30万円程度。太平洋・土佐湾での海洋散骨も選択肢になります。

総額の目安

離檀料・解体撤去・改葬先の費用を合わせた総額の目安は30〜150万円程度です。合祀型の永代供養を選び、離檀料なしの霊園であれば費用を抑えられます。費用は「いつ支払うか」も重要で、離檀料・閉眼供養のお布施はお墓の解体前、石材店への支払いは工事後、改葬先への費用は契約時のタイミングが一般的です。

高知県の場合、山間部・南西部のお墓は高知市内の石材店が対応できないケースもあり、対応可能な石材店の選択肢が限られることがあります。早めに石材店に相談することで、スケジュールの調整がしやすくなります。墓じまいの費用について詳しくは墓じまい費用はいくら?もあわせてご参照ください。

高知県に墓じまいの補助金はある?

2025年時点で、高知県内の市区町村において墓じまい(改葬)に関する補助金制度は確認できませんでした。国・県レベルでも現時点では墓じまいに特化した補助金制度はありません。

費用を抑える方法としては、以下の手段が有効です。

  • 合祀型の永代供養墓を選ぶ: 個別スペースが不要な合祀タイプは10〜30万円程度と費用を抑えやすい。
  • 複数の石材店から相見積もりを取る: 石材店によって費用に差があるため、必ず2〜3社以上に見積もりを依頼する。高知市内の業者だけでなく愛媛・岡山の業者にも問い合わせると選択肢が広がる。
  • 散骨を選択肢に入れる: 5〜30万円程度と比較的低コスト。高知の海洋散骨は選択肢として挙げる人も増えている。

墓じまいの費用を抑えるには、改葬先の種類の選択と石材店の相見積もりが最も効果的です。山間部・遠隔地にあるお墓は解体費が高くなる傾向があるため、早めに2〜3社に現地確認・見積もりを依頼して費用全体を把握してから判断することをおすすめします。見積もりは無料でできるため、まず概算を把握することから始めましょう。詳しくは墓じまいの費用を抑える方法をご参照ください。

墓じまい後の供養先の選び方

墓じまい後の供養先は、家族の状況・予算・お参りのしやすさによって選ぶのがポイントです。高知県内では高知市を中心に複数の施設があります。また、子どもが関西・岡山・広島に住んでいる場合は、子ども世代がお参りしやすい県外の施設を選ぶことも一般的です。

永代供養墓

永代供養墓は、お寺や霊園が将来にわたって供養・管理してくれるお墓です。費用は合祀タイプで10〜30万円程度、個別スペースがあるタイプで30〜100万円程度です。承継者が不要で、家族が将来お墓の管理をしなくてよいという点が最大のメリットです。詳しくは墓じまい後の永代供養をご覧ください。

納骨堂

納骨堂は建物の中に遺骨を安置する施設で、天候を問わずお参りできる点が特徴です。費用は30〜150万円程度で、ロッカー型・仏壇型・自動搬送型などがあります。高知市内にいくつかの寺院系納骨堂があります。詳しくは墓じまい後の納骨堂をご覧ください。

樹木葬

樹木葬は、木や花を墓標として自然に還るスタイルの埋葬方法です。費用は5〜80万円程度で、里山型・庭園型などがあります。自然豊かな高知県の環境と相性が良いスタイルで、山林に近い里山型樹木葬を希望する方もいます。詳しくは墓じまい後の樹木葬をご覧ください。

散骨

散骨は遺骨を粉末にして海や山に撒く方法です。費用は5〜30万円程度と比較的低コストです。高知県は太平洋・土佐湾に面しており、海洋散骨を選ぶ方もいます。ただし散骨後はお墓がなくなるため、家族全員の合意が必要です。詳しくは墓じまい後の散骨をご覧ください。

供養先選びのポイントまとめ

供養先を選ぶ際は、①家族が定期的にお参りできる立地か、②将来にわたって管理が続くか(継承者不要かどうか)、③費用が予算に合っているか、の3点を軸に比較検討しましょう。高知県は交通インフラが限られているため、子どもが遠方に住んでいる場合は「新幹線・飛行機でアクセスしやすい都市部の施設」を選ぶことが現実的な選択になるケースも多くあります。高知市内の施設なら、高知龍馬空港を利用して関西・東京から比較的アクセスしやすい立地です。長期的に家族が無理なくお参りできる場所を選ぶことが最も重要です。

高知県独自の注意点として、地元の菩提寺(お寺のお墓)を整理する場合、四国遍路・四国八十八ヶ所霊場との関わりが深い真言宗や禅宗の寺院が多いため、宗教的な背景を理解した上で丁寧に話し合うことが大切です。長年の檀家関係がある場合は、単に「お墓を移す」という事務的な手続きとしてではなく、長年のご縁に感謝しながら話し合うことで、住職側も気持ちよく了承してくれることがほとんどです。

改葬先として「散骨」を選ぶ場合、高知県の太平洋・土佐湾は海洋散骨に適した環境です。ただし散骨後はお墓という形がなくなるため、「先祖の遺骨をどこかに安置したい」という家族の気持ちを十分に確認した上で選択してください。手元供養(遺骨の一部を自宅に安置する方法)と海洋散骨を組み合わせるケースも増えています。

高知県の墓じまいでよくある質問

Q. 高知県での墓じまいはどのくらいの期間がかかりますか?

A. 家族への相談から納骨完了まで、一般的に3〜6ヶ月程度かかることが多いです。家族・親族との合意形成、お寺への連絡と埋葬証明書の取得、改葬先の決定と受入証明書の取得、改葬許可申請、石材店の手配と解体工事、新しい供養先への納骨という流れで進みます。山間部・沿岸部など高知市から遠い場所のお墓の場合は、石材店の手配や現地確認の日程調整に時間がかかることがあるため、半年〜1年以上の余裕を持ったスケジュールで進めることをおすすめします。

Q. 高知県の山間部・南西部のお墓は、費用や手続きが特殊ですか?

A. 手続きの流れは高知市内と同じですが、費用面で違いが生じることがあります。四万十市・宿毛市・土佐清水市など高知市から遠い地域では、石材店が現地まで出張する際の交通費が費用に反映される場合があります。また、山間部の急斜面や狭い墓地では重機が入りにくく、解体費が高くなるケースもあります。事前に複数の石材店に現地確認を依頼し、見積もりを比較することが重要です。

Q. 高知県のお墓を整理して、大阪など県外の施設に改葬することはできますか?

A. できます。改葬は都道府県をまたいで行えます。お墓のある高知県内の市区町村窓口に改葬許可申請書を提出し、改葬許可証を取得した上で、移転先の施設に納骨します。高知から大阪は高速バス(約3〜4時間)または飛行機(約50分)でのアクセスが可能です。子どもの居住地に近い施設への改葬を希望するケースは多く、実績も豊富です。

Q. 高知県の土佐藩ゆかりのお寺・曹洞宗の寺院から墓じまいすることに問題はありますか?

A. 宗教的・法律的に問題はありません。曹洞宗の寺院であっても、離檀の申し出を断る権限はなく、墓じまいの意向を伝えることは墓地使用者の権利です。ただし、長年の檀家関係に感謝を示しながら丁寧に申し出ることが、円満な解決につながります。離檀料については法外な金額を請求された場合は支払い義務がないことを知っておきましょう。なお、高知県には四国八十八ヶ所霊場の一部が含まれており、弘法大師ゆかりの真言宗寺院も多数あります。宗派を問わず「感謝とともに丁寧に相談する」姿勢が円満な墓じまいへの近道です。離檀については離檀料とはもあわせてご参照ください。

Q. 高知県で墓じまいを検討していますが、まず何から始めればよいですか?

A. 最初に行うべきことは、「家族の状況の整理」です。誰が相続人(墓地使用権者)なのか、親族のなかで賛否がありそうな人は誰か、改葬先の希望はあるかを把握しておきましょう。次に、お墓の管理者(お寺または霊園)に現在の状況を確認します。その後、複数の石材店に解体費用の見積もりを依頼し、費用の全体像を把握します。高知県は移動に時間がかかる地域も多いため、お盆・年末年始など帰省のタイミングに合わせて現地確認を行い、早めに準備を始めることが大切です。

まとめ

高知県の墓じまいについて、重要なポイントをまとめます。

  • 高知県の改葬件数は2024年に1,887件と過去最多を記録。対死亡比15.95%は全国平均11.1%を4.85pt上回り、全国でも特に改葬が活発な県です。
  • 高齢化率35.6%(全国+6.9pt)・人口増減率-5.05%(全国の約6.7倍)・生涯未婚率22.8%(全国+3.1pt)が増加の背景にあります。
  • 手続きは①家族相談→②お寺連絡→③改葬先確保→④改葬許可申請→⑤解体撤去→⑥納骨の6ステップで進みます。
  • 費用の総額は30〜150万円程度が目安です。山間部や遠隔地のお墓では費用が高くなる場合があります。
  • 2025年時点で高知県内に墓じまいの補助金制度はありませんが、合祀型の永代供養や相見積もりで費用を抑えることができます。

墓じまい体験談

金銭的にも精神的にも、将来の負債みたいなものがひとつ減って本当にスッキリしました。仕事の営業回りのついでにふらっと寄れるくらいアクセスも良くなったので、前よりお参りに行く頻度は増えた気がします。

墓じまい経験者鹿児島県・30代・男性

高知県は「移動に時間がかかる県」という特性上、早く始めるほど選択肢が広がります。石材店の繁忙期や季節の行事と重ならないよう、余裕を持った計画を立てることが大切です。特に山間部・南西部のお墓は現地確認に時間がかかるため、帰省のタイミングを活用して早めに動き出すことをおすすめします。対応できる石材店の数が限られる地域では、早めの相談が費用と時間の節約につながります。

他の都道府県の墓じまいについては、以下のページもご参照ください。

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