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さいたま市で墓じまいをするには?費用・手順・流れを解説

さいたま市で墓じまいをするには?費用・手順・流れを解説

公開:2026年3月24日
更新:2026年3月24日
小林玉喜
執筆者
小林玉喜
墓じまいパートナーズ代表

実家の墓じまいを経験したことをきっかけに、墓じまいパートナーズを創業・運営。現在は相談サポートや情報提供を通じて安心して墓じまいを進められるよう支援している。

さいたま市でお墓の墓じまいを検討している方へ、この記事では手続きの流れ・費用の目安・補助金の有無まで、さいたま市の情報をもとにわかりやすく解説します。

2020年の国勢調査によると、さいたま市では人口増減率が+4.75%(全国平均-0.75%)と全国を大きく上回る成長都市です。一方で核家族化率は58.5%(全国平均54.1%)と高く、多世代同居が減り「お墓を将来誰が管理するのか」という問題が身近になっています。政令指定都市であるさいたま市では、お墓がある区の区役所が申請窓口となるため、どの区に窓口があるかを事前に確認しておくことが大切です。

「手続きが複雑そう」「費用がいくらかかるか不安」という方も多いと思います。でも、正しい順番で進めれば、一つひとつは着実に対応できます。この記事を読めば、さいたま市で墓じまいを進めるために必要な情報がひととおりわかります。

墓じまい全体の流れについては、墓じまい完全ガイドもあわせてご覧ください。

さいたま市で墓じまいを検討する人が増えている理由

全国では2023年度に166,886件の改葬(遺骨の移転)が行われており、年々その数は増え続けています。さいたま市は埼玉県の県庁所在地・政令指定都市として急速に発展を続けていますが、都市化の進展とともに家族のかたちも大きく変わり、墓じまいを検討する方が増えています。

人口が増え続けるさいたま市で起きている変化

2020年の国勢調査によると、さいたま市の人口増減率は+4.75%(全国平均-0.75%)と、全国を5.5ポイントも上回る成長都市です。浦和・大宮・さいたま新都心を中心に開発が続き、首都圏の交通の要衝として多くの方が移り住んでいます。

しかし、人口が増えているからといって「お墓の承継者がいる」とは限りません。むしろ地方から移住してきた方の場合、先祖のお墓が故郷に残り「遠くて管理できない」「自分が亡くなった後に誰も墓参りできない」という問題を抱えているケースが多くあります。

核家族化が進み、お墓の承継が難しくなっている

さいたま市の核家族化率は58.5%で、全国平均54.1%より4.4ポイント高い水準です。核家族化とは夫婦と子どものみで暮らす世帯の割合を示す指標ですが、多世代で同居する家庭が減るほど「お墓の管理を誰に引き継ぐか」という課題が表面化しやすくなります。

当サイトの調査(墓じまい実態調査2026(墓じまいパートナーズ)、2026年3月、経験者n=52)でも、墓じまいを検討した理由として「後継者がいない・不安」という声が多く聞かれました。人口増加と核家族化が同時に進むさいたま市は、まさにこのような問題が生じやすい環境にあるといえます。

さいたま市での墓じまいの流れ

墓じまいは「①家族への相談→②お寺・霊園への連絡→③改葬先の確保→④行政手続き→⑤お墓の解体→⑥納骨」という順番で進めます。さいたま市は政令指定都市のため、お墓がある区の区役所 市民課が申請窓口となる点を最初に押さえておきましょう。各ステップのポイントを確認します。

① 家族・親族への相談

最初のステップは、お墓に関わる家族・親族全員への相談です。墓じまいはお墓という共有の場所に関わる話であるため、一人の判断で進めると後々トラブルになることがあります。全員の合意を得てから次のステップへ進みましょう。

② お寺・霊園への連絡と離檀手続き

現在のお墓がお寺の境内にある場合は、住職に墓じまいの意向を伝えます。「後継者がいない」「管理が難しくなってきた」など事情を誠実に伝えることが円満な墓じまいへの近道です。民間霊園・公営墓地の場合は管理事務所へ連絡して、返還手続きの流れを確認します。

③ 改葬先の確保(申請手続きを進める前に必須)

改葬先を先に決めておくことが重要です。さいたま市の各区役所への改葬許可申請には、新しい供養先が発行する「受入証明書または使用許可書」が必要になります。供養先が決まっていない状態では申請を進めることができませんので、この順番を守ることが手続きをスムーズに進めるポイントです。

④ さいたま市各区役所への改葬許可申請

改葬先が決まったら、お墓がある区の区役所 市民課に改葬許可申請を行います。さいたま市は浦和区・大宮区・見沼区・中央区・桜区・緑区・岩槻区・北区・西区・南区の10区で構成される政令指定都市です。申請窓口は区ごとに異なりますので、お墓が所在する区の区役所市民課に問い合わせてください。詳しくは次の章で解説します。

⑤ お墓の解体・撤去

改葬許可証が交付されたら、石材店にお墓の解体・撤去を依頼します。その前に、お寺で閉眼供養(魂抜き)を行うのが一般的です。石材店によって費用が1.5〜2倍程度異なることもあるため、複数社から相見積もりを取ることをおすすめします。

⑥ 新しい供養先へ納骨

遺骨を取り出し、新しい供養先に納骨すれば墓じまいは完了です。

墓じまい実態調査2026 — 回答者の声

手続きの面倒さがあり書類不備などで何度も足を運んでいた。

墓じまい経験者奈良県・54歳・女性

書類の準備に想像以上に時間がかかることもあります。余裕を持ったスケジュールで進めることが大切です。墓じまいの各ステップの詳しい内容は墓じまいの流れを8ステップで解説もご参照ください。

さいたま市での改葬許可申請の手続き

遺骨を別の場所に移すには、法律に基づいて「改葬許可申請」を市区町村に提出し、「改葬許可証」を取得する必要があります。さいたま市は政令指定都市のため、申請窓口はお墓がある区の区役所 市民課になります。

担当窓口と問い合わせ先

さいたま市は10区で構成される政令指定都市です。改葬許可申請はお墓の所在地の区の区役所市民課に申請します。まずは代表番号に電話して、担当窓口と必要書類を確認するとスムーズです。

さいたま市 各区役所 市民課 TEL 048-835-3156(代表)

詳細・申請書のダウンロードはさいたま市公式サイト(改葬許可申請)からご確認ください。

必要書類

申請に必要な書類は主に2点です。

① 改葬許可証交付申請書

さいたま市のホームページからダウンロードできます。現在の埋葬先(お寺や霊園の管理者)による証明が必要になる場合があります。事前に現在の墓地管理者にも連絡しておきましょう。

② 改葬先の受入証明書または使用許可書

新しい供養先が発行する書類です。この書類がないと申請が進められないため、必ず改葬先を決めてから手続きに入ることが前提になります。

申請から許可証交付まで

書類を揃えて窓口に提出すると、改葬許可証が交付されます。書類に不備があると再度窓口へ足を運ぶことになるため、事前に電話で確認してから持参することをおすすめします。

なお、書類の準備や手続きに不安がある場合は、改葬許可申請書の作成について行政書士に相談する方法もあります。お寺との交渉でトラブルが生じている場合は、弁護士への相談が適しています。

さいたま市の墓じまい費用の目安

墓じまいにかかる費用は、大きく「①離檀料」「②石材店への解体・撤去費用」「③改葬先への費用」の3つに分かれます。それぞれの目安を確認しておきましょう。

① 離檀料(お寺のお墓の場合)

お寺の境内にお墓がある場合、檀家をやめる際にお寺へ納めるお布施が発生します。金額は宗派やお寺との関係によって異なりますが、3〜20万円程度が一般的な目安です。高額な離檀料を強く求められた場合でも、法的な支払い義務はありませんので、冷静に話し合うことが大切です。民間霊園・公営墓地のお墓には発生しません。

② 石材店への解体・撤去費用

墓石を解体して区画を更地に戻す費用です。全国的な相場は10〜40万円程度です。石材店によって費用が1.5〜2倍程度異なることもあるため、複数社から相見積もりを取ることをおすすめします。

墓じまい実態調査2026 — 回答者の声

良い石材店を選ぶことが第一で見積りは必ず取る。

墓じまい経験者大阪府・72歳・女性

③ 改葬先への費用

永代供養墓・納骨堂・樹木葬・散骨など、選ぶ供養先によって費用はさまざまです。数万円程度から数十万円以上まで幅があります。費用だけでなく、立地や管理のしやすさも含めて比較することが大切です。

総額の目安

これら3つを合わせた総額は30〜150万円程度になるケースが多いです。お寺のお墓か霊園かによって、また墓石の大きさや選ぶ供養先によっても変わります。

費用を抑えるための具体的な方法は墓じまいの費用を抑える方法で詳しく解説しています。また費用の詳細な内訳については墓じまい費用はいくら?もあわせてご覧ください。

さいたま市に墓じまいの補助金はある?

結論からお伝えすると、2026年時点でさいたま市には墓じまい専用の補助金制度はありません。最新情報は各区役所 市民課(代表TEL:048-835-3156)またはさいたま市公式サイトでご確認ください。

費用を抑えるためにできること

補助金がない分、費用を工夫することが大切です。石材店は複数社から相見積もりを取ることで費用を抑えられる可能性があります。また、供養先も合祀型の永代供養や散骨など費用を抑えやすい選択肢があります。

墓じまい実態調査2026 — 回答者の声

永代共同供養が、1番良いと思った。

墓じまい検討中東京都・57歳・男性

費用を抑える具体的な方法は墓じまいの費用を抑える方法をご参照ください。

さいたま市の市営霊園・公営霊園

さいたま市には市が運営する公営霊園があります。さいたま市営霊園(思い出の里)をはじめ、青山苑墓地・諏訪入墓地・善前墓地などがあり、市民であれば申し込み資格があります。改葬先として公営霊園を検討する場合は、さいたま市の担当窓口に問い合わせて空き状況を確認してください。なお、墓じまいへの補助金制度は現時点では設けられていません。

さいたま市で選べる改葬先・供養先

墓じまい後の遺骨の供養方法はいくつかあります。さいたま市は首都圏交通の要衝として新幹線・JR在来線・地下鉄が乗り入れ、さいたま新都心を中心に多くの施設へのアクセスが良好です。費用・立地・管理のしやすさを比較しながら、ご家族に合った供養先を選びましょう。

永代供養墓

お寺や霊園が永代にわたって供養・管理してくれる埋葬形態です。個別安置タイプと合祀タイプがあり、費用は数万円〜数十万円程度と幅があります。さいたま市内およびアクセスしやすいエリアには複数の永代供養施設があります。詳しくは墓じまい後の永代供養をご参照ください。

納骨堂

屋内施設に遺骨を収蔵するタイプで、天候に左右されずお参りできる利便性が特長です。個別の収蔵スペースが確保されるため、一定期間は個別に供養できます。費用は数万〜数十万円程度が目安です。詳しくは墓じまい後の納骨堂をご参照ください。

樹木葬

樹木を墓標とした自然葬で、埼玉県内にも複数の施設があります。里山・都市型など形式によって雰囲気や費用が異なります。自然の中で眠りたいという方に選ばれています。詳しくは墓じまい後の樹木葬をご参照ください。

散骨

粉骨した遺骨を海・山などに散布する方法です。費用は比較的抑えられますが、事前に家族全員の合意を得ることが大切です。散骨の詳細については墓じまい後の散骨もご参照ください。

供養先の選び方全般については墓じまいのその後で詳しく解説しています。

墓じまい体験談

平日は仕事で休めないので、役所の手続きが一番きつかったです。お墓のあった市役所まで行かないと改葬許可証がもらえないと言われて、有給をなんとか取って行きました。手続きのことなんて誰も教えてくれないし、ネットで調べながら一人で進めるのは心細かったです。

墓じまい経験者東京都・20代・女性

よくある質問

Q1. さいたま市での改葬許可申請はどの窓口に行けばいいですか?

さいたま市は政令指定都市のため、お墓が所在する区の区役所 市民課が申請窓口です。浦和区・大宮区・見沼区・中央区・桜区・緑区・岩槻区・北区・西区・南区の10区それぞれに窓口があります。代表電話(048-835-3156)に問い合わせると、担当窓口と必要書類を案内してもらえます。

Q2. さいたま市での墓じまい費用はいくらかかりますか?

離檀料・石材店への解体費用・改葬先への費用を合わせると、30〜150万円程度になるケースが多いです。お寺のお墓か霊園かによって費用構成が異なります。石材店によって費用が1.5〜2倍程度変わることもあるため、複数社から相見積もりを取ることをおすすめします。

Q3. さいたま市に墓じまいの補助金はありますか?

2026年時点では、さいたま市に墓じまい専用の補助金制度はありません。費用を抑えるには、石材店の相見積もりや、費用を抑えやすい供養先の選択が有効です。最新情報は各区役所市民課(代表TEL:048-835-3156)でご確認ください。

Q4. お寺ではなく民間霊園・公営墓地の場合、手続きは違いますか?

改葬許可申請の手続き自体は同じです。お寺のお墓と異なり、離檀料が発生しないケースがほとんどです。霊園の管理事務所に返還手続きを確認した上で、お墓がある区の区役所市民課へ改葬許可申請を進めてください。

Q5. 改葬先が決まっていない状態で申請できますか?

改葬許可申請には、新しい供養先が発行する「受入証明書または使用許可書」が必要になります。そのため、改葬先を先に決めてから申請を進めることが基本的な流れです。供養先が決まっていない状態で申請を試みると、必要書類が揃わず手続きが進められません。まず供養先を選んでから窓口へ向かいましょう。

まとめ:さいたま市で墓じまいを進めるために

さいたま市での墓じまいについて、重要なポイントをまとめます。

  • 人口増減率+4.75%(全国+5.5pt)・核家族化率58.5%(全国+4.4pt)という実情から、遠方のお墓の管理問題や承継者不在の課題が生じやすい環境です。早めの検討が将来の安心につながります。
  • 改葬許可申請の窓口はお墓がある区の区役所 市民課。さいたま市は10区構成の政令指定都市のため、お墓の所在区を確認してから問い合わせましょう(代表TEL:048-835-3156)。
  • 申請に必要な書類は「改葬許可証交付申請書」と「改葬先の受入証明書」の2点が基本。改葬先を先に決めてから申請を進めましょう。
  • 補助金は2026年時点でなし。費用は複数社の相見積もりや供養先の選択で調整できます。
  • 供養先の選択肢は永代供養墓・納骨堂・樹木葬・散骨など。首都圏交通の要衝であるさいたま市からアクセスしやすい施設が多数あります。

墓じまい実態調査2026 — 回答者の声

やるなら自分の元気なうちに実施した方がよいです。

墓じまい経験者千葉県・62歳・男性

墓じまいは一度で完了する手続きではなく、家族との話し合い・お寺や霊園との調整・行政手続き・石材店の手配など、複数のステップが必要です。まずはご家族で現状を共有し、窓口や石材店へ相談してみることが第一歩です。

墓じまい完全ガイドでは、手続き全体の流れや費用の詳細を解説しています。あわせてご活用ください。

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