\ 入力なし、選択だけですぐわかる /

墓じまい費用10秒見積(無料)
墓じまい後の永代供養とは|種類・費用・選び方を徹底解説

墓じまい後の永代供養とは|種類・費用・選び方を徹底解説

公開:2026年3月16日
更新:2026年3月18日
小林玉喜
執筆者
小林玉喜
墓じまいパートナーズ代表

実家の墓じまいを経験したことをきっかけに、墓じまいパートナーズを創業・運営。現在は相談サポートや情報提供を通じて安心して墓じまいを進められるよう支援している。

墓じまいを終えた後の供養先として、最も多くの方が選んでいるのが永代供養です。当サイトの調査(2026年3月、n=230)でも、墓じまい後の供養先として「永代供養墓」を選んだ方は48.7%と、2位の納骨堂(16.5%)を大きく上回り断トツの1位でした。

「永代供養って何?」「費用はどのくらいかかるの?」「どうやって選べばいい?」——そんな疑問をお持ちの方も多いと思います。この記事では、永代供養の種類・費用相場・選び方のポイント、そして墓じまいから納骨までの手続きの流れをわかりやすく解説します。

墓じまい全体の流れについては、墓じまい完全ガイドもあわせてご覧ください。

永代供養とは?「永代使用」との違いも解説

永代供養の定義と仕組み

永代供養とは、寺院や霊園が遺族に代わって、永代にわたって遺骨を供養・管理してくれる埋葬形態のことです。

一般的なお墓は、家族や子孫が代々墓を守り続けることが前提です。しかし永代供養では、管理・供養の責任を寺院・霊園側が担います。そのため、後継者がいなくても安心して利用できる点が最大の特徴です。

具体的には、以下のような仕組みが一般的です。

  • 永代供養料を一括で支払う(追加の管理料が発生しない施設も多い)
  • 施設側が定期的に合同法要を行う
  • 個別での法要を希望する場合は、別途費用がかかる場合がある

「永代使用」との混同に注意

永代供養と混同されやすい言葉に「永代使用」があります。この2つはまったく異なる概念です。

用語

意味

永代供養

寺院・霊園が供養・管理を引き受けること

永代使用

お墓の区画を永続的に使用する権利(所有権ではない)

一般的な墓地の「永代使用料」は、あくまで土地の使用権を取得するための費用です。供養が保証されているわけではなく、管理費の支払いが途絶えると無縁墓になるリスクもあります。一方、永代供養は供養・管理そのものを委ねる契約です。情報を調べる際は、この違いを意識しておきましょう。

墓じまい後に永代供養が選ばれる理由

墓じまいを経験・検討している方の間で、永代供養は圧倒的に支持されています。当サイトが実施した墓じまい実態調査2026(墓じまいパートナーズ)(2026年3月、n=230)では、墓じまい後の供養先として「永代供養墓」を選んだ方が48.7%と最多でした。2位の納骨堂(16.5%)、3位の樹木葬(6.5%)と比べても、大きな差があります。

なぜこれほど多くの方が永代供養を選ぶのでしょうか。主な理由は以下の通りです。

後継者がいなくても供養が続けられる
少子化・核家族化が進む現代では、墓を継ぐ子孫がいないというご家庭も増えています。永代供養であれば、後継者がいなくても寺院・霊園が管理を続けてくれます。

子どもや孫に負担をかけたくない
墓の維持には、管理費の支払いや定期的な掃除・墓参りが伴います。永代供養に移すことで、次世代への管理の負担を解消できます。

遠方にある墓の維持が難しい
当サイトの調査では、墓じまいを考え始めたきっかけとして「遠方のため」が47.8%(複数回答)で最多でした。永代供養墓や納骨堂であれば、アクセスしやすい場所を選ぶこともできます。

墓じまい実態調査2026 — 回答者の声

祖父が墓を建てたがずっと家系が続くとは限らないのでお墓を建てるときは相談してほしかった。永代供養という選択もあるので。

墓じまい検討中兵庫県・48歳・女性

墓じまい後の供養先の種類と特徴

墓じまい後の供養先にはいくつかの選択肢があります。当サイトの調査(2026年3月、n=230)によると、内訳は「永代供養墓」48.7%、「納骨堂」16.5%、「樹木葬」6.5%、「散骨」3.5%という結果でした。

このうち「永代供養墓」は永代供養専用の施設ですが、納骨堂や樹木葬も永代供養付きのプランを提供している施設が多くあります。一方、散骨は永代供養とは異なる方法です。それぞれの特徴を確認しておきましょう。

永代供養墓(合祀墓・個別安置型)

永代供養墓には大きく2つのタイプがあります。

合祀墓(ごうしぼ)
複数の方の遺骨をひとつの場所に合わせて埋葬するタイプです。個別の区画は設けられず、他の方の遺骨と一緒に納骨されます。費用が抑えられる点がメリットですが、一度合祀すると遺骨を取り出すことはできません。

個別安置型(個別墓)
一定期間(13年・17年・33年など、施設によって異なる)は個別の区画に安置し、期間終了後に合祀墓へ移行するタイプです。費用は合祀型より高くなりますが、一定期間は個別にお参りできます。

納骨堂

屋内の施設に遺骨を収蔵するタイプです。ロッカー型・仏壇型・自動搬送型(参拝ブースにご遺骨が運ばれてくる)など種類があります。都市部に多く、交通の便がよい立地が多いため、定期的にお参りしたい方に選ばれています。ただし施設の維持管理状況には注意が必要で、施設の閉鎖リスクも確認しておきましょう。

樹木葬

樹木や花を墓標とした自然葬の一種です。里山の自然の中に埋葬するタイプと、霊園内の区画に植樹するタイプがあります。個別区画があるものと合祀のものがあり、費用や期間も施設によってさまざまです。自然に還りたいという希望をお持ちの方に支持されています。

散骨(海洋葬・里山葬)

遺骨を粉骨したうえで、海や山などに散布する方法です。費用を抑えられる点がメリットですが、遺骨が残らないため、後から「やはりお参りする場所が欲しかった」と感じるご家族もいます。また、散骨は改葬許可申請が不要なケースもありますが、手続きは埋葬方法によって異なります。業者に依頼して行うのが一般的です。

永代供養の費用相場

永代供養にかかる費用は、選ぶ種類や施設によって大きく異なります。以下に種類別の目安をまとめました。

費用に含まれるもの・含まれないもの

永代供養料として支払う金額に何が含まれるかは、施設によって異なります。契約前に必ず確認しましょう。

含まれることが多いもの

  • 永代供養料(施設側が行う合同法要の費用を含む)
  • 施設の管理料(永続的な管理が含まれる場合)
  • 納骨時の法要費用(施設による)

別途かかる場合があるもの

  • 個別法要・年忌法要を希望する場合のお布施
  • 納骨当日の僧侶への読経料
  • 入壇料(寺院の場合)

費用の幅が広いのは、立地・設備・施設の格式・供養の内容によって大きく変わるためです。同じ「永代供養墓」でも、都市部の有名寺院と地方の小規模霊園では費用が異なります。複数の施設を比較して、内容と費用のバランスを確かめることをおすすめします。

永代供養先の選び方・確認ポイント

永代供養先を選ぶ際には、費用だけでなく以下のポイントを確認することが大切です。

アクセスと管理体制を確認する

定期的にお参りができる立地かどうかは、実際に利用し始めてから重要になってきます。「近くてお参りしやすい場所」を優先したい方は、自宅からの距離や交通の便を必ず確認しましょう。

また、施設の管理体制も重要です。霊園・施設が長期的に安定して運営されているか、管理の行き届き具合を見学時に確認しておくことをおすすめします。

墓じまい実態調査2026 — 回答者の声

納骨堂が田舎なので空きがなく探すのに大変です。

墓じまい検討中埼玉県・69歳・女性

地域によっては希望する種類の施設が少なく、選択肢が限られるケースもあります。早めに情報収集を始めることが大切です。

宗教・宗派の制限を確認する

永代供養を提供しているのは、大きく「寺院」と「民間霊園」の2種類です。

寺院の永代供養は、その宗派の檀家になることを求められる場合があります。また、宗教儀式のスタイルも寺院によって異なります。一方、民間霊園の多くは宗教・宗派不問で利用できます。

現在の宗派を変えたくない方や、特定の宗教にこだわらない方は、「宗教不問」の施設かどうかを事前に確認しましょう。

供養の方法・期間を確認する

個別安置型の永代供養墓や納骨堂を選ぶ場合、個別安置の期間(3年・13年・17年・33年など)と、期間終了後の扱い(合祀への移行など)を確認しておくことが重要です。

また、「合祀後も年に一度、合同法要が行われるか」「個別での法要はいつまで可能か」など、供養の継続方法についても施設に確認しておきましょう。

墓じまいから永代供養への手続きの流れ

墓じまいをして永代供養に移るまでには、いくつかの手続きが必要です。当サイトの調査(2026年3月、経験者n=52)では、墓じまいで大変だったこととして「手続き・書類」を挙げた方が23.1%いました。流れを事前に把握しておくことで、スムーズに進めやすくなります。

①永代供養先を決める(最初に行う)

手続き上、最初に永代供養先を決めることが重要です。改葬許可申請には、新しい供養先が発行する「受入証明書」が必要になります。供養先が決まっていないと、正式な申請手続きを進めることができません。

②改葬許可申請を行う

永代供養先が決まったら、現在の墓地のある市区町村の役所に改葬許可を申請します。申請には以下の書類が必要です。

  • 改葬許可申請書(役所の窓口またはウェブサイトで入手)
  • 埋蔵証明書(現在の墓地管理者〔寺院または霊園〕が発行)
  • 受入証明書(新しい永代供養先が発行)

申請が受理されると「改葬許可証」が交付されます。この許可証は、遺骨を新しい供養先へ納骨する際に必要になります。

③閉眼供養(魂抜き)を行う

改葬許可証が取得できたら、現在のお墓で閉眼供養(魂抜き)を行います。お墓に宿る魂を抜く儀式で、お寺の場合は住職に依頼します。閉眼供養が済んだら、石材店が墓石を撤去し、遺骨を取り出します。

④新しい永代供養先へ納骨する

取り出した遺骨を、改葬許可証とともに新しい永代供養先へ持参し、納骨します。納骨の際に開眼供養(魂入れ)を行うかどうかは、施設の方針によって異なります。事前に確認しておきましょう。

手続きの各段階で書類不備が起きると、再度役所や施設に足を運ぶ必要が出てきます。不安な場合は、墓じまい代行業者への相談も選択肢のひとつです。

よくある質問

永代供養にしても法要はできますか?

はい、多くの施設で個別の法要を依頼することができます。ただし、合祀型の永代供養墓では個別の区画がないため、個別での法要が難しい場合もあります。施設側が定期的に合同法要を行うのが一般的です。個別の年忌法要を続けたい場合は、契約前に「個別法要の対応可否・費用」を確認しておきましょう。

永代供養後に遺骨を取り出すことはできますか?

合祀型の場合は、他の方の遺骨と合わさってしまうため、基本的に取り出すことはできません。個別安置型であれば、安置期間中は遺骨の返却に対応している施設もあります。「将来的に別の場所に移したい」という可能性がある場合は、個別安置型を選ぶか、契約前に施設に確認することをおすすめします。

宗教・宗派が違っても永代供養に入れますか?

民間霊園が運営する永代供養墓・納骨堂・樹木葬の多くは、宗教・宗派不問で利用できます。一方、寺院が運営する永代供養墓は、その宗派の信徒であることや入壇を求められる場合があります。現在信仰する宗派を変えたくない方は、「宗教不問」かどうかを必ず事前に確認してください。

永代供養と散骨はどちらがよいですか?

どちらが良いかは、ご家族の希望によって異なります。散骨は費用を抑えられ、自然に還ることができる点が魅力です。一方で、「お参りする場所がなくなる」「遺族が寂しく感じる」という声もあります。永代供養であれば、施設に足を運んでお参りすることができます。ご家族とよく話し合ってから決めることをおすすめします。

永代供養の費用はいつ支払いますか?

多くの施設では、納骨時に永代供養料を一括で支払う形式が一般的です。分割払いに対応している施設もありますが、契約ごとに異なります。また、入壇料(寺院の場合)や納骨当日の読経料が別途かかる場合もあります。契約前に費用の総額と支払いタイミングを必ず確認しておきましょう。

まとめ

永代供養は、墓じまい後の供養先として最も多くの方に選ばれている方法です。種類は「永代供養墓(合祀型・個別安置型)」「納骨堂」「樹木葬」「散骨」などがあり、費用や供養の方法もそれぞれ異なります。

選ぶ際のポイントは以下の3点です。

  • アクセスと管理体制:定期的にお参りできる場所かどうか
  • 宗教・宗派の制限:宗教不問かどうかを事前に確認
  • 供養の内容と期間:個別安置の期間、合祀後の法要の有無

手続き上は、先に永代供養先を決めてから改葬許可申請を進めることが重要です。供養先が決まっていないと、受入証明書が取得できず手続きが止まります。

墓じまい実態調査2026 — 回答者の声

時代の流れでいろいろな供養の仕方がある。他人より自分または家族にとって1番良い方向に。

墓じまい経験者東京都・59歳・男性

「正解」はご家族の事情やご希望によって異なります。費用・立地・供養の方法を比較しながら、納得のいく供養先を選んでください。墓じまいの手続きに不安がある場合は、専門の代行業者への相談も選択肢のひとつです。

墓じまい完全ガイド

墓じまいの流れ、費用の目安、墓じまい後の供養方法までをわかりやすく解説しています。

ガイドを読む

関連記事

「#改葬先」の記事

墓じまいパートナーズのサービス

墓じまいの手続きから供養先の選定まで、 専門スタッフがトータルでサポートいたします。 まずはサービス内容をご確認ください。

サービス内容を見る