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樹木葬の一覧

全国には樹木葬を含む施設が120件掲載されています。最安2万円から、平均24万円で利用できます。宗派不問・屋外・駐車場ありや生前申込可といった特徴を持つ施設が多いのも全国の傾向です。管理費不要のプランは50件あり、ランニングコストを抑えたい方にも選択肢が豊富です。ご予算やアクセスの条件に合った施設をお探しの方は、ページ上部の無料診断をご利用ください。

樹木葬の一覧について

「樹木葬ってどんなお墓?」「費用はどのくらい?」「普通のお墓や永代供養墓とどう違うの?」とお悩みの方へ。

樹木葬は、墓石の代わりに樹木やお花を墓標とするお墓のことです。「自然に還りたい」という方に人気があり、近年は最も注目されている供養先のひとつです。管理不要・跡継ぎ不要の施設が多く、一般的なお墓よりも費用が手頃なのも魅力です。

当サイトでは2026年4月時点で全国733件の樹木葬を調査しており、45都道府県に広がっています。費用は2万円から約122万円までと幅がありますが、当サイトの調査データでは平均約24万円中央値18万円。10〜30万円の施設が全体の55%を占め、供養先の中でも手頃な価格帯が充実しています。

この記事では、当サイトが調査した全国の施設データをもとに、樹木葬の仕組み種類費用相場選び方のポイントをわかりやすく解説します。

墓じまい全体の流れについては、墓じまい完全ガイドもあわせてご覧ください。

樹木葬とは?

樹木葬は、墓石の代わりに樹木やお花を墓標(シンボル)として、その周囲の土中に遺骨を埋蔵するお墓です。「自然の中で眠りたい」「自然に還りたい」という願いを叶える供養の形として、近年急速に広まっています。

一般的なお墓との違い

一般的なお墓(家墓)は石を削った墓石を建て、その下のカロート(納骨室)に遺骨を安置します。家族が代々受け継ぎ、年間管理費を払い、定期的な掃除やメンテナンスが必要です。

樹木葬は墓石の代わりに樹木を植えるため、見た目が明るく開放的なのが特徴です。お墓特有の暗いイメージがなく、「こんな明るい場所なら安心」と感じる方も多いです。管理はお寺や霊園が行い、跡継ぎが不要の施設がほとんどです。

一般的なお墓(家墓)

樹木葬

墓標

墓石(石材)

樹木・お花

環境

墓地・霊園

自然に囲まれた環境

費用の目安

100〜300万円

2〜122万円

年間管理費

5,000〜20,000円

不要の施設が多い

跡継ぎ

必要

不要の施設が多い

管理

遺族が行う

施設側が行う

樹木葬と永代供養墓の違い

樹木葬は広い意味では永代供養墓の一種です。どちらもお寺・霊園が管理を行い、跡継ぎが不要です。違いは主に墓標環境です。

  • 永代供養墓: 石碑・供養塔が墓標。屋外の墓地に設置。合祀型から個別墓まで種類が豊富
  • 樹木葬: 樹木・お花が墓標。自然に囲まれた環境。里山型は自然そのものの中に埋蔵

「石のお墓よりも自然に囲まれた場所がいい」という方は樹木葬、「立地や費用の選択肢が広い方がいい」という方は永代供養墓が向いています。

樹木葬が選ばれる理由

樹木葬が人気を集めている理由は、単に「自然に還りたい」という願いだけではありません。跡継ぎ不要管理の手間がかからないという実用的なメリットに加え、費用が一般的なお墓の5分の1〜10分の1で済む点も大きな魅力です。

また、お墓参りの雰囲気が従来のお墓とは大きく異なります。花壇や庭園に囲まれた明るい空間で、「お墓に行く」というよりも「お花を見に行く」感覚でお参りできるのが、特にお子さまやお孫さんを連れたご家族に好評です。

衛生行政報告例によると、全国の改葬件数は2015年度の約9万件から2024年度には約17.2万件へと10年間で92%増加しています。墓じまい後の改葬先として樹木葬を選ぶ方も年々増えています。

永代供養墓の詳しい情報は、永代供養墓の一覧ページをご覧ください。

墓じまい実態調査2026 — 回答者の声

時代の流れでいろいろな供養の仕方がある。他人より自分または家族にとって1番良い方向に。

墓じまい経験者東京都・59歳・男性

樹木葬の種類

樹木葬にはいくつかのタイプがあり、環境や費用が大きく異なります。ここでは主な4つのタイプを紹介します。

里山型

山林や自然の森をそのまま利用するタイプです。広い土地に1本の木を植え、その根元に遺骨を埋蔵します。最も「自然に還る」イメージに近い樹木葬です。

自然環境がそのまま保たれるため、野鳥のさえずりや木漏れ日の中でお参りできます。一方、山間部に立地することが多く、交通の便がやや不便な施設も。車でのアクセスが必要になる場合があります。

費用は比較的手頃で、当サイトの調査データでは5〜30万円の施設が多く見られます。

庭園型(ガーデニング型)

霊園内に整備された庭園に、シンボルとなる樹木やお花を植えるタイプです。バラ園、ラベンダー園、桜並木など、美しい景観が楽しめるのが特徴です。

里山型に比べて都市部からアクセスしやすい施設が多く、駐車場やバリアフリー設備も整っている傾向です。定期的な植栽管理が行われるため、一年を通じてきれいな環境でお参りできます。

当サイトの調査データでは10〜50万円の施設が中心です。現在最も人気があるタイプです。

公園型

公園のような開放的な空間に区画を設けるタイプです。芝生や花壇が整備されており、お墓というよりも公園で散歩するような雰囲気でお参りできます。お子さま連れのご家族でも訪れやすい環境です。

当サイトの調査データでは10〜40万円の施設が中心です。都市近郊に多く、アクセスが比較的良好な施設が多い傾向です。

合祀型(共同型)

1本の大きなシンボルツリーの周囲に複数の方の遺骨を一緒に埋蔵するタイプです。個別のスペースがないため費用が最も安く、当サイトの調査データでは2〜10万円の施設が見られます。

ただし、合祀型は一度埋蔵すると遺骨を取り出すことができないため、後から改葬したくなった場合に対応できません。

どのタイプを選ぶべき?

「自然そのものの中で眠りたい」→ 里山型

「きれいに整備された庭園がいい」→ 庭園型

「公園のような開放的な空間がいい」→ 公園型

「費用を最小限にしたい」→ 合祀型

見学の際は複数のタイプを比較してみることをおすすめします。パンフレットだけでは雰囲気が伝わりにくいため、実際に足を運んで環境を体感することが大切です。特に里山型と庭園型は雰囲気が全く異なるため、両方を見学すると自分に合ったタイプが見えてきます。

タイプ別の特徴まとめ

タイプ

費用の目安

環境

アクセス

里山型

5〜30万円

自然そのもの

やや不便な場合も

庭園型

10〜50万円

美しい庭園

比較的良好

公園型

10〜40万円

開放的な公園

良好

合祀型

2〜10万円

シンボルツリー周辺

施設による

樹木葬の費用相場【全国733件のデータ】

ここでは、2026年4月時点で当サイトが調査した全国733件の樹木葬のデータをもとに、費用相場を解説します。なお、施設数や費用は今後変動する可能性があります。

全国の価格帯分布

当サイトの調査データ(価格情報のある571件)を価格帯別に集計すると、以下のような分布になっています。

価格帯

割合

施設数の目安

10万円未満

18.0%

約103件

10〜30万円

55.0%

約314件

30〜50万円

17.0%

約97件

50〜100万円

8.9%

約51件

100万円以上

1.1%

約6件

当サイトの調査データでは、全国の樹木葬の平均費用は約24万円、中央値は18万円です。

最大のボリュームゾーンは10〜30万円で全体の55%を占めています。永代供養墓(47.3%)や納骨堂(39.5%)と比べてもこの価格帯への集中度が高く、最も手頃な価格帯の選択肢が充実しているのが樹木葬の特徴です。

一般的なお墓(100〜300万円)と比べると大幅に手頃で、合祀型なら2万円台から利用可能です。一方、個別墓タイプの庭園型では50万円以上の施設もあります。

埋蔵方法による費用の違い

樹木葬の費用は「どのように遺骨を埋蔵するか」によって大きく変わります。

合祀(他の方と一緒に埋蔵) — 2〜10万円。個別のスペースがないため最も安価。ただし遺骨の取り出しは不可。

集合(個別の骨壺で埋蔵、共有の樹木) — 10〜30万円。個別に埋蔵しつつ費用を抑えられるバランスの良いタイプ。

個別(専用の区画と樹木) — 20〜80万円。自分だけの樹木とスペースが確保される。お墓参りの感覚に最も近い。

管理費の有無

樹木葬は管理費不要の施設が多い傾向です。これは永代使用料に管理費が含まれているケースが多いためです。ただし、一部の施設では年間数千円の管理費がかかる場合もあります。初期費用が安くても管理費がかかる施設もあるため、総額で比較することが大切です。

費用を抑えるための3つのコツ

1. 合祀型を選ぶ — 個別にこだわらなければ、2〜10万円と大幅に費用を抑えられます。

2. 郊外の施設を検討する — 都心部に比べて郊外の施設は費用が手頃な傾向です。当サイトの調査データでは、広島県の樹木葬は平均約12万円と全国でも安い水準です。

3. 複数施設から見積もりを取る — 同じ地域でも施設によって費用に差があります。まずは資料請求をして比較検討しましょう。

墓じまいの費用全体については、墓じまいの費用はいくら?で詳しく解説しています。

都道府県別の費用・施設数ランキング

樹木葬の費用や施設数は地域によって異なります。ここでは、2026年4月時点の当サイト調査データをもとに、都道府県別の傾向を紹介します。

都道府県別の費用比較

都道府県

平均費用

中央値

東京都

約29万円

20万円

埼玉県

約21万円

13万円

神奈川県

約27万円

20万円

千葉県

約25万円

17万円

広島県

約12万円

11万円

静岡県

約24万円

20万円

愛知県

約23万円

20万円

大阪府

約18万円

15万円

京都府

約33万円

25万円

福岡県

約28万円

25万円

※ 当サイト調査データのうち価格情報のあるものを集計。施設数・費用は今後変動する可能性があります。

首都圏(東京・埼玉・神奈川・千葉)に施設が集中しており、上位4都県で全国の約43%を占めています。永代供養墓と同様のエリア分布ですが、樹木葬は広い土地が必要なため、郊外の施設が多い傾向です。

費用が安い地域・高い地域

費用が手頃な傾向のエリア:

  • 広島県: 平均約12万円・中央値11万円(全国で最も手頃な水準)
  • 大阪府: 平均約18万円・中央値15万円
  • 埼玉県: 平均約21万円・中央値13万円

費用が高めの傾向のエリア:

  • 京都府: 平均約33万円・中央値25万円(歴史あるお寺の施設が多い)
  • 東京都: 平均約29万円・中央値20万円
  • 福岡県: 平均約28万円・中央値25万円

首都圏でも埼玉県は中央値13万円と手頃です。東京で探すより近県で探した方が費用を抑えられる場合があります。

都道府県別の詳しい情報

当サイトでは、以下の都道府県で樹木葬の詳しい記事を掲載しています。

樹木葬の選び方 — 7つのチェックポイント

樹木葬は施設によって環境が大きく異なります。後悔しないために、以下の7つのポイントを押さえておきましょう。

1. 里山型か庭園型かを決める

これが最も重要な選択です。里山型は自然そのものの中に埋蔵され「自然に還る」感覚を重視する方に向いています。庭園型は美しい庭園で手入れが行き届いた環境を重視する方に向いています。

「本当の自然の中で眠りたい」→ 里山型

「きれいに整備された環境がいい」→ 庭園型・公園型

2. 埋蔵方法を確認する

合祀(他の方と一緒)、集合(個別の骨壺・共有の樹木)、個別(専用の区画と樹木)の3つがあります。費用と「個別性」のバランスで選びましょう。

「費用を最小限にしたい」→ 合祀型(2〜10万円)

「個別に埋蔵したいが費用も抑えたい」→ 集合型(10〜30万円)

「自分だけの樹木がほしい」→ 個別型(20〜80万円)

3. お参りのしやすさを確認する

樹木葬は屋外施設のため、天候の影響を受けます。里山型は山間部に立地することが多く、雨の日や冬場はお参りしにくい場合もあります。見学の際は以下を確認しましょう。

  • 駅からの距離(バス・車が必要か)
  • 駐車場の有無
  • 園内の歩道(舗装されているか、足元は整備されているか)
  • 勾配のきつさ(高齢の方が通えるか)
  • 開園時間

4. お花やお線香を供えられるか確認する

樹木葬の中には、自然環境を保護するためにお花やお線香を供えられない施設もあります。「故人にお花を供えたい」という方は、お供え物のルールを事前に確認しましょう。庭園型は比較的自由に供えられる施設が多い傾向です。

5. 宗旨宗派の条件を確認する

樹木葬は「宗旨宗派不問」の施設がほとんどです。無宗教の方でも利用できます。ただし、お寺が運営する施設の場合は宗派条件がある場合もあるため、契約前に確認しましょう。

6. 使用期間と合祀のタイミングを確認する

個別型・集合型の場合、一定期間(13年・33年など)経過後に合祀に移行する施設が多いです。合祀されると遺骨を取り出せなくなります。「何年後に合祀されるのか」「延長は可能か」を確認しましょう。

里山型は最初から合祀の施設が多く、庭園型は個別安置期間が設けられている施設が多い傾向です。

7. 必ず見学して雰囲気を確認する

樹木葬は施設によって雰囲気が全く異なります。パンフレットの写真と実際の印象が違うこともよくあります。最低でも2〜3施設は見学することを強くおすすめします。

見学時にチェックしたいポイント:

  • 樹木やお花の手入れ状況(枯れていないか、雑草は管理されているか)
  • 園内の清掃状況
  • スタッフの対応・説明の丁寧さ
  • 周辺環境(騒音・景観)
  • 季節によって雰囲気が変わるため、できれば別の季節にも訪問

墓じまい体験談

自分は今も独身で、結婚の予定も特にないですし、このまま歳を取っていったら、自分が亡くなったあとこのお墓はどうなるんだろうって思ったんです。誰も見る人がいなくて無縁仏になってしまうのも、なんだか父に申し訳ない気がして。

墓じまい経験者鹿児島県・30代・男性

樹木葬と他の供養先を比較する

墓じまい後の供養先は樹木葬だけではありません。ここでは、2026年4月時点の当サイト調査データをもとに、4つの供養先を比較します。

供養先 4ジャンル比較

供養先

平均費用

中央値

主な特徴

永代供養墓

約26万円

約19万円

種類豊富・管理不要・跡継ぎ不要

樹木葬

約24万円

約18万円

自然環境・手頃な費用・管理不要

納骨堂

約29万円

約20万円

屋内型・天候不問・駅近

散骨

約6万円

約5万円

最も安価・場所が残らない

※ 施設数・費用は今後変動する可能性があります。

樹木葬 vs 永代供養墓

費用は同水準(樹木葬約24万円、永代供養墓約26万円)ですが、環境が大きく異なります。樹木葬は自然に囲まれた明るい環境、永代供養墓は石碑を中心とした従来型のお墓に近い環境です。

永代供養墓は合祀型から個別墓まで種類が豊富で、都市部にも施設が多い特徴があります。「自然の中で眠りたい」→ 樹木葬、「立地や費用の選択肢を広く検討したい」→ 永代供養墓がおすすめです。

永代供養墓の詳しい情報は、永代供養墓の一覧ページをご覧ください。

樹木葬 vs 納骨堂

納骨堂は屋内施設で天候に左右されませんが、樹木葬は屋外のため天候の影響を受けます。一方、樹木葬は自然に囲まれた環境でお参りでき、管理費不要の施設が多いのがメリットです。

「天候を気にせずお参りしたい」→ 納骨堂、「自然の中でお参りしたい」→ 樹木葬です。

納骨堂の詳しい情報は、納骨堂の一覧ページをご覧ください。

樹木葬 vs 散骨

散骨は費用が最も安く(平均約6万円)、お墓を持たない選択肢です。「自然に還る」という点では樹木葬と共通していますが、散骨は手を合わせる場所が残りません。

「お参りする場所は残したい」→ 樹木葬、「場所にこだわらず自然に還りたい」→ 散骨です。

散骨の詳しい情報は、散骨の一覧ページをご覧ください。

管理費の違いに注意

供養先を比較する際に見落としがちなのが年間管理費です。樹木葬は管理費不要の施設が多く、永代供養墓も同様の傾向です。一方、納骨堂は建物の維持管理に費用がかかるため、年間1〜2万円程度の管理費がかかる施設が多い傾向です。

初期費用が同じでも、20年間の管理費を含めると大きな差が出ることもあります。長期的な総額で比較しましょう。

どの供養先を選ぶべき?

  • 自然に囲まれた環境で眠りたい → 樹木葬
  • 手頃な費用で管理不要のお墓がほしい → 樹木葬・永代供養墓
  • 天候に関係なくお参りしたい → 納骨堂
  • 費用を最小限にしたい → 散骨・合祀型の永代供養墓
  • お墓自体が不要 → 散骨

迷ったときは、まず複数の施設に資料請求や見学をしてみましょう。樹木葬は特に写真と実物の印象差が大きいため、必ず現地を訪れることをおすすめします。

樹木葬のメリット・デメリット

メリット

1. 自然に囲まれた明るい環境

墓石のない緑豊かな環境でお参りできます。「暗いお墓のイメージが苦手」という方にも受け入れられやすく、お墓参りが前向きな時間になります。桜や紅葉など、季節の移り変わりを感じながらお参りできる施設もあります。

2. 費用が手頃

当サイトの調査データでは、全国の樹木葬の中央値は約18万円。一般的なお墓(100〜300万円)と比べて大幅に費用を抑えられます。合祀型なら2万円台から利用可能です。

3. 管理の手間がかからない

お墓の掃除や草むしりなどの管理はお寺・霊園が行います。年間管理費も不要の施設が多く、遺族の負担が少ないのが特徴です。

4. 跡継ぎが不要

永代供養付きの施設がほとんどで、跡継ぎがいない方でも安心して利用できます。おひとりさまの方、子どもに負担をかけたくない方に選ばれています。

5. 宗旨宗派を問わない施設が多い

「宗旨宗派不問」の施設がほとんどで、どの宗派の方でも無宗教の方でも利用できます。

6. 環境にやさしい

墓石(石材)を使わないため、石材の採掘や加工にかかる環境負荷がありません。「自然に還りたい」という環境意識の高い方にも支持されています。

デメリット

1. 天候の影響を受ける

屋外施設のため、雨・雪・猛暑の日はお参りしにくいことがあります。特に里山型は足元がぬかるむことも。天候の心配がない方は納骨堂が向いています。

2. お花やお線香を供えられない施設がある

自然環境の保護や火災防止の観点から、お花やお線香を供えることが制限されている施設があります。「故人にお花を供えたい」という方は事前に確認しましょう。

3. 合祀後は遺骨を取り出せない

合祀型や、個別安置期間を過ぎて合祀に移行した場合は、遺骨を取り出すことができなくなります。

4. アクセスが不便な施設もある

里山型は自然環境を重視するため、山間部や郊外に立地する施設が多いです。公共交通機関でのアクセスが難しい場合もあります。見学時にアクセスを確認しましょう。

5. 家族・親族の理解が必要

「お墓は石で建てるもの」という考えの方にとって、樹木葬は馴染みが薄い場合があります。「先祖のお墓を木にするのか」と反対されるケースも。事前に家族でしっかり話し合うことが大切です。実際に施設を見学してもらうと「こんな明るい場所なら安心」と理解してもらえるケースが多いです。

6. 季節によってお参りのしやすさが変わる

樹木葬は屋外施設のため、季節によってお参りの環境が大きく変わります。春は桜、秋は紅葉と美しい景色を楽しめますが、冬は葉が落ちて寂しい印象になることも。梅雨や真冬はお参りしにくい場合もあります。季節を変えて複数回見学すると、年間を通じた環境を把握できます。

墓じまい体験談

娘たちにこの先ずっとお墓の管理費の支払いや掃除の負担を背負わせるのはかわいそうだなと思うようになりました。私たちの代でなんとかしておいたほうがいいんじゃないかと夫と話すようになりました。

墓じまい経験者愛知県・50代・女性

樹木葬の契約前に確認すべきこと

樹木葬は一度契約すると変更が難しい部分もあります。トラブルを防ぐために、契約前に以下のポイントを確認しましょう。

埋蔵方法と合祀のタイミング

合祀型・集合型・個別型のどれかを確認し、個別型の場合は何年後に合祀に移行するのかを確認しましょう。合祀されると遺骨を取り出せなくなります。

「後から別の場所に移したくなる可能性がある」という方は、個別安置期間が長い施設を選ぶか、遺骨の一部を手元に残す「手元供養」と併用する方法もあります。

費用の内訳

樹木葬の費用は「永代使用料」「埋蔵料」「銘板刻字料」などで構成されています。施設によって含まれる内容が異なるため、何が含まれていて何が別途かかるのかを確認しましょう。

年間管理費がかかる施設もあります。「管理費込み」の施設なら長期的なコストを把握しやすいです。見積もりは必ず総額で比較してください。

納骨できる遺骨の数

1区画に何体まで埋蔵できるかは施設ごとに決まっています。1体用・2体用・家族用(4体)などがあります。夫婦で一緒に入りたい場合は2体用以上を選びましょう。

お参りの環境

以下の点を見学で確認しましょう。

  • お花やお線香を供えられるか(施設のルール)
  • 園内の歩道は整備されているか(舗装・勾配)
  • バリアフリー対応(車椅子でのお参りが可能か)
  • 休憩スペースの有無
  • 雨天時のお参りのしやすさ

解約・返金の条件

埋蔵前であれば解約・返金に応じてもらえる施設が多いですが、事務手数料が差し引かれるケースもあります。埋蔵後の解約はできない施設がほとんどです。契約書に解約条件が明記されているか確認しましょう。

樹木の管理体制

樹木葬のシンボルツリーやお花は、施設側がどの程度管理しているかが重要です。「契約したときはきれいだったのに、数年後は荒れていた」ということがないよう、管理体制を確認しましょう。見学の際にスタッフに「植栽の管理頻度」を質問するのがおすすめです。

契約書の内容

以下の内容が契約書に明記されているか確認しましょう。

  • 埋蔵方法(合祀・集合・個別)と合祀のタイミング
  • 管理費の金額と改定の条件
  • 遺骨の取り出し条件
  • 解約・返金の条件
  • 施設の閉鎖時の対応

不明な点があれば、契約前に質問してすべて解消しておくことが大切です。

墓じまい後に樹木葬を選ぶ方へ

「今あるお墓を墓じまいして、樹木葬に改葬したい」という方も多くいます。ここでは、全国の改葬の現状と流れを紹介します。

全国の改葬件数は10年間で約2倍に

衛生行政報告例によると、全国の改葬件数は2015年度の約89,700件から2024年度には約172,000件へと、10年間で92%増加しています。

改葬が増えている背景には、単身世帯の増加(全国38.0%)や高齢化(全国28.7%)があります。お墓の承継者が見つからないケースが増え、墓じまい後に管理不要の樹木葬を選ぶ方が増えています。

樹木葬は「自然に囲まれた環境でお参りしたい」「管理の手間がかからないお墓がいい」という方に特に人気があります。また、一般的なお墓に比べて費用が手頃なため、墓じまいの総額を抑えたい方にも選ばれています。

墓じまいパートナーズの実態調査でも、墓じまいを検討する理由として「お墓が遠方にある」「子どもに負担をかけたくない」が上位に挙がっています(墓じまい実態調査2026(墓じまいパートナーズ)、2026年3月、経験者n=52)。

墓じまい体験談

子供たちに重荷を残さずに済んだという大きな安心感を得られました。自分の代で綺麗に整理できたことは、親としての責任を果たしたような清々しい気持ちです。

墓じまい経験者埼玉県・60代・女性

墓じまいから樹木葬への改葬の流れ

  1. 家族・親族に相談する — お墓に関わる方全員の同意を得ることが大切です。樹木葬に馴染みのない方もいるため、施設のパンフレットや写真を見せながら説明すると伝わりやすいです
  2. 改葬先(樹木葬)を決める — 費用・環境・タイプを比較して選びます。必ず見学しましょう
  3. 現在のお墓の管理者に連絡する — お寺の場合は墓じまいの意向を丁寧にお伝えします
  4. 改葬許可を申請する — 現在のお墓がある市区町村の役所で手続きします
  5. 閉眼供養・墓石の撤去 — お寺での供養(お布施3〜15万円程度)と石材店による撤去(10〜40万円程度)を行います
  6. 樹木葬に埋蔵する — 改葬許可証を持って新しい施設に遺骨を埋蔵します

墓じまいの費用は、閉眼供養・石材店費用・改葬先費用を合わせて総額30〜150万円が目安です。樹木葬は改葬先の費用が手頃なため(中央値18万円)、墓じまい全体の費用を抑えやすい選択肢です。

まとめ

樹木葬は、墓石の代わりに樹木やお花を墓標とするお墓です。「自然に還りたい」「明るい環境でお参りしたい」という方に人気があり、管理不要・跡継ぎ不要の施設がほとんどです。

2026年4月時点で当サイトでは全国733件の樹木葬を調査しており、45都道府県に広がっています。費用は中央値18万円で、供養先の中でも手頃な価格帯が充実しています。10〜30万円の施設が全体の55%を占め、合祀型なら2万円台から利用可能です。

樹木葬を選ぶ際に押さえておきたいポイントは以下のとおりです。

  • 里山型か庭園型かを決める — 自然そのものの中で眠りたいか、きれいに整備された環境がいいか
  • 埋蔵方法を確認する — 合祀・集合・個別で費用も特徴も大きく異なる
  • お参りのしやすさを確認する — 屋外施設のため天候やアクセスも重要
  • お花・お線香のルールを確認する — 自然環境保護のため制限がある施設もある
  • 必ず見学して雰囲気を確認する — パンフレットと実際の印象が違うことも多い

全国の改葬件数は年間約172,000件(2024年度)で、10年間で約2倍に増加しています。墓じまい後の改葬先として、自然に囲まれた樹木葬を選ぶ方も年々増えています。

当サイトでは、全国の樹木葬を費用・エリア・特徴で絞り込んで検索できます。気になる施設があれば、まずは資料請求や見学から始めてみてください。樹木葬は施設によって雰囲気が大きく異なるため、実際に足を運んで季節の景色を感じることが大切です。

都道府県別の樹木葬

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よくある質問

Q樹木葬の費用はどのくらい?

A2026年4月時点の当サイト調査データでは、全国の樹木葬の平均費用は約24万円、中央値は18万円です。合祀型なら2〜10万円、集合型なら10〜30万円、個別型なら20〜80万円が目安です。

Q樹木葬にお参りはできる?

Aはい。ほとんどの樹木葬でお参りは自由にできます。個別型は自分の区画の前でお参りでき、合祀型は共有のシンボルツリーにお参りします。ただし、お花やお線香の供え方に制限がある施設もあるため、見学時に確認しましょう。

Q樹木葬の遺骨は後から取り出せる?

A個別安置期間中であれば取り出せる施設が多いです。ただし、合祀された後は他の方の遺骨と混ざるため、取り出すことはできません。将来移す可能性がある場合は、個別安置期間の長い施設を選びましょう。

Q里山型と庭園型の違いは?

A里山型は山林や自然の森をそのまま利用し、自然そのものの中に埋蔵します。庭園型は霊園内に整備された庭園で、バラ園や桜並木などの美しい景観が特徴です。里山型は「自然に還る」感覚を重視する方に、庭園型は「きれいな環境でお参りしたい」方に向いています。

Q樹木葬に管理費はかかる?

A管理費不要の施設が多い傾向です。最初に支払う費用に管理料が含まれていることが多いためです。ただし一部の施設では年間数千円の管理費がかかる場合もあるため、契約前に確認しましょう。

Qペットと一緒に入れる樹木葬はある?

A一部の施設では、ペットと一緒に埋蔵できるプランを設けています。ただしすべての施設で対応しているわけではないため、ペットとの共葬を希望する場合は事前に確認しましょう。

Q樹木葬と散骨の違いは?

Aどちらも自然に還ることを重視していますが、樹木葬はお参りする場所が残り、散骨は場所が残りません。樹木葬はお墓の一種で墓地として許可を受けた場所に埋蔵します。散骨は遺骨を粉末状にして海や山に撒くため、法的な扱いも異なります。

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