墓じまいを考え始めたきっかけ
私には子供が2人いるのですが、2人とも結婚して家を出ました。
夫も私も50代半ばになり、自分たちの老後のことを考えるようになったのがきっかけです。代々のお墓がお寺にあるんですが、娘たちにこの先ずっとお墓の管理費の支払いや掃除の負担を背負わせるのはかわいそうだなと思うようになりました。お墓参りに行くたびに草むしりも大変ですし、私たちの代でなんとかしておいたほうがいんじゃないかと夫と話すようになりました。
親族との話し合い
最初は夫の親戚にどう話せばいいかすごく悩みました。
親戚の叔母さんや義弟に反対されるんじゃないかと不安だったんです。でもお盆で集まった時に思い切って夫から話を切り出してもらいました。義弟は少し寂しそうな顔をして本当にいいのかと何度も聞いてきましたが、これからの管理費のことや、子供たちの負担を減らしたいと丁寧に説明したら、最終的には納得してくれました。
お寺・霊園への連絡
代々お世話になっているお寺だったので、お伝えする時は本当に緊張しました。
怒られたり、高いお金を請求されたらどうしようと思って、菓子折りを持って夫と一緒に挨拶に行きました。事情を話すと、ご住職は嫌な顔ひとつせず娘さんたちのことを考えるのは親心ですよと優しく言ってくださいました。手続きの進め方も教えてくれて、胸を撫で下ろしました。
一番大変だったこと
一番大変だったのは、お骨を取り出して新しい納骨堂に移すまでのスケジュール調整と手続きですね。
お寺から書類をもらって区役所に改葬許可申請を出すんですが、平日しか役所が開いていないので、事務の仕事の休みを取るのが少し負担でした。あと石材店さんもどこに頼めばいいか分からなくて、何社か連絡して立ち会いの日程を決めたりするのも、仕事の合間にやっていたのでけっこう疲れました。
墓じまいを終えて良かった点
本当に肩の荷が下りたというか、ずっと気になっていたことが片付いてスッキリしました。
お盆や年末の暑い時期や寒い時期に、お墓参り前の草むしりもしなくてよくなったのがすごく楽です。何より娘たちに将来の面倒な負担を残さずに済んだことが一番嬉しいですね。移転先の納骨堂は綺麗で、季節や天候に関係なく気軽にお参りに行けるので、前よりもお参りに行く回数が増えたくらいです。
もしやり直すなら変えたいこと
石材店さんを選ぶ時にもう少しじっくり比較すればよかったなと思います。
仕事が忙しかったのもあって、ネットで見つけた2社だけ見積もりをとって、少し安かった方に急いで決めてしまったんです。作業自体はちゃんとやってもらえたんですが、あとから友人に聞いたら、もっと親身になってくれて費用も抑えられる地元の石材店があったみたいで。一生に一度のことなので、焦らずにもう少し見積もりを取ればよかったと少し後悔しています。





















