墓じまいを考え始めたきっかけ
父が亡くなってしばらくしてから、沖縄にある先祖代々のお墓をどうするか家族で話し合うようになりました。
もともと実家は沖縄だったのですが、私も兄も仕事の関係で関東に住んでいて、なかなかお墓参りに行けない状況が続いていました。お盆の時期に合わせて帰省するのも年々大変で、「このまま管理ができなくなったら先祖に申し訳ないよね」という話になったのがきっかけです。
親族との話し合い
最初に話を出したときは、正直あまり良い顔をされませんでした。
特に伯父は「先祖代々の墓を本土に移すなんて聞いたことがない」と少し怒った様子で、電話でも気まずい空気になったのを覚えています。私たちとしては、関東に住んでいる以上きちんと管理できないことが心配で、そのまま放置する方が失礼だと思っていました。その後、改めて沖縄に帰省して、実際にお墓の前で親族と話し合いました。管理が難しくなっていることや、埼玉に移せば子どもたちの世代もお参りしやすいことを丁寧に説明しました。最終的には「ちゃんと供養するなら場所が変わってもいいさ」と伯父が言ってくれて、ようやく皆の理解を得ることができました。
お寺・霊園への連絡
埼玉の霊園に最初に相談したとき、「沖縄からの改葬なんですが大丈夫でしょうか」と少し心配しながら聞きました。
すると担当の方は意外と慣れている様子で、「沖縄や九州など遠方から移される方もいらっしゃいますよ」と落ち着いた感じで説明してくれました。改葬許可証が必要なことや、沖縄で閉眼供養をしてから遺骨を取り出す流れなどを一つ一つ丁寧に教えてくれて、正直かなり安心したのを覚えています。私たちは手続きがとても複雑そうに感じていたのですが、「書類さえそろえば特別難しいものではありませんよ」と言われて少し気が楽になりました。
一番大変だったこと
沖縄のお墓を埼玉へ移す話を最初に出したとき、年配の親族からは「昔から守ってきたお墓を動かすのはどうなんだ」と言われ、正直かなり気まずい雰囲気になりました。
私たちとしては、関東に住んでいる以上きちんと管理できないことが心配で、そのまま荒れてしまう方が申し訳ないと思っていたのですが、その思いを理解してもらうまでに時間がかかりました。最終的には、沖縄に帰省したときに実際のお墓の前で話し合い、「これからの世代がお参りしやすい場所にするのも供養の形だよね」ということで納得してもらえました。墓じまい自体の作業よりも、家族や親族と何度も話し合いを重ねた時間が、振り返ると一番大変だった部分だったと思います。
墓じまいを終えて良かった点
墓じまいを終えて一番よかったと感じているのは、お墓の管理についての不安がなくなったことです。
沖縄にお墓がある頃は、なかなか帰省できず「草が伸びていないかな」「荒れていないかな」と気にすることが多く、どこか心に引っかかるものがありました。埼玉に移してからは自宅から行きやすい場所になったので、思い立ったときに手を合わせに行けるようになり、気持ちの面でもだいぶ楽になりました。
もしやり直すなら変えたいこと
もし墓じまいをもう一度やり直せるなら、もう少し早い段階で親族に相談しておけばよかったと思っています。
私たち家族の中ではある程度話がまとまってから親族に伝えたので、「もう決めてしまったのか」と受け取られてしまい、最初は少し反発がありました。最初の段階から相談という形で話していれば、もう少しスムーズに進んだかもしれません。





















