墓じまいを考え始めたきっかけ
一人っ子なので、数年前に両親が続けて亡くなったあと、お墓のことは私が見ることになりました。
埼玉の霊園なんですが、正直ちょっと遠くて。駅からも距離がある場所で、車じゃないと行きづらいんです。でも私はペーパードライバーなので、いつも電車とバスで行く感じでした。お給料もそこまで多いわけじゃなくて、手取りだと十数万円くらいなので、毎年の管理費を払うのも地味に負担でした。振り込みの時期になるとちょっと気が重くなったりして。この前お参りに行った時も、霊園まで行くのに結構時間がかかってしまって、帰りの電車で「これをずっと続けるのはちょっと厳しいかもな…」って思ったんです。この先結婚するかも分からないし、もし結婚して遠くに住むことになったらもっと大変になるかもしれないなって。それで色々考えた結果、思い切って墓じまいをすることにしました。
親族との話し合い
親族といっても、両親がもういないので、相談できる人は母方の伯母くらいしかいませんでした。
正直どうしていいか分からなくて、思い切って電話したんです。半分泣きながら話したら、「あなたが一番大変なんだから、自分の好きなようにしていいのよ」って言ってくれました。父方の親戚もいるにはいるんですが、もうずっと疎遠で連絡先もよく分からなくて。それを話したら伯母が「もしあとで何か言われたら私が盾になるから大丈夫よ」って言ってくれて、その言葉を聞いてやっと少し気持ちが楽になりました。正直、ずっと一人で悩んでいたので、その時は本当にありがたくて、電話を切ったあとちょっと泣いてしまいました。
お寺・霊園への連絡
民間霊園だったので、お寺のようなご住職はいなくて管理事務所のスタッフさんとのやり取りでした。
電話で伝えたら、私が若いからか最初は少し驚かれたみたいですが、事情を話したらすごく事務的に「わかりました、必要な書類を送りますね」という感じでサクサク進みました。ドキドキしてたんですが、あっさりしていて拍子抜けしたくらいです。
一番大変だったこと
平日は仕事で休めないので、役所の手続きが一番きつかったです。
お墓のあった埼玉の市役所まで行かないと改葬許可証がもらえないと言われて、有給をなんとか取って行きました。霊園指定の石材店一択だったので相見積もりもできなくて、少ない貯金を切り崩して費用を払うのが経済的に本当に大変でした。手続きのことなんて誰も教えてくれないし、ネットで調べながら一人で進めるのは心細かったです。
墓じまいを終えて良かった点
毎年の管理費の支払いがなくなったことです。
お給料が少なくて毎月カツカツなので、本当に助かりました。あと両親のお骨を板橋の家からすぐ行ける樹木葬に移せたので、前みたいに丸一日潰してお墓参りに行かなくてもよくなりました。仕事の帰りや休日にふらっと寄って手を合わせられるようになって、両親も近くに来れて喜んでくれてるんじゃないかなって思ってます。
もしやり直すなら変えたいこと
お墓の石を撤去する前の閉眼供養の時に、お坊さんを呼ぶ手配を自分でやらなきゃいけなくて、ネットで適当に安いお坊さん派遣サービスみたいなのを使ってしまったんですが、来てくれたお坊さんがなんだか頼りなくて、後から思えば、お布施が少し高くなっても、もう少しちゃんとした口コミのあるところにお願いすればよかったです。
初めてのことだらけでお金にも余裕がなくて、安さだけで選んでしまったのをちょっと後悔しています。





















