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愛媛県で墓じまいをするには?改葬件数の推移・手続き・費用を解説

愛媛県で墓じまいをするには?改葬件数の推移・手続き・費用を解説

公開:2026年3月25日
更新:2026年3月25日
小林玉喜
執筆者
小林玉喜
墓じまいパートナーズ代表

実家の墓じまいを経験したことをきっかけに、墓じまいパートナーズを創業・運営。現在は相談サポートや情報提供を通じて安心して墓じまいを進められるよう支援している。

愛媛県で墓じまいをするには?改葬件数の推移・手続き・費用を解説

愛媛県では、2024年度の改葬件数が2,575件と過去最多を記録しました。死亡者数に対する改葬件数の割合(対死亡比)は12.34%に達しており、全国平均11.1%を1.2ポイント上回っています。2015年の1,285件から約100%増加(倍増)しており、後継者不在・高齢化・松山市への人口集中を背景に、お墓の整理を考える家庭が急速に増えています。

このページでは、愛媛県でのお墓の整理を検討している方に向けて、改葬件数の推移と増えている理由、墓じまいの手順、松山市・今治市・宇和島市・新居浜市・西条市など各市の改葬許可申請窓口、費用の目安(総額30〜150万円程度)、そして墓じまい後の永代供養墓・納骨堂・樹木葬・散骨の選び方を詳しく解説します。しまなみ海道沿いの島嶼部(越智諸島・大島・伯方島など)にあるお墓の注意点も合わせて説明します。

墓じまい全体の流れについては、墓じまい完全ガイドもあわせてご覧ください。

愛媛県で墓じまいを検討する人が増えている理由

愛媛県では、改葬件数が2015年の1,285件から2024年には2,575件へと約100%増加(倍増)しました。高齢化・人口減少・核家族化という地方圏共通の課題が着実に進行しており、松山市への人口集中が周辺市町や離島のお墓の管理をより難しくしています。

出典:厚生労働省 衛生行政報告例

単身世帯率と承継者不在の問題

愛媛県の単身世帯率は37.5%で、全国平均38.0%とほぼ同水準です。一見、全国並みのように見えますが、核家族化率は55.3%で全国平均54.1%を1.2ポイント上回っており、三世代同居が減り、子育て世帯が夫婦2人のみで生活するスタイルが広まっています。その結果、高齢の親が亡くなったあとにお墓を継ぐ人が地元にいないというケースが増えています。

生涯未婚率は19.8%で全国平均19.7%とほぼ同水準です。未婚率自体は全国並みですが、結婚していても子どもが大学・就職を機に松山市や首都圏・関西に転出し、そのまま定住するケースが多く、地元に残る承継者が実質的に不在という状況が生まれています。特に今治市・宇和島市・大洲市・八幡浜市など、松山市周辺の地方部ではこの傾向が顕著です。

墓じまい体験談

娘たちにこの先ずっとお墓の管理費の支払いや掃除の負担を背負わせるのはかわいそうだなと思うようになりました。私たちの代でなんとかしておいたほうがいいんじゃないかと夫と話すようになりました。

墓じまい経験者愛知県・50代・女性

人口動態・高齢化・未婚率

愛媛県の高齢化率は33.4%で、全国平均28.7%を4.7ポイント上回っています。4人に1人以上が65歳以上という高齢化の進行は、お墓の管理が体力的に難しくなる高齢者が増えることを意味します。

人口増減率は-3.64%で、全国平均-0.75%の約4.9倍の速さで人口が減少しています。特に越智諸島(今治市域の島嶼部)・宇和島地域・内子町・西予市などの中山間地域では高齢化率が40〜50%を超える地域も多く、お墓を継ぐどころか地域コミュニティ全体が縮小するなかで、先祖のお墓の管理が放置状態になるケースも出てきています。

改葬件数を詳しく見ると、2018年に2,019件と初めて2,000件を突破し、2019年も2,001件と高水準を維持しました。その後2020〜2021年はコロナ禍の影響で一時的に減少しましたが、2022年に2,052件と再び2,000件台に回復、2023年には2,553件、2024年は2,575件と過去最多を更新しました。2015年比の増加率は約100%と、四国4県のなかでも高い水準です。

対死亡比(年間死亡者数に対する改葬件数の割合)は2024年で12.34%となっており、全国平均11.1%を1.2ポイント上回っています。これは「愛媛県で亡くなる方約8人のうち1人のペースで、別の場所から改葬が行われている」ことを意味します。

愛媛県特有の事情として、今治市周辺の「しまなみ海道」エリアや宇和海沿岸の島々では、フェリーでしかアクセスできない場所にお墓がある家庭も多く、高齢になるにつれて墓参りそのものが困難になっています。また、愛媛県は四国の中で最も人口が多い県ですが、松山市への人口集中が進んでおり、今治・宇和島・大洲・八幡浜など周辺部から若い世代が転出し、地元のお墓を管理できる人が減っています。こうした地理的・人口的な背景が、改葬件数の増加に直結しています。

また、墓じまい実態調査2026(墓じまいパートナーズ)(2026年3月、経験者n=52)によると、墓じまいを経験した人の多くが「子どもへの負担軽減」と「自身の高齢化による管理の困難」を主な理由として挙げており、愛媛県でも同様の動機が増加の背景にあると考えられます。同調査では墓じまいを検討したきっかけとして「承継者がいない・わからない」と回答した人が最多で、愛媛県の実情とも一致しています。

愛媛県での墓じまいの流れ

墓じまいの手続きは、法律(墓地、埋葬等に関する法律)に基づいて一定の順序で進めます。愛媛県内のどの市区町村であっても基本的な流れは共通ですが、お寺のお墓か霊園かによって離檀料の有無など手続きの詳細が異なります。

墓じまいの手続きについてより詳しくは、墓じまいの流れを8ステップで解説もご参照ください。

①家族・親族への相談

墓じまいを進める前に、必ず家族・親族全員で話し合いの機会を設けましょう。お墓は先祖代々受け継いできたものでもあり、改葬に反対する親族がいる場合は後でトラブルになることがあります。特に「誰がお墓の使用権者(祭祀承継者)なのか」を最初に明確にすることが重要です。

話し合いでは、①現状(墓地の管理が難しくなっていること)、②改葬の候補先(永代供養墓・納骨堂など)、③費用の概算を説明すると、親族の理解を得やすくなります。愛媛県の場合、松山市に住む子世代と地方部・離島に住む高齢の親世代で意識のギャップが生じやすいため、丁寧なコミュニケーションが求められます。

②お寺・霊園への連絡

家族の合意が得られたら、現在お墓があるお寺または霊園の管理事務所に連絡します。お寺のお墓の場合は住職に直接申し出て、墓じまいの意向を伝えましょう。このとき、改葬先の候補をある程度決めておくと、住職との話し合いがスムーズに進みます。

埋葬証明書(または収蔵証明書)の発行をお寺・霊園に依頼します。これは改葬許可申請に必要な書類です。お寺によっては離檀料(3〜20万円程度)を求める場合がありますが、法外な金額を請求された場合は支払い義務があるわけではありません。事前に離檀料の相場と対応方法を確認しておきましょう。

墓じまい体験談

怒られたり、高いお金を請求されたらどうしようと思って、菓子折りを持って夫と一緒に挨拶に行きました。事情を話すと、ご住職は嫌な顔ひとつせず「娘さんたちのことを考えるのは親心ですよ」と優しく言ってくださいました。

墓じまい経験者愛知県・50代・女性

③改葬先の確保

永代供養墓・納骨堂・樹木葬など、新しい供養先を選んで契約します。改葬先から「受入証明書」を発行してもらうことが、改葬許可申請の際に必要となります。

愛媛県内では松山市・今治市・新居浜市に複数の永代供養墓・納骨堂があります。また、松山から高速バスや新幹線を利用して大阪・広島方面の施設を選ぶ方も増えています。子どもが関西や広島に住んでいる場合は、子ども世代がお参りしやすい場所を選ぶことが長期的なメリットになります。

④改葬許可申請

お墓がある市区町村の窓口(市民課・戸籍住民課など)に改葬許可申請書を提出します。必要書類(埋葬証明書・受入証明書など)が揃っていれば、通常1〜2週間で改葬許可証が交付されます。愛媛県内の主要市区町村の窓口については次のセクションで詳しく説明します。

⑤お墓の解体・撤去

改葬許可証を取得したあと、お寺から閉眼供養(魂抜き)を行ってもらい、石材店がお墓を解体します。遺骨を取り出し、石材を撤去して更地にします。愛媛県は大島石(今治市大島産の御影石)の産地として知られており、大型の石材墓の場合は解体費用が高くなる場合があります。越智諸島(今治市域の島嶼部)にあるお墓の場合は、石材店のフェリー往来費用が追加になることがあります。複数の石材店から見積もりを取って比較することが大切です。

⑥新しい供養先へ納骨

改葬許可証の原本を持参し、新しい供養先(永代供養墓・納骨堂など)に納骨して手続き完了です。改葬先での開眼供養(魂入れ)をどうするかについても、事前に施設に確認しておきましょう。

愛媛県での改葬許可申請の手続き

改葬(お墓の引越し)を行うには、お墓がある市区町村の窓口で改葬許可証を取得する必要があります。申請者の住所地ではなく「お墓の所在地」の市区町村が担当窓口となります。

担当窓口と問い合わせ先

愛媛県内の主要市区町村の改葬許可申請窓口は以下のとおりです。

市区町村

担当部署

電話番号

申請ページ

松山市

公園管理課

TEL: 089-948-6094

申請ページ

今治市

環境政策課

TEL: 0898-36-1535

申請ページ

宇和島市

市民課 記録調査係

TEL: 0895-24-1111(内線2171)

申請ページ

新居浜市

環境政策課

TEL: 0897-65-1512

申請ページ

西条市

衛生施設課 衛生施設係

TEL: 0897-52-1221

申請ページ

大洲市

環境生活課 生活衛生係

TEL: 0893-57-9966

申請ページ

八幡浜市

市民課

TEL: 0894-22-3112

申請ページ

四国中央市

生活環境課 衛生係

TEL: 0896-28-6145

申請ページ

上記以外の市区町村については、各市区町村の公式サイトまたは市民課・環境課へお問い合わせください。今治市の場合は本庁の環境政策課に加え、11支所の住民サービス課でも受付可能です。

墓じまい体験談

市役所へ行って改葬許可の書類を取り寄せ、お寺に署名をもらい、それをまた提出するという工程は、平日に仕事をしている身としては時間を作るのが一苦労でした。

墓じまい経験者兵庫県・40代・男性

必要書類

改葬許可申請には、一般的に以下の書類が必要です。

  • 改葬許可申請書: 市区町村の窓口または公式サイトからダウンロード。遺骨1体につき1枚が必要(複数体の場合は枚数分用意)。
  • 埋葬(収蔵)証明書: 現在お墓がある寺院・霊園の管理者から発行してもらう。お墓の管理者の署名・捺印が必要。
  • 受入証明書: 改葬先(新しい墓地・納骨堂・永代供養墓など)の管理者が発行する証明書。
  • 申請者の本人確認書類: 運転免許証・マイナンバーカードなど(窓口で確認)。

市区町村によっては追加書類を求める場合があります。事前に窓口または公式サイトで確認してから書類収集を始めるとスムーズです。

申請から許可証交付まで

必要書類が揃っていれば、通常1〜2週間程度で改葬許可証が交付されます。大洲市・四国中央市など郵送対応を案内している市では、役所に出向けない場合も手続きができます。平日に窓口に行くことが難しい場合は、郵送申請の可否を事前に問い合わせてみましょう。

改葬許可証は、お墓の解体・撤去工事(閉眼供養後)の前後で石材店に提示し、新しい供養先へ納骨する際に原本を持参します。紛失すると再交付手続きが必要になるため、大切に保管してください。

愛媛県の墓じまい費用の目安

墓じまいにかかる費用は、お墓の場所・規模・改葬先の選択によって大きく異なります。愛媛県では石材産地(大島石・今治石材)が近い一方、越智諸島などの離島にあるお墓では追加コストが発生することもあります。事前に複数の石材店から見積もりを取ることで、費用を適切に把握できます。

費用の詳細については墓じまい費用はいくら?もあわせてご覧ください。

離檀料

お寺のお墓を整理する場合、長年の檀家関係を解く際に「離檀料」を求められることがあります。一般的な相場は3〜20万円程度です。お寺によっては数十万円を要求するケースもありますが、離檀料に法的な根拠はなく、法外な金額の場合は支払い義務はありません。愛媛県内には真言宗・浄土真宗・曹洞宗などのお寺が多く、宗派によって習慣が異なります。お寺との関係を大切にしながらも、金額に疑問を感じた場合は事前に相談することをおすすめします。市営霊園・公営霊園のお墓の場合は離檀料は発生しません。

石材店への解体・撤去費用

お墓の解体・撤去費用の相場は10〜40万円程度です。愛媛県の今治市大島で産出される「大島石」は日本を代表する高品質御影石で、大型の大島石墓の場合は重量があり解体費用がこの範囲の上限に近くなることがあります。また、越智諸島(しまなみ海道周辺の島々)にあるお墓の場合は、石材店がフェリーで渡る際の交通費・搬送費が別途発生する場合があります。石材店によって費用に1.5〜2倍程度の差があることもあるため、必ず複数の石材店から見積もりを取ることが大切です。

改葬先への費用

改葬先の種類によって費用は大きく異なります。

  • 永代供養墓: 10〜100万円程度。合祀タイプは10〜30万円程度と費用を抑えやすく、個別スペースがあるタイプは30〜100万円程度。
  • 納骨堂: 30〜150万円程度。ロッカー型から自動搬送型まで幅があります。松山市内や今治市内にも複数あります。
  • 樹木葬: 5〜80万円程度。里山型・庭園型などで費用が変わります。
  • 散骨: 5〜30万円程度。瀬戸内海での海洋散骨を選ぶ方もいます。

総額の目安

離檀料・解体撤去・改葬先の費用を合わせた総額の目安は30〜150万円程度です。改葬先に合祀型の永代供養を選び、離檀料なしの霊園であれば費用を抑えられる場合もあります。逆に大型の大島石墓を解体して個別スペースのある納骨堂に改葬する場合は上限に近くなることもあります。費用は「いつ支払うか」も重要で、離檀料・閉眼供養のお布施はお墓の解体前、石材店への支払いは工事後、改葬先への費用は契約時のタイミングが一般的です。

愛媛県に墓じまいの補助金はある?

2025年時点で、愛媛県内の市区町村において墓じまい(改葬)に関する補助金制度は確認できませんでした。国・県レベルでも現時点では墓じまいに特化した補助金制度はありません。

費用を抑える方法としては、以下の手段が有効です。

  • 合祀型の永代供養墓を選ぶ: 個別スペースが不要な合祀タイプは10〜30万円程度と費用を抑えやすい。
  • 複数の石材店から相見積もりを取る: 石材店によって費用に差があるため、必ず2〜3社以上に見積もりを依頼する。
  • 近隣市区町村の公営墓地を検討する: 松山市など一部の市では市営墓地があり、民間施設より費用を抑えられる場合がある。
  • 散骨を選択肢に入れる: 愛媛県は瀬戸内海・宇和海に囲まれており、海洋散骨(5〜30万円程度)も費用面で選びやすい選択肢のひとつ。

墓じまいの費用を抑えるには、改葬先の種類の選択と石材店の相見積もりが最も効果的です。特に大島石など重量のある石材のお墓や、島嶼部にあるお墓は解体費用が高くなりやすいため、早めに2〜3社に現地確認・見積もりを依頼して費用全体を把握してから判断することをおすすめします。

墓じまいの費用を抑える具体的な方法については、墓じまいの費用を抑える方法もご参照ください。

墓じまい後の供養先の選び方

墓じまい後の供養先は、家族の状況・予算・お参りのしやすさによって選ぶのがポイントです。愛媛県内にも松山市・今治市・新居浜市を中心に複数の施設があります。また、子どもが関西や広島に住んでいる場合は、子ども世代がお参りしやすい県外の施設を選ぶことも一つの選択肢です。

永代供養墓

永代供養墓は、お寺や霊園が将来にわたって供養・管理してくれるお墓です。費用は合祀(ごうし)タイプで10〜30万円程度、個別スペースがあるタイプで30〜100万円程度です。承継者が不要で、家族が将来お墓の管理をしなくてよいという点が最大のメリットです。詳しくは墓じまい後の永代供養をご覧ください。

納骨堂

納骨堂は建物の中に遺骨を安置する施設で、天候を問わずお参りできる点が特徴です。費用は30〜150万円程度で、ロッカー型・仏壇型・自動搬送型などがあります。松山市内にはいくつかの寺院系納骨堂があります。詳しくは墓じまい後の納骨堂をご覧ください。

樹木葬

樹木葬は、木や花を墓標として自然に還るスタイルの埋葬方法です。費用は5〜80万円程度と幅広く、里山型・庭園型などがあります。愛媛県内でも一部の霊園が樹木葬区画を設けています。詳しくは墓じまい後の樹木葬をご覧ください。

散骨

散骨は遺骨を粉末にして海や山に撒く方法です。費用は5〜30万円程度と比較的低コストです。愛媛県は瀬戸内海に面しており、海洋散骨を選ぶ方もいます。ただし散骨後はお墓がなくなるため、家族全員の合意が必要です。詳しくは墓じまい後の散骨をご覧ください。

供養先選びのポイントまとめ

供養先を選ぶ際は、①家族が定期的にお参りできる立地か、②将来にわたって管理が続くか(継承者不要かどうか)、③費用が予算に合っているか、の3点を軸に比較検討しましょう。愛媛県から関西や広島に転出した子ども世代にとっては、大阪・広島市内の施設を選ぶことで年に1〜2回の帰省と合わせてお参りできる環境が整います。松山市内の施設であれば、愛媛に残る親族が管理しやすいというメリットもあります。

愛媛県は四国の玄関口として、高速道路・高速バス・飛行機(松山空港)のアクセスが充実しています。松山から大阪(伊丹)は飛行機で約55分、岡山・広島は高速バスでも2〜3時間圏内です。「愛媛のお墓を整理して、子どもが暮らす関西の施設に改葬する」というケースのほか、「松山市内の永代供養墓に集約して、愛媛に残る親族が管理する」というケースも多くみられます。家族全員が集まれる機会(お盆・年末年始)に相談し、お参りの負担が最も少なくなる場所を選ぶことが長期的なメリットにつながります。

愛媛県の墓じまいでよくある質問

Q. 愛媛県での墓じまいはどのくらいの期間がかかりますか?

A. 家族への相談から納骨完了まで、一般的に3〜6ヶ月程度かかることが多いです。家族・親族との合意形成、お寺への連絡と埋葬証明書の取得、改葬先の決定と受入証明書の取得、改葬許可申請、石材店の手配と解体工事、新しい供養先への納骨という流れで進みます。お寺との交渉や石材店の工事日程の調整に時間がかかる場合は、半年〜1年以上になることもあります。越智諸島などの島嶼部にあるお墓の場合は、石材店の渡航スケジュール調整に時間がかかるため、早めに準備を開始することをおすすめします。

Q. 愛媛県の島(大島・伯方島・生口島など)にあるお墓の墓じまいは費用が高くなりますか?

A. 島嶼部のお墓の場合、石材店がフェリーを使って往来する必要があるため、本土のお墓と比べて費用が上乗せになることがあります。島内に石材店がない場合は今治市街や松山市内から出張対応となり、交通費・フェリー代・場合によっては宿泊費が費用に反映されます。事前に複数の石材店に現地確認を依頼し、見積もりを比較することで適正価格を把握することができます。島嶼部のお墓でも基本的な手続きの流れは本土と同じです。

Q. 愛媛県のお墓を整理して、大阪など県外の施設に改葬することはできますか?

A. できます。改葬は都道府県をまたいで行えます。お墓のある愛媛県内の市区町村窓口に改葬許可申請書を提出し、改葬許可証を取得した上で、移転先の施設に納骨します。松山から大阪方面は高速バスや飛行機で2〜3時間のアクセスです。子どもの居住地に近い施設への改葬を希望するケースは多く、実績も豊富です。

Q. 愛媛県の真言宗のお寺から墓じまいすることに問題はありますか?

A. 宗教的・法律的に問題はありません。愛媛県は空海(弘法大師)ゆかりの四国八十八ヶ所霊場の地であり、真言宗の寺院が多い地域です。真言宗の寺院であっても、離檀の申し出を断る権限はなく、墓じまいの意向を伝えることは墓地使用者の権利です。ただし、四国霊場の名刹は特に長い檀家関係がある場合もあるため、長年の感謝を伝えながら丁寧に申し出ることが円満な解決につながります。離檀料については法外な金額を請求された場合は支払い義務がないことを知っておきましょう。

Q. 松山市以外の市に住んでいますが、改葬許可はどこで申請しますか?

A. 改葬許可申請は「お墓がある市区町村」の窓口に提出します。申請者の住所地ではなく、お墓の所在地の市区町村役場が担当します。例えばお墓が宇和島市にある場合は宇和島市役所に、今治市にある場合は今治市役所の市民課等に申請します。遠方でお墓の所在地の役所に行くことが難しい場合は、郵送対応が可能かどうか事前に窓口に確認してみましょう。

まとめ

愛媛県の墓じまいについて、重要なポイントをまとめます。

  • 愛媛県の改葬件数は2024年に2,575件と過去最多を記録し、2015年比で約100%増加(倍増)しています。
  • 高齢化率33.4%(全国+4.7pt)・人口増減率-3.64%(全国の約4.9倍の減少速度)が増加の背景にあります。
  • 手続きは①家族相談→②お寺連絡→③改葬先確保→④改葬許可申請→⑤解体撤去→⑥納骨の6ステップで進みます。
  • 費用の総額は30〜150万円程度が目安です。大島石の大型墓や越智諸島の離島のお墓では費用が上乗せになる場合があります。
  • 2025年時点で愛媛県内に墓じまいの補助金制度はありませんが、合祀型の永代供養や相見積もりで費用を抑えることができます。

墓じまい体験談

本当に肩の荷が下りたというか、ずっと気になっていたことが片付いてスッキリしました。何より娘たちに将来の面倒な負担を残さずに済んだことが一番嬉しいですね。

墓じまい経験者愛知県・50代・女性

愛媛県での墓じまいは、早く始めるほど選択肢が広がります。石材店の繁忙期や季節の行事と重ならないよう、余裕を持った計画を立てることが大切です。特に越智諸島など島嶼部のお墓は、石材店の手配に時間がかかるため、早めに動き出すことをおすすめします。

他の都道府県の墓じまいについては、以下のページもご参照ください。

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