佐賀県で墓じまいをするには?改葬件数の推移・手続き・費用を解説
佐賀県では、改葬件数が2019年度に1,454件(対死亡比13.68%)と過去最多を記録し、2024年度も1,223件(対死亡比10.65%)と全国平均11.1%に近い水準が続いています。人口増減率は-2.57%(全国-0.75%の約3.4倍)と人口減少が加速しており、佐賀市・唐津市・伊万里市などの都市部への人口集中と農村部の過疎化が進んでいます。
佐賀県の特徴は、単身世帯率が30.3%と全国平均38.0%を7.7ポイント下回り、全国でも最も低い水準のひとつです。家族での生活スタイルが維持されている一方、高齢化率30.8%(全国平均28.7%を2.1ポイント上回る)と人口減少が重なり、後継者が福岡市・東京に転出した後のお墓管理問題が深刻化しています。
このページでは、佐賀県でのお墓の整理を検討している方に向けて、改葬件数の推移と増えている理由、墓じまいの手順、佐賀市・唐津市・鳥栖市・伊万里市・武雄市などの改葬許可申請窓口、費用の目安(総額30〜150万円程度)、そして墓じまい後の永代供養墓・納骨堂・樹木葬・散骨の選び方を詳しく解説します。
佐賀県は伊万里焼・有田焼・唐津焼などの陶芸文化が根付き、各地に歴史ある寺院が多い地域です。浄土真宗(本願寺派・大谷派)と曹洞宗の寺院が多く、長年にわたる菩提寺との関係を大切にしてきた方が多くいます。しかし後継者不在や遠距離管理の問題から墓じまいを決断するご家族が増えており、本ページの情報が佐賀県でのお墓の整理を検討している方のお役に立てれば幸いです。

墓じまい全体の流れについては、墓じまい完全ガイドもあわせてご覧ください。
佐賀県で墓じまいを検討する人が増えている理由
佐賀県の改葬件数は年によって変動が大きく、2015年の1,229件、2019年に1,454件(最多)、2020年のコロナ禍で726件まで急減したのち2022年は1,180件と回復しました。2024年は1,223件(対死亡比10.65%)と2022年の水準に近い件数を維持しています。全国平均(11.1%)にほぼ並ぶ水準であり、佐賀県での墓じまいは着実に増加しています。

単身世帯率と承継者不在の問題
佐賀県の単身世帯率は30.3%で、全国平均38.0%を7.7ポイント下回っており、全国で最も低い水準のひとつです。家族で生活するスタイルが比較的維持されている地域ですが、生涯未婚率は19.0%(全国19.7%とほぼ同水準)、核家族化率は55.2%(全国54.1%を1.1ポイント上回る)で、子世代が福岡市・東京・大阪などへ転出したまま戻らないケースが増えています。
単身世帯率が低いにもかかわらず改葬が増えているのは、「家族は揃っているが、全員が都市部に転出しており誰も佐賀に戻らない」という状況が増えているためです。佐賀県内に残る高齢の親世代が「自分が元気なうちに子供世代への負担を減らしたい」と自ら墓じまいを決断するケースが多くみられます。
娘たちにこの先ずっとお墓の管理費の支払いや掃除の負担を背負わせるのはかわいそうだなと思うようになりました。お墓参りに行くたびに草むしりも大変ですし、私たちの代でなんとかしておいたほうがいいんじゃないかと夫と話すようになりました。
墓じまい経験者愛知県・50代・女性
人口動態・高齢化・未婚率
佐賀県の高齢化率は30.8%で、全国平均28.7%を2.1ポイント上回っています。人口増減率は-2.57%で、全国平均-0.75%の約3.4倍という速さで人口が減少しています。佐賀県の人口減少は西部(唐津市・伊万里市・武雄市・嬉野市)で特に深刻で、若年層が福岡市に転出する傾向が続いています。
県内では福岡市のベッドタウンとしての性格を持つ鳥栖市・基山町周辺が人口を維持・増加させている一方、農村部・離島(玄海町・有田町・多久市など)では人口が急激に減少しています。佐賀県は九州の中でも特に福岡市への経済的依存が高く、通勤可能な佐賀市・鳥栖市に人口が集中しながら、それ以外の地域は過疎化が進んでいます。
墓じまい実態調査2026(墓じまいパートナーズ)(2026年3月、経験者n=52)によると、墓じまいのきっかけとして最も多い理由は「承継者がいない・見つからない」「お墓が遠くて管理できない」であり、佐賀県内の農村部にあるお墓を福岡市・東京に転出した子世代が管理できない状況に合致しています。
佐賀県は伊万里焼・有田焼・唐津焼など陶芸文化が盛んな地域で、各地に歴史ある寺院が多く存在します。長年の菩提寺との関係を大切にしてきた方が多い一方で、後継者不在・遠距離管理の問題から墓じまいを決断する方が増えています。
子供に迷惑をかけなくないので考え出したが、どの様に進めていけばいいか分からない。住職に言い出しにくい
墓じまい検討中茨城県・45歳・女性
佐賀県での墓じまいの流れ
墓じまいの手続きは、法律(墓地、埋葬等に関する法律)に基づいて一定の順序で進めます。佐賀県内のどの市区町村でも基本的な流れは共通ですが、お寺のお墓か霊園かによって離檀料の有無など手続きの詳細が異なります。

墓じまいの手続きについて詳しくは、墓じまいの流れを8ステップで解説もご参照ください。
①家族・親族への相談
墓じまいを進める前に、必ず家族・親族全員で話し合いの機会を設けましょう。佐賀県は家族でのつながりが比較的強い地域で、お墓に関する意思決定を個人だけで進めることへの抵抗感を持つ親族がいるケースもあります。「誰がお墓の使用権者(祭祀承継者)なのか」を最初に明確にした上で、改葬先の候補・費用の概算を伝えながら合意を得ていきましょう。
佐賀県では福岡市のベッドタウンに住む子世代と、県内の農村部に残る高齢の親世代が話し合いをするケースが多く、物理的な距離は比較的近いため、週末に帰省して直接話し合うことが可能な場合もあります。
②お寺・霊園への連絡
家族の合意が得られたら、現在お墓があるお寺または霊園の管理事務所に連絡します。佐賀県は浄土真宗(本願寺派・大谷派)と曹洞宗の寺院が多く、また有田・伊万里地区には窯元と密接に関わった寺院も多く存在します。いずれの宗派のお寺であっても、丁寧に事情を説明すれば墓じまいの相談に応じてもらえることがほとんどです。
離檀料(3〜20万円程度)を求められる場合がありますが、法外な金額の場合は支払い義務はありません。事前に離檀料の相場と対応方法を確認しておきましょう。
「最近は墓じまいを行う方が増えてきていて、寂しい気持ちがありますがこれも時代の流れなのでしょうね。墓じまいについて知りたいことがあれば、またいつでも相談して下さい」と言ってくれて、快く墓じまいのお願いを了承してくれました。
墓じまい経験者大阪府・50代・男性
③改葬先の確保
永代供養墓・納骨堂・樹木葬など、新しい供養先を選んで契約します。改葬先から「受入証明書」を発行してもらうことが、改葬許可申請の際に必要となります。佐賀市・鳥栖市・唐津市などに永代供養墓があります。また、福岡市への転出者が多い佐賀県では、福岡市内の施設に改葬するケースも多くみられます。
④改葬許可申請
お墓がある市区町村の窓口に改葬許可申請書を提出します。必要書類が揃っていれば通常1〜2週間で改葬許可証が交付されます。佐賀県内の主要市区町村の窓口については次のセクションで詳しく説明します。
⑤お墓の解体・撤去
改葬許可証を取得したあと、お寺から閉眼供養(魂抜き)を行ってもらい、石材店がお墓を解体します。佐賀県内には石材店が複数あります。西部の唐津市・伊万里市・武雄市など遠隔地にあるお墓では、石材店の移動費が費用に加算されることがあります。複数の石材店から見積もりを取ることをおすすめします。
⑥新しい供養先へ納骨
改葬許可証の原本を持参し、新しい供養先に納骨して手続き完了です。改葬先での開眼供養(魂入れ)については事前に施設に確認しておきましょう。
佐賀県の市区町村別 改葬許可申請窓口一覧
改葬許可申請は、現在お墓がある市区町村の窓口に提出します。佐賀県では市区町村によって担当部署が異なります。佐賀市は環境政策課、唐津市は環境施設課というように、環境・衛生系の部署が担当しているケースが多いです。手続き前に必ず電話で確認してから窓口を訪問しましょう。
担当窓口と問い合わせ先
市区町村 | 担当部署 | 電話番号 |
|---|---|---|
環境部 環境政策課 | 0952-40-7200 | |
市民環境部 環境施設課 施設係 | 0955-53-7139 | |
環境課 環境推進係 | 0942-85-3561 | |
環境政策課 生活環境係 | 0955-23-2144 | |
福祉部 市民課 窓口係 | 0954-23-9225 | |
多久市 | 市民課 市民生活係 | 0952-75-2112 |
小城市 | 市民生活部 市民課 | 0952-37-6107 |
嬉野市 | 市民環境課 生活環境係 | 0954-66-9124 |
神埼市 | 市民生活部 生活環境課 | 0952-37-0331 |

※上記の情報は2025年時点のものです。部署名・電話番号は変更されることがあります。申請前に各市区町村の公式ホームページまたは電話で最新情報をご確認ください。
佐賀県内の農村部(多久市・嬉野市など)にお墓がある場合、窓口まで車で1時間以上かかることもあります。福岡市に転出した方が佐賀県内のお墓を改葬する場合は、平日に有給休暇を取得して手続きを行う必要があります。郵送申請が可能な市区町村もあるため、事前に問い合わせておくとスムーズです。
改葬許可証の申請には、遠方の役所と移転先との間で何度も書類をやり取りし、不備があれば修正する必要があり、非常に煩雑でした。書類の準備に想像以上に時間がかかることもあります。余裕を持ったスケジュールで進めることが大切です。
墓じまい経験者東京都・50代・男性
必要書類
改葬許可申請に必要な書類は以下の通りです。市区町村によって若干異なる場合があるため、事前に担当窓口に確認してください。
お寺のお墓の場合、埋蔵証明書はお寺(住職)に依頼して発行してもらいます。公営霊園・民間霊園の場合は管理事務所に依頼します。複数の遺骨をまとめて改葬する場合は、遺骨ごとに改葬許可申請書が必要になります(1遺骨1申請が原則ですが、市区町村によっては複数まとめて申請できる場合もあります)。
改葬許可申請書の作成方法や必要書類の準備については、墓じまいの流れを8ステップで解説もあわせてご参照ください。
申請から許可証交付まで
必要書類が揃っていれば、通常1〜2週間以内に改葬許可証が交付されます。書類に不備があると再提出が必要になり、手続きが長引くことがあります。特に埋蔵証明書の発行をお寺や霊園に依頼する際、発行まで1〜2週間かかる場合もあるため、早めに準備を始めることが大切です。
改葬許可証は1通の手続きにつき1枚発行されます。遺骨を新しい供養先に納骨する際に現地窓口(霊園・寺院等)に原本を提出するため、コピーを手元に保管しておくことをおすすめします。
佐賀県の墓じまい費用の目安
佐賀県での墓じまいにかかる費用は、離檀料・閉眼供養のお布施・お墓の解体撤去・改葬先への費用を合計すると、総額30〜150万円程度が目安です。改葬先の選び方や石材店の選定によって大きく差が出るため、複数の業者から見積もりを取ることが大切です。

離檀料(お寺のお墓の場合)
お寺のお墓を墓じまいする際は、檀家を離れることへの感謝の気持ちとして離檀料を納めるケースがあります。相場は3〜20万円程度で、寺院の宗派・規模・長年の関係性によって異なります。佐賀県は浄土真宗・曹洞宗の寺院が多く、離檀料の慣習はお寺ごとに異なります。法外な金額を請求された場合は支払い義務はありません。
閉眼供養(魂抜き)のお布施も別途必要で、3〜15万円程度が目安です。公営霊園・民間霊園のお墓の場合は、離檀料・閉眼供養料ともに不要です。
お墓の解体・撤去費用
石材店に依頼するお墓の解体・撤去費用は10〜40万円程度が目安です。費用は墓石のサイズ・重量・立地条件によって変わります。佐賀県の西部(唐津市・伊万里市・武雄市など)や農村部にあるお墓では、石材店の移動費が加算されることがあります。複数の石材店から見積もりを取り、費用の内訳(解体費・廃棄物処理費・整地費など)を比較した上で依頼先を選びましょう。
石材店によって費用は1.5〜2倍程度の差が出ることもあります。依頼する前に、見積もり内容に「お墓の解体」「墓石の処分」「整地・原状回復」がすべて含まれているかを確認してください。
改葬先への費用
遺骨を移す先によって費用は大きく異なります。
- 永代供養墓:10〜100万円程度(合祀か個別かで差がある)
- 納骨堂:30〜150万円程度(ロッカー型から自動搬送型まで差がある)
- 樹木葬:5〜80万円程度(里山型・庭園型で差がある)
- 散骨:5〜30万円程度(海洋散骨・山林散骨で差がある)
佐賀県から福岡市内の施設に改葬するケースも多く、福岡市内の納骨堂は設備が充実している反面、費用が高めになる傾向があります。改葬先の選び方については、次のセクションで詳しく解説します。
費用を抑えるポイント
墓じまいの費用を抑えるには、石材店の相見積もり(複数業者への見積もり依頼)が最も効果的です。また、改葬先として合祀型の永代供養墓や散骨を選ぶと、個別の区画を持つ方法より費用を抑えられます。佐賀県では、墓じまいの全行程(寺院交渉・改葬許可申請サポート・石材店手配・改葬先紹介)をまとめてサポートする業者も増えており、手続きに不安がある方は相談してみることも一つの方法です。費用を抑える具体的な方法については、墓じまいの費用を抑える方法もご参照ください。
佐賀県に墓じまいの補助金はある?
2025年時点で、佐賀県内の市区町村において墓じまい(改葬)に特化した補助金・助成金制度は確認されていません。全国的に見ても、墓じまい専用の補助金を設けている自治体はほとんどないのが現状です。
費用の負担を軽減するためには、以下の方法を検討してみてください。
- 石材店の相見積もり:複数の石材店に見積もりを依頼し、費用を比較する
- 合祀型の永代供養墓を選ぶ:個別区画より費用を大きく抑えられる場合がある
- 散骨を選ぶ:5〜30万円程度と比較的費用が低い
- 墓じまい専門業者に一括依頼:石材店手配・改葬許可申請サポート・改葬先紹介をまとめて依頼できる場合がある
費用の詳細については墓じまい費用はいくら?もあわせてご確認ください。なお、佐賀県内の市区町村において墓地に関連した補助金制度が今後新設される可能性もあります。最新情報は各市区町村の公式ホームページや担当窓口にご確認ください。
墓じまい後の供養先の選び方
墓じまいの後には、遺骨を新しい場所で供養します。大きく分けると「永代供養墓」「納骨堂」「樹木葬」「散骨」の4種類があります。佐賀県内にも複数の施設がありますが、福岡市へ転出した子世代が多い佐賀県では、福岡市内の施設を改葬先として選ぶケースも増えています。
永代供養墓
永代供養墓とは、お墓の管理や供養を霊園・寺院が永続的に行ってくれる供養方法です。後継者がいない方でも安心して利用できます。費用の目安は10〜100万円程度で、合祀(他の方と一緒に納骨される)の場合は費用を抑えられます。個別の区画に一定期間安置された後に合祀されるタイプと、最初から合祀するタイプがあります。佐賀市・鳥栖市・唐津市などに永代供養墓があります。
永代供養墓について詳しくは墓じまい後の永代供養をご覧ください。
納骨堂
納骨堂は屋内施設で遺骨を収蔵する供養方法です。費用の目安は30〜150万円程度で、ロッカー型・仏壇型・自動搬送型など様々な種類があります。佐賀市・鳥栖市周辺の施設では比較的費用が抑えられる場合があります。また、佐賀県から福岡市に転出した子世代がお参りしやすいよう、福岡市内の納骨堂に改葬するケースも増えています。
納骨堂について詳しくは墓じまい後の納骨堂をご覧ください。
樹木葬
樹木葬は樹木を墓標にした自然葬の一種です。費用の目安は5〜80万円程度で、里山型と庭園型があります。宗教・宗派を問わず利用できる施設が多く、後継者がいなくても安心して利用できます。佐賀県内にも樹木葬施設があるほか、福岡市近郊の施設を選ぶ方も多くいます。
樹木葬について詳しくは墓じまい後の樹木葬をご覧ください。
散骨
散骨は遺骨を粉骨して海や山林に撒く自然葬です。費用の目安は5〜30万円程度と比較的リーズナブルです。佐賀県は玄界灘に面しており、唐津市沖や伊万里湾での海洋散骨を選ぶ方もいます。ただし、散骨は一度行うと取り返しがつかないため、家族全員が納得した上で選ぶことが重要です。
散骨について詳しくは墓じまい後の散骨をご覧ください。
息子に「墓のことは俺の代で片付けたから心配すんな」と報告できた時はホッとしました。新しい納骨堂は空調が効いた室内のロッカーみたいな場所なので、天候に関係なく手ぶらでお参りできるのが本当に快適です。
墓じまい経験者福岡県・50代・男性
供養先の選び方のポイント
佐賀県内にお墓がある場合の改葬先選びでは、次のポイントを参考にしてください。
- お参りのしやすさ:子世代が福岡市在住の場合、佐賀市内よりも福岡市内の施設の方がお参りしやすい場合もある
- 費用の総額:改葬先の費用だけでなく、永代使用料・年間管理費・法要費用も含めて比較する
- 後継者の有無:後継者がいない場合は、合祀型の永代供養墓や散骨が適している
- 宗派の制限:寺院墓地・納骨堂では宗派が限定される場合がある。公営霊園や宗教不問の施設は制限が少ない
佐賀県の墓じまいに関するよくある質問
Q. 佐賀県の墓じまいにかかる費用はいくらくらいですか?
佐賀県での墓じまいの総額は30〜150万円程度が目安です。お寺のお墓の場合、離檀料(3〜20万円)・閉眼供養のお布施(3〜15万円)・お墓の解体撤去費用(10〜40万円)・改葬先への費用が主な内訳です。費用は改葬先の種類(永代供養墓・納骨堂・樹木葬・散骨)や石材店によって大きく変わります。佐賀県の農村部や離島にあるお墓では、石材店の移動費が加算される場合があります。複数の石材店に見積もりを依頼し、費用を比較することをおすすめします。
Q. 佐賀県でのお墓の改葬許可申請はどこに提出しますか?
改葬許可申請は、現在お墓がある市区町村の窓口に提出します。佐賀市であれば環境部 環境政策課(TEL: 0952-40-7200)、唐津市であれば市民環境部 環境施設課 施設係(TEL: 0955-53-7139)、鳥栖市であれば環境課 環境推進係(TEL: 0942-85-3561)です。必要書類(改葬許可申請書・埋蔵証明書・受入証明書・戸籍謄本等)を揃えて提出すると、通常1〜2週間以内に改葬許可証が交付されます。申請書類の作成は本人が行うものですが、不明な点は各担当窓口に相談してください。
Q. 佐賀県のお寺に離檀料を支払わなければいけませんか?
離檀料は法律で定められた義務ではなく、長年お世話になった菩提寺への感謝として納めるものです。相場は3〜20万円程度ですが、法外な金額を請求された場合は支払い義務はありません。佐賀県の浄土真宗・曹洞宗のお寺では、離檀料の慣習がないケースも多くあります。まずは丁寧に事情を説明し、穏便に話し合いを進めることが大切です。トラブルになりそうな場合は、離檀料の相場と対応方法をご参照ください。
Q. 佐賀県から福岡市に遺骨を移すことはできますか?
はい、佐賀県から福岡市内の霊園・納骨堂・樹木葬施設などに改葬することは問題なく可能です。改葬許可申請はお墓がある佐賀県内の市区町村の窓口で行い、改葬許可証を取得した上で福岡市内の施設に納骨する流れになります。福岡市に転出した子世代が多い佐賀県では、お参りのしやすさを考慮して福岡市内に改葬するケースが増えています。費用面では福岡市内の納骨堂は設備が充実している分、佐賀県内の施設より高めになる場合もあります。
Q. 佐賀県の寺院に連絡せずに墓じまいはできますか?
お寺のお墓の場合、墓じまいの前にお寺への連絡・相談は必須のステップです。埋蔵証明書の発行をお寺に依頼する必要があり、この書類がないと改葬許可申請ができません。また、閉眼供養(魂抜き)もお寺に依頼することが一般的です。佐賀県内の多くのお寺は、丁寧に事情を説明すれば墓じまいの相談に応じてくれます。公営霊園・民間霊園のお墓の場合は管理事務所への連絡が必要ですが、離檀料の問題は発生しません。
Q. 佐賀県の農村部・離島にあるお墓の墓じまいは難しいですか?
唐津市・伊万里市・武雄市・嬉野市などの農村部や離島にあるお墓でも、手続きの流れは基本的に同じです。ただし、対応できる石材店が限られており、移動費が費用に加算されることがあります。また、役所窓口まで距離がある場合は郵送申請が可能かどうかを事前に担当部署に確認しておくことをおすすめします。高齢化が進む農村部では、墓じまいの相談に慣れたお寺も増えていますので、まずは菩提寺に率直に相談してみてください。早めに動くほど、選択肢も広がります。
まとめ:佐賀県での墓じまいを進めるために
佐賀県での墓じまいは、全国平均にほぼ並ぶ水準(2024年度対死亡比10.65%)で着実に増加しています。単身世帯率が全国最低水準(30.3%)で家族の結びつきが強い一方、子世代が福岡市・東京などに転出して誰も佐賀に戻らないという状況が増え、高齢の親世代が自ら墓じまいを決断するケースが多くみられます。
佐賀県での墓じまいを進める際は、次のポイントを押さえておきましょう。
- まず家族・親族全員で話し合い、合意を得てから手続きを進める
- お寺には丁寧に事情を説明する(離檀料は3〜20万円が相場だが、法外な請求には応じる義務はない)
- 改葬許可申請は現在お墓がある市区町村の窓口へ(必要書類を揃えれば1〜2週間で許可証が交付される)
- 石材店は複数から見積もりを取り、費用の内訳(解体・廃棄・整地)をすべて確認する
- 改葬先は「お参りのしやすさ」「費用の総額」「後継者の有無」を総合的に判断して選ぶ
- 総費用は30〜150万円程度が目安
佐賀県は伊万里焼・有田焼・唐津焼などの陶芸文化が盛んな地域で、歴史ある寺院との長年の関係を大切にしてきた方が多くいます。墓じまいはお墓を「なくす」ことではなく、故人を新しい形で供養し続けることです。後継者不在や遠距離管理の問題を解決するための選択として、ご家族でしっかり話し合い、無理のないペースで進めてください。
墓じまいの全体的な流れは墓じまい完全ガイド、費用の詳細は墓じまい費用はいくら?もあわせてご覧ください。
佐賀県以外の都道府県の墓じまい情報
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