三重県では、2024年度の改葬件数が3,249件に達し、2015年度(1,384件)と比べて約135%増加しています。特に2023年度以降の増加が顕著で、対死亡比12.96%(2024年度)は全国平均(11.1%)を上回っており、三重県は全国的に見ても墓じまいが進んでいる県のひとつです。伊勢志摩・紀伊半島という豊かな自然と歴史を持つ三重県でも、「お墓を守る人がいなくなる」という問題は避けられない課題となっています。
三重県は高齢化率30.2%(全国28.7%)、人口増減率-2.51%(全国-0.75%)と全国平均を上回る水準で人口減少と高齢化が進んでいます。伊勢志摩・紀伊半島の農山漁村部では特に過疎化が顕著で、核家族化率57.2%(全国54.1%)と子世代の独立が進む中でお墓の承継問題が広がっています。
本記事では、三重県での墓じまいについて、改葬件数の推移・手続きの流れ・費用の目安・市区町村ごとの窓口情報・補助金の有無・供養先の選び方をまとめて解説します。
墓じまい全体の流れについては、墓じまい完全ガイドもあわせてご覧ください。

三重県で墓じまいを検討する人が増えている理由
三重県の改葬件数は、2015年度の1,384件から2024年度の3,249件へと増加しました。2024年度が最多を記録しており、特に2023年度(3,030件)以降は増加のペースが加速しています。対死亡比12.96%(2024年度)は全国平均(11.1%)を上回っており、三重県では死亡者数に対して高い割合で改葬が行われています。なお、2020年度は10,510件という異例の数値を記録しましたが、これは一部自治体での旧墓地の集団整理・一括申請による特殊要因とみられ、通常の墓じまい件数の推移ではありません。

人口減少と名古屋圏・大阪圏への人口流出
三重県の人口増減率は-2.51%と全国平均(-0.75%)を大きく下回っており、全国的にも人口減少が激しい県のひとつです。北勢地域(四日市・桑名)は名古屋圏との関係が深く、就職・進学を機に名古屋に転出する若者が多い地域です。南勢・紀南地域(尾鷲・熊野など)は人口流出がさらに顕著で、高齢化と過疎化が進んでいます。単身世帯率は33.0%(全国38.0%)と全国平均より低く、三重県は家族形成率が高い水準ですが、子供が県外に転出したことで地元のお墓の管理者がいなくなるケースが増えています。三重県の総世帯数は約74万世帯と比較的小規模ですが、改葬件数の対死亡比は12.96%と全国平均11.1%を上回っており、一世帯あたりの墓じまいの意識は全国より高い水準にあることがわかります。
核家族化率は57.2%と全国平均(54.1%)を上回り、子世代が独立した世帯が多いことがわかります。生涯未婚率は16.8%(全国19.7%)と全国平均より低く、三重県は家族を持つ方が多い県です。しかし家族を持っていても、子供が名古屋・大阪・東京などに転出すれば地元のお墓の管理は難しくなります。「お墓を守る人がいなくなる前に自分で整理したい」という意識が、三重県での墓じまい増加の背景にあります。
高齢化と伊勢志摩・紀伊半島の地域特性
高齢化率は30.2%と全国平均(28.7%)を上回ります。三重県は伊勢神宮・志摩・熊野古道など観光地として知られますが、農山漁村部では高齢化と過疎化が深刻です。特に南部(尾鷲市・熊野市・紀宝町など)では若年層の流出が続き、地元に残る高齢者だけではお墓の管理が難しくなっています。こうした背景が三重県の対死亡比12.96%という高い値につながっています。伊勢志摩・熊野など歴史的・文化的に墓所を大切にしてきた地域でも、現実的な「後継者不在」の問題は急速に広がっています。かつて大家族が管理してきた寺墓地でも、1軒あたりの管理者が減った今、定期的な管理を継続することが難しくなっています。
墓じまい実態調査2026(墓じまいパートナーズ)(2026年3月、経験者n=52)によると、墓じまいを決意した最大の理由は「継承者がいない・見つからない」であり、三重県の農山漁村部でも同様の問題が広がっています。
子供が遠方に住んでいて、自分たちが動けなくなった後に誰がお墓を守るのか、ずっと気になっていました。元気なうちに決断して本当によかったです。
墓じまい経験者愛知県・68歳・女性
やるなら自分の元気なうちに実施した方がよいです。子供たちに任せると大変です。
墓じまい経験者千葉県・62歳・男性
三重県での墓じまいの流れ
墓じまいは、家族・お寺・役所・石材店・改葬先の複数の関係者との調整が必要な手続きです。三重県での一般的な流れを6つのステップで確認しましょう。詳しい手続き全体については墓じまいの流れを8ステップで解説もご参照ください。

①家族・親族への相談
墓じまいは、お墓に関わるすべての親族の合意を得てから進めることが大切です。三重県は北勢・中勢・伊勢・伊賀・南勢・紀南と地域が広く、親族が四日市・津・松阪・伊勢など各地に散らばっている場合もあります。「名古屋・大阪に転出した子供がお墓の管理に来られない」「自分が亡くなった後に誰も管理できない」という状況を丁寧に伝えることで親族の理解を得やすくなります。反対意見が出た場合は、改葬先を先に決めてから「新しい供養先でもきちんとお参りできる」と具体的に示すことで議論が前に進みやすくなります。お盆・年末年始など家族が集まるタイミングを活かして話し合いを行うことをおすすめします。
②お寺・霊園への連絡
お寺のお墓(寺墓地)の場合、まずご住職に墓じまいの意向を伝えます。三重県は仏教寺院が多く、宗派によって離檀の手続きや慣習が異なります。連絡の際に「埋葬証明書」の発行も依頼しましょう。近年は柔軟に対応してくださる住職も増えており、事前に電話で相談するだけでも手続きの見通しをつかみやすくなります。公営霊園・民間霊園の場合は管理事務所に申し出ます。
「最近は墓じまいを行う方が増えてきていて、寂しい気持ちがありますがこれも時代の流れなのでしょうね。」と言ってくれて、快く墓じまいのお願いを了承してくれました。
墓じまい経験者大阪府・50代・男性
③改葬先の確保
墓じまい後にお骨をどこに移すかを先に決めておく必要があります。改葬許可申請には「改葬先の受入証明書」が必要なため、新しい供養先(永代供養墓・納骨堂・樹木葬など)を先に確保し、受入証明書を発行してもらいます。三重県内(四日市・津・松阪)に永代供養墓・納骨堂があるほか、子供の住む名古屋・大阪・東京など他都市への改葬も可能です。
④改葬許可申請
お墓がある市区町村の役所に「改葬許可申請書」を提出します。三重県には14市・15町があり、申請先はお墓の所在地を管轄する市区町村の担当窓口です。申請書に「埋葬証明書」「改葬先の受入証明書」を添付して提出すると、「改葬許可証」が交付されます。通常、交付まで数日〜1週間程度かかります。石材店の解体日程が決まっている場合は、そこから逆算して余裕をもって申請しましょう。申請書は市区町村のホームページからダウンロードできる場合が多く、事前に書類を準備してから窓口に持参すると手続きが短時間で済みます。
⑤お墓の解体・撤去
改葬許可証を取得したら、石材店に依頼してお墓を解体・撤去します。複数の石材店から相見積もりを取ることで費用を抑えられる場合があります。尾鷲・熊野など道路事情が難しい地域では、重機搬入に制約がある場合もありますので事前に石材店に現地確認を依頼することをおすすめします。解体後、墓地は更地に戻して管理者に返還します。なお、石材店は霊園・お寺が指定業者制にしている場合もあります。指定業者しか使えない場合は相見積もりが難しいケースもありますので、事前に霊園・お寺に確認しておきましょう。
⑥新しい供養先へ納骨
石材店がお骨を取り出し、改葬先に持参します。新しい供養先での納骨の際には「改葬許可証」を必ず持参してください。これをもって墓じまいの手続きはすべて完了です。家族・親族に新しい供養先の場所とお参りの方法を共有しておくと、その後の供養がスムーズです。
三重県の市区町村別 改葬許可申請窓口一覧
改葬許可申請は、現在のお墓がある市区町村の役所に提出します。三重県には14市・15町があり、申請先はお墓の所在地によって異なります。まずお墓の住所(霊園・寺院の所在地)を確認し、対応する市区町村の窓口に問い合わせてください。

担当窓口と問い合わせ先
以下は三重県内の主要市における改葬許可申請の担当窓口情報です。
市区町村 | 担当部署 | 電話番号 | 公式サイト |
|---|---|---|---|
四日市市 | 市民課 | TEL: 059-354-8146 | |
津市 | 市民課 | TEL: 059-229-3158 | |
松阪市 | 市民課 | TEL: 0598-53-4395 | |
伊勢市 | 市民課 | TEL: 0596-21-5525 | |
桑名市 | 市民課 | TEL: 0594-24-1211 | |
鈴鹿市 | 市民課 | TEL: 059-382-9017 |
上記以外の市町については、各自治体の公式サイトで「改葬許可申請」と検索するか、市区町村の代表電話に問い合わせると担当部署を案内してもらえます。名古屋・大阪から帰省が限られる方は、郵送申請の可否を事前に問い合わせることで効率的に手続きを進められます。
必要書類
改葬許可申請に必要な書類は以下のとおりです。市区町村ごとに書式が異なる場合がありますので、申請前に管轄窓口の公式サイトまたは電話で最新情報を確認してください。
複数の遺骨をまとめて改葬する場合、遺骨1体ごとに改葬許可証が必要になるケースがあるため、事前に窓口で確認してください。必要書類を一度で揃えられるよう、各機関への確認を事前に済ませておきましょう。
申請から許可証交付まで
必要書類がそろったら、お墓がある市区町村の担当窓口に持参または郵送で提出します。書類に不備がなければ通常は数日〜1週間程度で「改葬許可証」が交付されます。解体工事の予定日から逆算して余裕をもって申請しましょう。改葬許可証は新しい供養先への納骨時に必ず持参が必要です。帰省のタイミングと窓口申請を合わせて段取りを組むと効率的です。
三重県の墓じまい費用の目安
墓じまいにかかる費用は「離檀料」「お墓の解体・撤去費用(石材店への依頼)」「改葬先への費用」の3つに大別されます。早めに複数の石材店に見積もりを依頼し、総額を把握しておきましょう。

離檀料
お寺のお墓(寺墓地)から離檀する際に、これまでの法要・管理に対する感謝の意を込めてお寺に納めるお金です。一般的な目安は3万〜20万円程度です。離檀料は法律で定められた金額ではなく、宗派・お寺との縁の深さ・地域の慣習によって異なります。公営霊園・民間霊園の場合は離檀料は発生しません。詳しくは離檀料とはをご覧ください。
お墓の解体・撤去費用(石材店への依頼)
石材店にお墓を解体・撤去してもらう費用の目安は10万〜40万円程度です。墓石の大きさ・重さ・霊園の立地条件によって金額が変わります。三重県は尾鷲・熊野など道路事情の難しい地域もあり、アクセスが困難な霊園では費用が割増になる場合があります。複数の石材店から相見積もりを取り、石材店によって1.5〜2倍程度の費用差があることも念頭においておきましょう。詳しくは墓じまいと石材店をご覧ください。
改葬先(新しい供養先)の費用
改葬先に選ぶ供養の形式によって費用は大きく異なります。主な選択肢の目安を以下に示します。
- 永代供養墓:10万〜100万円程度(合祀タイプか個別安置タイプかで大きく差がある)
- 納骨堂:30万〜150万円程度(ロッカー型・自動搬送型など施設・タイプによる)
- 樹木葬:5万〜80万円程度(里山型・庭園型で差がある)
- 散骨:5万〜30万円程度(海洋散骨・山林散骨など方法による)
三重県内(四日市・津・松阪)に改葬先を求めるほか、子供の住む名古屋・大阪・東京に改葬先を選ぶことで家族がお参りしやすくなる場合もあります。改葬先は費用だけでなく「年間管理費の有無」「将来的な合祀の有無」「宗教・宗派の制限」も確認してから決めることをおすすめします。複数施設の資料を取り寄せて比較し、可能であれば現地見学をしてから申し込むと後悔が少なくなります。
総額の目安
離檀料・解体・改葬先の費用をあわせた総額は30万〜150万円程度が目安です。費用全般については墓じまい費用はいくら?もご覧ください。費用を抑えたい場合は合祀型の永代供養墓を選ぶことと、複数の石材店への相見積もりが有効です。
良い石材店を選ぶことが第一で、見積もりは必ず取ることが大切です。
墓じまい経験者大阪府・72歳・女性
三重県に墓じまいの補助金はある?
2026年時点で、三重県および県内の市区町村において、墓じまい(改葬)を直接対象とした補助金・助成金制度は確認されていません。全国的にも墓じまい専用の補助制度はほとんど存在しないのが現状です。三重県は過疎地の振興策として移住促進・空き家整備などの補助制度は存在しますが、墓じまいへの直接支援はありません。
費用を抑えるための一般的な手段として、以下の方法を検討してみましょう。
- 石材店の相見積もりを取る:複数の石材店に見積もりを依頼することで費用差を確認できます
- 永代供養墓・合祀墓を選ぶ:合祀タイプの永代供養墓は費用が抑えやすく、10万〜30万円程度で対応できる施設もあります
- 複数の遺骨をまとめて改葬する:先祖の遺骨をまとめて1か所に改葬することで、解体・移動コストを抑えられる場合があります
- 閑散期(冬〜春先)に石材店を手配する:繁忙期を避けると費用が抑えられる可能性があります
補助金制度は今後新設される可能性もあります。お墓のある市区町村の公式サイトや窓口で最新情報を確認することをおすすめします。費用を抑えるための方法については墓じまいの費用を抑える方法もご覧ください。
墓じまい後の供養先の選び方
墓じまい後の遺骨をどこに移すかは、家族構成・費用感・供養への考え方によって異なります。三重県では、四日市・津・松阪など県内の施設に改葬するケースのほか、子供の住む名古屋・大阪・東京などへの改葬も多くなっています。三重県は伊勢湾・熊野灘に面しており、海洋散骨を選ぶ方もいます。「誰がお参りしやすいか」を最優先に改葬先を選ぶことが、長期的に供養が続けられる秘訣です。改葬先は資料を取り寄せて複数を比較し、見学してから決めることをおすすめします。費用・アクセス・年間管理費・宗教宗派の制限を総合的に判断することで、後悔のない選択につながります。
永代供養墓
お寺や霊園が遺骨を永代にわたって供養・管理してくれる形式です。承継者がいない方や、子供に管理の負担をかけたくない方に選ばれています。個別安置タイプ(一定期間後に合祀)と最初から合祀するタイプがあり、費用の目安は10万〜100万円程度です。三重県内では四日市・津・伊勢周辺に永代供養を扱う寺院・霊園があります。詳しくは墓じまい後の永代供養をご覧ください。
納骨堂
屋内施設に遺骨を安置する形式で、ロッカー型・仏壇型などがあります。雨天でもお参りできる、アクセスのよい施設が多いのが魅力です。費用の目安は30万〜150万円程度。三重県内(四日市・津)に納骨堂があるほか、子供が名古屋・大阪に住んでいる場合はそちらの納骨堂を選ぶとお参りしやすくなります。都市部の納骨堂は交通の便がよく、仕事帰りや買い物のついでに立ち寄れる利便性が魅力です。詳しくは墓じまい後の納骨堂をご覧ください。
樹木葬
樹木・草花・シンボルツリーの下に遺骨を埋葬する自然葬の一形態です。「自然の中で眠りたい」という方に選ばれており、墓石管理が不要なことが特徴です。費用の目安は5万〜80万円程度。三重県は豊かな自然環境に恵まれており、里山型の樹木葬を提供する霊園もあります。詳しくは墓じまい後の樹木葬をご覧ください。
散骨
遺骨を粉末状にして海や山などに撒く供養方法です。三重県は伊勢湾・熊野灘・紀伊水道に面しており、海洋散骨を選ぶ方もいる地域です。費用の目安は5万〜30万円程度。専門の業者に依頼することが一般的です。散骨後は手を合わせる特定の場所がなくなるため、「場所が欲しい」という家族がいる場合は分骨して一部を納骨堂・永代供養墓に納める方法を組み合わせるとよいでしょう。詳しくは墓じまい後の散骨をご覧ください。
永代共同供養が一番良いと思いました。子供たちへの負担を考えると、管理が続く形よりも、きれいにまとめられる選択肢が安心です。
墓じまい検討中東京都・57歳・男性
よくある質問(FAQ)
Q. 三重県での改葬許可申請はどこに提出しますか?
改葬許可申請は、現在のお墓がある市区町村の担当窓口に提出します。四日市市であれば市民課(TEL: 059-354-8146)、津市であれば市民課(TEL: 059-229-3158)が窓口です。その他の市町については各自治体のホームページで「改葬許可申請」を検索するか、代表電話に問い合わせると担当部署を案内してもらえます。遠方からの手続きで郵送申請をご希望の場合は、事前に各窓口に対応可否を確認してください。
Q. 三重県の墓じまい費用はどれくらいかかりますか?
三重県での墓じまい費用の総額は、30万〜150万円程度が一般的な目安です。内訳は離檀料(お寺の場合:3万〜20万円)・お墓の解体・撤去費用(10万〜40万円)・改葬先の費用(10万〜150万円)です。尾鷲・熊野など道路事情が難しい地域では石材店のアクセス費用が加算されることがあります。複数の石材店への相見積もりで適正な費用を確認することをおすすめします。なお、改葬先を名古屋・大阪の施設にする場合でも、お墓の解体・撤去は三重県内の石材店に依頼することになります。遠方の霊園で墓じまいを行う場合は、現地に対応できる石材店をあらかじめ探しておくとスムーズです。
Q. 2020年度の改葬件数10,510件はどういう意味ですか?
三重県の2020年度の改葬件数は統計上10,510件と記録されていますが、これは一部自治体での旧墓地整理に伴う集団的な一括申請による特殊な要因とみられ、通常の個人による墓じまいの件数ではありません。2019年度(2,142件)や2021年度(1,972件)と比較しても、急激な変動は一括処理によるものと考えられます。2024年度の3,249件が直近の実態に近い数値です。
Q. 名古屋や大阪に住んでいるが、三重のお墓を遠方から手続きできますか?
遠方からの手続きは可能ですが、改葬許可申請書の提出・石材店の立ち会いなどで数回の現地訪問が必要になる場合があります。三重県は近畿自動車道・東名阪自動車道が整備されており、名古屋からは車で1〜2時間程度、大阪からも近鉄特急でアクセス可能です。帰省のタイミングと合わせて段取りを組むことで効率的に進められます。郵送申請に対応している自治体もありますので、事前に窓口に問い合わせることをおすすめします。必要書類を一度で揃えられるよう、石材店・お寺・霊園・改葬先それぞれへの事前確認を先に済ませてから現地訪問の日程を組むのが効率的な方法です。
Q. 墓じまい後に後悔することはありますか?
墓じまい後に「形のあるお墓を残せばよかった」と感じる方もいますが、後悔を防ぐためには①家族全員で十分に話し合ってから進める、②改葬先の見学・比較を丁寧に行う、③新しい供養先での最初のお参りを家族で行う、という3点が重要です。「子供の負担が減った」「名古屋・大阪からお参りしやすくなった」と前向きに感じている経験者も多く、準備を丁寧に行えば後悔のない選択ができます。三重県は伊勢・熊野など自然豊かな環境に恵まれており、樹木葬や海洋散骨といった自然葬を選ぶ方も増えています。「供養の形に正解はない」という意識で、家族が長く続けられる形を一緒に選ぶことが大切です。
まとめ:三重県で墓じまいを進めるために
三重県での墓じまいは、2024年度3,249件・対死亡比12.96%と全国平均(11.1%)を上回っており、人口減少率-2.51%(全国平均-0.75%)・高齢化率30.2%(全国28.7%)という厳しい人口動態のなかで確実に増加しています。核家族化率57.2%と子世代の独立が進む中、名古屋・大阪・東京に転出した子供が地元のお墓を管理できないという問題が顕在化しています。生涯未婚率16.8%(全国19.7%)と家族を持つ方が多い三重県でも、お墓の承継問題は「子供がいても遠方に住んでいれば管理できない」という現実として広がっています。
手続きの流れは①家族・親族への相談 → ②お寺・霊園への連絡 → ③改葬先の確保 → ④改葬許可申請 → ⑤お墓の解体・撤去 → ⑥新しい供養先への納骨の6ステップです。費用の総額は30万〜150万円程度が目安で、複数の石材店への相見積もりと改葬先の見学・比較が費用節減のポイントです。尾鷲・熊野など山間・沿岸部では石材店のアクセス費用が加算される場合がありますので、早めに複数社に問い合わせることをおすすめします。
「自分が元気なうちに整理しておきたい」と考えているなら、まず家族に話を切り出すことから始めてみましょう。三重県内の石材店・霊園・納骨堂に相談しながら具体的な段取りを立てることで、スムーズに手続きを進めることができます。近畿自動車道・東名阪道でアクセスしやすい三重県では、名古屋・大阪からの帰省タイミングと合わせた手続きが可能です。改葬先は県内外を問わず「家族がお参りしやすい場所」を優先して選ぶことが、長く続く供養の形を作る最大のポイントです。墓じまい全体の流れについては墓じまい完全ガイドもあわせてご覧ください。
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