宮城県で墓じまいをするには?改葬件数の推移・手続き・費用を解説
宮城県では、2015年度に799件だった改葬(お墓の引越し)件数が、2024年度には1,376件へと10年間で72.2%増加しました。仙台市を中心とした都市圏への人口集中が進む一方、石巻市・気仙沼市・大崎市などの沿岸部・内陸部では過疎化・高齢化が加速し、「遠方のお墓を管理し続けるのが難しくなった」という声が増えています。
また、宮城県には東日本大震災(2011年)で沿岸部の墓地が大きな被害を受けた歴史があります。被災したお墓の改葬・集約が進んできた経緯も、改葬件数の増加に影響しています。一方で、2024年度の対死亡比(死亡件数に対する改葬件数の割合)は4.81%にとどまり、全国平均の11.1%を大きく下回っています。この数字は、宮城県にはまだ多くの潜在的な墓じまい需要が残されていることを示しています。
この記事では、宮城県で墓じまいを検討している方に向けて、次の内容をわかりやすく解説します。
- 宮城県で墓じまいが増えている理由(統計データ)
- 墓じまいの具体的な手順(6ステップ)
- 仙台市の改葬許可申請窓口情報
- 費用の目安(離檀料・解体費・改葬先費用)
- 補助金の有無
- 墓じまい後の供養先の選び方
墓じまい全体の流れについては、墓じまい完全ガイドもあわせてご覧ください。

宮城県で墓じまいを検討する人が増えている理由
宮城県では、社会構造の変化と人口動態の変化が同時に進行しています。以下に5つの統計指標を全国平均と比較しながら解説します。
人口流出と高齢化——仙台一極集中が生む「お墓の空洞化」
2015年から2020年にかけての宮城県の人口増減率は-1.37%でした。全国平均の-0.75%を大きく上回るペースで人口が減少しており、その背景には仙台市への一極集中と、それ以外の市町村からの人口流出があります。
仙台市は東北地方最大の都市として人口が増加傾向にある一方、石巻市・気仙沼市・登米市・大崎市などの周辺市町村では若年層の流出が続き、過疎化・高齢化が急速に進んでいます。実家のある農村部から都市部・県外へと移り住んだ子世代が、故郷に残されたお墓を遠方から管理することへの困難さが、墓じまいを検討するきっかけになっています。
宮城県の高齢化率は28.3%(2020年国勢調査)で、全国平均の28.7%とほぼ同水準です。全国的な高齢化の流れの中にあることに変わりはなく、お墓の管理者自身が高齢になることで、体力的・距離的に管理が難しくなるケースが増えています。
単身世帯率・未婚率・核家族化——承継者不在の実態
宮城県の単身世帯率は36.9%(全国平均38.0%)、核家族化率は51.7%(全国54.1%)、生涯未婚率(50〜54歳)は19.6%(全国19.7%)です。いずれの指標もほぼ全国平均水準にありますが、これは「全国的な問題が宮城県でも同様に進行している」ことを意味します。
核家族化によって世帯人数が減ると、お墓を次世代に引き継ぐ選択肢が狭まります。生涯未婚率がおよそ5人に1人の水準に達しており、「子どもがいない・少ない」世帯が増えると、承継者が確保できなくなるリスクが高まります。こうした「承継者不在」の問題が、宮城県でも墓じまいを検討するきっかけになっています。
また、東日本大震災(2011年)では宮城県の沿岸部を中心に多くの墓地・霊園が被害を受けました。被災したお墓の改葬・集約、あるいは内陸部への移転を余儀なくされたケースも多く、宮城県特有の事情として改葬件数の増加に影響してきた経緯があります。
墓じまい実態調査2026(墓じまいパートナーズ)(2026年3月、経験者n=52)でも、墓じまいのきっかけとして「子どもや親族に負担をかけたくない」「遠方で管理が難しい」という回答が上位に挙がっています。
遠方なので中々墓参りもできず自分自身が年老いてきた為子供に負担をかけたくなく墓じまいを検討中ですが中々お寺側との話し合いが進まず難しいです。
墓じまい検討中宮城県・52歳・女性
改葬件数の推移——10年間で72.2%増加
宮城県内の改葬件数(厚生労働省衛生行政報告例)は、2015年度の799件から2024年度には1,376件へと、この10年間で72.2%増加しました。2020年はコロナ禍の影響で816件に一時的に落ち込みましたが、その後は増加基調が続き、2022年以降は毎年1,000件を大きく超えています。
2024年度の対死亡比は4.81%で、全国平均の11.1%を大きく下回っています。この数字は「まだ多くの方が墓じまいに踏み出せていない」ことを示しており、今後さらに改葬件数が増えていく潜在的な需要が宮城県には非常に大きいと考えられます。

宮城県での墓じまいの流れ
墓じまいには、いくつかの手順を正しい順番で進める必要があります。特に「改葬許可申請」は法律(墓地、埋葬等に関する法律)で定められた手続きであり、許可を得ずに勝手に遺骨を移動させることはできません。以下の6ステップに沿って進めてください。
詳しい手順については、墓じまいの流れを8ステップで解説もあわせてご覧ください。

① 家族・親族への相談
墓じまいを進める前に、まず家族・親族全員の理解と同意を得ることが大切です。お墓は先祖代々のものであり、一人の判断で進めてしまうと、後になって「聞いていなかった」「反対だった」という声が上がり、親族間のトラブルになることがあります。
宮城県では仙台市や周辺都市への人口集中が進んでいる一方、実家のあるご親族が県外の関東・関西に転出しているケースも多く見られます。遠方の親族との意見調整が難しい場合は、メールやビデオ通話などオンラインでの話し合いを活用しましょう。特に石巻・気仙沼・気仙地域など、震災の記憶が深い地域では、お墓に対して感情的なつながりを持っている親族がいる場合もあります。丁寧なコミュニケーションを心がけてください。
相談する際は、墓じまいを検討している理由(管理が難しい・承継者がいない・費用の問題など)を丁寧に説明するとともに、今後の供養のあり方(どこに遺骨を移すか)についても話し合っておきましょう。
② お寺・霊園への連絡と離檀手続き
家族の合意が取れたら、現在のお墓の管理者(お寺・霊園・公営墓地の管理事務所)に墓じまいの意向を伝えます。お寺のお墓の場合は、住職に連絡して離檀の意思を伝え、閉眼供養(魂抜き)の日程を相談してください。
離檀に際して、お寺によっては「離檀料」を求めるケースがあります。離檀料は法律で定められたものではなく、お寺との関係性やこれまでのお付き合いによって変わります。明らかに高額な要求には応じる必要はありませんが、長年お世話になったご感謝の気持ちとして相応の金額を納める方が多いです。
離檀料について詳しくは、離檀料とはをご覧ください。
怒られたり、高いお金を請求されたらどうしようと思って、菓子折りを持って夫と一緒に挨拶に行きました。事情を話すと、ご住職は嫌な顔ひとつせず「娘さんたちのことを考えるのは親心ですよ」と優しく言ってくださいました。
墓じまい経験者愛知県・50代・女性
③ 改葬先の確保(申請手続きを進める前に必須)
改葬許可申請の書類には「受入証明書」(新しい供養先が遺骨を受け入れることを証明する書類)が必要です。そのため、改葬先(永代供養墓・納骨堂・樹木葬・散骨など)を先に決めておかなければ手続きを進めることができません。
改葬先の選び方に迷ったら、仙台市内の市営墓地や、永代供養墓・樹木葬など費用の比較的少ない選択肢から検討してみましょう。散骨の場合は受入証明書が不要なケースもあります(自治体によって扱いが異なります)。
④ 改葬許可申請
改葬先が決まったら、現在のお墓がある市区町村の役所に「改葬許可申請書」を提出します。仙台市の場合は「健康福祉局 保健管理課」が担当窓口です(詳しくは次のセクションで解説します)。
申請書に必要事項を記入し、埋蔵証明書・受入証明書などの書類を添えて提出すると、通常1〜2週間程度で改葬許可証が交付されます。改葬許可証は、遺骨を取り出す際(お墓の解体時)および新しい供養先へ納骨する際に必要になるので、大切に保管してください。
⑤ お墓の解体・撤去
改葬許可証が交付されたら、石材店に依頼してお墓の解体・撤去を進めます。石材店は複数社から相見積もりを取ることをおすすめします。費用は墓石の大きさや立地条件(山間部・階段の有無など)によって変わりますが、1.5〜2倍程度の幅があることを念頭においてください。
解体・撤去の際には、まず閉眼供養(魂抜き・お性根抜き)を行います。閉眼供養はお寺の住職に依頼するのが一般的です。
⑥ 新しい供養先へ納骨
遺骨を新しい供養先に移す際には、改葬許可証を提出します。永代供養墓・納骨堂・樹木葬など、それぞれの施設の手続きに従って納骨を完了させてください。以上で墓じまいのすべての手順が完了します。
納骨の際には、新たな供養先の宗旨・宗派・施設のルールに従って納骨法要を行うのが一般的です。遺族が揃って納骨式に参加できるよう、事前に日程を調整しておきましょう。宮城県内では、お盆の時期(8月)や秋彼岸(9月)に合わせて墓じまいの締めくくりとして納骨を行う方が多いです。
改葬が完了したあとは、元のお寺や霊園から「墓地使用権の返還」手続きが必要な場合があります。特にお寺の場合は離檀の手続き完了確認、市営霊園・公営墓地の場合は返還届の提出が求められることがあります。各施設の管理事務所に完了報告と返還手続きを忘れずに行いましょう。
宮城県での改葬許可申請の手続き
改葬許可申請は、現在のお墓がある市区町村の役所に提出します。宮城県内で最も多くの方が関係する仙台市の窓口情報を中心に解説します。
担当窓口と問い合わせ先
仙台市でお墓の改葬許可申請を行う場合の窓口情報は以下の通りです。
市区町村 | 担当部署 | 電話番号 | 申請ページ |
|---|---|---|---|
仙台市 | 健康福祉局 保健管理課 | TEL: 022-214-8204 |
仙台市以外(石巻市・気仙沼市・大崎市・登米市など)に現在のお墓がある場合は、それぞれの市町村役場の担当部署にお問い合わせください。一般的には、市民課・保健センター・健康増進課・住民生活課などが改葬許可申請の窓口を担当していることが多いです。窓口が分からない場合は、市区町村の代表番号に電話して「改葬許可申請について相談したい」とお伝えすれば、担当部署に案内してもらえます。

必要書類
改葬許可申請に必要な書類は、市区町村によって細かい書式が異なる場合がありますが、一般的に以下の書類が求められます。
上記4点が基本ですが、市区町村によっては追加書類(戸籍謄本・住民票など)を求める場合もあります。事前に窓口またはホームページで確認しておくと手続きがスムーズです。
なお、改葬許可申請書の記入内容は申請者ご本人が行うものです。書類の記入内容についての案内や相談に応じてもらうことは問題ありませんが、ご自身で記入が難しい場合は、行政書士への相談も選択肢のひとつです。改葬許可申請書の作成を専門家に依頼する場合は、行政書士にご相談ください。
申請から許可証交付まで
書類を揃えて窓口に提出すると、通常1〜2週間程度で改葬許可証が交付されます。仙台市の場合は、書類に不備がなければ比較的スムーズに交付されるケースが多いです。ただし、混雑状況や書類の不備があった場合は、交付までに時間がかかることがあります。
改葬許可証は複数体の遺骨をまとめて改葬する場合でも、遺骨1体につき1枚が必要です。同じお墓に複数の方が埋葬されている場合は、その人数分の申請が必要になります。たとえば祖父母・両親の4名分が埋葬されているお墓を改葬する場合は、4枚の改葬許可証が必要です。
書類の郵送対応の可否は市区町村によって異なります。遠方から手続きを進める場合は、事前に電話またはメールで郵送申請が可能かどうか確認しておきましょう。仙台市の保健管理課では、郵送での受け付けに対応している場合があります。詳しくは窓口に直接お問い合わせください。
なお、お墓が市区町村をまたいで複数か所にある場合は、それぞれのお墓がある市区町村に別々に申請が必要です。宮城県内で複数の市区町村にお墓がある場合は、それぞれの窓口に確認しながら手続きを進めてください。
宮城県の墓じまい費用の目安
宮城県で墓じまいをする場合の費用は、お墓の種類(お寺のお墓か公営霊園か)や石材店の選択、改葬先の種類によって大きく異なります。ここでは各費用項目の目安を解説します。

費用の詳細については、墓じまい費用はいくら?もあわせてご覧ください。
離檀料(お寺のお墓の場合)
お寺のお墓を墓じまいする場合は、閉眼供養(魂抜き)のお布施と離檀料が発生します。閉眼供養のお布施は3〜15万円程度が目安です。
離檀料は3〜20万円程度が目安とされています。ただし、離檀料は法律で定められたものではなく、お寺との関係性や檀家としての年数によって変わります。長年お世話になった場合はご感謝の気持ちとして相応の金額をお包みする方が多い一方、公営霊園や無宗教霊園のお墓には離檀料は発生しません。
東日本大震災で被災した沿岸部のお墓の場合、震災後の対応でお寺や霊園との関係が変化しているケースもあります。事前にお寺にご相談されることをおすすめします。
石材店への解体・撤去費用
お墓の解体・撤去は石材店に依頼します。費用は10〜40万円が目安で、墓石の大きさや立地条件(山間部・急傾斜地・狭い通路など)によって変わります。石材店によって費用が1.5〜2倍程度異なることがあるため、複数社から相見積もりを取ることをおすすめします。
宮城県内では、仙台市内の石材店のほか、各地域の石材店が営業しています。遠方のお墓の場合は、現地の石材店に依頼する方が交通費・出張費の観点から費用を抑えられる場合があります。解体・撤去後の墓石の処分費用が別途かかるケースもありますので、見積もり時に確認しておきましょう。
改葬先への費用
改葬先の種類によって費用は大きく異なります。
- 永代供養墓: 10〜100万円程度(合祀墓か個別安置かで差がある)
- 納骨堂: 30〜150万円程度(ロッカー型〜自動搬送型で差がある)
- 樹木葬: 5〜80万円程度(里山型・庭園型で差がある)
- 散骨: 5〜30万円程度(海洋散骨・山林散骨で差がある)
仙台市内には樹木葬や納骨堂を設置する寺院も増えてきており、選択肢は広がっています。
総額の目安
墓じまいにかかる費用の総額は、30〜150万円が目安です。お寺のお墓で離檀料が発生し、改葬先に永代供養墓や納骨堂を選ぶ場合は費用が高くなる傾向があり、公営霊園のお墓で樹木葬や散骨を選ぶ場合は比較的費用を抑えられます。費用を抑えるためには、石材店の相見積もりと、改葬先の費用比較が効果的です。
宮城県の沿岸部や山間部では、お墓へのアクセス条件(道路の狭さ・段差・重機の入れにくさなど)によって解体・撤去費用が割り増しになるケースがあります。石材店に見積もりを依頼する際は、現地確認を実施してもらい、追加費用が発生する可能性についても事前に確認しておきましょう。石材店の選び方・費用相場については、墓じまいと石材店の記事もあわせてご覧ください。
宮城県に墓じまいの補助金はある?
2026年時点で、宮城県内の市区町村において墓じまいに関する補助金制度は確認できませんでした。墓じまいは私的な財産(お墓)の整理に関わるため、全国的にも補助金が設けられている自治体はほとんどないのが現状です。
ただし、東日本大震災で被災したお墓については、一部の市区町村で震災対応に関連した支援制度が設けられた経緯があります。現在も継続中の制度があるかどうかは、各市区町村にお問い合わせください。
費用を抑えるための主な方法としては、以下が挙げられます。
- 石材店の相見積もりを取る: 複数の石材店から見積もりを取ることで、適正な費用を把握できます
- 改葬先として費用の少ない選択肢を選ぶ: 樹木葬(5〜80万円程度)や散骨(5〜30万円程度)は、納骨堂や永代供養墓と比べて費用を抑えやすい選択肢です
- 仙台市営墓地(公営霊園)への改葬を検討する: 公営の施設は一般的に民間より費用が低い傾向があります
費用を抑える方法の詳細については、墓じまいの費用を抑える方法もご参照ください。補助金制度が整っていない現状では、できるだけ費用の比較・交渉を自分でしっかり行うことが節約の近道となります。
墓じまい後の供養先の選び方
墓じまい後の供養先は、費用・立地・宗旨宗派の縛りなどを考慮して選びます。宮城県では仙台市を中心にさまざまな選択肢があります。
仙台市の市営墓地・公営霊園
仙台市は政令指定都市として、市営の墓地(台原霊園・南材木町墓苑など)を運営しています。公営の施設は宗旨宗派を問わず利用でき、費用も民間施設と比べて低い傾向があります。ただし、募集区画に限りがあり、抽選になることもあります。詳しい募集情報や手続きについては、仙台市の公式ホームページまたは健康福祉局 保健管理課にお問い合わせください。
永代供養墓
永代供養墓は、お寺や霊園が遺骨を管理・供養してくれる形式のお墓です。承継者がいない場合でも安心して預けることができます。合祀(複数の遺骨を一か所に合わせる)タイプと、一定期間は個別安置してから合祀するタイプがあります。費用は10〜100万円程度で、合祀タイプの方が費用を抑えやすい傾向があります。詳しくは、墓じまい後の永代供養をご覧ください。
納骨堂
納骨堂は、室内施設に遺骨を安置する形式です。天候に左右されず、アクセスしやすい立地の施設が多いのが特徴です。費用はロッカー型から自動搬送型まで幅があり、30〜150万円程度が目安です。仙台市内には複数の納骨堂があり、高齢者や交通の便を重視する方に選ばれています。詳しくは、墓じまい後の納骨堂をご覧ください。
樹木葬
樹木葬は、樹木や草花の下に遺骨を埋葬する自然葬のひとつです。宮城県・仙台市周辺にも樹木葬を行う寺院・霊園が増えており、緑豊かな環境を好む方に支持されています。費用は5〜80万円程度で、里山型・庭園型など施設によって雰囲気が異なります。詳しくは、墓じまい後の樹木葬をご覧ください。
散骨
散骨は、遺骨を粉末状にして海や山林などに撒く方法です。費用は5〜30万円程度と比較的少なくて済みます。宮城県は太平洋に面しており、海洋散骨を選ぶ方もいます。ただし、散骨には法的・マナー上のルールがあるため、専門業者に依頼することをおすすめします。詳しくは、墓じまい後の散骨をご覧ください。
宮城県の墓じまいでよくある質問
Q1. 宮城県で墓じまいにかかる費用はどのくらいですか?
宮城県での墓じまいの総費用は、30〜150万円が目安です。内訳としては、閉眼供養のお布施(3〜15万円程度)、離檀料(3〜20万円・お寺のお墓の場合のみ)、石材店への解体・撤去費用(10〜40万円)、改葬先への費用(5〜150万円・供養先の種類による)があります。費用は石材店や改葬先の選択によって大きく変わるため、複数の選択肢を比較検討することをおすすめします。
Q2. 宮城県での改葬許可申請はどこに提出すればよいですか?
現在のお墓がある市区町村の役所に提出します。仙台市の場合は「健康福祉局 保健管理課(TEL: 022-214-8204)」が担当窓口です。仙台市以外の場合は、お墓がある市区町村役場の市民課・保健センター・健康増進課などが担当していることが多いです。申請書はお墓がある市区町村のホームページからダウンロードできる場合も多く、手続きの流れは申請先に直接お問い合わせいただくとスムーズです。
Q3. お寺のお墓を墓じまいする場合、離檀料はどのくらいかかりますか?
離檀料の目安は3〜20万円程度とされていますが、金額は法律で定められておらず、お寺との関係性によって異なります。宮城県の農村部や沿岸部では地域に根ざしたお寺との関係が深い場合もあるため、早めに住職にご相談されることをおすすめします。明らかに高額な請求があった場合は、離檀料の詳細について冷静に確認しましょう。離檀料について詳しくは離檀料とはをご参照ください。
Q4. 東日本大震災で被災したお墓の改葬手続きに特別な手順はありますか?
基本的には通常の改葬手続きと同様です。ただし、震災で墓石が倒壊・流失した場合や、埋葬証明書の発行が困難なケースでは、担当市区町村が特別な取り扱いをしている場合があります。石巻市・気仙沼市など沿岸部の市町村では震災対応の窓口・経緯がある場合もありますので、事前に各市区町村の担当部署にお問い合わせいただくことを強くおすすめします。被災した状況の記録(写真・証明書など)があると手続きがスムーズになる場合があります。
Q5. 墓じまい後、仙台市内の市営霊園に改葬できますか?
仙台市では台原霊園・南材木町墓苑などの市営墓地を運営しており、一定の条件を満たした方が申し込める場合があります。市営霊園は公営のため宗旨宗派を問わず利用でき、費用が民間施設と比べて低い傾向があります。ただし、申し込みには募集期間と選考(抽選)があり、希望通りに入れるとは限りません。詳しい条件・募集状況については、仙台市健康福祉局 保健管理課(TEL: 022-214-8204)にお問い合わせください。
まとめ: 宮城県の墓じまいを進めるにあたって
この記事では、宮城県での墓じまいについて以下の内容を解説しました。
- 宮城県の改葬件数は2015年の799件から2024年には1,376件へと10年間で72.2%増加しており、今後も増加が見込まれます
- 人口増減率-1.37%(全国-0.75%)など、仙台一極集中と地方部の過疎化が進む中、承継者不在の問題が深刻化しています
- 対死亡比4.81%(全国平均11.1%)という数字は、宮城県にはまだ多くの潜在的な墓じまい需要があることを示しています
- 仙台市の改葬許可申請窓口は「健康福祉局 保健管理課(TEL: 022-214-8204)」です
- 費用の総額は30〜150万円が目安で、石材店の相見積もりと改葬先の費用比較が節約のポイントです
- 2026年時点で、宮城県内に墓じまいの補助金制度はありません
- 墓じまい後の供養先は、仙台市営霊園・永代供養墓・納骨堂・樹木葬・散骨から選べます
墓じまいは、お墓の整理だけでなく、家族・先祖・お寺との関係を見直す機会でもあります。一度に進めようとせず、まずはご家族と話し合うことから始めてみてください。
宮城県以外の都道府県の墓じまい情報
お墓の場所が宮城県以外の方は、以下のページもご参照ください。
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