山口県で墓じまいをするには?改葬件数の推移・手続き・費用を解説
山口県では、2023年度の改葬件数が4,878件と過去最多を記録しました。死亡者数に対する改葬件数の割合(対死亡比)は24.57%に達しており、全国平均11.1%の約2.2倍という突出した水準にあります。高齢化率34.8%・人口減少率-4.46%という厳しい人口構造を背景に、後継者不在や遠方居住による管理困難を理由とした墓じまいが急増しています。
このページでは、山口県でのお墓の整理を検討している方に向けて、改葬件数の推移と増えている理由、墓じまいの手順、山口市・下関市・宇部市など各市の改葬許可申請窓口、費用の目安、そして墓じまい後の供養先の選び方を詳しく解説します。

墓じまい全体の流れについては、墓じまい完全ガイドもあわせてご覧ください。
山口県で墓じまいを検討する人が増えている理由
山口県では、改葬件数が2015年の2,508件から2023年には4,878件へと約95%増加しました。この増加は単なるブームではなく、県の人口構造が抱える構造的な問題を反映しています。高齢化・人口減少・家族形態の変化という三つの要因が重なり、「お墓を守り続けることが難しい」という状況が広がっています。

単身世帯率と承継者不在の問題
山口県の単身世帯率は36.5%で、全国平均38.0%とほぼ同水準です。数字だけを見ると全国並みに見えますが、内訳を見ると65歳以上の一人暮らし高齢者が多くを占めており、「後継者が不在のまま高齢化している世帯」が多いことが特徴です。核家族化率は56.3%で全国平均54.1%を2.2ポイント上回っており、三世代同居型の家族が減少しています。
生涯未婚率は19.4%で全国平均(19.7%)とほぼ同じですが、山口県の場合は若い世代が県外へ流出するため、子どもが地元に残って墓を継ぐという状況が成立しにくくなっています。「息子や娘が関西・首都圏で就職・定住してしまい、山口のお墓を誰が守るのか」という問題が、墓じまいの主要な動機になっています。
息子が東京に家を買ったんですよ。もう福岡には戻ってこないのが確定したので、この墓を誰が守るんだ?となりました。自分が動ける60歳前の今のうちに、墓じまいしてしまおうと決めました。
墓じまい経験者福岡県・50代・男性
人口動態・高齢化・未婚率
山口県の高齢化率は34.8%で、全国平均28.7%を6.1ポイント上回る高水準です。3人に1人以上が65歳以上という状況で、お墓を守る世代の体力的な限界と、後継世代の不在が同時に進行しています。
特に深刻なのが人口減少の速度です。人口増減率は-4.46%で、全国平均-0.75%の約5.9倍というペースで人口が減っています。過疎化が進む中山間地域や沿岸部では、地域コミュニティそのものが縮小しており、先祖代々のお墓を地域で守るという習慣が維持しにくくなっています。
改葬件数の対死亡比(その年に亡くなった方の数に対して改葬された件数の割合)は、2023年度に24.57%を記録しました。全国平均11.1%の約2.2倍という水準で、山口県では亡くなる方4人に対して1件以上のペースで墓じまいが行われているということになります。2022年の23.45%から2023年は24.57%へとさらに上昇しており、増加の勢いは衰えていません。
こうした背景には、山口県の産業構造も関係しています。製造業の集積地であるコンビナート地帯(周南市・宇部市)や港湾都市(下関市)では、産業構造の変化に伴って若い世代が流出し、残った高齢世代だけでお墓の維持管理を続けるという状況が生まれています。また、離島・半島部では交通アクセスの問題から、県外在住の子どもが年に数回しか墓参りできないケースも多く、管理の負担感が特に大きくなっています。
山口県では、2021年度から2022年度にかけての改葬件数の急増が顕著です。2020年度の2,692件から2021年度は3,674件(+36%)、2022年度は4,669件(+27%)と連続して大幅に増加しました。新型コロナウイルスの感染拡大によって墓参りが困難になった時期に「このまま遠方のお墓を維持し続けることが本当に意味があるのか」と考え直す方が増え、コロナ禍が落ち着いた後に一気に墓じまいが加速したと考えられています。2023年度には4,878件という過去最多を記録しており、この流れは今後も継続することが予想されます。
山口県での墓じまいの流れ
山口県での墓じまいは、法律上の手続き(改葬許可)と実際の作業(お墓の解体)を組み合わせて進めていきます。全体の流れは6つのステップに整理できます。お寺のお墓(寺院墓地)か公営・民間霊園かによって必要な手続きが一部異なりますが、改葬許可を取得するという流れは共通です。

①家族・親族への相談
墓じまいは墓地の使用権者(名義人)が進めるものですが、お墓は家族・親族全員に関係する問題です。最初のステップは家族・親族への相談と合意形成です。特に遠方に住む兄弟姉妹や、長年お墓に思い入れを持ってきた年配の親族には、早めに丁寧に説明することが大切です。
相談の際は、「誰がお参りできるのか」「維持費の負担はどうするか」「改葬先はどこにするか」という具体的な提案を用意しておくと、反対意見が出た場合にも話し合いが進みやすくなります。合意が得られないまま手続きを進めると、後から「話が違う」とトラブルになるケースもあります。
叔父や叔母にも相談を兼ねて報告しましたが、昔ながらの考えが強い人もいて「お墓は残すべきだ」と反対されて気まずい空気でした。それでも、私達姉妹の状況や子供世代の負担を説明すると、最終的には「仕方ないねー。時代だね」と理解してもらえました。
墓じまい経験者神奈川県・50代・女性
②お寺・霊園への連絡
家族の合意が得られたら、お墓のあるお寺または霊園の管理事務所に連絡します。お寺のお墓の場合は住職に直接申し出て、離檀の意向と墓じまいの希望を伝えます。このとき、改葬先の候補を伝えておくと話がスムーズに進みます。
連絡の際には、後の手続きで必要になる「埋葬証明書(改葬のための証明)」の発行もあわせてお願いします。霊園の場合は管理事務所に申し出て、使用規約に基づく手続きを確認します。お寺のお墓の場合は、離檀料(3〜20万円程度)が発生することがあります。
「最近は墓じまいを行う方が増えてきていて、寂しい気持ちがありますがこれも時代の流れなのでしょうね。」と言ってくれて、快く墓じまいのお願いを了承してくれました。
墓じまい経験者大阪府・50代・男性
③改葬先の確保
改葬許可申請の書類には、改葬先から発行される「受入証明書」が必要です。そのため、改葬先(永代供養墓・納骨堂・樹木葬など)を先に決めて、施設から受入証明書を発行してもらう必要があります。山口県内の施設を選ぶ方のほか、子どもが住む大阪・広島・福岡方面の施設を選ぶ方も多くいます。
④改葬許可申請
改葬先が決まったら、お墓のある市区町村の窓口に改葬許可申請書を提出します。必要書類(改葬許可申請書・埋葬証明書・受入証明書など)を準備して、各市の担当課に申請します。申請が受理されると「改葬許可証」が交付されます。改葬許可証は納骨時に必要なので、大切に保管してください。詳しくは後述の「山口県での改葬許可申請の手続き」をご覧ください。
⑤お墓の解体・撤去
改葬許可証を取得した後、閉眼供養(魂抜き)をお寺にお願いして、その後に石材店がお墓の解体・撤去作業を行います。閉眼供養のお布施の目安は3〜15万円程度です。解体・撤去費用は石材の量や施工環境によって異なりますが、10〜40万円程度が相場です。山口県内には複数の石材店があり、必ず複数社から見積もりを取って比較することをおすすめします。解体後は敷地を更地に戻してお寺や霊園に返還します。
⑥新しい供養先へ納骨
解体・撤去が終わったら、取り出したご遺骨を新しい供養先へ移します。このとき、改葬許可証の原本を持参して納骨します(施設によっては提出が求められます)。新しい供養先での開眼供養(魂入れ)を行う施設もあります。納骨が完了すれば、墓じまいのすべての手続きが終了です。詳しくは墓じまいの流れを8ステップで解説もご覧ください。
山口県での改葬許可申請の手続き
改葬許可申請は、お墓のある市区町村の窓口で行います。山口県内の各市・町に担当窓口が設けられており、申請書類を提出することで改葬許可証が交付されます。申請は原則として墓地使用者本人が行います。
担当窓口と問い合わせ先
山口県内の主要市の改葬許可申請窓口は以下のとおりです。手続きの詳細や窓口の受付時間は各市のウェブサイトで確認してください。
市名 | 担当部署 | 電話番号 | 申請ページ |
|---|---|---|---|
山口市 | 戸籍住民課 管理担当 | TEL: 083-934-2769 | |
下関市 | 生活安全課 施設管理係 | TEL: 083-231-1520 | |
宇部市 | 市民環境部 環境政策課 | TEL: 0836-34-8251 | |
周南市 | 環境政策課 | TEL: 0834-22-8322 | |
防府市 | 環境政策課 環境衛生係 | TEL: 0835-25-2172 | |
岩国市 | 環境政策課 | TEL: 0827-29-5100 | |
萩市 | 環境衛生課 | TEL: 0838-25-3341 | |
長門市 | 生活環境課 環境衛生班 | TEL: 0837-23-1134 |
上記以外の市町(光市・柳井市・美祢市・山陽小野田市・周防大島町・田布施町など)については、各市町の環境衛生課・市民課・住民課に直接お問い合わせください。

必要書類
改葬許可申請に必要な書類は以下のとおりです。市区町村によって書式が異なる場合があるため、事前に窓口またはウェブサイトで確認してください。
お寺のお墓の場合、埋葬証明書は住職に依頼して発行してもらいます。公営・民間霊園の場合は管理事務所に依頼します。受入証明書は、移転先の施設(永代供養墓・納骨堂など)に依頼して発行してもらいます。
市役所へ行って改葬許可の書類を取り寄せ、お寺に署名をもらい、それをまた提出するという工程は、平日に仕事をしている身としては時間を作るのが一苦労でした。
墓じまい経験者兵庫県・40代・男性
申請から許可証交付まで
書類が揃った状態で窓口に提出すれば、当日または数日以内に改葬許可証が交付されるケースがほとんどです。書類に不備がある場合は追加書類の提出が求められることがあるため、余裕を持ったスケジュールで進めることをおすすめします。
窓口への提出は原則として平日の開庁時間内(多くの市は8:30〜17:15)です。遠方から申請する場合は、郵送での手続きに対応しているか事前に確認してください。また、お墓の場所と現住所が異なる場合(お墓は山口にあるが自分は大阪在住など)は、お墓のある市区町村の窓口への申請が必要です。改葬許可申請の全般的な手続きについては墓じまいの流れもご参照ください。
山口県の墓じまい費用の目安
墓じまいにかかる費用は、お墓の種類・規模・改葬先の選択によって大きく異なります。山口県での墓じまい費用の総額は、おおむね30〜150万円程度が目安となります。以下に各費用項目の内訳を解説します。費用の詳しい解説は墓じまい費用の相場もご覧ください。

離檀料
離檀料は、お寺のお墓から離れる際にお寺に支払うお礼のお布施です。3〜20万円程度が目安で、霊園のお墓の場合は離檀料は発生しません。山口県は古くから浄土真宗や曹洞宗の寺院が多い地域で、長年檀家として関係を続けてきた場合は、感謝の気持ちを込めて相応のお布施をお渡しすることが一般的です。金額に迷う場合はお寺に率直に確認するか、ほかの檀家に相談するのも一つの方法です。
石材店への解体・撤去費用
お墓の解体・撤去は石材店に依頼します。費用の目安は10〜40万円程度で、墓石の大きさ・重量・区画の広さ・施工環境によって変わります。山口県では山間部や島嶼部など、重機の搬入が難しい立地のお墓もあります。そのような場合は搬送費や追加作業費が加算されることがあります。必ず複数の石材店に見積もりを依頼し、工事内容の説明が丁寧で実績のある業者を選ぶことが大切です。
石材店さんをどこに頼めばいいか分からなくて、何社か連絡して立ち会いの日程を決めたりするのも、仕事の合間にやっていたのでけっこう疲れました。もう少しじっくり比較すればよかったなと思います。
墓じまい経験者愛知県・50代・女性
改葬先への費用
移転先の費用は、選ぶ供養の形によって大きく異なります。
- 永代供養墓:10〜100万円程度(合祀か個別安置かで費用に大きな差がある)
- 納骨堂:30〜150万円程度(施設の種類やロッカー型・自動搬送型などで変わる)
- 樹木葬:5〜80万円程度(里山型・庭園型で異なる)
- 散骨:5〜30万円程度(瀬戸内海での海洋散骨も選択肢の一つ)
山口県のお墓を整理した後、子どもが住む大阪・広島・福岡・東京の施設に改葬するケースも多くあります。子どもが参拝しやすい場所を優先して選ぶことで、長期的な管理の負担を軽減できます。
総額の目安
山口県での墓じまい費用の総額は30〜150万円程度が目安です。お寺のお墓で離檀料が発生し、大型の墓石を解体して納骨堂に移す場合は総額が100万円を超えることもあります。一方、合祀型の永代供養墓を選び、コンパクトなお墓を解体する場合は30〜50万円程度に収まるケースもあります。費用を抑えるポイントとしては、石材店の相見積もり(複数社に見積もり依頼)と、合祀タイプの改葬先の検討が有効です。
山口県に墓じまいの補助金はある?
2026年時点で、山口県内の市区町村において墓じまいに関する補助金制度は確認できませんでした。墓じまいの費用は基本的に全額自己負担となります。
ただし、費用を少しでも抑える方法はあります。①複数の石材店から相見積もりを取ること、②合祀型の永代供養墓を改葬先に選ぶこと(個別墓に比べて費用を大幅に抑えられます)、③閉眼供養と離檀のタイミングを石材店の解体日程に合わせて一度の訪問で済ませること、④お寺との関係が良好な場合は離檀料を率直に相談すること、などが有効な手段です。
補助金や費用の抑え方については墓じまいの費用を抑える方法もあわせてご覧ください。
墓じまい後の供養先の選び方
墓じまい後の供養先は、家族の生活エリアからのアクセス・費用・供養の形・宗教的な制約を考慮して選びます。山口県のお墓を整理した後の改葬先として、山口市・下関市・周南市などの県内施設を選ぶ方のほか、子供や家族が住む大阪・広島・福岡・東京近郊の施設を選ぶ方も多くいます。各供養先の特徴を把握したうえで、ご家族に合った選択をしてください。
永代供養墓
永代供養墓は、お墓の管理・供養を霊園や寺院が永代にわたって行ってくれる形式です。費用の目安は10〜100万円程度で、合祀か個別安置かによって大きく異なります。後継者がいない方や、子供に将来の管理負担をかけたくない方に向いています。山口県内にも永代供養に対応した寺院・霊園がありますが、子供が通いやすい福岡市・広島市・大阪市の施設を選ぶ方も多くいます。宗派不問の施設が増えており、どの宗派の方でも受け入れてもらえるケースがほとんどです。
納骨堂
納骨堂は屋内施設にお骨を安置する形式で、費用の目安は30〜150万円程度です。天候に左右されず参拝できるため、高齢の方にも利用しやすい選択肢です。下関市・山口市・周南市内にも納骨堂を設けた寺院がありますが、アクセスの良さを重視して福岡市・広島市の施設を選ぶ方も増えています。個別スペースが確保されるため、手を合わせる場所が明確に残ることを重視するご家族に向いています。
樹木葬
樹木葬は墓石の代わりに樹木を墓標とする埋葬方法で、費用の目安は5〜80万円程度です。里山型(山林内)から都市部の庭園型まで様々なタイプがあります。自然に還ることを望む方、シンプルな供養を希望する方に選ばれています。山口県は豊かな自然環境に恵まれており、里山型の樹木葬に適した立地も見られます。後継者不在でも継続的な管理が保証されるため、承継者問題を解決しながら丁寧な供養を続けられます。
散骨
散骨は遺骨を粉末状にして海や山林に撒く方法で、費用の目安は5〜30万円程度です。山口県は関門海峡・瀬戸内海・日本海に面しており、海洋散骨を選ぶ方もいます。手を合わせる物理的な場所が残らないため、家族の意向をよく話し合ってから決めることが大切です。散骨後に手元供養(遺骨の一部をペンダントやミニ骨壷に保管する方法)と組み合わせるケースも増えています。
供養先選びのポイントまとめ
改葬先を選ぶ際は「誰が・いつ・どこから・どのように」お参りするかを具体的にイメージしてみましょう。山口県から広島方面は新幹線で約20〜40分、大阪方面は約1時間40分〜2時間、福岡方面は約30〜60分とアクセスが整っています。家族全員が参加できる施設見学を実施することで、「新しい供養先を家族みんなで選んだ」という安心感も生まれます。墓じまい後の供養先については墓じまいのその後もあわせてご覧ください。
山口県の墓じまいでよくある質問
Q. 山口県での墓じまいはどのくらいの期間がかかりますか?
A. 家族への相談から納骨完了まで、一般的に3〜6ヶ月程度かかることが多いです。家族・親族との合意形成、お寺への連絡と埋葬証明書の取得、改葬先の決定と受入証明書の取得、改葬許可申請、石材店の手配と解体工事、新しい供養先への納骨という流れで進みます。お寺との交渉や石材店の工事日程の調整に時間がかかる場合は、半年〜1年以上になることもあります。余裕を持ったスケジュールで進めることをおすすめします。
Q. 山口県のお寺のお墓と霊園のお墓では、墓じまいの手続きは違いますか?
A. 手続きの基本的な流れは共通ですが、一部異なる点があります。お寺のお墓の場合は、離檀料(3〜20万円程度)が発生することがあること、閉眼供養をお願いするタイミングの調整が必要なこと、住職との話し合いが必要なことが特徴です。霊園(公営・民間)のお墓の場合は、離檀料は不要で、管理事務所への申し出と使用権の返還手続きを行います。どちらの場合も、改葬許可申請の手続き自体は同じです。
Q. 山口県の離島にあるお墓の墓じまいは、手続きや費用が特殊ですか?
A. 手続きの流れ自体は本土と同じです。ただし、島嶼部(周防大島・屋代島など)にあるお墓の場合、石材店の移動・機材搬送にフェリーを使う必要があるため、解体・撤去費用に搬送費が加算されることがあります。また、島内に石材店がいない場合は、本土の石材店が出張対応するケースもあり、費用が割高になることがあります。事前に複数の石材店に相談して、費用と工事内容を確認することをおすすめします。
Q. 山口県のお墓を整理して、県外(大阪・福岡など)の施設に移すことはできますか?
A. できます。改葬は都道府県をまたいで行うことができます。手続きとしては、お墓のある山口県内の市区町村窓口に改葬許可申請書を提出し、改葬許可証を取得します。移転先(大阪・福岡など)の施設から受入証明書を事前に取得しておく必要があります。改葬許可証を持参して新しい施設で納骨することで手続きが完了します。山口県では、子どもや家族が住む関西・九州・首都圏の施設に改葬するケースが多く見られます。
Q. 山口県での墓じまいで、親族との意見の違いが心配です。どうすればいいですか?
A. 親族との意見の違いは、墓じまいの手続きで最もよく起きるトラブルの一つです。対策としては、最初の相談の段階で「なぜ墓じまいが必要か」という具体的な理由(管理費の負担、距離的な困難、後継者不在など)を数字や事実を示しながら丁寧に説明することが有効です。また、墓じまい後の改葬先候補を具体的に示すことで、「大切に供養する場所が確保されている」という安心感を伝えられます。最終的に全員の合意が得にくい場合は、話し合いを重ねながら時間をかけて進める方が、後のトラブル防止につながります。
まとめ
山口県での墓じまいについて、増えている理由・手続きの流れ・費用の目安・供養先の選び方を解説しました。山口県は高齢化率34.8%・人口減少率-4.46%という厳しい人口構造のなか、2023年度の改葬件数が4,878件(対死亡比24.57%)と全国トップクラスの水準に達しています。後継者不在や遠方居住による管理困難を背景に、今後も墓じまいを検討する方は増えていくことが予想されます。
墓じまいを進める際は、①家族・親族との十分な話し合い、②お寺・霊園への丁寧な連絡、③改葬先の確保と受入証明書の取得、④市区町村窓口での改葬許可申請、⑤石材店による解体・撤去、⑥新しい供養先への納骨、という6つのステップを順番に進めていきます。費用の総額は30〜150万円程度が目安で、石材店の相見積もりと改葬先の選択が費用を左右します。
息子に「墓のことは俺の代で片付けたから心配すんな」と報告できた時はホッとしました。新しい納骨堂は空調が効いた室内のロッカーみたいな場所なので、天候に関係なく手ぶらでお参りできるのが本当に快適です。
墓じまい経験者福岡県・50代・男性
お墓に関する判断は家族それぞれの事情があり、「正解」は一つではありません。時間をかけて家族で話し合い、みなさんが納得できる形を選んでください。手続きに不安がある場合は、石材店や専門家に相談しながら進めることをおすすめします。
他の都道府県の墓じまい情報は以下のページもご覧ください。







