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徳島県で墓じまいをするには?改葬件数の推移・手続き・費用を解説

徳島県で墓じまいをするには?改葬件数の推移・手続き・費用を解説

公開:2026年3月25日
更新:2026年3月25日
小林玉喜
執筆者
小林玉喜
墓じまいパートナーズ代表

実家の墓じまいを経験したことをきっかけに、墓じまいパートナーズを創業・運営。現在は相談サポートや情報提供を通じて安心して墓じまいを進められるよう支援している。

徳島県で墓じまいをするには?改葬件数の推移・手続き・費用を解説

徳島県では、2023年度の改葬件数が712件と過去最多を記録しました。2015年の367件から2023年には94%増加しており、高齢化率34.5%・人口減少率-4.79%という厳しい人口構造を背景に、後継者不在や遠方居住による管理困難を理由とした墓じまいが着実に増えています。

このページでは、徳島県でのお墓の整理を検討している方に向けて、改葬件数の推移と増えている理由、墓じまいの手順、徳島市・阿南市・鳴門市など各市の改葬許可申請窓口、費用の目安、そして墓じまい後の供養先の選び方を詳しく解説します。

墓じまい全体の流れについては、墓じまい完全ガイドもあわせてご覧ください。

徳島県で墓じまいを検討する人が増えている理由

徳島県では、改葬件数が2015年の367件から2023年には712件へと約94%増加しました。県の人口規模を考えると、この増加率は決して小さくありません。高齢化・急速な人口減少・家族形態の変化という三つの要因が重なり、「先祖代々のお墓を維持し続けることが難しい」という状況が広がっています。

出典:厚生労働省 衛生行政報告例

単身世帯率と承継者不在の問題

徳島県の単身世帯率は35.6%で、全国平均38.0%をやや下回っています。一方で、核家族化率は53.7%で全国平均54.1%とほぼ同水準です。数字だけを見ると全国並みに見えますが、徳島県の特徴は「若い世代の流出が著しく、高齢者だけの世帯が残る」という構造にあります。大学や就職を機に関西圏(大阪・神戸・京都)に移住した子ども世代が戻ってこないケースが多く、「子どもは関西に住んでいて、徳島のお墓を誰が継ぐのか」という問題が深刻になっています。

生涯未婚率は19.0%で全国平均(19.7%)とほぼ同じですが、独身のまま県外で生活を続ける若者が多く、後継者不在の問題が加速しています。墓じまいを実態調査した結果でも、「子どもに負担をかけたくない」「後継者がいない」という理由が最も多く、これは徳島県でも同様の傾向が見られます。

墓じまい体験談

娘たちにこの先ずっとお墓の管理費の支払いや掃除の負担を背負わせるのはかわいそうだなと思うようになりました。私たちの代でなんとかしておいたほうがいいんじゃないかと夫と話すようになりました。

墓じまい経験者愛知県・50代・女性

人口動態・高齢化・未婚率

徳島県の高齢化率は34.5%で、全国平均28.7%を5.8ポイント上回っています。3人に1人以上が65歳以上という状況で、お墓を守る世代の体力的な限界と、後継世代の不在が同時に進行しています。

特に深刻なのが人口減少の速度です。人口増減率は-4.79%で、全国平均-0.75%の約6.4倍というペースで人口が減っています。県内の過疎地域では、地域コミュニティそのものが縮小しており、地元で先祖代々のお墓を守るという習慣が維持しにくくなっています。

徳島県の改葬件数の対死亡比(その年に亡くなった方の数に対して改葬された件数の割合)は、2023年度に6.22%を記録しました。全国平均11.1%と比較すると低い水準にありますが、2015年の3.66%から着実に上昇しており、この傾向は今後も続くと予想されます。徳島県は古くから浄土宗・浄土真宗・真言宗の信仰が根強い地域で、お寺とのつながりを大切にする文化があるため、他県と比べて墓じまいの決断に慎重になる傾向が見られます。しかし、高齢化率34.5%・人口減少率-4.79%という現実は、「お墓を維持できる人が毎年減っていく」という状況を生み出しています。

徳島県はかつて、一定の農業・漁業・製造業が地域を支える構造でしたが、近年はその産業構造が変化し、若い世代が大都市圏(特に大阪・神戸方面)に流出しやすい環境になっています。阿南市・小松島市・阿波市などの市町では、高齢化が進む中で「誰がこれからお墓の管理をするのか」という問題が顕在化しています。四国88ヶ所霊場を擁する信仰の深い土地柄でもあり、先祖供養を大切にする文化が根強い反面、現実的な管理の困難さとの葛藤が墓じまいの意思決定を難しくしているケースも見られます。

2021年度の改葬件数が236件と例年より少ないのは、新型コロナウイルスの感染拡大による移動制限と、各手続き機関の対応変化が影響したと考えられます。その反動もあり、2022年度は584件、2023年度は712件と急増しています。これはコロナ禍を経て「先延ばしにしていた墓じまいを進めよう」という動きが一気に加速したと見られます。

徳島県での墓じまいの流れ

徳島県での墓じまいは、法律上の手続き(改葬許可)と実際の作業(お墓の解体)を組み合わせて進めていきます。全体の流れは6つのステップに整理できます。お寺のお墓(寺院墓地)か公営・民間霊園かによって必要な手続きが一部異なりますが、改葬許可を取得するという流れは共通です。

①家族・親族への相談

墓じまいは墓地の使用権者(名義人)が進めるものですが、お墓は家族・親族全員に関係する問題です。最初のステップは家族・親族への相談と合意形成です。特に遠方に住む兄弟姉妹や、長年お墓に思い入れを持ってきた年配の親族には、早めに丁寧に説明することが大切です。

徳島県は「先祖を大切にする」という文化が根強い地域でもあります。高齢の親族の中には「お墓は守り続けるべきだ」という考えを持っている方もいます。「誰がこれからも通えるのか」「管理費の負担はどうするか」「改葬先はどこにするか」という具体的な提案を用意しておくと、反対意見が出た場合にも話し合いが進みやすくなります。

墓じまい体験談

叔父や叔母にも相談を兼ねて報告しましたが、昔ながらの考えが強い人もいて「お墓は残すべきだ」と反対されて気まずい空気でした。それでも、私達姉妹の状況や子供世代の負担を説明すると、最終的には「仕方ないねー。時代だね」と理解してもらえました。

墓じまい経験者神奈川県・50代・女性

②お寺・霊園への連絡

家族の合意が得られたら、お墓のあるお寺または霊園の管理事務所に連絡します。お寺のお墓の場合は住職に直接申し出て、離檀の意向と墓じまいの希望を伝えます。このとき、改葬先の候補を伝えておくと話がスムーズに進みます。後の手続きで必要になる「埋葬証明書」の発行もあわせてお願いします。お寺のお墓の場合は、離檀料(3〜20万円程度)が発生することがあります。

③改葬先の確保

改葬許可申請の書類には、改葬先から発行される「受入証明書」が必要です。そのため、改葬先(永代供養墓・納骨堂・樹木葬など)を先に決めて、施設から受入証明書を発行してもらう必要があります。徳島県内の施設を選ぶ方のほか、子どもが住む大阪・兵庫・関西方面の施設を選ぶ方も多くいます。

④改葬許可申請

改葬先が決まったら、お墓のある市区町村の窓口に改葬許可申請書を提出します。必要書類(改葬許可申請書・埋葬証明書・受入証明書など)を準備して、各市の担当課に申請します。申請が受理されると「改葬許可証」が交付されます。詳しくは後述の「徳島県での改葬許可申請の手続き」をご覧ください。

⑤お墓の解体・撤去

改葬許可証を取得した後、閉眼供養(魂抜き)をお寺にお願いして、その後に石材店がお墓の解体・撤去作業を行います。閉眼供養のお布施の目安は3〜15万円程度です。解体・撤去費用は石材の量や施工環境によって異なりますが、10〜40万円程度が相場です。解体後は敷地を更地に戻してお寺や霊園に返還します。

⑥新しい供養先へ納骨

解体・撤去が終わったら、取り出したご遺骨を新しい供養先へ移します。このとき、改葬許可証の原本を持参して納骨します。納骨が完了すれば、墓じまいのすべての手続きが終了です。詳しくは墓じまいの流れを8ステップで解説もご覧ください。

徳島県での改葬許可申請の手続き

改葬許可申請は、お墓のある市区町村の窓口で行います。徳島県内の各市・町に担当窓口が設けられており、申請書類を提出することで改葬許可証が交付されます。申請は原則として墓地使用者本人が行います。

担当窓口と問い合わせ先

徳島県内の主要市の改葬許可申請窓口は以下のとおりです。手続きの詳細や窓口の受付時間は各市のウェブサイトで確認してください。

市名

担当部署

電話番号

申請ページ

徳島市

環境政策課 衛生係

TEL: 088-621-5206

申請ページ

阿南市

市民部 環境保全課

TEL: 0884-22-3413

申請ページ

鳴門市

市民課

TEL: 088-684-1135

申請ページ

小松島市

市民環境部 市民環境課

TEL: 0885-32-2147

申請ページ

吉野川市

市民部 環境企画課

TEL: 0883-22-2230

申請ページ

阿波市

市民課

TEL: 0883-36-8710

窓口で直接お問い合わせください

美馬市

市民環境部 市民課

TEL: 0883-52-8001

窓口で直接お問い合わせください

上記以外の市町(三好市・勝浦町・上勝町・佐那河内村・石井町・神山町・那賀町・牟岐町・海陽町・板野町・上板町・藍住町・松茂町・北島町など)については、各市町の環境衛生課・市民課・住民課に直接お問い合わせください。

必要書類

改葬許可申請に必要な書類は以下のとおりです。市区町村によって書式が異なる場合があるため、事前に窓口またはウェブサイトで確認してください。

お寺のお墓の場合、埋葬証明書は住職に依頼して発行してもらいます。公営・民間霊園の場合は管理事務所に依頼します。受入証明書は、移転先の施設(永代供養墓・納骨堂など)に依頼して発行してもらいます。

墓じまい体験談

市役所へ行って改葬許可の書類を取り寄せ、お寺に署名をもらい、それをまた提出するという工程は、平日に仕事をしている身としては時間を作るのが一苦労でした。

墓じまい経験者兵庫県・40代・男性

申請から許可証交付まで

書類が揃った状態で窓口に提出すれば、当日または数日以内に改葬許可証が交付されるケースがほとんどです。書類に不備がある場合は追加書類の提出が求められることがあるため、余裕を持ったスケジュールで進めることをおすすめします。

窓口への提出は原則として平日の開庁時間内(多くの市は8:30〜17:15)です。遠方から申請する場合は、郵送での手続きに対応しているか事前に確認してください。また、お墓の場所と現住所が異なる場合(お墓は徳島にあるが自分は大阪在住など)は、お墓のある市区町村の窓口への申請が必要です。改葬許可申請の全般的な手続きについては墓じまいの流れもご参照ください。

徳島県の墓じまい費用の目安

墓じまいにかかる費用は、お墓の種類・規模・改葬先の選択によって大きく異なります。徳島県での墓じまい費用の総額は、おおむね30〜150万円程度が目安となります。以下に各費用項目の内訳を解説します。費用の詳しい解説は墓じまい費用の相場もご覧ください。

離檀料

離檀料は、お寺のお墓から離れる際にお寺に支払うお礼のお布施です。3〜20万円程度が目安で、霊園のお墓の場合は離檀料は発生しません。徳島県は浄土真宗・浄土宗・真言宗の寺院が多く、長年檀家として関係を続けてきた場合は、感謝の気持ちを込めて相応のお布施をお渡しすることが一般的です。金額に迷う場合はお寺に率直に確認するか、ほかの檀家に相談するのも一つの方法です。

石材店への解体・撤去費用

お墓の解体・撤去は石材店に依頼します。費用の目安は10〜40万円程度で、墓石の大きさ・重量・区画の広さ・施工環境によって変わります。山間部や離島(南阿波・海陽町など)にあるお墓の場合は、重機の搬入が困難なため追加費用が発生することがあります。必ず複数の石材店に見積もりを依頼し、工事内容の説明が丁寧で実績のある業者を選ぶことが大切です。

墓じまい体験談

霊園の規約で指定石材店しか使えなかったので、他社との相見積もりができなかったのが一番のストレスでした。業者から出された見積もりが適正価格なのか判断しづらくて、言い値で進めるしかないのがすごくモヤモヤしましたね。

墓じまい経験者鹿児島県・30代・男性

改葬先への費用

移転先の費用は、選ぶ供養の形によって大きく異なります。

  • 永代供養墓:10〜100万円程度(合祀か個別安置かで費用に大きな差がある)
  • 納骨堂:30〜150万円程度(施設の種類やロッカー型・自動搬送型などで変わる)
  • 樹木葬:5〜80万円程度(里山型・庭園型で異なる)
  • 散骨:5〜30万円程度(鳴門海峡・紀伊水道などでの海洋散骨も選択肢の一つ)

徳島県のお墓を整理した後、子どもが住む大阪・神戸・京都などの関西圏の施設に改葬するケースが多くあります。徳島から大阪方面はバス・フェリーで約2〜3時間のアクセスで、子どもが参拝しやすい場所を優先して選ぶことで、長期的な管理の負担を軽減できます。

総額の目安

徳島県での墓じまい費用の総額は30〜150万円程度が目安です。お寺のお墓で離檀料が発生し、大型の墓石を解体して納骨堂に移す場合は総額が100万円を超えることもあります。一方、合祀型の永代供養墓を選び、コンパクトなお墓を解体する場合は30〜50万円程度に収まるケースもあります。費用を抑えるポイントとしては、石材店の相見積もり(複数社に見積もり依頼)と、合祀タイプの改葬先の検討が有効です。

徳島県に墓じまいの補助金はある?

2026年時点で、徳島県内の市区町村において墓じまいに関する補助金制度は確認できませんでした。墓じまいの費用は基本的に全額自己負担となります。

ただし、費用を少しでも抑える方法はあります。①複数の石材店から相見積もりを取ること、②合祀型の永代供養墓を改葬先に選ぶこと(個別墓に比べて費用を大幅に抑えられます)、③閉眼供養と離檀のタイミングを石材店の解体日程に合わせて一度の訪問で済ませること、④お寺との関係が良好な場合は離檀料を率直に相談すること、などが有効な手段です。

補助金や費用の抑え方については墓じまいの費用を抑える方法もあわせてご覧ください。

墓じまい後の供養先の選び方

墓じまい後の供養先は、家族の生活エリアからのアクセス・費用・供養の形・宗教的な制約を考慮して選びます。徳島県のお墓を整理した後の改葬先として、徳島市・阿南市などの県内施設を選ぶ方のほか、子供や家族が住む大阪・神戸・京都など関西圏の施設を選ぶ方も多くいます。各供養先の特徴を把握したうえで、ご家族に合った選択をしてください。

永代供養墓

永代供養墓は、お墓の管理・供養を霊園や寺院が永代にわたって行ってくれる形式です。費用の目安は10〜100万円程度で、合祀か個別安置かによって大きく異なります。後継者がいない方や、子供に将来の管理負担をかけたくない方に向いています。徳島市・阿南市には永代供養に対応した寺院・霊園がありますが、子供が通いやすい大阪市・神戸市の施設を選ぶ方も多くいます。宗派不問の施設が増えており、どの宗派の方でも受け入れてもらえるケースがほとんどです。

納骨堂

納骨堂は屋内施設にお骨を安置する形式で、費用の目安は30〜150万円程度です。天候に左右されず参拝できるため、高齢の方にも利用しやすい選択肢です。徳島市内にも納骨堂を設けた寺院がありますが、アクセスの良さを重視して大阪市・神戸市の施設を選ぶ方も増えています。個別スペースが確保されるため、手を合わせる場所が明確に残ることを重視するご家族に向いています。

樹木葬

樹木葬は墓石の代わりに樹木を墓標とする埋葬方法で、費用の目安は5〜80万円程度です。里山型(山林内)から都市部の庭園型まで様々なタイプがあります。自然に還ることを望む方、シンプルな供養を希望する方に選ばれています。徳島県は四国山地の豊かな自然に恵まれており、里山の環境を活かした樹木葬も見られます。後継者不在でも継続的な管理が保証されるため、承継者問題を解決しながら丁寧な供養を続けられます。

散骨

散骨は遺骨を粉末状にして海や山林に撒く方法で、費用の目安は5〜30万円程度です。徳島県は鳴門海峡・紀伊水道・太平洋に面しており、海洋散骨を選ぶ方もいます。手を合わせる物理的な場所が残らないため、家族の意向をよく話し合ってから決めることが大切です。散骨後に手元供養(遺骨の一部をペンダントやミニ骨壷に保管する方法)と組み合わせるケースも増えています。

供養先選びのポイントまとめ

改葬先を選ぶ際は「誰が・いつ・どこから・どのように」お参りするかを具体的にイメージしてみましょう。徳島から大阪方面は高速バス・フェリーで約2〜3時間、明石海峡大橋経由で車で約2時間のアクセスです。徳島市内の施設を選ぶ場合でも、高速バスで訪れやすい立地の施設を選ぶことで、関西在住の家族も無理なく参拝できます。施設選びの際は、複数の候補を比較して費用・交通アクセス・宗教的な制約をリストアップし、家族全員で話し合う機会を設けましょう。家族全員が参加できる施設見学を実施することで、「新しい供養先を家族みんなで選んだ」という安心感も生まれます。墓じまい後の供養先については墓じまいのその後もあわせてご覧ください。

徳島県の墓じまいでよくある質問

Q. 徳島県での墓じまいはどのくらいの期間がかかりますか?

A. 家族への相談から納骨完了まで、一般的に3〜6ヶ月程度かかることが多いです。家族・親族との合意形成、お寺への連絡と埋葬証明書の取得、改葬先の決定と受入証明書の取得、改葬許可申請、石材店の手配と解体工事、新しい供養先への納骨という流れで進みます。お寺との交渉や石材店の工事日程の調整に時間がかかる場合は、半年〜1年以上になることもあります。余裕を持ったスケジュールで進めることをおすすめします。

Q. 徳島県のお寺のお墓の場合、離檀料が高額になることはありますか?

A. 離檀料の相場は3〜20万円程度が一般的です。法外に高額な離檀料(100万円超など)を要求されるケースは全国的に見ても稀ですが、万が一そのような請求を受けた場合は、支払う法的義務はありません。お寺との交渉は感謝と誠意を持って行うことが大切ですが、過度な請求には対応を求めてよいことを知っておきましょう。不安な場合は、第三者機関や専門家(行政書士など)に相談する選択肢もあります。離檀料については離檀料とはもご覧ください。

Q. 徳島県のお墓を整理して、大阪など県外の施設に移すことはできますか?

A. できます。改葬は都道府県をまたいで行うことができます。手続きとしては、お墓のある徳島県内の市区町村窓口に改葬許可申請書を提出し、改葬許可証を取得します。移転先(大阪など)の施設から受入証明書を事前に取得しておく必要があります。改葬許可証を持参して新しい施設で納骨することで手続きが完了します。徳島県から関西方面への改葬はよくあるケースで、子どもが参拝しやすい場所への移転として広く行われています。

Q. 親族がお墓の移転に反対しています。どう対応すればいいですか?

A. 親族との意見の違いは、墓じまいの手続きで最もよく起きるトラブルの一つです。まずは相手の「残したい」という気持ちを否定せずに聞くことが大切です。その上で、「誰がこれから管理できるのか」「維持費の負担は誰がどう分担するのか」という現実的な問題を具体的な数字で示すことで、話し合いが進みやすくなります。改葬後も「手を合わせる場所が確保される」ことを伝えることも有効です。合意が得られないまま手続きを進めるとトラブルの原因になるため、時間をかけて丁寧に話し合うことをおすすめします。

Q. 徳島県の山間部にある古いお墓の墓じまいはどうすればいいですか?

A. 山間部にある古いお墓(無縁墓・廃墓に近い状態のものも含む)の墓じまいは、まず埋葬記録が残っているか確認することから始めます。お寺に埋葬記録(過去帳)があれば埋葬証明書を発行してもらえます。重機が搬入しにくい山間部の場合は、石材店に現地を確認してもらってから見積もりを取ることをおすすめします。アクセスが困難な立地では搬送費が加算されることがあります。石材の撤去後、土地をどうするか(地目変更が必要な場合もある)についても事前に確認しておくとよいでしょう。

まとめ

徳島県での墓じまいについて、増えている理由・手続きの流れ・費用の目安・供養先の選び方を解説しました。徳島県は高齢化率34.5%・人口減少率-4.79%という厳しい人口構造のなか、2023年度の改葬件数が712件(2015年比+94%)と増加傾向が続いています。若い世代の関西圏への流出による後継者不在が墓じまいの主要な動機となっており、今後も件数は増えていくことが予想されます。

墓じまいを進める際は、①家族・親族との十分な話し合い、②お寺・霊園への丁寧な連絡、③改葬先の確保と受入証明書の取得、④市区町村窓口での改葬許可申請、⑤石材店による解体・撤去、⑥新しい供養先への納骨、という6つのステップを順番に進めていきます。費用の総額は30〜150万円程度が目安で、石材店の相見積もりと改葬先の選択が費用を左右します。

墓じまい体験談

本当に肩の荷が下りたというか、ずっと気になっていたことが片付いてスッキリしました。何より娘たちに将来の面倒な負担を残さずに済んだことが一番嬉しいですね。

墓じまい経験者愛知県・50代・女性

お墓に関する判断は家族それぞれの事情があり、「正解」は一つではありません。時間をかけて家族で話し合い、みなさんが納得できる形を選んでください。手続きに不安がある場合は、石材店や専門家に相談しながら進めることをおすすめします。

他の都道府県の墓じまい情報は以下のページもご覧ください。

 

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