香川県で墓じまいをするには?改葬件数の推移・手続き・費用を解説
香川県では、2024年度の改葬件数が1,902件と過去最多を記録しました。死亡者数に対する改葬件数の割合(対死亡比)は13.87%に達しており、全国平均11.1%を2.7ポイント上回っています。高齢化率31.9%・人口減少率-2.67%という人口構造の変化を背景に、後継者不在や管理困難を理由とした墓じまいが増加傾向にあります。
このページでは、香川県でのお墓の整理を検討している方に向けて、改葬件数の推移と増えている理由、墓じまいの手順、高松市・丸亀市・坂出市など各市の改葬許可申請窓口、費用の目安、そして墓じまい後の供養先の選び方を詳しく解説します。

墓じまい全体の流れについては、墓じまい完全ガイドもあわせてご覧ください。
香川県で墓じまいを検討する人が増えている理由
香川県では、改葬件数が2015年の993件から2024年には1,902件へと約91%増加しました。四国最小の面積ながら最も人口密度が高い香川県でも、地方圏共通の課題である「後継者不在・高齢化・家族の分散」が着実に進行しており、お墓の維持管理が難しくなっている家庭が増えています。

単身世帯率と承継者不在の問題
香川県の単身世帯率は34.4%で、全国平均38.0%を3.6ポイント下回っています。この数字だけ見ると「家族構成が安定している」ように見えますが、核家族化率は56.8%で全国平均54.1%を2.7ポイント上回っており、三世代同居が減り核家族化が進んでいます。
生涯未婚率は18.1%で全国平均(19.7%)をやや下回っていますが、結婚していても子どもが県外に転出するケースが多く、「香川に残ったのは高齢の親だけ」という状況が生まれています。香川県は「Uターン率」が比較的高い県ですが、それでも大学・就職を機に関西や首都圏に出た子どもの多くがそのまま定住する傾向が続いており、地元のお墓の管理問題が顕在化しています。
娘たちにこの先ずっとお墓の管理費の支払いや掃除の負担を背負わせるのはかわいそうだなと思うようになりました。私たちの代でなんとかしておいたほうがいいんじゃないかと夫と話すようになりました。
墓じまい経験者愛知県・50代・女性
人口動態・高齢化・未婚率
香川県の高齢化率は31.9%で、全国平均28.7%を3.2ポイント上回っています。人口増減率は-2.67%で、全国平均-0.75%の約3.6倍の速さで人口が減少しています。特に島嶼部(小豆島・直島・豊島など)では高齢化と過疎化が進んでおり、島内のお墓を本土の子どもが管理するという状況が難しくなっています。
改葬件数の対死亡比は2024年度に13.87%を記録し、全国平均11.1%を2.7ポイント上回りました。2015年の8.57%から着実に上昇しており、香川県での墓じまいの需要は拡大傾向にあります。2018年度に1,520件と一時的に増加した後、2020〜2021年はコロナ禍の影響で手続きが停滞しましたが、2022年以降は急激に増加し2024年に過去最多を更新しました。
香川県には讃岐うどんを中心とした観光業・食品産業が盛んな一方、伝統的な農業・漁業の担い手不足が深刻になっています。農村部・漁村部のお墓は代々受け継がれてきた大型の石造りのものが多く、解体費用が高くなる傾向があります。さらに島嶼部では海を渡る移送コストも加わることがあり、費用の準備も含めた計画的な墓じまいが求められます。
また、香川県は庵治石(あじいし)の産地として知られており、品質の高い御影石で建てられたお墓が多い地域です。こうした大型・高品質の墓石は解体・撤去費用が比較的高くなる場合があります。一方で、県内の石材業者は技術力が高く、丁寧な工事を得意とする業者も多いため、複数の見積もりを取り比較することで適正な費用での墓じまいが可能です。
当サイト(墓じまいパートナーズ)が2026年3月に実施した実態調査2026(n=230、複数回答)によると、墓じまいを考えたきっかけの最多は「遠方のため」で47.8%、続いて「墓参りが難しくなった」が37.8%、「管理費が負担」が31.7%、「子どもに迷惑をかけたくない」が22.2%でした。高齢化率31.9%の香川県でも、これらの動機からお墓の整理を検討する方が増えています。
香川県での墓じまいの流れ
香川県での墓じまいは、法律上の手続き(改葬許可)と実際の作業(お墓の解体)を組み合わせて進めていきます。全体の流れは6つのステップに整理できます。お寺のお墓(寺院墓地)か公営・民間霊園かによって必要な手続きが一部異なりますが、改葬許可を取得するという流れは共通です。

①家族・親族への相談
墓じまいは墓地の使用権者(名義人)が進めるものですが、お墓は家族・親族全員に関係する問題です。最初のステップは家族・親族への相談と合意形成です。特に島嶼部(小豆島など)や山間部(三豊市・観音寺市など)にお墓があり、子どもが関西・首都圏に住んでいる場合は、「誰がどのように管理するか」という具体的な問題から話し合いを始めることが有効です。
弟は最初「親父が建てた墓なのにもったいないな」と渋ってましたが、「じゃあお前が管理費払って掃除しに来るか?」と聞いたら黙ってしまって。結局、俺の好きにしていいと任せてくれました。
墓じまい経験者福岡県・50代・男性
②お寺・霊園への連絡
家族の合意が得られたら、お墓のあるお寺または霊園の管理事務所に連絡します。お寺のお墓の場合は住職に直接申し出て、離檀の意向と墓じまいの希望を伝えます。後の手続きで必要になる「埋葬証明書」の発行もあわせてお願いします。お寺のお墓の場合は離檀料(0〜20万円)が発生することがあります。
③改葬先の確保
改葬許可申請の書類には、改葬先から発行される「受入証明書」が必要です。改葬先(永代供養墓・納骨堂・樹木葬など)を先に決めて、施設から受入証明書を発行してもらいます。香川県内の施設を選ぶ方のほか、子どもが住む大阪・神戸・岡山・東京方面の施設を選ぶ方も多くいます。
④改葬許可申請
改葬先が決まったら、お墓のある市区町村の窓口に改葬許可申請書を提出します。必要書類を準備して各市の担当課に申請し、「改葬許可証」が交付されます。詳しくは後述の「香川県での改葬許可申請の手続き」をご覧ください。
⑤お墓の解体・撤去
改葬許可証を取得した後、閉眼供養(魂抜き)をお寺にお願いして、その後に石材店がお墓の解体・撤去作業を行います。費用の目安は10〜40万円程度です。島嶼部のお墓の場合は石材の搬送にフェリーを使う必要があり、追加費用が発生するケースがあります。解体後は敷地を更地に戻してお寺や霊園に返還します。
⑥新しい供養先へ納骨
解体・撤去が終わったら、取り出したご遺骨を新しい供養先へ移します。改葬許可証の原本を持参して納骨します。納骨が完了すれば、墓じまいのすべての手続きが終了です。詳しくは墓じまいの流れを8ステップで解説もご覧ください。
香川県でのお墓が島嶼部(小豆島・直島・豊島・女木島・男木島など)にある場合は、石材店の選定の際にフェリーを使った出張対応の可否と費用を確認しておきましょう。また、島内のお寺は本土のお寺と比べて規模が小さい場合もあり、石材店の選択肢が限られることがあります。こうした場合は、早めに複数の石材店に現地確認を依頼して、工事の可否と費用を把握しておくことが大切です。
平日は仕事で休めないので、役所の手続きが一番きつかったです。お墓のあった市役所まで行かないと改葬許可証がもらえないと言われて、有給をなんとか取って行きました。手続きのことなんて誰も教えてくれないし、ネットで調べながら一人で進めるのは心細かったです。
墓じまい経験者東京都・20代・女性
香川県での改葬許可申請の手続き
改葬許可申請は、お墓のある市区町村の窓口で行います。香川県内の各市・町に担当窓口が設けられており、申請書類を提出することで改葬許可証が交付されます。申請は原則として墓地使用者本人が行います。
担当窓口と問い合わせ先
香川県内の主要市の改葬許可申請窓口は以下のとおりです。手続きの詳細や窓口の受付時間は各市のウェブサイトで確認してください。
市区町村 | 担当部署 | 電話番号 | 申請ページ |
|---|---|---|---|
市民やすらぎ課 | TEL: 087-839-2273 | ||
生活環境課 | TEL: 0877-24-8809 | ||
市民部 市民課 | TEL: 0875-23-3924 |
上記以外の市町(宇多津町・綾川町・琴平町・多度津町・まんのう町など)については、各市町の環境衛生課・市民課・住民課に直接お問い合わせください。

必要書類
改葬許可申請に必要な書類は以下の4点が基本です。市区町村によって書式が異なる場合があるため、事前に窓口またはウェブサイトで確認してください。
- 改葬許可申請書(市区町村の窓口またはホームページからダウンロード可能。故人の氏名・死亡年月日・現在の埋葬場所・改葬先などを記入)
- 埋葬(埋蔵)証明書(現在のお墓の管理者〔お寺・霊園の管理事務所〕が発行)
- 受入証明書(改葬先の墓地・納骨堂・霊園が発行する受け入れ証明書)
- 申請者の本人確認書類(マイナンバーカード・運転免許証など)
市役所へ行って改葬許可の書類を取り寄せ、お寺に署名をもらい、それをまた提出するという工程は、平日に仕事をしている身としては時間を作るのが一苦労でした。
墓じまい経験者兵庫県・40代・男性
申請から許可証交付まで
書類が揃った状態で窓口に提出すれば、当日または数日以内に改葬許可証が交付されるケースがほとんどです。書類に不備がある場合は追加書類の提出が求められることがあるため、余裕を持ったスケジュールで進めることをおすすめします。窓口への提出は原則として平日の開庁時間内です。遠方から申請する場合は、郵送での手続きに対応しているか事前に確認してください。改葬許可申請の全般的な手続きについては墓じまいの流れもご参照ください。
香川県の墓じまい費用の目安
墓じまいにかかる費用は、お墓の種類・規模・改葬先の選択によって大きく異なります。香川県での墓じまい費用の総額は、おおむね30〜150万円程度が目安となります。費用の詳しい解説は墓じまい費用の相場もご覧ください。

石材店への解体・撤去費用
お墓の解体・撤去は石材店に依頼します。費用の目安は10〜40万円程度です。香川県は国産石材(庵治石)の産地として知られており、大型の石造りのお墓が多い地域でもあります。墓石が大きいほど解体費用が高くなる傾向があります。島嶼部(小豆島・直島など)のお墓の場合は、石材の海上搬送費が加算されることがあります。必ず複数の石材店に見積もりを依頼することをおすすめします。
閉眼供養(魂抜き)のお布施
お墓を解体する前に、お寺の住職に依頼してお墓の魂を抜く法要を行います。仏式で建てたお墓では一般的に行うもので、お墓の場所(お寺・公営霊園・民間霊園)にかかわらず必要になります。お布施の目安は3〜15万円程度です。お寺との関係性や宗派によって金額が異なる場合があります。
改葬先への費用
改葬先に選ぶ供養の形式によって費用は大きく異なります。総体としては5〜150万円程度の幅があり、主な選択肢の目安は以下のとおりです。
- 永代供養墓:10〜100万円程度(合祀か個別安置かで費用に大きな差がある)
- 納骨堂:30〜150万円程度(施設の種類やロッカー型・自動搬送型などで変わる)
- 樹木葬:5〜80万円程度(里山型・庭園型で異なる)
- 散骨:5〜30万円程度(瀬戸内海での海洋散骨も選択肢の一つ)
香川県のお墓を整理した後、子どもが住む大阪・神戸・岡山方面の施設に改葬するケースが多くあります。高松から大阪方面は新幹線(岡山乗り換え)・マリンライナー経由で約1時間30分、子どもが参拝しやすい場所への移転が増えています。
離檀料(お寺のお墓の場合のみ)
離檀料は、お寺のお墓から離れる際にお寺に支払うお礼のお布施です。0〜20万円が目安で、霊園のお墓の場合は離檀料は発生しません。香川県は真言宗の本山である善通寺があり、真言宗系の寺院が多い地域です。長年の檀家関係があるお寺では、感謝の気持ちを込めて相応のお布施をお渡しすることが自然とされています。金額に迷う場合はお寺に率直に確認することをおすすめします。
総額の目安
香川県での墓じまい費用の総額は30〜150万円程度が目安です。大型の庵治石のお墓を解体して納骨堂に移す場合は総額が100万円を超えることもあります。一方、合祀型の永代供養墓を選び、小規模なお墓を解体する場合は30〜50万円程度に収まることもあります。石材店の相見積もりと合祀タイプの改葬先検討が、費用を抑える有効な手段です。
費用の支払いタイミングについては、一般的に①石材店への解体工事費は工事完了後、②閉眼供養のお布施はお供養当日、③改葬先への費用は施設との契約時に分かれることが多いです。費用が一時的に集中することがあるため、事前にある程度の費用を把握し、準備しておくことをおすすめします。費用の全体像については墓じまい費用の相場で詳しく解説しています。
香川県に墓じまいの補助金はある?
2026年時点で、香川県内の市区町村において墓じまいに関する補助金制度は確認できませんでした。墓じまいの費用は基本的に全額自己負担となります。
費用を抑える方法としては、①複数の石材店から相見積もりを取ること、②合祀型の永代供養墓を改葬先に選ぶこと、③閉眼供養と石材店の作業日程を合わせて一度の訪問で済ませること、④お寺との関係が良好な場合は離檀料を率直に相談すること、などが有効です。
補助金や費用の抑え方については墓じまいの費用を抑える方法もあわせてご覧ください。
香川県は東部(高松・さぬき・東かがわ・三木・三豊郡)、中部(丸亀・坂出・善通寺・宇多津・綾川・琴平)、西部(観音寺・三豊・多度津)、瀬戸内海島嶼部(小豆島・直島・豊島・男木島・女木島)の4エリアに分かれ、地域ごとに墓じまいの背景が異なります。高松市・丸亀市の都市部では子世代が大阪・神戸・首都圏に転出したことに伴う承継者不在のケースが目立ちます。瀬戸内海の島嶼部(小豆島町・土庄町・直島町など)や西部の中山間地(仲多度郡・三豊市山間部)では人口流出と高齢化が顕著で、お墓まで車・フェリーで長時間を要する地域も多く、お参り・管理が物理的に難しくなったという理由から墓じまいを検討する家庭が増えています。お墓のある地域の特性を踏まえて、改葬先や工事業者を選ぶことが重要です。改葬許可申請書の作成を専門家に依頼する場合は、行政書士へ相談する方法もあります。香川県は四国遍路の出発・終着地の一つであり、四国八十八ヶ所霊場の寺院が多数点在することから、菩提寺との関係が長く続く文化があります。離檀の際は地域の慣習を踏まえた配慮が円滑な手続きにつながります。
墓じまい後の供養先の選び方
墓じまい後の供養先は、家族の生活エリアからのアクセス・費用・供養の形・宗教的な制約を考慮して選びます。香川県のお墓を整理した後の改葬先として、高松市・丸亀市などの県内施設を選ぶ方のほか、子供や家族が住む大阪・神戸・岡山・東京近郊の施設を選ぶ方も多くいます。
永代供養墓
永代供養墓は、お墓の管理・供養を霊園や寺院が永代にわたって行ってくれる形式です。費用の目安は10〜100万円程度です。後継者がいない方や、子供に将来の管理負担をかけたくない方に向いています。香川県内にも永代供養に対応した寺院・霊園がありますが、子供が通いやすい関西・岡山方面の施設を選ぶ方も増えています。宗派不問の施設が増えており、真言宗以外の宗派の方でも受け入れてもらえるケースがほとんどです。
納骨堂
納骨堂は屋内施設にお骨を安置する形式で、費用の目安は30〜150万円程度です。天候に左右されず参拝できるため、高齢の方にも利用しやすい選択肢です。高松市内にも納骨堂を設けた寺院がありますが、アクセスの良さを重視して大阪市・神戸市・岡山市の施設を選ぶ方も増えています。
樹木葬
樹木葬は墓石の代わりに樹木を墓標とする埋葬方法で、費用の目安は5〜80万円程度です。香川県は瀬戸内の温暖な気候に恵まれており、庭園型の樹木葬に適した環境もあります。後継者不在でも継続的な管理が保証されるため、承継者問題を解決しながら丁寧な供養を続けられます。
散骨
散骨は遺骨を粉末状にして海や山林に撒く方法で、費用の目安は5〜30万円程度です。香川県は瀬戸内海に面しており、島々が点在する穏やかな海での海洋散骨を選ぶ方もいます。手を合わせる物理的な場所が残らないため、家族の意向をよく話し合ってから決めることが大切です。
供養先選びのポイントまとめ
改葬先を選ぶ際は「誰が・いつ・どこから・どのように」お参りするかを具体的にイメージしてみましょう。高松から大阪方面はJR(マリンライナー・新幹線)で約1時間30分〜2時間のアクセスです。家族全員が参加できる施設見学を実施することで、「新しい供養先を家族みんなで選んだ」という安心感も生まれます。施設の候補を複数に絞り込んだら、実際に見学して雰囲気や立地を確認することをおすすめします。墓じまい後の供養先については墓じまいのその後もあわせてご覧ください。
香川県の墓じまいでよくある質問
Q. 香川県での墓じまいはどのくらいの期間がかかりますか?
A. 家族への相談から納骨完了まで、一般的に3〜6ヶ月程度かかることが多いです。家族・親族との合意形成、お寺への連絡と埋葬証明書の取得、改葬先の決定と受入証明書の取得、改葬許可申請、石材店の手配と解体工事、新しい供養先への納骨という流れで進みます。お寺との連絡や石材店の工事日程の調整に時間がかかる場合は、半年〜1年以上になることもあります。島嶼部(小豆島・直島など)のお墓の場合は、石材店の手配と搬送の調整に時間がかかるケースもあるため、早めに準備を始めることをおすすめします。
Q. 香川県の島(小豆島・直島など)にあるお墓の墓じまいは、費用や手続きが特殊ですか?
A. 手続きの流れは本土と同じですが、費用面で違いが生じることがあります。島嶼部のお墓の場合、石材店の往来にフェリーを使う必要があり、石材の撤去・搬送費が追加になることがあります。また、島内に石材店がいない場合は本土の業者が出張対応することになり、その交通費・宿泊費が費用に反映される場合があります。事前に複数の石材店に現地確認を依頼し、見積もりを比較することをおすすめします。
Q. 香川県の庵治石で建てたお墓の解体費用はどのくらいですか?
A. 庵治石は日本を代表する高級御影石で、重量があり大型のお墓が多い傾向があります。解体・撤去費用の相場は10〜40万円程度ですが、大型の庵治石墓の場合は重機の搬入状況や石材の重量によってこの範囲の上限に近くなることがあります。費用は石材店によって1.5〜2倍程度の差があることもあるため、必ず複数の石材店から見積もりを取って比較してください。
Q. 香川県のお墓を整理して、大阪など県外の施設に移すことはできますか?
A. できます。改葬は都道府県をまたいで行えます。お墓のある香川県内の市区町村窓口に改葬許可申請書を提出し、改葬許可証を取得した上で、移転先の施設に納骨します。高松から大阪方面はJR2時間弱のアクセスで、子どもの居住地に近い施設への改葬は実績も多くあります。
Q. 香川県の真言宗のお寺から墓じまいすることに問題はありますか?
A. 宗教的・法律的に問題はありません。真言宗の寺院であっても、離檀の申し出を断る権限はなく、墓じまいの意向を伝えることは墓地使用者の権利です。ただし、長年の檀家関係に感謝を示しながら丁寧に申し出ることが、円満な解決につながります。離檀料については、法外な金額を請求された場合は支払い義務がないことを知っておきましょう。離檀については離檀料とはもご参照ください。
Q. 香川県で墓じまいを検討していますが、まず何から始めればよいですか?
A. 最初に行うべきことは、「家族の状況の整理」です。誰が相続人(墓地使用権者)なのか、親族のなかで賛否がありそうな人は誰か、改葬先の希望はあるかを把握しておきましょう。次に、お墓の管理者(お寺または霊園)に現在の状況を確認します。その後、複数の石材店に解体費用の見積もりを依頼し、費用の全体像を把握します。改葬先の候補をいくつか調べておくと、家族との話し合いが具体的に進みます。情報収集の段階では費用が発生しないため、まず概算を把握することから始めましょう。
まとめ
香川県での墓じまいについて、増えている理由・手続きの流れ・費用の目安・供養先の選び方を解説しました。香川県は高齢化率31.9%・人口減少率-2.67%という環境のなか、2024年度の改葬件数が1,902件(対死亡比13.87%・全国平均を2.7pt上回る)と過去最多を記録しています。島嶼部を含む地域性から、今後も墓じまいの需要は続くことが見込まれます。
墓じまいを進める際は、①家族・親族との十分な話し合い、②お寺・霊園への丁寧な連絡、③改葬先の確保と受入証明書の取得、④市区町村窓口での改葬許可申請、⑤石材店による解体・撤去、⑥新しい供養先への納骨、という6つのステップを順番に進めていきます。費用の総額は30〜150万円程度が目安です。
お墓に関する判断は家族それぞれの事情があり、「正解」は一つではありません。時間をかけて家族で話し合い、みなさんが納得できる形を選んでください。手続きに不安がある場合は、石材店や専門家に相談しながら進めることをおすすめします。
香川県は四国の玄関口として交通の利便性が高く、高松市を起点に本州(岡山・大阪方面)や他の四国各県へもアクセスしやすい立地にあります。墓じまい後の改葬先として、県内施設と県外施設の両方をバランスよく検討できる環境にあります。「子どもが参拝しやすい場所」「費用の負担が少ない形」「後継者が不在でも安心して任せられる施設」という三つの観点から、家族に最適な供養先を探してみてください。また、善通寺市・琴平町など四国霊場ゆかりの地に永代供養施設を求める方も多く、地域の信仰文化と墓じまい後の供養を両立させる選択肢も広がっています。
香川県の公営霊園・合葬墓について
香川県内の主要市には市営霊園・公営墓地が複数設置されています。高松市の高松市営仏生山霊園、丸亀市・坂出市・観音寺市にも市営霊園があり、市民であれば申し込み資格を満たします。費用は民間霊園に比べて抑えられる傾向がありますが、空き区画が少なく募集時に抽選になることが多くなっています。香川県は四国八十八ヶ所霊場ゆかりの地でもあり、善通寺市・琴平町など霊場札所の寺院に永代供養墓が整備されているケースもあります。地域の信仰文化と墓じまい後の供養を両立させる選択肢として、地元のお寺の永代供養墓も検討する価値があります。
合葬墓は複数の方の遺骨を一つの墓所にまとめて埋葬する形式で、後継者がいない方や承継不要を希望する方に選ばれています。一度合葬すると個別に取り出すことは原則できないため、ご家族とよく話し合ってから選択することが大切です。墓じまい後の改葬先として公営霊園の合葬墓を検討する場合は、各市の窓口にお問い合わせください。なお当サイトは香川県・各市と関係のない民間サイトです。最新の募集状況・費用は必ず各市の公式サイトでご確認ください。
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香川県以外の都道府県の墓じまい情報
お墓の場所が香川県以外の方は、以下のページもご参照ください。
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