栃木県では近年、墓じまいを検討する方が急増しています。2024年度の改葬件数は1,873件で、2015年度(872件)と比較すると実に114.8%増加しました。北関東の農村型社会として知られる栃木県では、日光・那須・益子・塩谷など農村部や観光地にお墓が散在しており、宇都宮・小山・栃木市などの都市部や首都圏への若年層の流出が続いています。実家のお墓を守る人がいなくなる事態が、県内各地で現実のものとなっています。
一方で、2024年度の対死亡比(死亡件数に対する改葬件数の割合)は7.17%と、全国平均の11.1%を大きく下回っています。これは全国と比べて栃木県の墓じまいがまだ進んでいないことを意味しており、今後さらに墓じまいの需要が高まると見られています。「管理が難しくなる前に動き出したい」という方にとって、今が準備を始める好機といえます。
この記事では、栃木県で墓じまいを進める際の具体的な手続きの流れ、宇都宮市をはじめとする各市区町村の改葬許可申請窓口、費用の目安、補助金情報、そして墓じまい後の供養先の選び方まで詳しく解説します。
墓じまい全体の流れについては、墓じまい完全ガイドもあわせてご覧ください。

栃木県で墓じまいを検討する人が増えている理由

栃木県の改葬件数は2015年度の872件から2024年度の1,873件へと、約10年間で114.8%増加しました。特に2018年度には1,675件と急増し、注目を集めました。その後は一時落ち着きましたが、2022年(1,497件)・2023年(1,670件)・2024年(1,873件)と再び増加傾向に転じており、過去最高を更新し続けています。
なぜこれほど墓じまいが増えているのでしょうか。栃木県固有の人口動態と社会構造から、その背景を読み解きます。
単身世帯率と承継者不在の実態
栃木県の単身世帯率は32.9%で、全国平均の38.0%よりやや低い水準です。ただし、これは農村部に三世代同居や大家族が比較的多く残っていることを反映しているにすぎません。実態として、若い世代はすでに宇都宮・小山・栃木市などの都市部、あるいは首都圏へと流出しており、地元の農村部に残っているのは高齢者のみというケースが増えています。
核家族化率は55.3%で、全国平均54.1%を1.2ポイント上回っています。かつて農家や職人の家々が集まっていた地域コミュニティが変容し、親が亡くなったあとにお墓を引き継ぐ子や孫が地元にいないという状況が、県内の農村部を中心に広がっています。
生涯未婚率は19.1%で、全国平均19.7%とほぼ同水準です。子や孫への自然な継承という従来の形が、全国と同じ割合で崩れてきています。日光・那須・益子・塩谷・烏山など、農村部や観光地のお墓は、そもそも参拝に来ること自体が年々難しくなっています。
娘たちにこの先ずっとお墓の管理費の支払いや掃除の負担を背負わせるのはかわいそうだなと思うようになりました。私たちの代でなんとかしておいたほうがいいんじゃないかと夫と話すようになりました。
墓じまい経験者愛知県・50代・女性
人口動態・高齢化の現状
栃木県の高齢化率は29.2%で、全国平均の28.7%を0.5ポイント上回っています。3人に1人近くが65歳以上という状況は、将来的にお墓を管理・継承できる現役世代が急速に少なくなっていることを意味します。
人口増減率は-2.08%と、全国平均の-0.75%と比べて約2.8倍の速さで人口が減少しています。栃木県は近年、社会減(転出者が転入者を上回る状態)が続いており、特に若い世代の首都圏流出が著しい状況です。那須・塩谷・芳賀・安蘇などの郡部では、すでに「限界集落」と呼ばれるほど高齢化が進んでいる地域もあります。
改葬件数の推移を見ると、2018年度に1,675件と急増しています。この時期は、団塊の世代の親が亡くなるタイミングと重なり、農村部のお墓を都市部に住む子世代が引き取るか、あるいは墓じまいを選択するかという選択を迫られたケースが急増したと考えられます。その後2020年(1,036件)に一時減少しましたが、2021年以降は再び増加に転じ、2024年度は過去最高の1,873件を記録しました。
2024年度の対死亡比は7.17%で、全国平均11.1%を大きく下回っています。この差は、栃木県においてまだ墓じまいに踏み出せていない潜在的な需要が多く残っていることを示しています。
墓じまいパートナーズが2026年3月に実施した調査(墓じまい実態調査2026(墓じまいパートナーズ)、2026年3月、経験者n=52)によると、墓じまいを検討したきっかけとして「承継者がいない・見つからない」「遠方で管理が困難」「子供や家族に負担をかけたくない」が上位を占めています。これらは農村部のお墓を抱える栃木県の方々にとって、非常に身近な理由です。
栃木県での墓じまいの流れ

墓じまいは「お墓を撤去するだけ」ではなく、複数のステップを順番に進める必要があります。特に栃木県の農村部にある菩提寺のお墓では、お寺との関係を丁寧に整理しながら進めることが重要です。ここでは栃木県での墓じまいの一般的な流れを6つのステップに分けて解説します。
①家族・親族への相談
墓じまいは、まず家族・親族への相談から始めます。お墓は故人への想いが込められた場所であり、兄弟姉妹や親戚の中には反対する方がいる場合もあります。費用の分担方法、改葬先の選択肢、今後の供養の形についてあらかじめ話し合い、できる限り全員の合意を得てから進めることが大切です。
「誰が費用を負担するのか」「どこに遺骨を移すのか」「年忌法要はどうするのか」といった具体的な点まで確認しておくと、後のトラブルを避けられます。栃木県の農村部では、地域のしきたりや親族のつながりが比較的強く残っているケースもあるため、近隣の方や親族への丁寧な説明が求められることがあります。
②お寺・霊園への連絡(閉眼供養)
家族の合意が得られたら、現在お墓があるお寺(檀那寺)や霊園の管理者に連絡します。お寺のお墓の場合は「離檀」の意向を伝え、閉眼供養(魂抜き)の日程を相談します。閉眼供養とは、お墓から魂を抜く儀式のことで、これを行わないと改葬許可申請や墓石の解体に進めません。
お寺によっては離檀を快く承諾してもらえないケースや、高額の離檀料を求められるケースもあります。穏やかに話し合いを重ねることが基本ですが、法外な要求には応じる義務はありません。心配な場合は専門家や第三者に相談することも選択肢の一つです。
③改葬先の確保
遺骨をどこに移すかを決め、受入証明書(受入承諾書)を取得します。改葬先としては、永代供養墓・納骨堂・樹木葬・散骨などがあります。栃木県内には宇都宮市の市営霊園「悠久の丘」など公営霊園も存在します。また、首都圏や関西圏の施設を選ばれる方もいます。
改葬先が決まっていない状態では、改葬許可申請の書類が揃わない場合があります。候補を絞り込んで資料請求・見学を行い、受入証明書を入手してから次のステップに進みましょう。
④改葬許可申請
現在のお墓がある市区町村の役所で、改葬許可証を申請します。申請には「改葬許可申請書」「墓地管理者の埋葬証明書」「改葬先の受入証明書」などが必要です(詳細は次のセクションで解説します)。許可証が交付されれば、法的に遺骨を移すことができます。
⑤墓石の解体・撤去
石材店に依頼して墓石を解体し、更地に整地します。費用は墓石の大きさや立地条件によって変わります。栃木県内の石材店に加え、大手の石材店にも見積もりを依頼し、複数社を比較することをおすすめします。費用の差が1.5〜2倍程度になることもあるため、相見積もりは必須です。
⑥遺骨の移送・納骨
閉眼供養で取り出した遺骨を改葬先に移送し、納骨・供養します。その際、改葬先に改葬許可証を提出します。遺骨の移送は自分で行うことも可能ですし、石材店や専門業者に依頼することもできます。遠方の農村部のお墓から宇都宮や首都圏の改葬先に移すケースも多く、移送の手配についても事前に確認しておきましょう。
栃木県での改葬許可申請の手続き
改葬許可申請は、墓じまいの手続きの中で最も公的な手続きです。申請自体は難しくありませんが、必要書類を揃えるのに時間がかかることがあります。書類不備で何度も役所に足を運ぶことにならないよう、事前にしっかりと確認しておきましょう。
手続きの面倒さがあり書類不備などで何度も足を運んでいた
墓じまい経験者奈良県・54歳・女性
担当窓口と問い合わせ先
改葬許可申請は、現在のお墓がある市区町村の役所に申請します。栃木県最大の自治体である宇都宮市の場合は、市民課が窓口です。

宇都宮市の改葬許可申請窓口
- 担当部署:市民課 戸籍担当
- TEL:028-632-2268
- 申請案内ページ:宇都宮市公式Webサイト — 改葬許可の手続きについて
- 受付場所:宇都宮市役所(〒320-8540 栃木県宇都宮市旭1丁目1-5)および各地区市民センター・出張所
宇都宮市では市役所の市民課だけでなく、各地区市民センターや出張所でも改葬許可申請を受け付けています。お住まいや利便性に応じて最寄りの窓口を利用できます。
栃木県内の他の市区町村でお墓がある場合は、そのお墓が所在する市区町村の市民課・市民生活課・住民課等が窓口となります。各自治体の公式サイトや電話でご確認ください。
必要書類
改葬許可申請に必要な書類は以下の通りです。自治体によって多少異なる場合があるため、事前に窓口に確認することをおすすめします。
- 改葬許可申請書(役所の窓口または公式サイトからダウンロード)
- 墓地管理者の証明(埋葬証明書)(現在のお寺・霊園管理者に記入・押印してもらう)
- 改葬先の受入証明書(新しい納骨先から発行してもらう)
- 申請者の身分証明書(運転免許証・マイナンバーカード等)
- 委任状(代理人が申請する場合)
お寺のお墓の場合、埋葬証明書の記入をお寺にお願いする必要があります。離檀の話し合いと並行して依頼しておくとスムーズです。霊園・公営墓地の場合は管理事務所が対応します。
申請から許可証交付まで
申請書類が揃っていれば、多くの自治体では即日から数日以内に改葬許可証が交付されます。書類に不備がある場合や確認に時間がかかる場合は、1週間程度かかることもあります。
改葬許可証の交付を受けたら、その許可証を持参して石材店による遺骨の取り出しと、改葬先への納骨を行います。改葬許可証は改葬先に提出する必要があるため、大切に保管してください。
なお、改葬許可申請書の作成を専門家に依頼する場合は、行政書士へ相談する方法もあります。
栃木県の墓じまい費用の目安

墓じまいにかかる費用は、お墓の種類・大きさ・立地条件・改葬先の選択によって大きく異なります。栃木県の農村部にある大型の墓石を持つお墓の場合、解体費用が高くなるケースもあります。まずはおおよその費用感を把握した上で、複数の石材店に見積もりを依頼することをおすすめします。
離檀料(お寺のお墓の場合)
お寺のお墓を墓じまいする際は、閉眼供養(魂抜き)のお布施として3〜15万円程度、さらに離檀料として3〜20万円程度が必要になる場合があります。離檀料は法的に定められた金額ではなく、お寺や地域によって異なります。栃木県内のお寺でも差があるため、事前にお寺に確認しておきましょう。
離檀料が発生するのはお寺のお墓のみで、公営霊園・民営霊園のお墓では原則として不要です。
墓石の解体・撤去費用
石材店に依頼する墓石の解体・撤去費用は、10〜40万円程度が目安です。費用は墓石の大きさや重量、墓地の立地(階段の有無・重機の搬入可否など)、解体した石材の処分費用などによって変わります。
栃木県の農村部では、広い土地に建てられた大型の墓石や、区画が広い家墓(ファミリー墓)が多く見受けられます。このような場合は解体費用が高くなる傾向があります。必ず複数の石材店から見積もりを取り、内容を比較した上で依頼先を選んでください。石材店によって費用が1.5〜2倍程度変わることもあります。
改葬先への費用
遺骨を移す改葬先の種類によって、費用は大きく変わります。
- 永代供養墓:10〜100万円程度(合祀か個別かで差が大きい)
- 納骨堂:30〜150万円程度(ロッカー型〜自動搬送型で差がある)
- 樹木葬:5〜80万円程度(里山型・庭園型で差がある)
- 散骨:5〜30万円程度(海洋散骨・山林散骨で差がある)
宇都宮市営の霊園「悠久の丘」など、公営施設は比較的費用を抑えやすい選択肢ですが、区画の空き状況や申し込み時期が限られることがあります。
総額の目安
お寺のお墓を墓じまいして永代供養に移す場合、総額は30〜150万円程度が目安です。改葬先を永代供養の合祀墓にすれば費用を抑えやすく、個別区画の納骨堂や大型墓に移すと費用が高くなる傾向があります。
複数の石材店・改葬先に問い合わせて比較することが、費用を適正化するための最善策です。
栃木県に墓じまいの補助金はある?
2026年時点で、栃木県および県内の市区町村において、墓じまい(改葬)に対する公的な補助金・助成金制度は確認されていません。現時点では自己負担で進めることになります。
ただし、費用を抑えるための方法はいくつかあります。
複数の石材店に相見積もりを取る
解体・撤去費用は石材店によって1.5〜2倍程度の差が生じることがあります。少なくとも2〜3社に見積もりを依頼し、内容を比較した上で依頼先を選びましょう。
改葬先に合祀墓や樹木葬を選ぶ
費用を抑えたい場合は、個別の区画を持たない合祀型の永代供養墓や、比較的安価な樹木葬を選ぶことで費用を大幅に削減できます。
公営霊園を活用する
宇都宮市には市営霊園「悠久の丘」があります。公営施設は民営に比べて費用を抑えやすい傾向がありますが、区画の空き状況や申し込み時期が限られることがあるため、事前に確認しましょう。
補助金制度は今後新設される可能性もあります。墓じまいを検討している方は、お墓のある市区町村の役所に最新情報を問い合わせてみてください。
墓じまい後の供養先の選び方
墓じまいをした後、遺骨をどこに移すかは非常に重要な選択です。改葬先の種類によって費用・供養の形・お参りのしやすさが大きく異なります。栃木県から首都圏の改葬先を選ぶ方も多く、ご自身の生活スタイルや希望に合った方法を選びましょう。
永代供養墓
永代供養墓とは、霊園やお寺が遺族に代わって永代にわたって供養・管理してくれるお墓です。後継者がいなくても安心して預けられるため、承継者不在の問題を抱えている方に特に人気があります。
費用は10〜100万円程度で、合祀(他の方の遺骨と一緒に埋葬)か個別区画かで大きく変わります。合祀型は費用を抑えやすく、個別区画型は一定期間は個別に安置できます。栃木県内にも永代供養墓を設けているお寺・霊園があります。
納骨堂
納骨堂は、建物の中に遺骨を安置する施設です。屋内なので天候に関係なくお参りができ、駅近の施設も多いため交通の便がよい点が特徴です。費用は30〜150万円程度で、ロッカー型・仏壇型・自動搬送型によって大きく異なります。栃木県内では宇都宮や小山周辺にいくつかの納骨堂があります。
樹木葬
樹木葬は、樹木や草花を墓標として埋葬する方法です。自然の中に還れるという考え方が受け入れられ、近年急速に広まっています。宗教・宗派を問わず利用できる施設が多い点も、特定の宗派に縛られたくないという方に選ばれる理由です。費用は5〜80万円程度です。
散骨
散骨とは、遺骨を粉末にして海や山などの自然に撒く方法です。法的には「節度をもって行われる限り違法ではない」とされています。費用は5〜30万円程度です。
宇都宮市の公営霊園「悠久の丘」
宇都宮市が運営する市営霊園「悠久の丘」(宇都宮市清原台)は、宇都宮市在住または遺骨が市内にある方を対象とした公営霊園です。一般墓所のほか、合葬式墓所(合祀型)もあり、費用を抑えやすい選択肢として利用されています。区画の募集時期が限られているため、宇都宮市の公式サイトで最新情報を確認してください。
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よくある質問
Q1. 栃木県でお寺のお墓を墓じまいするとき、離檀料はいくらかかりますか?
離檀料はお寺と檀家(ご家族)との話し合いで決まるもので、法律上の定めはありません。一般的な目安としては3〜20万円程度とされています。栃木県内のお寺でも金額はさまざまで、「気持ち」として渡す程度に収まるケースもあれば、より高額を求めてくる場合もあります。法外な金額を請求された場合には、冷静に話し合いを重ねることが大切です。また、離檀料は公営霊園のお墓には原則かかりません。お布施として閉眼供養(魂抜き)の費用3〜15万円程度が別途かかる点もあわせて把握しておきましょう。
Q2. 改葬許可証の申請はどこで行えばいいですか?
現在のお墓がある市区町村の役所で申請します。宇都宮市の場合は、市役所の市民課(TEL:028-632-2268)または各地区市民センター・出張所で受け付けています。他の市区町村でお墓がある場合は、その市区町村の市民課・市民生活課等が窓口となります。申請には「改葬許可申請書」「墓地管理者の証明(埋葬証明書)」「改葬先の受入証明書」「申請者の身分証明書」が必要です。書類が揃っていれば、多くの場合即日〜数日で許可証が交付されます。
Q3. 墓じまいから納骨まで、どのくらいの期間かかりますか?
家族の合意形成からお寺との交渉、書類の準備、石材店の手配まで含めると、一般的に3か月〜1年程度かかることが多いです。特にお寺との離檀交渉に時間がかかるケースや、改葬先の選定・見学・申し込みに時間を要するケースが多くあります。逆に、家族の合意が早く得られ、書類も揃っていればより短期間で完了することも可能です。早めに動き出すことで、時間的な余裕をもって各ステップを進められます。
Q4. 農村部(日光・那須・益子など)のお墓でも手続きは変わりますか?
手続きの基本的な流れは同じですが、農村部のお墓には独自の注意点があります。まず、山間部や入り組んだ場所にあるお墓は重機が入れない場合があり、手作業による解体が必要になって費用が高くなることがあります。また、地域の寺院との付き合いが深い地域では、離檀の手続きに丁寧な話し合いが求められる場合もあります。さらに、お墓がある市区町村(例:日光市・那須塩原市・益子町など)の役所で改葬許可申請を行う必要があるため、現在お住まいの市区町村とは別の窓口になる点も覚えておきましょう。
Q5. 墓じまいをすると先祖への供養がおろそかになりますか?
そのようなことはありません。墓じまいはお墓の物理的な形を変えることであり、先祖への想いや供養の心はそのまま持ち続けることができます。永代供養墓や納骨堂であれば、引き続きお参りができます。樹木葬や散骨を選んだ場合でも、法要や命日のお参りを続けることで供養の形を維持できます。「管理できなくなってから放置するよりも、きちんと供養できる形に移す方が先祖への誠意だ」と考えて墓じまいを選ぶ方も多くいます。
まとめ
栃木県の墓じまいについて、改葬件数の推移・増えている理由・手続きの流れ・費用・補助金・供養先の選び方まで解説しました。
栃木県では2024年度の改葬件数が1,873件と過去最高を更新しており、2015年度比で114.8%増加しています。一方で対死亡比7.17%は全国平均11.1%を下回っており、潜在的な需要がまだ多く残っています。高齢化率29.2%(全国28.7%超)・人口減少率-2.08%(全国-0.75%の約2.8倍)といった人口動態の変化に加え、農村部から都市部・首都圏への若年層流出が続く栃木県では、今後も墓じまいを必要とするご家族が増え続けると予想されます。
墓じまいを進める際は、まず家族・親族との合意形成から始め、お寺や霊園への連絡、改葬先の確保、改葬許可申請と順を追って進めることが重要です。宇都宮市での改葬許可申請は市民課(TEL:028-632-2268)または各地区市民センターで受け付けています。費用は総額30〜150万円程度が目安で、石材店への相見積もりと改葬先の比較検討が費用適正化のカギです。
2026年時点で栃木県内での墓じまい補助金は確認されていませんが、費用を抑える方法として合祀型の永代供養・樹木葬の選択や、公営霊園「悠久の丘」(宇都宮市)の活用が考えられます。
墓じまいは「先祖への想いを断ち切る」ことではなく、「これからも無理なく供養を続けられる形を作る」ことです。日光・那須・益子など農村部にある先祖代々のお墓を、次の世代に負担をかけない形で整理したいとお考えの方は、早めに動き出すことをおすすめします。
墓じまいの全体的な流れは「墓じまい完全ガイド」でも詳しく解説しています。
栃木県以外の都道府県の墓じまい情報
お墓の場所が栃木県以外の方は、以下のページもご参照ください。
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