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静岡市で墓じまいをするには?費用・手順・流れを解説

静岡市で墓じまいをするには?費用・手順・流れを解説

公開:2026年3月24日
更新:2026年3月24日
小林玉喜
執筆者
小林玉喜
墓じまいパートナーズ代表

実家の墓じまいを経験したことをきっかけに、墓じまいパートナーズを創業・運営。現在は相談サポートや情報提供を通じて安心して墓じまいを進められるよう支援している。

静岡市でお墓の墓じまいを検討している方へ、この記事では手続きの流れ・費用の目安・補助金の有無まで、静岡市の情報をもとにわかりやすく解説します。

2020年の国勢調査によると、静岡市の高齢化率は30.7%(全国平均28.7%)と全国を2.0ポイント上回っています。また人口増減率は-1.65%(全国平均-0.75%)と全国より大幅な減少傾向にあり、「将来お墓を引き継ぐ家族がいない」「管理が難しくなってきた」という理由から墓じまいを検討する方が増えています。

「手続きが複雑そう」「費用がいくらかかるか不安」という方も多いと思います。でも、正しい順番で進めれば、一つひとつは着実に対応できます。この記事を読めば、静岡市で墓じまいを進めるために必要な情報がひととおりわかります。

墓じまい全体の流れについては、墓じまい完全ガイドもあわせてご覧ください。

静岡市で墓じまいを検討する人が増えている理由

静岡市は東海道新幹線が停まる政令指定都市でありながら、高齢化と人口減少が同時に進行しています。地域に根ざした由緒あるお寺が多く、先祖代々のお墓がお寺の境内にあるというケースが他の都市より多い点も、静岡市ならではの墓じまいの難しさにつながっています。

高齢化・未婚化の実態

2020年の国勢調査によると、静岡市の高齢化率は30.7%(全国平均28.7%)。人口増減率は-1.65%(全国平均-0.75%)と全国より大きく下回っており、若い世代の流出と高齢者の増加が同時に進んでいます。生涯未婚率は21.2%(全国平均19.7%)と全国をやや上回り、核家族化率は54.8%(全国平均54.1%)とほぼ全国並みです。単身世帯率は35.0%(全国平均38.0%)とやや低めですが、「自分が元気なうちに整理しておきたい」という思いが、墓じまい検討のきっかけになっています。

家族のかたちの変化

静岡市は徳川家康ゆかりの地として知られ、市内には歴史ある寺院が多く集まっています。久能山東照宮をはじめ、江戸時代から続く由緒正しいお寺も多いため、先祖代々のお墓がお寺の境内に置かれているケースが多い地域です。お寺の境内にお墓がある場合、墓じまいには「離檀」という手続きが必要になります。住職への相談・閉眼供養・離檀料の納付など、お寺との丁寧なやり取りが求められます。

墓じまい実態調査2026 — 回答者の声

親族との話し合いが難しいと感じる

墓じまい検討中静岡県・47歳・女性

墓じまいを進めるには、家族・親族の合意を取り付けた上で、お寺との話し合いを丁寧に行うことが第一歩となります。

静岡市での墓じまいの流れ

墓じまいは「①家族への相談→②お寺・霊園への連絡→③改葬先の確保→④行政手続き→⑤お墓の解体→⑥納骨」という順番で進めます。各ステップのポイントを確認しておきましょう。

① 家族・親族への相談

最初のステップは、お墓に関わる家族・親族全員への相談です。墓じまいはお墓という共有の場所に関わる話であるため、一人の判断で進めると後々トラブルになることがあります。静岡市のように親族が地域に根ざして暮らしているケースでは特に、遠方に住む親族も含めて事前に合意を得てから次のステップへ進むことが重要です。

② お寺・霊園への連絡と離檀手続き

現在のお墓がお寺の境内にある場合は、住職に墓じまいの意向を伝えます。唐突に切り出すのではなく、「後継者がいない」「管理が難しくなってきた」など事情を誠実に伝えることが円満な墓じまいへの近道です。静岡市内の寺院は由緒があるところが多く、住職との関係を大切にしながら丁寧に話し合うことが重要です。民間霊園・公営墓地の場合は管理事務所へ連絡して、返還手続きの流れを確認します。

③ 改葬先の確保(申請手続きを進める前に必須)

改葬先を先に決めておくことが重要です。静岡市への改葬許可申請には、新しい供養先が発行する「受入証明書または使用許可書」が必要になります。供養先が決まっていない状態では申請を進めることができませんので、この順番を守ることが手続きをスムーズに進めるポイントです。

④ 静岡市への改葬許可申請

改葬先が決まったら、静岡市の窓口に改葬許可申請を行います。詳しくは次の章で解説します。

⑤ お墓の解体・撤去

改葬許可証が交付されたら、石材店にお墓の解体・撤去を依頼します。その前に、お寺で閉眼供養(魂抜き)を行うのが一般的です。静岡市内の石材店に加えて、複数の業者から相見積もりを取ることをおすすめします。石材店によって価格に1.5〜2倍程度の差が生じることもあるためです。

⑥ 新しい供養先へ納骨

遺骨を取り出し、新しい供養先に納骨すれば墓じまいは完了です。

墓じまい実態調査2026 — 回答者の声

手続きの面倒さがあり書類不備などで何度も足を運んでいた

墓じまい経験者奈良県・54歳・女性

書類の準備に想像以上に時間がかかることもあります。余裕を持ったスケジュールで進めることが大切です。墓じまいの各ステップの詳しい内容は墓じまいの流れを8ステップで解説もご参照ください。

静岡市での改葬許可申請の手続き

遺骨を別の場所に移すには、法律に基づいて「改葬許可申請」を市区町村に提出し、「改葬許可証」を取得する必要があります。静岡市での申請方法を具体的に説明します。

担当窓口と問い合わせ先

静岡市では、戸籍管理課 霊園・斎場係が改葬許可申請の担当窓口です。まずは電話で書類の準備について確認してから窓口に向かうと、書類不備を防ぐことができます。清水区のお墓の場合は清水区地域総務課でも対応しています。

静岡市 戸籍管理課 霊園・斎場係 TEL 054-221-1297

清水区地域総務課 TEL 054-354-2361(清水区のお墓の場合)

詳細・申請書のダウンロードは静岡市公式サイト(改葬許可申請)からご確認ください。

必要書類

申請に必要な書類は主に2点です。

① 改葬許可証交付申請書

静岡市のホームページからダウンロードできます。現在の埋葬先(お寺や霊園の管理者)による証明が必要になる場合があります。お寺のお墓の場合は、住職から「埋葬証明書」を受け取る必要があるケースもあります。

② 改葬先の受入証明書または使用許可書

新しい供養先が発行する書類です。この書類がないと申請が進められないため、必ず改葬先を決めてから手続きに入ることが前提になります。

申請から許可証交付まで

書類を揃えて窓口に提出すると、改葬許可証が交付されます。書類に不備があると再度窓口へ足を運ぶことになるため、事前確認が大切です。なお、書類の準備や手続きに不安がある場合は、改葬許可申請書の作成について行政書士に相談する方法もあります。お寺との交渉でトラブルが生じている場合は、弁護士への相談が適しています。

静岡市の墓じまい費用の目安

墓じまいにかかる費用は、大きく「①離檀料」「②石材店への解体・撤去費用」「③改葬先への費用」の3つに分かれます。それぞれの目安と静岡市ならではの注意点を確認しておきましょう。

① 離檀料(お寺のお墓の場合)

お寺の境内にお墓がある場合、檀家をやめる際にお寺へ納めるお布施が発生します。金額は宗派やお寺との関係によって異なりますが、3〜20万円程度が一般的な目安です。静岡市には由緒あるお寺が多く、長年の檀家関係がある場合は丁寧な話し合いが求められます。高額な離檀料を強く求められた場合でも、法的な支払い義務はありませんので、冷静に話し合うことが大切です。民間霊園・公営墓地のお墓には発生しません。

② 石材店への解体・撤去費用

墓石を解体して区画を更地に戻す費用です。全国的な相場は10〜40万円程度ですが、当サイトの調査(墓じまい実態調査2026(墓じまいパートナーズ)、2026年3月、経験者n=52)では「10万円未満」と「30〜50万円」がそれぞれ19.2%で最多でした。石材店によって1.5〜2倍程度の価格差が生じることがあるため、必ず複数の石材店に相見積もりを取ることをおすすめします。

墓じまい実態調査2026 — 回答者の声

良い石材店を選ぶことが第一で見積りは必ず取る

墓じまい経験者大阪府・72歳・女性

③ 改葬先への費用

永代供養墓・納骨堂・樹木葬・散骨など、選ぶ供養先によって費用はさまざまです。数万円程度から数十万円以上まで幅があります。費用だけでなく、立地や管理のしやすさも含めて比較することが大切です。

総額の目安

これら3つを合わせた総額は30〜150万円程度になるケースが多いです。静岡市の場合、由緒あるお寺の檀家であるケースも多いため、離檀料や閉眼供養のお布施なども含めた資金計画を立てておくことが重要です。費用を抑えるための具体的な方法は墓じまいの費用を抑える方法で詳しく解説しています。また費用の詳細な内訳については墓じまい費用はいくら?もあわせてご覧ください。

静岡市に墓じまいの補助金はある?

結論からお伝えすると、2026年時点で静岡市には墓じまい専用の補助金制度はありません。最新情報は静岡市公式サイトでご確認ください。

費用を抑えるためにできること

補助金がない分、費用を工夫することが大切です。石材店は複数社から相見積もりを取ることで費用を抑えられる可能性があります。また、供養先も合祀型の永代供養や散骨など費用を抑えやすい選択肢があります。具体的な節約方法は墓じまいの費用を抑える方法をご参照ください。

静岡市の市営霊園・公営霊園

静岡市には市が運営する公営霊園があります。沼上霊園・愛宕霊園ほか4ヶ所などがあり、改葬先の選択肢の一つとなります。公営霊園は費用が抑えられる傾向がありますが、空き区画が限られるため、担当窓口に最新の状況をご確認ください。なお、墓じまいへの補助金は現時点では設けられていません。

墓じまい後の供養先の選び方

静岡市は東海道新幹線が通る交通の要所であり、市内や近隣に多くの供養施設があります。墓じまい後の供養先として代表的な4つの方法をご紹介します。

永代供養墓

お寺や霊園が永代にわたって供養・管理してくれる埋葬形態です。承継者が不要なため、「自分の代で終わりにしたい」という方に選ばれています。費用は数十万円程度が目安ですが、合祀型であればさらに費用を抑えることもできます。詳しくは墓じまい後の永代供養をご参照ください。

納骨堂

屋内の施設に遺骨を収蔵する方法で、天候を問わずお参りできる点が魅力です。静岡市内や近隣にも納骨堂は存在しており、管理の手間がかかりません。費用は数万〜数十万円程度と幅があります。詳しくは墓じまい後の納骨堂をご参照ください。

樹木葬

樹木を墓標とした自然葬で、近年人気が高まっています。自然豊かな静岡県内にも樹木葬を提供する霊園があり、富士山や海を望む立地の施設を選ぶ方もいます。詳しくは墓じまい後の樹木葬をご参照ください。

散骨

粉骨した遺骨を海や山などに散布する方法です。静岡市は駿河湾に面しており、海洋散骨を選ぶ方も一定数います。費用を抑えやすく、自然に還るという考え方から選ぶ方もいます。詳しくは墓じまい後の散骨をご参照ください。

墓じまい実態調査2026 — 回答者の声

永代共同供養が、1番良いと思った。

墓じまい検討中東京都・57歳・男性

どの方法が合っているかは、費用・アクセス・宗教的なご要望によって異なります。複数の選択肢を比較しながら、ご家族で話し合って決めることをおすすめします。

墓じまい体験談

今後、お墓の管理を続けなくてよくなったことです。管理ができない状態だったのですがその心配がなくなり精神的に安心しました。これから先の負担を減らすことができた点が一番良かったと感じています。

墓じまい経験者新潟県・20代・女性

よくある質問

静岡市での改葬許可申請は自分でできますか?

はい、自分で申請できます。戸籍管理課 霊園・斎場係(TEL 054-221-1297)が窓口で、必要書類は改葬許可証交付申請書と改葬先の受入証明書の2点が基本です。清水区のお墓の場合は清水区地域総務課(TEL 054-354-2361)でも対応しています。書類の準備に不安がある場合は、行政書士に相談する方法もあります。

静岡市での墓じまい費用はいくらかかりますか?

離檀料・石材店への解体費用・改葬先への費用を合わせると、30〜150万円程度になるケースが多いです。静岡市はお寺の境内墓地が多いため、離檀料も含めた資金計画が重要です。複数の石材店から相見積もりを取ることで費用を抑えられる場合もあります。

静岡市に墓じまいの補助金はありますか?

2026年時点では、静岡市に墓じまい専用の補助金制度はありません。費用を抑えるには、石材店の相見積もりや、費用を抑えやすい供養先の選択が有効です。最新情報は静岡市公式サイトでご確認ください。

お寺が多い静岡市ならではの注意点はありますか?

静岡市内には歴史あるお寺が多く、長年の檀家関係がある場合、離檀の意向を伝えた際に高額な離檀料の請求を受けることがあります。ただし、離檀料に法的な支払い義務はなく、一般的な相場は3〜20万円程度です。冷静に話し合い、それでも解決しない場合は弁護士や行政書士に相談することができます。

改葬許可申請の手続き期間はどれくらいかかりますか?

窓口での申請から改葬許可証の交付までは、書類に不備がなければ即日〜数日程度が一般的です。ただし、書類の準備(お寺からの埋葬証明書の取得、改葬先の受入証明書の取得など)に時間がかかるため、全体では数週間〜数か月の余裕を持ってスケジュールを立てることをおすすめします。

まとめ:静岡市で墓じまいを進めるために

静岡市での墓じまいについて、重要なポイントをまとめます。

  • 高齢化率30.7%・人口減少率-1.65%という静岡市の現状から、承継者不在の問題は年々身近になっています。「自分が元気なうちに」という早めの行動が将来の安心につながります。
  • 由緒ある寺院が多い静岡市では、離檀手続きが伴うケースが多いため、住職との丁寧な話し合いと家族・親族の合意形成が特に重要です。
  • 改葬許可申請の窓口は戸籍管理課 霊園・斎場係(TEL 054-221-1297)。清水区は清水区地域総務課(TEL 054-354-2361)も利用できます。まずは電話で書類を確認してから来庁しましょう。
  • 申請に必要な書類は「改葬許可証交付申請書」と「改葬先の受入証明書」が基本。改葬先を先に決めてから申請を進めましょう。
  • 補助金は2026年時点でなし。費用は複数社の相見積もりや供養先の選択で調整できます。

墓じまいは一度で完了する手続きではなく、家族との話し合い・お寺や霊園との調整・行政手続き・石材店の手配など、複数のステップが必要です。まずはご家族で現状を共有し、窓口や石材店へ相談してみることが第一歩です。

墓じまい完全ガイドでは、手続き全体の流れや費用の詳細を解説しています。あわせてご活用ください。

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