石川県では、2024年度の改葬件数が2,199件に達し、2015年度(533件)と比べて約313%増加しています。特に2024年は前年(1,259件)から大幅に増加しており、その背景には2024年1月に発生した能登半島地震の影響があります。倒壊・損傷した墓石の修復が困難なため、この機会に墓じまいを決断した家族が石川県内で急増しました。
石川県は金沢市を中心とした都市部と、能登半島・加賀の農村・温泉地帯という多様な地域性を持ちます。高齢化率30.0%と全国平均(28.7%)を上回り、人口は-1.86%と減少しています。能登地域では地震被害の復旧とともに、お墓の整理・改葬が課題になっています。
本記事では、石川県での墓じまいについて、改葬件数の推移・手続きの流れ・費用の目安・市区町村ごとの窓口情報・補助金の有無・供養先の選び方をまとめて解説します。
墓じまい全体の流れについては、墓じまい完全ガイドもあわせてご覧ください。
石川県で墓じまいを検討する人が増えている理由
石川県の改葬件数は、2015年度の533件から2024年度の2,199件へと約313%増加しました。対死亡比(死亡者数に対する改葬件数の割合)は14.34%で、全国平均の11.1%を大きく上回っています。この数字は、石川県で「お墓を整理する」という選択が全国でも高い水準で進んでいることを示しています。

能登半島地震(2024年1月)の影響
2024年の改葬件数が2,199件と前年(1,259件)から約75%急増した最大の要因は、2024年1月1日に発生した能登半島地震です。マグニチュード7.6の大地震により、能登半島を中心に多くの墓石が倒壊・転倒・損傷しました。修復には多額の費用がかかること、またそもそも能登地域では若い世代が地震以前から県外へ転出しており「誰がお墓を管理するのか」という問題が顕在化していたため、被災を機に墓じまいを決断した家族が急増しました。
地震で傷んだ墓石の修復費用と墓じまいの費用を比較検討した末、「修復より改葬の方が合理的」と判断するケースも多くみられます。被災した墓石の解体・撤去については、自治体や石材店への相談がスムーズに行えるよう、事前に情報収集することをおすすめします。
息子が東京に家を買ったんですよ。もう地元には戻ってこないのが確定したので、この墓を誰が守るんだ?となりました。自分が動ける60歳前の今のうちに、墓じまいしてしまおうと決めました。
墓じまい経験者福岡県・50代・男性
高齢化・人口減少・未婚率の影響
2020年国勢調査によると、石川県の高齢化率は30.0%で全国平均(28.7%)を上回ります。人口増減率は-1.86%と全国平均(-0.75%)を大きく下回り、人口が継続的に減少しています。特に能登半島の奥能登地域では高齢化と過疎化が深刻で、お墓の承継者問題は震災前から課題でした。
単身世帯率は34.7%と全国平均(38.0%)をやや下回ります。核家族化率は54.4%と全国平均(54.1%)とほぼ同水準で、生涯未婚率は17.6%と全国平均(19.7%)よりも低い水準です。これらの数字は石川県が比較的家族形成率が高いことを示していますが、一方で子世代の金沢市・白山市などへの集中と、農村部への若年層の帰還が少ないことが、農村部でのお墓承継問題を生んでいます。
石川県は古くから浄土真宗(特に大谷派・本願寺派)の信仰が根付いた土地柄で、農村部では大型の墓石を建てて代々受け継いでいく文化が続いてきました。しかし、子世代の都市部への転出によって「故郷のお墓を誰が守るのか」という問題が年々大きくなっていました。能登半島地震はこの課題を一気に顕在化させた形です。墓じまい実態調査2026(墓じまいパートナーズ)(2026年3月、経験者n=52)によると、墓じまいを決意したきっかけとして「継承者がいない・見つからない」を挙げた割合が最も多く、承継者問題が全国共通の墓じまいの背景となっています。
加賀・能登の農村地帯では「自分が元気なうちに整理を」と考える60〜70代が増えており、金沢市・白山市・小松市などの都市部では「親が亡くなって初めてお墓の存在を知った」という子世代が墓じまいを選ぶケースも目立ちます。
やるなら自分の元気なうちに実施した方がよいです。子供たちに任せると大変です。
墓じまい経験者千葉県・62歳・男性
石川県での墓じまいの流れ
墓じまいは、家族・お寺・役所・石材店・改葬先の複数の関係者との調整が必要な手続きです。石川県での一般的な流れを6つのステップで確認しましょう。詳しい手続き全体については墓じまいの流れを8ステップで解説もご参照ください。

①家族・親族への相談
墓じまいは、お墓に関わるすべての親族の合意を得てから進めることが大切です。能登半島地震で被災した墓石の扱いについては「修復するか・墓じまいするか」を家族で話し合うことが特に重要です。「自分たちの代では維持できない」「地震で傷んだ機会に整理したい」という理由を丁寧に伝えると、理解を得やすい傾向があります。叔父・叔母など遠方に住む親族にも早めに連絡しておきましょう。墓じまいに反対する親族がいる場合は、改葬先の候補(永代供養墓・納骨堂など)を具体的に提示することが理解を得るための近道です。家族全員が納得した状態で進めることが、後悔のない墓じまいにつながります。
②お寺・霊園への連絡
お寺のお墓(寺墓地)の場合、まずご住職に墓じまいの意向を伝えます。離檀(お寺の檀家をやめること)を申し出るこのステップは精神的に難しいと感じる方も多いですが、近年は「時代の流れですね」と柔軟に対応してくださる住職も増えています。石川県では浄土真宗のお寺が多く、離檀への対応が比較的柔軟なケースもあります。連絡の際に「埋葬証明書」の発行も依頼しましょう。公営霊園・民間霊園の場合は管理事務所に申し出ます。
「最近は墓じまいを行う方が増えてきていて、寂しい気持ちがありますがこれも時代の流れなのでしょうね。」と言ってくれて、快く墓じまいのお願いを了承してくれました。
墓じまい経験者大阪府・50代・男性
③改葬先の確保
墓じまい後にお骨をどこに移すかを先に決めておく必要があります。改葬許可申請には「改葬先の受入証明書」が必要なため、新しい供養先(永代供養墓・納骨堂・樹木葬など)を先に確保し、受入証明書を発行してもらいます。石川県内の施設を選ぶ場合は、金沢市周辺の永代供養施設・納骨堂が選択肢として充実しています。
④改葬許可申請
お墓がある市区町村の役所に「改葬許可申請書」を提出します。石川県内には19の市町があり、申請先はお墓の所在地を管轄する市区町村の担当窓口です。申請書に「埋葬証明書」「改葬先の受入証明書」を添付して提出すると、「改葬許可証」が交付されます。通常、交付まで数日〜1週間程度かかります。
⑤お墓の解体・撤去
改葬許可証を取得したら、石材店に依頼してお墓を解体・撤去します。石川県内の石材店に依頼するのが一般的ですが、複数の石材店から相見積もりを取ることで費用を抑えられる場合があります。能登半島の被災墓石の解体は通常の解体と異なる場合もあるため、能登地域での実績ある石材店に相談することをおすすめします。解体後、墓地は更地に戻して管理者に返還します。
⑥新しい供養先へ納骨
石材店がお骨を取り出し、改葬先に持参します。新しい供養先での納骨の際には「改葬許可証」を必ず持参してください。これをもって墓じまいの手続きはすべて完了です。納骨時に新しいお寺・霊園でのお経や法要を依頼する場合は、その費用についても事前に確認しておきましょう。なお、納骨が完了したら家族・親族に報告し、新しいお墓の場所・お参りの方法を共有しておくと安心です。これまでお世話になったお寺への最後のご挨拶も忘れずに行いましょう。
石川県の市区町村別 改葬許可申請窓口一覧
改葬許可申請は、現在のお墓がある市区町村の役所に提出します。石川県には19の市町があり、申請先はお墓の所在地によって異なります。まずお墓の住所(霊園・寺院の所在地)を確認し、対応する市区町村の窓口に問い合わせてください。

担当窓口と問い合わせ先
以下は石川県内の主要市における改葬許可申請の担当窓口情報です。
市区町村 | 担当部署 | 電話番号 | 公式サイト |
|---|---|---|---|
金沢市 | 保健所 環境衛生課 | TEL: 076-234-5103 | |
白山市 | 市民課 | TEL: 076-274-9520 | |
小松市 | 市民課 | TEL: 0761-24-8120 | |
加賀市 | 市民課 | TEL: 0761-72-7801 | |
七尾市 | 市民課 | TEL: 0767-53-8426 | |
輪島市 | 市民課 | TEL: 0768-23-1104 | |
珠洲市 | 市民課 | TEL: 0768-82-7721 |
上記以外の市町については、各自治体の公式サイトで「改葬許可申請」と検索するか、市区町村の代表電話に問い合わせると担当部署を案内してもらえます。能登半島地震の被災地域(輪島市・珠洲市・穴水町・能登町など)では、震災後の行政対応状況によって窓口の受付体制が通常と異なる場合があります。事前に電話で確認してから申請に伺うことをおすすめします。なお、石川県内のうち複数の市町村にまたがってお墓がある場合や、遺骨を複数の場所に埋葬している場合は、それぞれの市区町村へ個別に申請が必要です。窓口が複数になる場合は、まず金沢市の保健所に相談するか、各市町の担当窓口に個別に問い合わせましょう。
必要書類
改葬許可申請に必要な書類は以下のとおりです。申請前に管轄窓口の公式サイトまたは電話で最新情報を確認してください。
- 改葬許可申請書(市区町村の窓口またはホームページからダウンロード)
- 埋葬証明書(現在のお墓の管理者〔お寺・霊園の管理事務所〕が発行)
- 受入証明書(改葬先の墓地・納骨堂・霊園が発行した受け入れを証明する書類)
- 申請者の本人確認書類(マイナンバーカード・運転免許証など)
能登半島地震で被災したお墓の場合、埋葬証明書の発行ができない状況が生じているケースもあります。お寺自体が被災している場合は、まず寺院・管理者の現在の連絡先を確認し、柔軟に対応してもらえるよう事情を説明することが大切です。複数の遺骨をまとめて改葬する場合、遺骨1体ごとに改葬許可証が必要になるケースがあるため、事前に窓口で確認してください。
手続きの面倒さがあり書類不備などで何度も足を運んでいました。早めに担当窓口に電話して確認することをおすすめします。
墓じまい経験者奈良県・54歳・女性
申請から許可証交付まで
必要書類がそろったら、お墓がある市区町村の担当窓口に持参または郵送で提出します。書類に不備がなければ通常は数日〜1週間程度で「改葬許可証」が交付されます。解体工事の予定日から逆算して余裕をもって申請しましょう。改葬許可証は新しい供養先への納骨時に必ず持参が必要です。紛失しないよう大切に保管してください。

石川県の墓じまい費用の目安
墓じまいにかかる費用は「離檀料」「お墓の解体・撤去費用(石材店への依頼)」「改葬先への費用」の3つに大別されます。石川県では能登半島地震による被災墓石の解体・撤去が増えており、通常の解体工事と費用感が異なる場合があります。早めに複数の石材店に見積もりを依頼し、総額を把握しておきましょう。

離檀料
お寺のお墓(寺墓地)から離檀する際に、これまでの法要・管理に対する感謝の意を込めてお寺に納めるお金です。一般的な目安は3万〜20万円程度です。離檀料は法律で定められた金額ではなく、宗派・お寺との縁の深さ・地域の慣習によって異なります。石川県では浄土真宗のお寺が多く、離檀への対応が比較的柔軟なケースもあります。公営霊園・民間霊園の場合は離檀料は発生しません。詳しくは離檀料とはをご覧ください。
お墓の解体・撤去費用(石材店への依頼)
石材店にお墓を解体・撤去してもらう費用の目安は10万〜40万円程度です。能登半島地震で被災した墓石の場合、倒壊・破損の程度によって撤去作業が複雑になることがあり、通常の解体費用とは異なるケースもあります。また能登半島の一部地域では道路状況・重機の搬入状況が復旧工事によって変化するため、現地の石材店への事前確認が重要です。複数の石材店から相見積もりを取ることをおすすめします。詳しくは墓じまいと石材店をご覧ください。
改葬先(新しい供養先)の費用
改葬先に選ぶ供養の形式によって費用は大きく異なります。主な選択肢の目安を以下に示します。
- 永代供養墓:10万〜100万円程度(合祀タイプか個別安置タイプかで大きく差がある)
- 納骨堂:30万〜150万円程度(ロッカー型・自動搬送型など施設・タイプによる)
- 樹木葬:5万〜80万円程度(里山型・庭園型で差がある)
- 散骨:5万〜30万円程度(海洋散骨・山林散骨など方法による)
石川県内の永代供養施設・納骨堂は、金沢市・白山市・小松市周辺を中心に複数あります。費用を抑えたい場合は合祀型の永代供養墓、身近でお参りしたい場合は駅近の納骨堂など、家族の状況に合わせて選ぶことが大切です。
総額の目安
離檀料・解体・改葬先の費用をあわせた総額は30万〜150万円程度が目安です。被災墓石の解体費用や特殊な状況がある場合は、まず複数の石材店に現地確認を依頼して見積もりを取ることで、適正な費用感を把握することができます。費用全般については墓じまい費用はいくら?もご覧ください。
費用を抑えるうえでのポイントは、石材店を複数から選ぶことと、改葬先を合祀型の永代供養墓にすることです。また、複数のご先祖の遺骨をまとめて一度に改葬することで、解体・撤去コストと改葬先費用をまとめて節減できる場合があります。お墓の状態・遺骨の数・改葬先の形式によって費用は大きく変わるため、まず具体的な見積もりを複数取得してから決断することをおすすめします。
良い石材店を選ぶことが第一で、見積もりは必ず取ることが大切です。
墓じまい経験者大阪府・72歳・女性
石川県に墓じまいの補助金はある?
2026年時点で、石川県および県内の市区町村において、墓じまい(改葬)を直接対象とした補助金・助成金制度は確認されていません。全国的にも墓じまい専用の補助制度はほとんど存在しないのが現状です。
ただし、能登半島地震の被災に関連した特例措置や支援事業が自治体によって設けられている場合があります。輪島市・珠洲市・穴水町・能登町など被災地域にお墓がある場合は、各自治体の震災関連窓口や石川県の相談窓口に問い合わせることで、利用できる支援制度があるか確認することをおすすめします。
費用を抑えるための一般的な手段として、以下の方法を検討してみましょう。
- 石材店の相見積もりを取る:複数の石材店に見積もりを依頼することで費用差を確認できます。石材店によって費用は1.5〜2倍程度差があることもあります
- 永代供養墓・合祀墓を選ぶ:合祀タイプの永代供養墓は費用が抑えやすく、10万〜30万円程度で対応できる施設もあります
- 複数の遺骨をまとめて改葬する:先祖の遺骨をまとめて1か所に改葬することで、解体・移動コストを抑えられる場合があります
- 閑散期(冬〜春先)に石材店を手配する:繁忙期を避けると費用が抑えられる可能性があります
補助金制度は今後新設される可能性もあります。お墓のある市区町村の公式サイトや窓口で最新情報を確認することをおすすめします。費用を抑えるための方法については墓じまいの費用を抑える方法もご覧ください。
墓じまい後の供養先の選び方
墓じまい後の遺骨をどこに移すかは、家族構成・費用感・供養への考え方によって異なります。石川県では能登から金沢・白山・小松など都市部へ、あるいは子供の住む他県へ改葬先を移すケースが増えています。改葬先は資料を取り寄せて複数を比較し、可能であれば見学してから決めることをおすすめします。「手を合わせる場所がある」という安心感を大切にしながら、家族全員がお参りしやすい場所・形を選ぶことが大切です。供養先ごとに「管理形式(個別か合祀か)」「お参りの方法」「将来の承継ルール」も確認しておきましょう。
永代供養墓
お寺や霊園が遺骨を永代にわたって供養・管理してくれる形式です。承継者がいない方や、子供に管理の負担をかけたくない方に選ばれています。個別安置タイプ(一定期間後に合祀)と最初から合祀するタイプがあり、費用の目安は10万〜100万円程度です。金沢市・白山市周辺に永代供養を扱う寺院・霊園が複数あります。詳しくは墓じまい後の永代供養をご覧ください。
納骨堂
屋内施設に遺骨を安置する形式で、ロッカー型・仏壇型などがあります。雨天でもお参りできる、アクセスのよい施設が多いのが魅力です。費用の目安は30万〜150万円程度。金沢市内を中心に複数の納骨堂があります。詳しくは墓じまい後の納骨堂をご覧ください。
樹木葬
樹木・草花・シンボルツリーの下に遺骨を埋葬する自然葬の一形態です。「自然の中で眠りたい」という方に選ばれており、墓石管理が不要なことが特徴です。費用の目安は5万〜80万円程度。石川県内でも霊園を中心に樹木葬区画を設ける施設が増えています。詳しくは墓じまい後の樹木葬をご覧ください。
散骨
遺骨を粉末状にして海や山などに撒く供養方法です。石川県は日本海に面しており、海洋散骨の選択肢もあります。費用の目安は5万〜30万円程度。節度をもって行えば法的に問題ありませんが、専門の業者に依頼することが一般的です。詳しくは墓じまい後の散骨をご覧ください。
永代共同供養が一番良いと思いました。子供たちへの負担を考えると、管理が続く形よりも、きれいにまとめられる選択肢が安心です。
墓じまい検討中東京都・57歳・男性
よくある質問(FAQ)
Q. 石川県での改葬許可申請はどこに提出しますか?
改葬許可申請は、現在のお墓がある市区町村の担当窓口に提出します。金沢市であれば保健所環境衛生課(TEL: 076-234-5103)が窓口です。まずお墓の所在地(住所)を確認し、その市区町村の公式サイトまたは代表窓口に問い合わせてください。能登半島地震の被災地域では、行政窓口の対応状況が通常と異なる場合があるため、事前に電話での確認をおすすめします。
Q. 能登半島地震で墓石が倒れた場合、どうすればいいですか?
被災した墓石の対応には①修復・修理、②墓じまい(改葬)、③そのまま放置の3つの選択肢があります。修復費用と墓じまいの費用を比較した上で判断することが大切です。まず石材店に現地確認・見積もりを依頼して状況を把握しましょう。墓じまいを選ぶ場合は、通常の改葬手続き(改葬許可申請)が必要です。被災地域での特例措置については、輪島市・珠洲市・穴水町・能登町などの各市町の担当窓口に確認してください。
Q. 石川県の墓じまい費用はどれくらいかかりますか?
石川県での墓じまい費用の総額は、30万〜150万円程度が一般的な目安です。内訳は離檀料(お寺の場合:3万〜20万円)・お墓の解体・撤去費用(10万〜40万円)・改葬先の費用(10万〜150万円)です。能登半島地震の被災墓石の場合は状況によって費用が変わることもあるため、石材店への早めの相談をおすすめします。
Q. 石川県から離れて暮らしているが、遠方から手続きはできますか?
遠方からの手続きは可能ですが、改葬許可申請書の提出・石材店への依頼・立ち会いなどで複数回の現地訪問が必要になる場合があります。郵送申請に対応している自治体もあります。帰省のタイミングと合わせて段取りを組むことで効率的に進められます。墓じまいの段取り全体は墓じまいの流れを8ステップで解説をご参照ください。
Q. 墓じまい後に後悔することはありますか?
墓じまい後に「形のあるお墓を残せばよかった」と感じる方もいますが、後悔を防ぐためには、①家族全員で十分に話し合ってから進める、②改葬先の見学・比較を丁寧に行う、③新しい供養先での最初のお参りを大切にする、という3点が重要です。「子供の負担が減った」「お参りしやすくなった」と前向きに感じている経験者も多く、準備を丁寧に行えば後悔のない選択ができます。
Q. 石川県には浄土真宗のお寺が多いと聞きましたが、離檀は難しいですか?
石川県は浄土真宗(大谷派・本願寺派)が多い地域ですが、近年は墓じまい・離檀に理解を示すお寺も増えています。「時代の変化として受け止めている」という住職も多く、丁寧にご相談することで話し合いがスムーズに進むケースがほとんどです。ただしお寺ごとに対応は異なりますので、まずはご住職に直接ご相談ください。離檀の流れや離檀料については離檀料とはも参考にしてください。
まとめ:石川県で墓じまいを進めるために
石川県での墓じまいは、2024年度に2,199件と急増し、対死亡比14.34%と全国平均(11.1%)を大きく上回っています。2024年1月の能登半島地震による被災墓石の増加が大きな要因のひとつですが、高齢化・人口減少・若年層の流出による承継者問題も根底にあります。これは石川県に限らず、全国の地方部で共通している課題です。
手続きの流れは①家族・親族への相談 → ②お寺・霊園への連絡 → ③改葬先の確保 → ④改葬許可申請 → ⑤お墓の解体・撤去 → ⑥新しい供養先への納骨の6ステップです。費用の総額は30万〜150万円程度が目安で、被災墓石の場合は状況によって費用が変わるため、石材店への早めの相談が重要です。
「自分が元気なうちに整理しておきたい」と考えているなら、まず家族に話を切り出すことから始めてみましょう。手続きや費用について不安があれば、石川県内の石材店・霊園・納骨堂に気軽に相談することで具体的なイメージをつかむことができます。能登半島地震で被災したお墓の場合は、まず現状確認と石材店への相談を優先し、行政窓口への問い合わせをあわせて行うことをおすすめします。墓じまい全体の流れについては墓じまい完全ガイドもあわせてご覧ください。








