福井県で墓じまいをするには?改葬件数の推移・手続き・費用を解説
福井県では、2024年度の改葬件数が242件で、対死亡比は2.31%と全国平均(11.1%)を大きく下回っています。これは、福井県が三世代同居率・有配偶率ともに全国トップクラスであり、家族でお墓を受け継ぐ文化が根強く残っていることが背景にあります。単身世帯率29.7%(全国38.0%)・生涯未婚率15.3%(全国19.7%)はともに全国最低水準で、「墓じまいをしなくてよい」という状況にある家庭も多い県です。
一方で、近年は若い世代の京阪神・首都圏への転出が続き、「実家のお墓を誰が守るのか」という問題が農村部・山間部を中心に顕在化しています。高齢化率30.8%(全国28.7%)、人口増減率-2.53%(全国-0.75%)と人口減少が進んでおり、今後墓じまいを検討する方が増えることが見込まれます。
本記事では、福井県での墓じまいについて、改葬件数の推移・手続きの流れ・費用の目安・市区町村ごとの窓口情報・補助金の有無・供養先の選び方をまとめて解説します。
墓じまい全体の流れについては、墓じまい完全ガイドもあわせてご覧ください。
福井県で墓じまいを検討する人が増えている理由
福井県の改葬件数は、2015年度の162件から2024年度の242件へと増加しています。対死亡比(死亡者数に対する改葬件数の割合)は2024年度2.31%で、全国平均11.1%を大きく下回っており、福井県は全国的にみても墓じまいが少ない県のひとつです。ただし長期的には増加傾向にあり、2016年度には372件と突出して多い年もありました。

三世代同居文化と家族形成率の高さ
福井県は全国でも際立った特徴を持ちます。単身世帯率は29.7%と全国平均(38.0%)を大きく下回り、生涯未婚率は15.3%と全国平均(19.7%)を下回る全国最低水準です。これは、福井県が三世代同居率や有配偶率が全国トップクラスであることを示しています。家族のつながりが強く、「先祖のお墓は家族が守る」という意識が根づいている地域です。
核家族化率は53.5%と全国平均(54.1%)をわずかに下回ります。「子供や孫と一緒に住んでいる」「地元に跡継ぎがいる」という家庭では、墓じまいを急ぐ必要がないケースも多く、これが他県と比べて改葬件数が少ない要因のひとつです。全国的に「働き方改革」の先進モデルとして取り上げられることも多い福井県ですが、こうした家族の絆の強さは、お墓の継承においてもプラスに働いていると言えます。
ただし「家族がいるから将来は大丈夫」と安心できない家庭も増えています。子供が2人以上いても全員が県外に転出してしまい、誰も地元のお墓を管理できない、というケースは福井県でも珍しくありません。「誰かが継いでくれるだろう」という漠然とした期待が、後になって家族内のトラブルにつながることもあります。早いうちから家族でお墓の将来について話し合っておくことが大切です。
農村部での承継者問題と若者の流出
一方で、高齢化率は30.8%と全国平均(28.7%)を上回り、人口増減率は-2.53%と全国平均(-0.75%)を大きく下回っています。奥越・嶺南・丹南など農村部では高齢化と人口減少が進んでおり、子世代が京阪神や首都圏に転出して地元に帰らないケースが増えています。
「家族が多い福井県でも、お墓の承継問題は農村部では深刻になっている」という実態があります。墓じまい実態調査2026(墓じまいパートナーズ)(2026年3月、経験者n=52)によると、墓じまいを決意した最大の理由は「継承者がいない・見つからない」であり、家族関係が強い福井県でも、将来的な承継者不在の不安から墓じまいを検討するケースが増えてきています。
また、福井県は浄土真宗(大谷派・本願寺派)の寺院が多い地域でもあります。菩提寺との縁が強いため、「離檀を言い出しにくい」という声もありますが、住職側の対応は近年柔軟になってきています。
やるなら自分の元気なうちに実施した方がよいです。子供たちに任せると大変です。
墓じまい経験者千葉県・62歳・男性
息子が東京に家を買ったんですよ。もう地元には戻ってこないのが確定したので、この墓を誰が守るんだ?となりました。自分が動ける60歳前の今のうちに、墓じまいしてしまおうと決めました。
墓じまい経験者福岡県・50代・男性
福井県での墓じまいの流れ
墓じまいは、家族・お寺・役所・石材店・改葬先の複数の関係者との調整が必要な手続きです。福井県での一般的な流れを6つのステップで確認しましょう。詳しい手続き全体については墓じまいの流れを8ステップで解説もご参照ください。

①家族・親族への相談
墓じまいは、お墓に関わるすべての親族の合意を得てから進めることが大切です。福井県では家族関係が強い分、反対する親族が出やすいこともあります。「将来的に誰が管理するのか」「遠方に住む自分には管理が難しい」という実情を丁寧に伝えながら、改葬先の選択肢(永代供養墓・納骨堂など)も合わせて提示することで、理解を得やすくなります。盆・彼岸など家族が集まる機会に話し合うのも効果的です。
②お寺・霊園への連絡
お寺のお墓(寺墓地)の場合、まずご住職に墓じまいの意向を伝えます。福井県は浄土真宗のお寺が多く、離檀に対して「時代の変化として理解する」という住職も増えています。連絡の際に「埋葬証明書」の発行も依頼しましょう。公営霊園・民間霊園の場合は管理事務所に申し出ます。離檀については檀家をやめる手続きも参考にしてください。
「最近は墓じまいを行う方が増えてきていて、寂しい気持ちがありますがこれも時代の流れなのでしょうね。」と言ってくれて、快く墓じまいのお願いを了承してくれました。
墓じまい経験者大阪府・50代・男性
③改葬先の確保
墓じまい後にお骨をどこに移すかを先に決めておく必要があります。改葬許可申請には「改葬先の受入証明書」が必要なため、新しい供養先(永代供養墓・納骨堂・樹木葬など)を先に確保し、受入証明書を発行してもらいます。福井市・敦賀市周辺に永代供養施設・納骨堂が複数あります。子供の住む大阪・京都・東京など県外に改葬先を選ぶケースも増えています。
④改葬許可申請
お墓がある市区町村の役所に「改葬許可申請書」を提出します。福井県には17の市町があり、申請先はお墓の所在地を管轄する市区町村の担当窓口です。申請書に「埋葬証明書」「改葬先の受入証明書」を添付して提出すると、「改葬許可証」が交付されます。通常、交付まで数日〜1週間程度かかります。
⑤お墓の解体・撤去
改葬許可証を取得したら、石材店に依頼してお墓を解体・撤去します。福井県内の石材店に依頼するのが一般的ですが、複数の石材店から相見積もりを取ることで費用を抑えられる場合があります。石材店によって費用は1.5〜2倍程度差があることもあるため、複数社への見積もり依頼をおすすめします。解体後、墓地は更地に戻して管理者に返還します。なお、山間部や農村部にある霊園では道路が狭く、重機の搬入に制約がある場合もあります。アクセスの難しい場所にお墓がある場合は、現地確認を兼ねた事前調査を石材店に依頼することをおすすめします。
⑥新しい供養先へ納骨
石材店がお骨を取り出し、改葬先に持参します。新しい供養先での納骨の際には「改葬許可証」を必ず持参してください。これをもって墓じまいの手続きはすべて完了です。納骨時に新しいお寺・霊園でのお経や法要を依頼する場合は、その費用についても事前に確認しておきましょう。家族・親族に新しい供養先の場所とお参りの方法を共有することで、引き続き皆でお参りできる環境を整えましょう。
福井県の市区町村別 改葬許可申請窓口一覧
改葬許可申請は、現在のお墓がある市区町村の役所に提出します。福井県には17の市町があり、申請先はお墓の所在地によって異なります。まずお墓の住所(霊園・寺院の所在地)を確認し、対応する市区町村の窓口に問い合わせてください。

担当窓口と問い合わせ先
以下は福井県内の主要市における改葬許可申請の担当窓口情報です。
市区町村 | 担当部署 | 電話番号 | 公式サイト |
|---|---|---|---|
福井市 | 保健衛生課 | TEL: 0776-20-5316 | |
敦賀市 | 市民課 | TEL: 0770-22-8122 | |
小浜市 | 市民課 | TEL: 0770-53-1111 | |
大野市 | 市民課 | TEL: 0779-66-1111 | |
勝山市 | 市民生活課 | TEL: 0779-88-1115 | |
鯖江市 | 市民窓口課 | TEL: 0778-53-2214 | |
越前市 | 市民課 | TEL: 0778-22-3006 |
上記以外の市町については、各自治体の公式サイトで「改葬許可申請」と検索するか、市区町村の代表電話に問い合わせると担当部署を案内してもらえます。遠方に住んでいる場合は郵送申請に対応しているかどうかも事前に確認しておきましょう。複数の市区町村にまたがってお墓がある場合は、それぞれの市区町村へ個別に申請が必要です。お墓が複数箇所にある場合は、最初に手続き先の整理を行ってから進めると効率的です。
必要書類
改葬許可申請に必要な書類は以下のとおりです。申請前に管轄窓口の公式サイトまたは電話で最新情報を確認してください。
- 改葬許可申請書(市区町村の窓口またはホームページからダウンロード)
- 埋葬証明書(現在のお墓の管理者〔お寺・霊園の管理事務所〕が発行)
- 受入証明書(改葬先の墓地・納骨堂・霊園が発行した受け入れを証明する書類)
- 申請者の本人確認書類(マイナンバーカード・運転免許証など)
複数の遺骨をまとめて改葬する場合、遺骨1体ごとに改葬許可証が必要になるケースがあるため、事前に窓口で確認してください。お寺が遠方にある場合や連絡が取りにくい場合は、電話やメールで事前に埋葬証明書の発行を依頼しておくとスムーズです。
手続きの面倒さがあり書類不備などで何度も足を運んでいました。早めに担当窓口に電話して確認することをおすすめします。
墓じまい経験者奈良県・54歳・女性
申請から許可証交付まで
必要書類がそろったら、お墓がある市区町村の担当窓口に持参または郵送で提出します。書類に不備がなければ通常は数日〜1週間程度で「改葬許可証」が交付されます。解体工事の予定日から逆算して余裕をもって申請しましょう。改葬許可証は新しい供養先への納骨時に必ず持参が必要です。紛失しないよう大切に保管してください。

福井県の墓じまい費用の目安
墓じまいにかかる費用は「離檀料」「お墓の解体・撤去費用(石材店への依頼)」「改葬先への費用」の3つに大別されます。早めに複数の石材店に見積もりを依頼し、総額を把握しておきましょう。

離檀料
お寺のお墓(寺墓地)から離檀する際に、これまでの法要・管理に対する感謝の意を込めてお寺に納めるお金です。一般的な目安は3万〜20万円程度です。離檀料は法律で定められた金額ではなく、宗派・お寺との縁の深さ・地域の慣習によって異なります。福井県は浄土真宗のお寺が多い地域で、離檀への対応が比較的柔軟なケースもあります。公営霊園・民間霊園の場合は離檀料は発生しません。詳しくは離檀料とはをご覧ください。
お墓の解体・撤去費用(石材店への依頼)
石材店にお墓を解体・撤去してもらう費用の目安は10万〜40万円程度です。墓石の大きさ・重さ・霊園の立地によって金額が変わります。石材店によって費用は1.5〜2倍程度差があることもあるため、必ず複数の石材店から相見積もりを取ることをおすすめします。詳しくは墓じまいと石材店をご覧ください。
改葬先(新しい供養先)の費用
改葬先に選ぶ供養の形式によって費用は大きく異なります。主な選択肢の目安を以下に示します。
- 永代供養墓:10万〜100万円程度(合祀タイプか個別安置タイプかで大きく差がある)
- 納骨堂:30万〜150万円程度(ロッカー型・自動搬送型など施設・タイプによる)
- 樹木葬:5万〜80万円程度(里山型・庭園型で差がある)
- 散骨:5万〜30万円程度(海洋散骨・山林散骨など方法による)
福井県内の永代供養施設・納骨堂は、福井市・敦賀市周辺を中心に複数あります。費用を抑えたい場合は合祀型の永代供養墓、身近でお参りしたい場合は駅近の納骨堂など、家族の状況に合わせて選ぶことが大切です。
総額の目安
離檀料・解体・改葬先の費用をあわせた総額は30万〜150万円程度が目安です。費用全般については墓じまい費用はいくら?もご覧ください。複数のご先祖の遺骨をまとめて一度に改葬することで、解体・撤去コストを節減できる場合もあります。また費用を抑えたい場合は、改葬先に合祀型の永代供養墓を選ぶことも有効な手段です。費用は改葬先の選び方によって大きく変わるため、まず「どこに改葬するか」の方針を家族で決めてから、石材店への見積もり依頼に進む順序がおすすめです。
良い石材店を選ぶことが第一で、見積もりは必ず取ることが大切です。
墓じまい経験者大阪府・72歳・女性
福井県に墓じまいの補助金はある?
2026年時点で、福井県および県内の市区町村において、墓じまい(改葬)を直接対象とした補助金・助成金制度は確認されていません。全国的にも墓じまい専用の補助制度はほとんど存在しないのが現状です。補助金制度は今後新設される可能性があるため、定期的に市区町村の公式サイトや窓口で最新情報を確認することをおすすめします。
費用を抑えるための一般的な手段として、以下の方法を検討してみましょう。
- 石材店の相見積もりを取る:複数の石材店に見積もりを依頼することで費用差を確認できます。石材店によって費用は1.5〜2倍程度差があることもあります
- 永代供養墓・合祀墓を選ぶ:合祀タイプの永代供養墓は費用が抑えやすく、10万〜30万円程度で対応できる施設もあります
- 複数の遺骨をまとめて改葬する:先祖の遺骨をまとめて1か所に改葬することで、解体・移動コストを抑えられる場合があります
- 閑散期(冬〜春先)に石材店を手配する:繁忙期を避けると費用が抑えられる可能性があります
補助金制度は今後新設される可能性もあります。お墓のある市区町村の公式サイトや窓口で最新情報を確認することをおすすめします。費用を抑えるための方法については墓じまいの費用を抑える方法もご覧ください。
墓じまい後の供養先の選び方
墓じまい後の遺骨をどこに移すかは、家族構成・費用感・供養への考え方によって異なります。福井県では、福井市・敦賀市など県内の施設に改葬するケースのほか、子供の住む大阪・京都・名古屋・東京など県外への改葬も増えています。改葬先は資料を取り寄せて複数を比較し、可能であれば見学してから決めることをおすすめします。「子供がいる場所の近くにお墓を移したい」「家族全員でお参りしやすい場所を選びたい」という希望を基準に、供養先を絞り込んでいきましょう。改葬先を先に確保してから改葬許可申請を進める必要があるため、改葬先の選定は早めに着手することが大切です。
永代供養墓
お寺や霊園が遺骨を永代にわたって供養・管理してくれる形式です。承継者がいない方や、子供に管理の負担をかけたくない方に選ばれています。個別安置タイプ(一定期間後に合祀)と最初から合祀するタイプがあり、費用の目安は10万〜100万円程度です。福井市・敦賀市周辺に永代供養を扱う寺院・霊園が複数あります。詳しくは墓じまい後の永代供養をご覧ください。
納骨堂
屋内施設に遺骨を安置する形式で、ロッカー型・仏壇型などがあります。雨天でもお参りできる、アクセスのよい施設が多いのが魅力です。費用の目安は30万〜150万円程度。福井市内を中心に複数の納骨堂があります。詳しくは墓じまい後の納骨堂をご覧ください。
樹木葬
樹木・草花・シンボルツリーの下に遺骨を埋葬する自然葬の一形態です。「自然の中で眠りたい」という方に選ばれており、墓石管理が不要なことが特徴です。費用の目安は5万〜80万円程度。福井県内でも霊園を中心に樹木葬区画を設ける施設が増えています。詳しくは墓じまい後の樹木葬をご覧ください。
散骨
遺骨を粉末状にして海や山などに撒く供養方法です。福井県は若狭湾・越前海岸に面した日本海側の県で、海洋散骨の選択肢もあります。費用の目安は5万〜30万円程度。節度をもって行えば法的に問題ありませんが、専門の業者に依頼することが一般的です。詳しくは墓じまい後の散骨をご覧ください。
供養先の選び方のポイント
改葬先を選ぶ際は、以下のポイントを確認しておくと選択が楽になります。①費用(初期費用だけでなく管理費の有無も確認)、②アクセス(誰がお参りに行けるか)、③管理形式(個別安置か合祀か)、④将来の承継ルール(後継者なしでも継続できるか)です。資料を取り寄せるだけでなく、実際に施設を見学することで後悔のない選択ができます。複数の施設を比較検討してから決断しましょう。
永代共同供養が一番良いと思いました。子供たちへの負担を考えると、管理が続く形よりも、きれいにまとめられる選択肢が安心です。
墓じまい検討中東京都・57歳・男性
よくある質問(FAQ)
Q. 福井県での改葬許可申請はどこに提出しますか?
改葬許可申請は、現在のお墓がある市区町村の担当窓口に提出します。福井市であれば保健衛生課(TEL: 0776-20-5316)が窓口です。まずお墓の所在地(住所)を確認し、その市区町村の公式サイトまたは代表窓口に問い合わせてください。郵送申請に対応している自治体もありますので、遠方にお住まいの方は事前に確認をおすすめします。
Q. 福井県の墓じまい費用はどれくらいかかりますか?
福井県での墓じまい費用の総額は、30万〜150万円程度が一般的な目安です。内訳は離檀料(お寺の場合:3万〜20万円)・お墓の解体・撤去費用(10万〜40万円)・改葬先の費用(10万〜150万円)です。費用は石材店や改葬先の選び方によって大きく変わるため、複数の石材店から相見積もりを取ることをおすすめします。
Q. 福井県では浄土真宗のお寺が多いと聞きましたが、離檀は難しいですか?
福井県は確かに浄土真宗(大谷派・本願寺派)の寺院が多い地域です。菩提寺との付き合いが深い家庭では、離檀を申し出ることに心理的な抵抗を感じる方も多いですが、近年は「時代の変化として受け止めている」という住職が増えています。まずはご住職に丁寧に事情をお話しすることで、スムーズに話が進むケースがほとんどです。離檀の詳しい流れについては離檀料とはも参考にしてください。
Q. 福井県から離れて暮らしているが、遠方から手続きはできますか?
遠方からの手続きは可能ですが、改葬許可申請書の提出・石材店への依頼・立ち会いなどで複数回の現地訪問が必要になる場合があります。郵送申請に対応している自治体もあります。帰省のタイミングと合わせて段取りを組むことで効率的に進められます。墓じまいの段取り全体は墓じまいの流れを8ステップで解説をご参照ください。
Q. 墓じまい後に後悔することはありますか?
墓じまい後に「形のあるお墓を残せばよかった」と感じる方もいますが、後悔を防ぐためには、①家族全員で十分に話し合ってから進める、②改葬先の見学・比較を丁寧に行う、③新しい供養先での最初のお参りを大切にする、という3点が重要です。「子供の負担が減った」「お参りしやすくなった」と前向きに感じている経験者も多く、準備を丁寧に行えば後悔のない選択ができます。福井県では家族の絆が強い分、事前の十分な話し合いが後悔を防ぐ最大のポイントです。
Q. 改葬先は福井県内でなくてもよいですか?
はい、改葬先は福井県外でも問題ありません。子供や孫が大阪・京都・名古屋・東京などに住んでいる場合、子供の生活圏の近くにある永代供養墓・納骨堂を改葬先として選ぶことも増えています。「誰がお参りしやすいか」を軸に改葬先を選ぶと、長期的に供養が続けやすくなります。ただし、改葬許可申請はお墓のある福井県内の市区町村に提出する必要があります。改葬先が県外でも、申請手続きは従来どおり行います。
Q. 福井県に墓じまいの補助金はありますか?
2026年時点で、福井県および県内の市区町村において、墓じまいを直接対象とした補助金・助成金制度は確認されていません。費用を抑えるためには、複数の石材店から相見積もりを取ること、合祀型の永代供養墓を選ぶこと、複数の遺骨をまとめて改葬することなどが有効です。詳しくは墓じまいの費用を抑える方法をご覧ください。
まとめ:福井県で墓じまいを進めるために
福井県での墓じまいは、対死亡比2.31%(2024年度)と全国平均(11.1%)を大きく下回っており、三世代同居文化・高い家族形成率を背景に、全国でも墓じまいが少ない県のひとつです。しかし、高齢化率30.8%・人口増減率-2.53%と人口減少が続く中、農村部では将来の承継者問題が顕在化しつつあります。
手続きの流れは①家族・親族への相談 → ②お寺・霊園への連絡 → ③改葬先の確保 → ④改葬許可申請 → ⑤お墓の解体・撤去 → ⑥新しい供養先への納骨の6ステップです。費用の総額は30万〜150万円程度が目安で、複数の石材店への相見積もりが費用節減のポイントです。福井県では浄土真宗のお寺が多く、離檀交渉を心配する方もいますが、近年は柔軟に対応するお寺が増えています。まずは丁寧にご住職に相談することから始めましょう。
「将来のことを考えて、自分が元気なうちに整理したい」と考えているなら、まず家族に話を切り出すことから始めてみましょう。手続きや費用について不安があれば、福井県内の石材店・霊園・納骨堂に気軽に相談することで具体的なイメージをつかむことができます。墓じまいは難しく感じますが、一歩ずつ進めていけば必ず完了できます。家族みんなが「よかった」と感じられる墓じまいのために、早めに準備を始めることをおすすめします。墓じまい全体の流れについては墓じまい完全ガイドもあわせてご覧ください。








