西東京市でお墓の墓じまいを検討している方へ、この記事では改葬許可申請の窓口・必要書類・費用の目安・補助金の有無まで、西東京市の情報をもとにわかりやすく解説します。
西東京市は旧田無市・旧保谷市が合併して誕生した多摩地区の郊外住宅都市です。高齢化率31.2%(全国平均28.7%より+2.5pt)と全国を上回る高齢化が進む一方、人口増減率-2.05%(全国平均-0.75%より-1.3pt)と人口流出も続いています。核家族化率63.2%(全国平均54.1%より+9.1pt)が際立って高く、2世代・3世代同居が少ない世帯構造が特徴です。高齢化が進む中で「誰がお墓を継ぐか」という問題が表面化しやすい地域です。

「手続きが複雑そう」「費用がいくらかかるか不安」という方も多いと思います。この記事を読めば、西東京市で墓じまいを進めるために必要な情報がひととおりわかります。
墓じまい全体の流れについては、墓じまい完全ガイドもあわせてご覧ください。

西東京市で墓じまいを検討する人が増えている理由
西東京市は2001年に旧田無市と旧保谷市が合併して誕生した多摩地区の郊外住宅都市です。核家族化率63.2%と全国トップ水準の核家族化が進んでおり、お墓の継承問題が表面化しやすい構造を持っています。
高齢化・核家族化の実態
西東京市の核家族化率63.2%(全国54.1%より+9.1pt)という数字は、多摩地区の中でも際立って高い水準です。核家族世帯が多いということは、「子どもが1人か少数で親のお墓を引き継ぐ」という状況が増えており、遠方に住む子どもが実家のお墓の管理を一手に担うケースが目立ちます。高齢化率31.2%(全国28.7%より+2.5pt)と人口減少-2.05%が同時に進むことで、「高齢の親がお墓を守っているが体力的に限界に近づいている」「子どもは都内に出て墓参りが難しい」という世帯が増えています。
家族のかたちの変化
当サイトの調査(墓じまい実態調査2026(墓じまいパートナーズ)、2026年3月、経験者n=52)では「子どもに迷惑をかけたくない」「後継者がいない・いなくなる」が動機として多く挙げられており、高齢化と核家族化が重なる西東京市の状況と重なります。単身世帯率27.8%(全国38.0%より低い)という数字は、逆に言えば「家族は近くにいるが、核家族なので後継者が限定的」という状況を反映しています。夫婦のみ・親子2人世帯が多く、どちらかが欠けた後のお墓管理が課題となるケースが多い地域です。

親族の意見が一致しないと話が進まないので大変だと感じました
墓じまい検討経験あり静岡県・51歳・女性
西東京市での墓じまいの流れ
墓じまいは「①家族への相談→②お寺・霊園への連絡→③改葬先の確保→④行政手続き→⑤お墓の解体→⑥納骨」という順番で進めます。各ステップのポイントを確認しておきましょう。
① 家族・親族への相談
最初のステップは、お墓に関わる家族・親族全員への相談です。西東京市は核家族世帯が多いため、関係者が限られている場合も多いですが、祭祀主宰者を明確にしておくことが重要です。全員の合意を得てから次のステップへ進みましょう。
② お寺・霊園への連絡と離檀手続き
現在のお墓がお寺の境内にある場合は、住職に墓じまいの意向を伝えます。「後継者がいない」「管理が難しくなってきた」など事情を誠実に伝えることが円満な墓じまいへの近道です。民間霊園・公営墓地の場合は管理事務所へ連絡して、返還手続きの流れを確認します。
③ 改葬先の確保(申請手続きを進める前に必須)
改葬先を先に決めておくことが重要です。西東京市への改葬許可申請には、新しい供養先が発行する「受入証明書または使用許可書」が必要になります。供養先が決まっていない状態では申請を進めることができません。
④ 西東京市への改葬許可申請
改葬先が決まったら、西東京市の窓口に改葬許可申請を行います。詳しくは次の章で解説します。
⑤ お墓の解体・撤去
改葬許可証が交付されたら、石材店にお墓の解体・撤去を依頼します。その前に、お寺で閉眼供養(魂抜き)を行うのが一般的です。複数社から相見積もりを取ることをおすすめします。
⑥ 新しい供養先へ納骨
遺骨を取り出し、改葬許可証とともに新しい供養先に納骨すれば墓じまいは完了です。
墓じまいの各ステップの詳しい内容は墓じまいの流れを8ステップで解説もご参照ください。
西東京市の改葬許可申請——窓口・必要書類・手順
お墓の引っ越し(改葬)を行うには、自治体から「改葬許可証」を取得することが法律で定められています。
担当窓口と問い合わせ先
西東京市では以下の窓口で申請を受け付けています。まずは電話で書類の準備について確認してから窓口に向かうと、書類不備を防ぐことができます。
申請窓口:市民課
電話:042-460-9820
必要書類
申請に必要な書類は主に2点です。
① 改葬許可申請書
西東京市のホームページからダウンロードできます。現在の埋葬先(お寺や霊園の管理者)による証明が必要になる場合があります。事前に現在の墓地管理者にも連絡しておきましょう。
② 改葬先の受入証明書または使用許可書
新しい供養先が発行する書類です。この書類がないと申請が進められないため、必ず改葬先を決めてから手続きに入ることが前提になります。
申請から許可証交付まで
書類を揃えて窓口に提出すると、改葬許可証が交付されます。書類に不備があると再度窓口へ足を運ぶことになるため、事前確認が大切です。なお、改葬許可申請書の作成を専門家に相談したい場合は、行政書士へ依頼する方法もあります。

西東京市での墓じまい費用の目安
墓じまいにかかる費用は、大きく「①離檀料」「②石材店への解体・撤去費用」「③改葬先への費用」の3つに分かれます。それぞれの目安と注意点を確認しておきましょう。
① 離檀料(お寺のお墓の場合)
お寺の境内にお墓がある場合、3〜20万円程度が一般的な目安です。高額な離檀料を強く求められた場合でも、法的な支払い義務はありませんので、冷静に話し合うことが大切です。民間霊園・公営墓地のお墓には発生しません。
② 石材店への解体・撤去費用
墓石を解体して区画を更地に戻す費用です。全国的な相場は10〜40万円程度ですが、石材店によって1.5〜2倍程度の価格差が生じることがあります。当サイトの調査(墓じまい実態調査2026(墓じまいパートナーズ)、2026年3月、経験者n=52)では「10万円未満」と「30〜50万円」がそれぞれ19.2%で最多でした。必ず複数社から相見積もりを取ることをおすすめします。
③ 改葬先への費用
永代供養墓・納骨堂・樹木葬・散骨など、選ぶ供養先によって費用はさまざまです。数万円程度から数十万円以上まで幅があります。費用だけでなく、立地や管理のしやすさも含めて比較することが大切です。
総額の目安
合計の目安は30〜150万円程度です。余裕を持った資金計画を立てておきましょう。
費用を抑えるための具体的な方法は墓じまいの費用を抑える方法で詳しく解説しています。費用の詳細な内訳については墓じまい費用はいくら?もあわせてご覧ください。
墓じまいにはかなりお金と時間がかかるので、それを計算して早めに動き出したほうが良いです。
墓じまい検討中埼玉県・50歳・男性

西東京市に墓じまいの補助金はある?
結論からお伝えすると、2026年時点で西東京市には墓じまい専用の補助金制度はありません。費用は自己負担となります。最新情報は西東京市公式サイトでご確認ください。
西東京市内には都立霊園はありません。西東京市から比較的アクセスしやすい都立霊園としては、小平市の小平霊園があります。ただし新規使用は抽選制です。詳細は東京都公園協会の公式サイトでご確認ください。
費用を抑えるためにできること
補助金がない分、費用を工夫することが大切です。石材店は複数社から相見積もりを取ることで費用を抑えられる可能性があります。また、供養先も合祀型の永代供養や散骨など費用を抑えやすい選択肢があります。具体的な節約方法は墓じまいの費用を抑える方法をご参照ください。
墓じまい後の供養先の選び方
西東京市は核家族化率63.2%と多摩地区でも際立った水準であることから、継承不要な改葬先を選ぶことが特に重要です。墓じまい後の供養先として代表的な4つの方法をご紹介します。
永代供養墓
お寺や霊園が永代にわたって供養・管理してくれる埋葬形態です。承継者が不要なため、「自分の代で終わりにしたい」という方に選ばれています。費用は10〜50万円程度が目安です。詳しくは墓じまい後の永代供養をご参照ください。
納骨堂
屋内の施設に遺骨を収蔵する方法で、都市部に多く存在します。西東京市内や近隣(小平市・東久留米市・保谷エリア)には複数の施設があります。費用は5〜100万円程度と幅があります。詳しくは墓じまい後の納骨堂をご参照ください。
樹木葬
樹木を墓標とした自然葬で、継承不要なものが多く、近年人気が高まっています。費用は10〜50万円程度が目安です。詳しくは墓じまい後の樹木葬をご参照ください。
散骨
粉骨した遺骨を海や山などに散布する方法です。継承の概念がなく、費用も5〜20万円程度と最も抑えやすい選択肢です。詳しくは墓じまい後の散骨をご参照ください。
一番良かったことは、墓参りがだいぶ楽になったことです。今まではわざわざ遠方から足を運ぶ必要がありましたが、これからは地元の墓地に足を運べば良いので、物理的な距離を短くできたことが何よりも良かったです。
墓じまい経験者千葉県・40代・男性
よくある質問
西東京市で墓じまいの改葬許可申請はどこでできますか?
西東京市の市民課(TEL: 042-460-9820)で受け付けています。申請前に改葬先の確保と受入証明書の取得が必要です。詳細は西東京市公式サイトでご確認ください。
西東京市で墓じまいの補助金はありますか?
2026年3月時点で、西東京市には墓じまい(改葬)に関する補助金制度はありません。費用は自己負担となります。費用を抑えるには石材店の相見積もりや、費用を抑えやすい供養先の選択が有効です。
後継者がいない場合でも墓じまいできますか?
祭祀主宰者であれば手続きできます。継承者が不要な改葬先(永代供養墓・樹木葬・散骨など)を選ぶことで、将来の管理問題を解消できます。核家族化率63.2%という西東京市では、こうした選択をとる方が増えています。
遠方にあるお墓を西東京市から手続きできますか?
改葬許可申請はお墓が所在する自治体への申請が必要ですが、郵送で手続きできる場合があります。まずお墓がある自治体に郵送対応の可否を確認してください。石材店への依頼はお墓の所在地に近い業者が対応します。
墓じまいにかかる費用の目安は?
離檀料(お寺のお墓の場合)・解体撤去費・改葬先費用をあわせると、30〜150万円程度が目安です。複数の石材店から相見積もりを取ることで費用を抑えられます。
まとめ:西東京市で墓じまいを進めるために
西東京市は核家族化率63.2%・高齢化率31.2%・人口減少-2.05%という数字が示すように、「高齢者が増え、継承できる家族が限られる」という状況が進行しています。「夫婦のみ」または「親子2人」という世帯が多く、どちらかが欠けた後のお墓の継承問題が一気に表面化するケースが増えています。
- 核家族化率63.2%・高齢化率31.2%という西東京市の実情から、お墓の継承問題は切実な課題です。早めの検討が将来の安心につながります。
- 改葬許可申請の窓口は市民課(TEL: 042-460-9820)。
- 申請に必要な書類は「改葬許可申請書」と「改葬先の受入証明書」の2点が基本。改葬先を先に決めてから申請を進めましょう。
- 補助金は2026年時点でなし。市内に都立霊園もなし(最寄りは小平市の小平霊園)。
- 継承不要な改葬先(永代供養墓・樹木葬・散骨)が核家族世帯に特に有効。将来の管理負担をゼロにする選択ができます。
- 費用の目安は30〜150万円程度。石材店への相見積もりで費用を抑えることができます。
墓じまいは早めに動き出すほど選択肢が広がります。体力や気力が十分なうちに、まず窓口への確認から始めることをおすすめします。
墓じまい完全ガイドでは、手続き全体の流れや費用の詳細を解説しています。あわせてご活用ください。





