小平市でお墓の墓じまいを検討している方へ、この記事では改葬許可申請の窓口・必要書類・費用の目安・都立小平霊園の返還手続きまで、小平市の情報をもとにわかりやすく解説します。
小平市は都立小平霊園を擁する多摩地区の住宅都市です。人口増減率+4.6%(全国比+5.35pt)と人口増加が続く一方、単身世帯率41.7%(全国比+3.7pt)と単身者も多く集まるエリアです。また市内に都立小平霊園があるため、同霊園の墓じまいを検討する方も多い地域です。

「手続きが複雑そう」「費用がいくらかかるか不安」という方も多いと思います。この記事を読めば、小平市で墓じまいを進めるために必要な情報がひととおりわかります。
墓じまい全体の流れについては、墓じまい完全ガイドもあわせてご覧ください。

小平市で墓じまいを検討する人が増えている理由
小平市には都立小平霊園(正式名称:小平霊園)があります。東京都が管理する公営霊園の一つで、多摩地区を中心に広い範囲の利用者が埋葬しています。「小平霊園のお墓をどうにかしたい」という相談は、小平市・東村山市・東久留米市など近隣市からも多く寄せられる広域的な課題です。
高齢化・単身化の実態
人口増減率+4.6%と増加が続く小平市ですが、単身世帯率41.7%(全国38.0%より+3.7pt)という数字が示すように、継承者を確保しにくい世帯も着実に増えています。高齢化率23.5%は全国平均(28.7%)を下回りますが、核家族化が進む中で「将来的にお墓を継ぐ人がいない」という問題を抱える世帯が増えています。
家族のかたちの変化
当サイトの調査(墓じまい実態調査2026(墓じまいパートナーズ)、2026年3月、経験者n=52)でも「後継者がいない・いなくなる」「子どもに迷惑をかけたくない」が動機の上位を占めており、小平市でも同様の傾向が見られます。都立霊園のお墓は、民間霊園・お寺のお墓と異なり「使用許可を返還して更地に戻す」という独自の手続きが必要です。

都立小平霊園の墓じまい——返還手続きの流れ
都立小平霊園のお墓を墓じまいする場合、東京都公園協会 小平霊園管理事務所への使用許可返還手続きが必要です。一般的な改葬手続きに加えて、霊園固有の手順が発生します。
問い合わせ先
東京都公園協会 小平霊園管理事務所
ウェブ:東京都公園協会 公式サイト
※ 電話番号・受付時間は東京都公園協会公式サイトでご確認ください。
都立小平霊園の墓じまいの大まかな流れ
都立小平霊園での墓じまいは以下の流れで進みます。まず管理事務所に相談することが大切です。
① 小平霊園管理事務所に相談する
まず管理事務所に「墓じまいを検討している」と相談し、返還手続きの書類・流れを確認します。一般の改葬と異なる手順があるため、最初の相談が特に重要です。
② 改葬先の確保と受入証明書の取得
遺骨の移転先(永代供養墓・納骨堂・樹木葬など)を確定し、受入証明書を取得します。この書類が後の改葬許可申請に必要です。
③ 小平市 市民課 戸籍担当へ改葬許可申請
遺骨を他の市区町村に移す場合、改葬許可証が必要です(小平市内への改葬でも同様)。申請窓口:電話 042-341-1211、小平市公式サイト(改葬許可申請)
④ 石材店によるお墓の解体・撤去と遺骨の取り出し
石材店に依頼してお墓を解体・撤去します。都立霊園での作業は、霊園が指定する手順や基準に従う必要があります。閉眼供養(魂抜き)を先に行うのが一般的です。
⑤ 原状回復(更地返還)
お墓を撤去した後、墓地区画を更地の状態に戻して霊園に返還します。芝生・縁石・植栽なども撤去が必要です。この費用は石材店に見積もりを取ることが大切です。
⑥ 使用許可返還の完了
管理事務所に使用許可書を返納し、手続き完了となります。
墓じまいの各ステップの詳しい内容は墓じまいの流れを8ステップで解説もご参照ください。

遠方にあった墓を近くに移転。供養後、石材店にお願いし写真等でやり取りしました。丁寧に骨集めをして下さいました。
墓じまい経験者大阪府・69歳・男性
小平市での改葬許可申請——窓口・必要書類・手順
都立小平霊園以外のお墓(お寺のお墓・民間霊園など)から改葬する場合は、小平市の窓口で改葬許可申請を行います。
担当窓口と問い合わせ先
小平市では以下の窓口で申請を受け付けています。まずは電話で書類の準備について確認してから窓口に向かうと、書類不備を防ぐことができます。
申請窓口:市民課 戸籍担当
電話:042-341-1211
ウェブ:小平市公式サイト(改葬許可申請)
必要書類
申請に必要な書類は主に2点です。
① 改葬許可申請書
小平市のホームページからダウンロードできます。現在の埋葬先(お寺や霊園の管理者)による証明が必要になる場合があります。事前に現在の墓地管理者にも連絡しておきましょう。
② 改葬先の受入証明書または使用許可書
新しい供養先が発行する書類です。この書類がないと申請が進められないため、必ず改葬先を決めてから手続きに入ることが前提になります。
申請から許可証交付まで
書類を揃えて窓口に提出すると、改葬許可証が交付されます。手続きは次の順番で進みます。「家族・関係者への相談 → お寺・霊園への連絡 → 改葬先確保・受入証明書取得(申請前に必須) → 市民課 戸籍担当へ改葬許可申請 → お墓の解体・撤去 → 改葬先への納骨」。なお、改葬許可申請書の作成を専門家に相談したい場合は、行政書士へ依頼する方法もあります。
小平市での墓じまい費用の目安
墓じまいにかかる費用は、大きく「①離檀料」「②石材店への解体・撤去費用」「③改葬先への費用」の3つに分かれます。
① 離檀料(お寺のお墓の場合)
お寺の境内にお墓がある場合、3〜20万円程度が一般的な目安です。高額な離檀料を強く求められた場合でも、法的な支払い義務はありませんので、冷静に話し合うことが大切です。民間霊園・公営墓地のお墓には発生しません。
② 石材店への解体・撤去費用
墓石を解体して区画を更地に戻す費用です。全国的な相場は10〜40万円程度ですが、石材店によって1.5〜2倍程度の価格差が生じることがあります。当サイトの調査(墓じまい実態調査2026(墓じまいパートナーズ)、2026年3月、経験者n=52)では「10万円未満」と「30〜50万円」がそれぞれ19.2%で最多でした。必ず複数社から相見積もりを取ることをおすすめします。都立小平霊園の場合は原状回復費用(更地にするための追加撤去)が別途発生することがあります。管理事務所または石材店に確認してください。
③ 改葬先への費用
永代供養墓・納骨堂・樹木葬・散骨など、選ぶ形式によって大きく異なります。数万円程度から数十万円以上まで幅があります。
総額の目安
合計の目安は30〜150万円程度です(都立霊園の場合、原状回復費によってさらに加算される場合があります)。余裕を持った資金計画を立てておきましょう。
費用を抑えるための具体的な方法は墓じまいの費用を抑える方法で詳しく解説しています。費用の詳細な内訳については墓じまい費用はいくら?もあわせてご覧ください。
石材店は数か所に問い合わせるのが良いです。
墓じまい検討中北海道・63歳・男性

小平市に墓じまいの補助金はある?
結論からお伝えすると、2026年時点で小平市には墓じまい専用の補助金制度はありません。費用は自己負担となります。最新情報は小平市公式サイトでご確認ください。
都立小平霊園は小平市内に所在していますが、管理運営は東京都公園協会が行っています。小平市役所は都立霊園の運営・手続きには関与しておらず、霊園に関する問い合わせは東京都公園協会小平霊園管理事務所(東京都公園協会公式サイト)に直接行ってください。
費用を抑えるためにできること
補助金がない分、費用を工夫することが大切です。石材店は複数社から相見積もりを取ることで費用を抑えられる可能性があります。都立霊園の原状回復費についても複数社で比較しましょう。また、供養先も合祀型の永代供養や散骨など費用を抑えやすい選択肢があります。具体的な節約方法は墓じまいの費用を抑える方法をご参照ください。
墓じまい後の供養先の選び方
小平市は多摩地区の中央部に位置し、都内各地の供養施設にアクセスしやすい立地です。継承不要な改葬先を選ぶことで、将来の管理問題を根本的に解消できます。
永代供養墓
お寺や霊園が永代にわたって供養・管理してくれる埋葬形態です。承継者が不要なため、「自分の代で終わりにしたい」という方に選ばれています。費用は数十万円程度が目安です。詳しくは墓じまい後の永代供養をご参照ください。
納骨堂
屋内の施設に遺骨を収蔵する方法で、都市部に多く存在します。小平市・東村山市・東久留米市の近隣エリアには複数あり、管理の手間がかからない点が特徴です。費用は数万〜数十万円程度と幅があります。詳しくは墓じまい後の納骨堂をご参照ください。
樹木葬
樹木を墓標とした自然葬で、近年人気が高まっています。多摩地区周辺にも施設が増えており、小平市からも通いやすい選択肢があります。詳しくは墓じまい後の樹木葬をご参照ください。
散骨
粉骨した遺骨を海や山などに散布する方法です。費用を抑えやすく、自然に還るという考え方から選ぶ方もいます。詳しくは墓じまい後の散骨をご参照ください。
仕事の都合で引っ越すことになってしまい、気軽にお墓参りを行えなくなりましたし、費用の高さが以前から気になっていたので墓じまいをしたいと考え始めました。実際に墓じまいを行った方の体験談を拝見して、真剣に決心がつきました。
墓じまい経験者大阪府・50代・男性
よくある質問
小平市で墓じまいの改葬許可申請はどこでできますか?
小平市の市民課 戸籍担当(TEL: 042-341-1211)で受け付けています。申請前に改葬先の確保と受入証明書の取得が必要です。詳細は小平市公式サイトでご確認ください。
都立小平霊園の墓じまいはどこに相談すればいいですか?
東京都公園協会 小平霊園管理事務所にご相談ください。改葬許可申請は小平市 市民課 戸籍担当で行いますが、霊園の使用許可返還・原状回復に関する手続きは管理事務所が担当します。詳細は東京都公園協会公式サイトでご確認ください。
小平市で墓じまいの補助金はありますか?
2026年3月時点で、小平市には墓じまい(改葬)に関する補助金制度はありません。費用は自己負担となります。費用を抑えるには石材店の相見積もりや、費用を抑えやすい供養先の選択が有効です。
都立小平霊園の返還手続きで原状回復が必要と聞きましたが?
はい、都立霊園の墓じまいでは、墓石・縁石・植栽などを撤去して区画を更地に戻す原状回復が必要です。費用は石材店によって異なりますが、事前に管理事務所と石材店の両方に確認することをおすすめします。
墓じまいにかかる費用の目安は?
離檀料(お寺のお墓の場合)・解体撤去費・改葬先費用をあわせると、30〜150万円程度が目安です。都立霊園の場合は原状回復費が追加される場合があります。複数の石材店から相見積もりを取ることで費用を抑えられます。
まとめ:小平市で墓じまいを進めるために
小平市は都立小平霊園を擁する地域であり、市内・近隣から多くの方が墓じまいを検討しています。人口増加+4.6%が続く一方で単身世帯率41.7%が示すように、継承者問題を抱える世帯も増えています。
- 都立小平霊園の場合は東京都公園協会 管理事務所に最初に相談する。返還手続き・原状回復の要件を事前に確認することが不可欠です。
- 改葬許可申請の窓口は市民課 戸籍担当(TEL: 042-341-1211)。
- 申請に必要な書類は「改葬許可申請書」と「改葬先の受入証明書」の2点が基本。改葬先を先に決めてから申請を進めましょう。
- 補助金は2026年時点でなし。費用は複数社の相見積もりや供養先の選択で調整できます。
- 都立霊園の原状回復費は石材店に見積もりを取って計画に含めましょう。
- 供養先の選択肢は永代供養墓・納骨堂・樹木葬・散骨など。小平市近隣エリアに複数の施設があります。
手続きが複雑な場合は、行政書士や墓じまいの実績がある石材店に相談することも選択肢の一つです。まずはお墓がある寺院や霊園、または管理事務所に連絡するところから始めてみましょう。
墓じまい完全ガイドでは、手続き全体の流れや費用の詳細を解説しています。あわせてご活用ください。





