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多摩市で墓じまいをするには?費用・手順・流れを解説

多摩市で墓じまいをするには?費用・手順・流れを解説

公開:2026年3月24日
更新:2026年3月24日
小林玉喜
執筆者
小林玉喜
墓じまいパートナーズ代表

実家の墓じまいを経験したことをきっかけに、墓じまいパートナーズを創業・運営。現在は相談サポートや情報提供を通じて安心して墓じまいを進められるよう支援している。

多摩市でお墓の墓じまいを検討している方へ、この記事では改葬許可申請の窓口・必要書類・費用の目安・補助金の有無まで、多摩市の情報をもとにわかりやすく解説します。

多摩市は多摩ニュータウンの中心都市として発展した住宅都市です。核家族化率62.7%(全国平均54.1%より+8.6pt)が際立って高く、人口増減率-1.47%(全国比-0.72pt)と人口流出も続いています。高度成長期に同時期に入居した世帯が同時に高齢化するという「ニュータウン型の高齢化」が顕著で、核家族世帯の高齢化とお墓の継承問題が一気に表面化しやすい地域です。

「手続きが複雑そう」「費用がいくらかかるか不安」という方も多いと思います。この記事を読めば、多摩市で墓じまいを進めるために必要な情報がひととおりわかります。

墓じまい全体の流れについては、墓じまい完全ガイドもあわせてご覧ください。

多摩市で墓じまいを検討する人が増えている理由

多摩市は多摩ニュータウン計画の中心都市として1970年代前後から急速に発展しました。入居した世代が同時に高齢化し、現在では核家族化率62.7%(全国54.1%より+8.6pt)という高い数字が示すように、「夫婦と子ども」「夫婦のみ」という小規模世帯が大多数を占めています。

ニュータウン型の同時高齢化

人口増減率-1.47%(全国比-0.72pt)という減少傾向は、若い世代が転出していることを意味します。高齢化した親世代が残り、子ども世代が都内や他地域に出ているため、「誰がお墓を継ぐか」という問題が顕在化しやすい構造です。当サイトの調査(墓じまい実態調査2026(墓じまいパートナーズ)、2026年3月、経験者n=52)では「子どもに迷惑をかけたくない」が主要な墓じまいの動機に挙げられています。多摩市のような郊外ニュータウンでは、この動機が特に多く見られます。

家族のかたちと継承者問題

単身世帯率32.5%(全国38.0%より低い)という数字は核家族世帯が多いことを反映しており、後継者が「1人の子ども」に集中しているケースが多い地域です。また、多摩市では「コミュニティ・生活課」という通常と異なる担当部署が改葬許可申請窓口となっているため、事前の確認が欠かせません。「自分が元気なうちに手続きを済ませたい」という方が増えている地域です。

墓じまい実態調査2026 — 回答者の声

親族の理解を得るのが大変でした。

墓じまい経験者千葉県・69歳・男性

多摩市での墓じまいの流れ

墓じまいは「①家族への相談→②お寺・霊園への連絡→③改葬先の確保→④行政手続き→⑤お墓の解体→⑥納骨」という順番で進めます。各ステップのポイントを確認しておきましょう。

① 家族・親族への相談

最初のステップは、お墓に関わる家族・親族全員への相談です。多摩市では子どもが都内や他地域に転出しているケースが多いため、早めの連絡と合意形成が大切です。全員の合意を得てから次のステップへ進みましょう。

② お寺・霊園への連絡と離檀手続き

現在のお墓がお寺の境内にある場合は、住職に墓じまいの意向を伝えます。「後継者がいない」「管理が難しくなってきた」など事情を誠実に伝えることが円満な墓じまいへの近道です。民間霊園・公営墓地の場合は管理事務所へ連絡して、返還手続きの流れを確認します。

③ 改葬先の確保(申請手続きを進める前に必須)

改葬先を先に決めておくことが重要です。多摩市への改葬許可申請には、新しい供養先が発行する「受入証明書または使用許可書」が必要になります。供養先が決まっていない状態では申請を進めることができませんので、この順番を守ることがスムーズな手続きのポイントです。

④ 多摩市への改葬許可申請

改葬先が決まったら、多摩市の窓口に改葬許可申請を行います。多摩市では「コミュニティ・生活課」が担当部署となっており、一般的な「市民課」「戸籍係」とは異なる点に注意してください。

⑤ お墓の解体・撤去

改葬許可証が交付されたら、石材店にお墓の解体・撤去を依頼します。その前に、お寺で閉眼供養(魂抜き)を行うのが一般的です。複数社から相見積もりを取ることをおすすめします。

⑥ 新しい供養先へ納骨

遺骨を取り出し、改葬許可証とともに新しい供養先に納骨すれば墓じまいは完了です。

墓じまいの各ステップの詳しい内容は墓じまいの流れを8ステップで解説もご参照ください。

多摩市の改葬許可申請——窓口・必要書類・手順

お墓の引っ越し(改葬)を行うには、自治体から「改葬許可証」を取得することが法律で定められています。多摩市では「コミュニティ・生活課」という部署が担当しており、一般的な「市民課」「戸籍係」とは異なる窓口名ですので注意してください。

担当窓口と問い合わせ先

申請窓口:コミュニティ・生活課

電話:042-338-6803

ウェブ:多摩市公式サイト(改葬許可申請)

必要書類

申請に必要な書類は主に2点です。

① 改葬許可申請書

多摩市のホームページからダウンロードできます。現在の埋葬先(お寺や霊園の管理者)による証明が必要になる場合があります。事前に現在の墓地管理者にも連絡しておきましょう。

② 改葬先の受入証明書または使用許可書

新しい供養先が発行する書類です。この書類がないと申請が進められないため、必ず改葬先を決めてから手続きに入ることが前提になります。

申請から許可証交付まで

書類を揃えて窓口に提出すると、改葬許可証が交付されます。書類に不備があると再度窓口へ足を運ぶことになるため、事前確認が大切です。なお、改葬許可申請書の作成を専門家に相談したい場合は、行政書士へ依頼する方法もあります。

多摩市での墓じまい費用の目安

墓じまいにかかる費用は、大きく「①離檀料」「②石材店への解体・撤去費用」「③改葬先への費用」の3つに分かれます。それぞれの目安と注意点を確認しておきましょう。

① 離檀料(お寺のお墓の場合)

お寺の境内にお墓がある場合、3〜20万円程度が一般的な目安です。高額な離檀料を強く求められた場合でも、法的な支払い義務はありませんので、冷静に話し合うことが大切です。民間霊園・公営墓地のお墓には発生しません。

② 石材店への解体・撤去費用

墓石を解体して区画を更地に戻す費用です。全国的な相場は10〜40万円程度ですが、石材店によって1.5〜2倍程度の価格差が生じることがあります。当サイトの調査(墓じまい実態調査2026(墓じまいパートナーズ)、2026年3月、経験者n=52)では「10万円未満」と「30〜50万円」がそれぞれ19.2%で最多でした。必ず複数社から相見積もりを取ることをおすすめします。

③ 改葬先への費用

永代供養墓・納骨堂・樹木葬・散骨など、選ぶ供養先によって費用はさまざまです。数万円程度から数十万円以上まで幅があります。費用だけでなく、立地や管理のしやすさも含めて比較することが大切です。

総額の目安

合計の目安は30〜150万円程度です。余裕を持った資金計画を立てておきましょう。

費用を抑えるための具体的な方法は墓じまいの費用を抑える方法で詳しく解説しています。費用の詳細な内訳については墓じまい費用はいくら?もあわせてご覧ください。

墓じまい実態調査2026 — 回答者の声

時代の流れで、親族は想定よりも理解してくれました。

墓じまい経験者愛知県・46歳・男性

多摩市に墓じまいの補助金はある?

結論からお伝えすると、2026年時点で多摩市には墓じまい専用の補助金制度はありません。費用は自己負担となります。最新情報は多摩市公式サイトでご確認ください。

多摩市内には都立霊園はありません。多摩市から比較的アクセスしやすい都立霊園としては、府中市の多磨霊園があります。ただし新規使用は抽選制です。詳細は東京都公園協会の公式サイトでご確認ください。

費用を抑えるためにできること

補助金がない分、費用を工夫することが大切です。石材店は複数社から相見積もりを取ることで費用を抑えられる可能性があります。また、供養先も合祀型の永代供養や散骨など費用を抑えやすい選択肢があります。具体的な節約方法は墓じまいの費用を抑える方法をご参照ください。

墓じまい後の供養先の選び方

多摩市は多摩ニュータウンの中心都市として、京王相模原線・多摩モノレールが通り、都内各地の供養施設にアクセスしやすい立地です。「自分が元気なうちに手続きを済ませたい」というニュータウン世代の方に向けて、代表的な4つの供養先をご紹介します。

永代供養墓

お寺や霊園が永代にわたって供養・管理してくれる埋葬形態です。承継者が不要なため、「子どもに負担をかけたくない」という方に選ばれています。費用は10〜50万円程度が目安です。詳しくは墓じまい後の永代供養をご参照ください。

納骨堂

屋内の施設に遺骨を収蔵する方法で、天候に左右されず管理が楽な点が特徴です。多摩市・稲城市・八王子市エリアには複数の施設があります。費用は5〜100万円程度と幅があります。詳しくは墓じまい後の納骨堂をご参照ください。

樹木葬

樹木を墓標とした自然葬で、近年需要が高まっています。多摩地区には自然豊かな環境が多く、樹木葬施設の選択肢も広がっています。費用は10〜50万円程度が目安です。詳しくは墓じまい後の樹木葬をご参照ください。

散骨

粉骨した遺骨を海や山などに散布する方法です。継承の概念がなく、費用も5〜20万円程度と比較的抑えやすいのが特徴です。詳しくは墓じまい後の散骨をご参照ください。

墓じまい体験談

「最近は墓じまいを行う方が増えてきていて、寂しい気持ちがありますがこれも時代の流れなのでしょうね」と言ってくれて、快く墓じまいのお願いを了承してくれました。猛反対されるかもしれないと思っていたのですが、拍子抜けするほどあっさりしていました。

墓じまい経験者大阪府・50代・男性

よくある質問

多摩市で墓じまいの改葬許可申請はどこでできますか?

多摩市のコミュニティ・生活課(TEL: 042-338-6803)で受け付けています。申請前に改葬先の確保と受入証明書の取得が必要です。詳細は多摩市公式サイトでご確認ください。

多摩市で墓じまいの補助金はありますか?

2026年3月時点で、多摩市には墓じまい(改葬)に関する補助金制度はありません。費用は自己負担となります。費用を抑えるには石材店の相見積もりや、費用を抑えやすい供養先の選択が有効です。

窓口が「コミュニティ・生活課」とありますが、市民課ではないのですか?

多摩市では改葬許可申請の担当がコミュニティ・生活課になっています。一般的な「市民課」や「戸籍係」ではないため、事前に公式サイトや電話で確認してから窓口に行くことをおすすめします。

後継者がいない場合でも墓じまいできますか?

祭祀主宰者であれば手続きできます。継承者が不要な改葬先(永代供養墓・樹木葬・散骨など)を選ぶことで、将来の管理問題を解消できます。多摩市はニュータウン世代の高齢化が進んでおり、こうした選択をとる方が増えています。

墓じまいにかかる費用の目安は?

離檀料(お寺のお墓の場合)・解体撤去費・改葬先費用をあわせると、30〜150万円程度が目安です。複数の石材店から相見積もりを取ることで費用を抑えられます。

まとめ:多摩市で墓じまいを進めるために

多摩市は核家族化率62.7%・人口減少-1.47%という数字が示すように、ニュータウン世代が高齢化し後継者が限られる状況が進んでいます。「子どもに負担をかけたくない」という思いで早めに墓じまいを検討する方が増えている地域です。

  • 核家族化率62.7%(全国比+8.6pt)というニュータウン都市の特性から、お墓の継承問題が一気に表面化しやすい構造です。早めの検討が将来の安心につながります。
  • 改葬許可申請の窓口はコミュニティ・生活課(TEL: 042-338-6803)。「市民課」とは異なります。
  • 申請に必要な書類は「改葬許可申請書」と「改葬先の受入証明書」の2点が基本。改葬先を先に決めてから申請を進めましょう。
  • 補助金は2026年時点でなし。市内に都立霊園もなし(最寄りは府中市・多磨霊園)。費用は複数社の相見積もりや供養先の選択で調整できます。
  • 継承不要な改葬先(永代供養墓・樹木葬・散骨)が高齢化するニュータウン世代に特に有効。
  • 費用の目安は30〜150万円程度。石材店への相見積もりで費用を抑えることができます。

「元気なうちに手続きを完了させる」という考え方が、多摩市のような高齢化が進むエリアでは特に重要です。まず窓口への確認から始めることをおすすめします。

墓じまい完全ガイドでは、手続き全体の流れや費用の詳細を解説しています。あわせてご活用ください。

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墓じまいの流れ、費用の目安、墓じまい後の供養方法までをわかりやすく解説しています。

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