町田市でお墓の墓じまいを検討している方へ、この記事では改葬許可申請の窓口・必要書類・費用の目安・補助金の有無まで、町田市の情報をもとにわかりやすく解説します。
町田市は東京都最南端に位置する郊外型住宅都市で、高度経済成長期に整備されたニュータウン・住宅地が多いエリアです。核家族化率58.7%(全国比+4.6pt)と全国を上回る水準にあり、「親は町田に住んでいるが、子どもは別の地域で暮らしている」という分散家族が多い地域です。改葬許可申請は「環境共生課 改葬担当」が窓口となっており、他の市区町村と担当部署の名称が異なる点に注意が必要です。

「手続きが複雑そう」「費用がいくらかかるか不安」という方も多いと思います。この記事を読めば、町田市で墓じまいを進めるために必要な情報がひととおりわかります。
墓じまい全体の流れについては、墓じまい完全ガイドもあわせてご覧ください。

町田市で墓じまいを検討する人が増えている理由
町田市は東京都と神奈川県の境に位置する郊外住宅都市で、高度経済成長期に多くのニュータウン・住宅地が整備されました。その結果、「親世代は町田に定住しているが、子ども世代は都心・他県に転居して別々に暮らしている」という分散家族の形が多く見られます。
核家族化・高齢化の実態
町田市の核家族化率58.7%(全国54.1%より+4.6pt)は、ニュータウン・郊外住宅地として発展した町田市の特徴をよく表しています。高齢化率27.7%は全国平均28.7%より若干低いものの、人口増減率-0.29%と人口が微減に転じており、少子高齢化の影響が着実に表れています。
当サイトの調査(墓じまい実態調査2026(墓じまいパートナーズ)、2026年3月、経験者n=52)では「子どもに迷惑をかけたくない」「後継者がいない・いなくなる」が墓じまいの主要な動機として挙げられており、郊外住宅都市型の家族構成と重なります。
「親は町田・子は別の地域」という分散家族問題
単身世帯率37.2%(全国38.0%より-0.8pt)と単身世帯は全国並みですが、「お墓を継ぐ意志のある子どもが近くにいない」という問題は核家族化と密接に結びついています。「自分の代はいいが、次の世代が墓参りを続けられるか分からない」という不安から墓じまいを検討し始めるケースが増えています。また、改葬許可申請の窓口が「環境共生課 改葬担当」という独自の担当部署になっている点も、事前に確認が必要です。

早めに墓じまいをすることを、おすすめします。
墓じまい経験者京都府・53歳・男性
町田市での墓じまいの流れ
墓じまいは「①家族への相談→②お寺・霊園への連絡→③改葬先の確保→④行政手続き→⑤お墓の解体→⑥納骨」という順番で進めます。各ステップのポイントを確認しておきましょう。
① 家族・親族への相談
最初のステップは、お墓に関わる家族・親族全員への相談です。「親は町田・子は別の地域」という分散家族が多い町田市では、遠方に住む親族への早めの連絡が特に大切です。全員の合意を得てから次のステップへ進みましょう。
② お寺・霊園への連絡と離檀手続き
現在のお墓がお寺の境内にある場合は、住職に墓じまいの意向を伝えます。「後継者がいない」「管理が難しくなってきた」など事情を誠実に伝えることが円満な墓じまいへの近道です。民間霊園・公営墓地の場合は管理事務所へ連絡して、返還手続きの流れを確認します。
③ 改葬先の確保(申請手続きを進める前に必須)
改葬先を先に決めておくことが重要です。町田市への改葬許可申請には、新しい供養先が発行する「受入証明書または使用許可書」が必要になります。供養先が決まっていない状態では申請を進めることができませんので、この順番を守ることがスムーズな手続きのポイントです。
④ 町田市への改葬許可申請
改葬先が決まったら、町田市の窓口に改葬許可申請を行います。町田市では環境共生課 改葬担当が窓口となっており、多くの市区町村の「市民課・戸籍住民課」とは担当部署が異なる点に注意してください。
⑤ お墓の解体・撤去
改葬許可証が交付されたら、石材店にお墓の解体・撤去を依頼します。その前に、お寺で閉眼供養(魂抜き)を行うのが一般的です。東京都内は地方に比べて費用が高くなる傾向があるため、複数社から相見積もりを取ることをおすすめします。
⑥ 新しい供養先へ納骨
遺骨を取り出し、改葬許可証とともに新しい供養先に納骨すれば墓じまいは完了です。
墓じまいの各ステップの詳しい内容は墓じまいの流れを8ステップで解説もご参照ください。
町田市の改葬許可申請——窓口・必要書類・手順
お墓の引っ越し(改葬)を行うには、自治体から「改葬許可証」を取得することが法律で定められています。
担当窓口と問い合わせ先
町田市では以下の窓口で申請を受け付けています。一般的な「市民課」や「戸籍係」とは異なる担当部署です。まずは電話で書類の準備について確認してから窓口に向かうと、書類不備を防ぐことができます。
申請窓口:環境共生課 改葬担当
電話:042-722-3111
ウェブ:町田市公式サイト(改葬許可申請)
必要書類
申請に必要な書類は主に2点です。
① 改葬許可申請書
町田市のホームページからダウンロードできます。現在の埋葬先(お寺や霊園の管理者)による証明が必要になる場合があります。事前に現在の墓地管理者にも連絡しておきましょう。
② 改葬先の受入証明書または使用許可書
新しい供養先が発行する書類です。この書類がないと申請が進められないため、必ず改葬先を決めてから手続きに入ることが前提になります。
申請から許可証交付まで
書類を揃えて窓口に提出すると、改葬許可証が交付されます。書類に不備があると再度窓口へ足を運ぶことになるため、事前確認が大切です。なお、改葬許可申請書の作成を専門家に相談したい場合は、行政書士へ依頼する方法もあります。

手続きの面倒さがあり書類不備などで何度も足を運んでいた
墓じまい経験者奈良県・54歳・女性
町田市での墓じまい費用の目安
墓じまいにかかる費用は、大きく「①離檀料」「②石材店への解体・撤去費用」「③改葬先への費用」の3つに分かれます。それぞれの目安と注意点を確認しておきましょう。
① 離檀料(お寺のお墓の場合)
お寺の境内にお墓がある場合、檀家をやめる際にお寺へ納めるお布施が発生します。3〜20万円程度が一般的な目安です。高額な離檀料を強く求められた場合でも、法的な支払い義務はありませんので、冷静に話し合うことが大切です。民間霊園・公営墓地のお墓には発生しません。
② 石材店への解体・撤去費用
墓石を解体して区画を更地に戻す費用です。全国的な相場は10〜40万円程度ですが、石材店によって1.5〜2倍程度の価格差が生じることがあります。当サイトの調査(墓じまい実態調査2026(墓じまいパートナーズ)、2026年3月、経験者n=52)では「10万円未満」と「30〜50万円」がそれぞれ19.2%で最多でした。必ず複数社から相見積もりを取ることをおすすめします。
③ 改葬先への費用
永代供養墓・納骨堂・樹木葬・散骨など、選ぶ供養先によって費用はさまざまです。数万円程度から数十万円以上まで幅があります。費用だけでなく、立地や管理のしやすさも含めて比較することが大切です。
総額の目安
これら3つを合わせた総額は30〜150万円程度になるケースが多いです。お寺のお墓か霊園かによって、また墓石の大きさや選ぶ供養先によっても変わります。余裕を持った資金計画を立てておきましょう。
費用を抑えるための具体的な方法は墓じまいの費用を抑える方法で詳しく解説しています。費用の詳細な内訳については墓じまい費用はいくら?もあわせてご覧ください。

町田市に墓じまいの補助金はある?
結論からお伝えすると、2026年時点で町田市には墓じまい専用の補助金制度はありません。費用は自己負担となります。最新情報は町田市公式サイトでご確認ください。
町田市内には都立霊園はありません。周辺市区の都立霊園はいずれも新規使用は抽選制です。詳細は東京都公園協会の公式サイトでご確認ください。
費用を抑えるためにできること
補助金がない分、費用を工夫することが大切です。石材店は複数社から相見積もりを取ることで費用を抑えられる可能性があります。また、供養先も合祀型の永代供養や散骨など費用を抑えやすい選択肢があります。具体的な節約方法は墓じまいの費用を抑える方法をご参照ください。
墓じまい後の供養先の選び方
町田市は多摩南部に位置し、横浜・都心へのアクセスも良好なため、広い範囲の供養施設から選択できます。墓じまい後の供養先として代表的な4つの方法をご紹介します。
永代供養墓
お寺や霊園が永代にわたって供養・管理してくれる埋葬形態です。承継者が不要なため、「子どもに負担をかけたくない」という方に選ばれています。費用は数十万円程度が目安です。詳しくは墓じまい後の永代供養をご参照ください。
納骨堂
屋内の施設に遺骨を収蔵する方法で、都市部に多く存在します。町田市周辺にも複数あり、管理の手間がかからない点が特徴です。費用は数万〜数十万円程度と幅があります。詳しくは墓じまい後の納骨堂をご参照ください。
樹木葬
樹木を墓標とした自然葬で、近年人気が高まっています。町田市周辺にも施設が増えており、子どもが都心や横浜に住んでいる場合でも参拝しやすい選択肢があります。詳しくは墓じまい後の樹木葬をご参照ください。
散骨
粉骨した遺骨を海や山などに散布する方法です。費用を抑えやすく、自然に還るという考え方から選ぶ方もいます。詳しくは墓じまい後の散骨をご参照ください。
「最近は墓じまいを行う方が増えてきていて、寂しい気持ちがありますがこれも時代の流れなのでしょうね」と言ってくれて、快く墓じまいのお願いを了承してくれました。猛反対されるかもしれないと思っていたのですが、拍子抜けするほどあっさりしていました。
墓じまい経験者大阪府・50代・男性
よくある質問
町田市で墓じまいの改葬許可申請はどこでできますか?
町田市の環境共生課 改葬担当(TEL: 042-722-3111)で受け付けています。申請前に改葬先の確保と受入証明書の取得が必要です。詳細は町田市公式サイトでご確認ください。
町田市の改葬申請は環境共生課が担当ですか?
はい。町田市では多くの市区町村と異なり「環境共生課 改葬担当」が改葬許可申請を受け付けています。市民課や戸籍住民課ではないため、窓口に行く前に必ず確認してください。
町田市で墓じまいの補助金はありますか?
2026年3月時点で、町田市には墓じまい(改葬)に関する補助金制度はありません。費用は自己負担となります。費用を抑えるには石材店の相見積もりや、費用を抑えやすい供養先の選択が有効です。
継承者がいなくてもできますか?
祭祀主宰者であれば手続きできます。継承者が不要な改葬先(永代供養墓・樹木葬・散骨など)を選ぶことで、将来の管理問題を解消できます。核家族化が進む町田市では、こうした選択をとる方が増えています。
墓じまいにかかる費用の目安は?
離檀料(お寺のお墓の場合)・解体撤去費・改葬先費用をあわせると、30〜150万円程度が目安です。複数の石材店から相見積もりを取ることで費用を抑えられます。
まとめ:町田市で墓じまいを進めるために
町田市は核家族化率58.7%(全国比+4.6pt)が示す通り、「親は町田・子は別の地域」という分散家族が多く、お墓の継承者問題が静かに広がっている郊外住宅都市です。改葬許可申請の窓口が「環境共生課 改葬担当」と通常と異なる点も、手続きを始める前に確認が必要です。
- 核家族化率58.7%(全国比+4.6pt)という町田市の実情から、子世代が遠方に住む「分散家族」のお墓問題は身近な課題です。
- 改葬許可申請の窓口は環境共生課 改葬担当(TEL: 042-722-3111)。一般的な「市民課」「戸籍係」とは異なります。
- 申請に必要な書類は「改葬許可申請書」と「改葬先の受入証明書」の2点が基本。改葬先を先に決めてから申請を進めましょう。
- 補助金は2026年時点でなし。市内に都立霊園もなし。費用は複数社の相見積もりや供養先の選択で調整できます。
- 遠方のお墓は郵送手続きと現地石材店の組み合わせで対応可能。
- 供養先の選択肢は永代供養墓・納骨堂・樹木葬・散骨など。町田市の立地から横浜・都心方面の施設も検討できます。
「いつかやらなければ」ではなく、元気なうちに早めに動き出すことが最善です。まずはお墓がある寺院や霊園に連絡するところから始めてみましょう。
墓じまい完全ガイドでは、手続き全体の流れや費用の詳細を解説しています。あわせてご活用ください。





