東村山市でお墓の墓じまいを検討している方へ、この記事では改葬許可申請の窓口・必要書類・費用の目安・補助金の有無まで、東村山市の情報をもとにわかりやすく解説します。
東村山市は多摩地区の住宅都市で、人口増減率+1.24%(全国比+1.99pt)と緩やかな人口増加が続いています。生涯未婚率21.8%(全国平均19.7%より+2.1pt)と未婚率が全国平均を上回り、「後継者がいない・少ない」状況で墓じまいを検討する世帯が増えています。核家族化率56.8%(全国54.1%より+2.7pt)と単身世帯率38.2%(全国平均とほぼ同水準)を合わせると、「単身または核家族で、お墓の管理を一人で抱えている」ケースが多い地域です。

「手続きが複雑そう」「費用がいくらかかるか不安」という方も多いと思います。この記事を読めば、東村山市で墓じまいを進めるために必要な情報がひととおりわかります。
墓じまい全体の流れについては、墓じまい完全ガイドもあわせてご覧ください。

東村山市で墓じまいを検討する人が増えている理由
東村山市は多摩地区の住宅都市として安定した人口を保ちながらも、生涯未婚率が全国平均を上回るという特徴があります。この数字は、将来のお墓の継承問題に直結しています。
生涯未婚率21.8%・「ひとりで向き合う」墓じまい
東村山市の生涯未婚率21.8%(全国19.7%より+2.1pt)は、多摩地区の中でも高い水準です。50歳時点で未婚の方が5人に1人を超えており、「お墓の継承者がいない」という状況が全国平均より多く存在します。当サイトの調査(墓じまい実態調査2026(墓じまいパートナーズ)、2026年3月、経験者n=52)では「後継者がいない・いなくなる」が主要な墓じまいの動機となっており、東村山市の状況と一致しています。
核家族化と家族構成の変化
核家族化率56.8%(全国54.1%より+2.7pt)という数字も、「親族が少なく、後継者が一人に集中する」ことを示しています。東村山市では、1人で改葬の手続きをすべて行うケースも少なくありません。こうした状況への対応として有効なのが、継承を必要としない改葬先(永代供養墓・樹木葬・散骨など)への移転です。手続きが完結すれば、将来的な管理の心配がなくなります。

子供に迷惑をかけなくないので考え出したが、どの様に進めていけばいいか分からない。住職に言い出しにくい
墓じまい検討中茨城県・45歳・女性
東村山市での墓じまいの流れ
墓じまいは「①家族への相談→②お寺・霊園への連絡→③改葬先の確保→④行政手続き→⑤お墓の解体→⑥納骨」という順番で進めます。各ステップのポイントを確認しておきましょう。
① 家族・親族への相談
最初のステップは、お墓に関わる家族・親族全員への相談です。生涯未婚率が高い東村山市では、祭祀主宰者が一人で手続きを進めるケースも多いですが、お墓に縁のある親族には必ず事前に連絡しましょう。
② お寺・霊園への連絡と離檀手続き
現在のお墓がお寺の境内にある場合は、住職に墓じまいの意向を伝えます。「後継者がいない」「管理が難しくなってきた」など事情を誠実に伝えることが円満な墓じまいへの近道です。民間霊園・公営墓地の場合は管理事務所へ連絡して、返還手続きの流れを確認します。
③ 改葬先の確保(申請手続きを進める前に必須)
改葬先を先に決めておくことが重要です。東村山市への改葬許可申請には、新しい供養先が発行する「受入証明書または使用許可書」が必要になります。供養先が決まっていない状態では申請を進めることができません。
④ 東村山市への改葬許可申請
改葬先が決まったら、東村山市の窓口に改葬許可申請を行います。詳しくは次の章で解説します。
⑤ お墓の解体・撤去
改葬許可証が交付されたら、石材店にお墓の解体・撤去を依頼します。その前に、お寺で閉眼供養(魂抜き)を行うのが一般的です。複数社から相見積もりを取ることをおすすめします。
⑥ 新しい供養先へ納骨
遺骨を取り出し、改葬許可証とともに新しい供養先に納骨すれば墓じまいは完了です。
墓じまいの各ステップの詳しい内容は墓じまいの流れを8ステップで解説もご参照ください。
東村山市の改葬許可申請——窓口・必要書類・手順
お墓の引っ越し(改葬)を行うには、自治体から「改葬許可証」を取得することが法律で定められています。
担当窓口と問い合わせ先
東村山市では以下の窓口で申請を受け付けています。まずは電話で書類の準備について確認してから窓口に向かうと、書類不備を防ぐことができます。
申請窓口:市民課
電話:042-393-5111
必要書類
申請に必要な書類は主に2点です。
① 改葬許可申請書
東村山市のホームページからダウンロードできます。現在の埋葬先(お寺や霊園の管理者)による証明が必要になる場合があります。事前に現在の墓地管理者にも連絡しておきましょう。
② 改葬先の受入証明書または使用許可書
新しい供養先が発行する書類です。この書類がないと申請が進められないため、必ず改葬先を決めてから手続きに入ることが前提になります。
申請から許可証交付まで
書類を揃えて窓口に提出すると、改葬許可証が交付されます。書類に不備があると再度窓口へ足を運ぶことになるため、事前確認が大切です。なお、改葬許可申請書の作成を専門家に相談したい場合は、行政書士へ依頼する方法もあります。

東村山市での墓じまい費用の目安
墓じまいにかかる費用は、大きく「①離檀料」「②石材店への解体・撤去費用」「③改葬先への費用」の3つに分かれます。
① 離檀料(お寺のお墓の場合)
お寺の境内にお墓がある場合、3〜20万円程度が一般的な目安です。高額な離檀料を強く求められた場合でも、法的な支払い義務はありませんので、冷静に話し合うことが大切です。民間霊園・公営墓地のお墓には発生しません。
② 石材店への解体・撤去費用
墓石を解体して区画を更地に戻す費用です。全国的な相場は10〜40万円程度ですが、石材店によって1.5〜2倍程度の価格差が生じることがあります。当サイトの調査(墓じまい実態調査2026(墓じまいパートナーズ)、2026年3月、経験者n=52)では「10万円未満」と「30〜50万円」がそれぞれ19.2%で最多でした。必ず複数社から相見積もりを取ることをおすすめします。
③ 改葬先への費用
永代供養墓・納骨堂・樹木葬・散骨など、選ぶ形式によって大きく異なります。継承不要な改葬先を選ぶ場合でも、一度の費用で将来の管理負担をなくすことができます。
総額の目安
合計の目安は30〜150万円程度です。余裕を持った資金計画を立てておきましょう。
費用を抑えるための具体的な方法は墓じまいの費用を抑える方法で詳しく解説しています。費用の詳細な内訳については墓じまい費用はいくら?もあわせてご覧ください。
じっくり時間をかけて、自分でも調べて石材店任せにしない。
墓じまい経験者福岡県・70歳・男性

東村山市に墓じまいの補助金はある?
結論からお伝えすると、2026年時点で東村山市には墓じまい専用の補助金制度はありません。費用は自己負担となります。最新情報は東村山市公式サイトでご確認ください。
東村山市内には都立霊園はありません。東村山市から比較的アクセスしやすい都立霊園としては、隣接する小平市の小平霊園があります。ただし新規使用は抽選制です。詳細は東京都公園協会の公式サイトでご確認ください。
費用を抑えるためにできること
補助金がない分、費用を工夫することが大切です。石材店は複数社から相見積もりを取ることで費用を抑えられる可能性があります。また、供養先も合祀型の永代供養や散骨など費用を抑えやすい選択肢があります。具体的な節約方法は墓じまいの費用を抑える方法をご参照ください。
東村山市の公営霊園・都立霊園
東村山市内に市が単独で運営する公営霊園はありませんが、市の境界付近に都立小平霊園(小平市・東村山市の境界付近)があります。東京都民であれば申し込みが可能で、「施設変更制度」を利用すると一般墓地を返還して合葬施設に移転することもできます。改葬先として都立小平霊園を検討する場合は、東京都公園協会の公式サイトで最新の募集情報をご確認ください。なお、墓じまいへの補助金は現時点では設けられていません。
墓じまい後の供養先の選び方
生涯未婚率が高く単身世帯も多い東村山市では、「自分が亡くなった後のお墓の管理を誰かに頼めない」という前提で改葬先を選ぶことが重要です。継承不要な供養先として代表的な4つの方法をご紹介します。
永代供養墓
お寺や霊園が永代にわたって供養・管理してくれる埋葬形態です。承継者が不要なため、「自分の代で終わりにしたい」という方に選ばれています。費用は10〜50万円程度が目安です。詳しくは墓じまい後の永代供養をご参照ください。
納骨堂
屋内の施設に遺骨を収蔵する方法で、都市部に多く存在します。交通アクセスの良い場所が多く、管理の手間がかかりません。費用は5〜100万円程度と幅があります。詳しくは墓じまい後の納骨堂をご参照ください。
樹木葬
樹木を墓標とした自然葬で、継承不要なものが多く、近年需要が高まっています。費用は10〜50万円程度が目安です。詳しくは墓じまい後の樹木葬をご参照ください。
散骨
粉骨した遺骨を海や山などに散布する方法です。継承の概念がなく、費用も5〜20万円程度と比較的抑えやすいのが特徴です。詳しくは墓じまい後の散骨をご参照ください。
母親も高齢ということもあって遠方のお墓への墓参りが辛くなってきました。地元の公営墓地に遺骨を移そうと思ったことが墓じまいをするきっかけになりました。住職から反対されたり嫌な顔をされることはなく、費用面での確認はありましたが全く問題なかったです。
墓じまい経験者千葉県・40代・男性
よくある質問
東村山市で墓じまいの改葬許可申請はどこでできますか?
東村山市の市民課(TEL: 042-393-5111)で受け付けています。申請前に改葬先の確保と受入証明書の取得が必要です。詳細は東村山市公式サイトでご確認ください。
東村山市で墓じまいの補助金はありますか?
2026年3月時点で、東村山市には墓じまい(改葬)に関する補助金制度はありません。費用は自己負担となります。費用を抑えるには石材店の相見積もりや、費用を抑えやすい供養先の選択が有効です。
後継者がいない・少ない場合でも墓じまいできますか?
祭祀主宰者であれば手続きできます。継承者が不要な改葬先(永代供養墓・樹木葬・散骨など)を選ぶことで、将来の管理問題を解消できます。東村山市は生涯未婚率が高く、こうした選択をとる方が増えています。
遠方にあるお墓を東村山市から手続きできますか?
改葬許可申請はお墓が所在する自治体への申請が必要ですが、郵送で手続きできる場合があります。まずお墓がある自治体に郵送対応の可否を確認してください。
墓じまいにかかる費用の目安は?
離檀料(お寺のお墓の場合)・解体撤去費・改葬先費用をあわせると、30〜150万円程度が目安です。複数の石材店から相見積もりを取ることで費用を抑えられます。
まとめ:東村山市で墓じまいを進めるために
東村山市は生涯未婚率21.8%・核家族化率56.8%という数字が示すように、後継者不在・少数の状況が全国平均より多い地域です。「誰かに引き継いでもらう」ではなく「自分の代で完結させる」という視点での改葬先選びが重要です。
- 生涯未婚率21.8%(全国比+2.1pt)という東村山市の実情から、継承者不在の問題は全国平均より多く存在します。早めの検討が将来の安心につながります。
- 改葬許可申請の窓口は市民課(TEL: 042-393-5111)。
- 申請に必要な書類は「改葬許可申請書」と「改葬先の受入証明書」の2点が基本。改葬先を先に決めてから申請を進めましょう。
- 補助金は2026年時点でなし。市内に都立霊園もなし(最寄りは小平市の小平霊園)。
- 継承不要な改葬先(永代供養墓・樹木葬・散骨)が特に有効。一度の費用で将来の管理負担を解消できます。
- 費用の目安は30〜150万円程度。石材店への相見積もりで費用を抑えることができます。
墓じまいは「自分が元気なうちに動く」ことが最も重要です。体調・気力が十分なうちにまず窓口への確認から始めることをおすすめします。
墓じまい完全ガイドでは、手続き全体の流れや費用の詳細を解説しています。あわせてご活用ください。





