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熊谷市で墓じまいをするには?費用・手順・流れを解説

熊谷市で墓じまいをするには?費用・手順・流れを解説

公開:2026年3月24日
更新:2026年3月24日
小林玉喜
執筆者
小林玉喜
墓じまいパートナーズ代表

実家の墓じまいを経験したことをきっかけに、墓じまいパートナーズを創業・運営。現在は相談サポートや情報提供を通じて安心して墓じまいを進められるよう支援している。

熊谷市でお墓の墓じまいを検討している方へ、この記事では改葬許可申請の窓口・必要書類・費用の目安・補助金の有無まで、熊谷市の情報をもとにわかりやすく解説します。

2020年の国勢調査によると、熊谷市では全世帯の60.9%が核家族世帯です(全国平均54.1%)。全国平均を6.8ポイント上回るこの数字は、「子ども夫婦だけの世帯」が多く、祖父母と同居して墓を継ぐという環境が失われていることを示しています。さらに人口は2015〜2020年に2.18%減少(全国平均0.75%の減少)しており、将来的にお墓を守れる人がさらに少なくなる懸念があります。

「手続きが複雑そう」「費用がいくらかかるか不安」という方も多いと思います。でも、正しい順番で進めれば、一つひとつは着実に対応できます。この記事を読めば、熊谷市で墓じまいを進めるために必要な情報がひととおりわかります。

墓じまい全体の流れについては、墓じまい完全ガイドもあわせてご覧ください。

熊谷市で墓じまいを検討する人が増えている理由

埼玉北部の中心都市・熊谷市では、核家族化の進行と人口減少を背景に、お墓の承継問題が身近になってきています。「日本一の暑さ」で知られるこの街でも、将来にわたってお墓を守り続けられるかどうかを不安視する方が増えています。

核家族化率60.9%——全国平均を6.8ポイント上回る

2020年の国勢調査によると、熊谷市の核家族化率は60.9%(全国平均54.1%)です。核家族世帯とは、夫婦のみ・親と子のみで構成される世帯のことを指し、祖父母と同居して「家」としてお墓を引き継ぐという環境が少なくなっていることを意味します。

3世代・多世代同居が当たり前だった時代は、お墓の管理も家族全体で担うことができました。しかし核家族化が進んだ現在では、夫婦だけ・あるいは一人でお墓の管理を抱えるケースが増えています。「自分の代では維持できても、子どもの代に負担をかけたくない」という声がその背景にあります。

人口減少-2.18%——全国比で1.43ポイント上回る減少幅

熊谷市の人口は2015〜2020年にかけて2.18%減少しています(全国平均は0.75%の減少)。全国平均の約3倍のペースで人口が減っており、今後さらにお墓を承継できる家族が少なくなる可能性があります。

高齢化率も29.7%(全国平均28.7%)と全国平均を上回っており、お墓の管理を担う世代が高齢化しているという現実も見えてきます。

当サイトの調査(墓じまい実態調査2026(墓じまいパートナーズ)、2026年3月、経験者n=52)では、墓じまいを経験した方・検討している方の多くが「後継者への負担」を理由の一つとして挙げています。熊谷市のデータはまさにその課題が全国以上に進んでいることを示しています。

墓じまい実態調査2026 — 回答者の声

自分の子供世代に荷物を押し付けたく無い、宗教家への不信感

墓じまい検討中愛知県・56歳・男性

「子どもに負担をかけたくない」という思いが、生前からの墓じまいを後押ししています。墓じまいは決してネガティブな選択ではなく、次の世代への思いやりから生まれる決断でもあります。

熊谷市での墓じまいの流れ(6ステップ)

墓じまいは「①家族への相談→②お寺・霊園への連絡→③改葬先の確保→④行政手続き→⑤お墓の解体→⑥納骨」という順番で進めます。各ステップのポイントを確認しておきましょう。

① 家族・親族への相談

最初のステップは、お墓に関わる家族・親族全員への相談です。墓じまいはお墓という共有の場所に関わる話であるため、一人の判断で進めると後々トラブルになることがあります。全員の合意を得てから次のステップへ進みましょう。

② お寺・霊園への連絡と離檀手続き

現在のお墓がお寺の境内にある場合は、住職に墓じまいの意向を伝えます。唐突に切り出すのではなく、「後継者がいない」「管理が難しくなってきた」など事情を誠実に伝えることが、円満な墓じまいへの近道です。民間霊園・公営墓地の場合は管理事務所へ連絡して、返還手続きの流れを確認します。

③ 改葬先の確保(手続きを進める前に必須)

改葬先を先に決めておくことが重要です。熊谷市への改葬許可申請には、新しい供養先が発行する「受入証明書または使用許可書」が必要になります。供養先が決まっていない状態では申請を進めることができませんので、この順番を守ることが手続きをスムーズに進めるポイントです。

④ 熊谷市への改葬許可申請

改葬先が決まったら、熊谷市の窓口に改葬許可申請を行います。窓口は市民課 戸籍係(TEL: 048-524-1111)です。詳しくは次の章で解説します。

⑤ お墓の解体・撤去

改葬許可証が交付されたら、石材店にお墓の解体・撤去を依頼します。その前に、お寺で閉眼供養(魂抜き)を行うのが一般的です。複数社から相見積もりを取ることをおすすめします。

⑥ 新しい供養先へ納骨

遺骨を取り出し、新しい供養先に納骨すれば墓じまいは完了です。

墓じまい実態調査2026 — 回答者の声

寺との交渉を粘り強く行うことが大事である。

墓じまい経験者東京都・65歳・男性

お寺との話し合いは、誠実にコミュニケーションを重ねることが大切です。書類の準備にも想像以上に時間がかかることがあります。余裕を持ったスケジュールで進めることが肝心です。墓じまいの各ステップの詳しい内容は墓じまいの流れを8ステップで解説もご参照ください。

熊谷市での改葬許可申請の手続き

遺骨を別の場所に移すには、法律に基づいて「改葬許可申請」を市区町村に提出し、「改葬許可証」を取得する必要があります。熊谷市での申請方法を具体的に説明します。

担当窓口と問い合わせ先

熊谷市では、市民課 戸籍係が申請窓口です。まずは電話で書類の準備について確認してから窓口に向かうと、書類不備を防ぐことができます。

熊谷市 市民課 戸籍係 TEL 048-524-1111

詳細・申請書のダウンロードは熊谷市公式サイト(改葬許可申請)からご確認ください。

必要書類

申請に必要な書類は主に2点です。

① 改葬許可証交付申請書

熊谷市のホームページからダウンロードできます。現在の埋葬先(お寺や霊園の管理者)による証明が必要になる場合があります。事前に現在の墓地管理者にも連絡しておきましょう。

② 改葬先の受入証明書または使用許可書

新しい供養先が発行する書類です。この書類がないと申請が進められないため、必ず改葬先を決めてから手続きに入ることが前提になります。

申請から許可証交付まで

書類を揃えて窓口に提出すると、改葬許可証が交付されます。手続き自体はさほど複雑ではありませんが、書類に不備があると再度窓口へ足を運ぶことになるため、事前確認が大切です。

なお、書類の準備や手続きに不安がある場合は、改葬許可申請書の作成について行政書士に相談する方法もあります。お寺との交渉でトラブルが生じている場合は、弁護士への相談が適しています。

熊谷市の墓じまい費用の目安

墓じまいにかかる費用は、大きく「①離檀料」「②石材店への解体・撤去費用」「③改葬先への費用」の3つに分かれます。それぞれの目安を確認しておきましょう。

① 離檀料(お寺のお墓の場合)

お寺の境内にお墓がある場合、檀家をやめる際にお寺へ納めるお布施が発生します。金額は宗派やお寺との関係によって異なりますが、3〜20万円程度が一般的な目安です。高額な離檀料を強く求められた場合でも、法的な支払い義務はありませんので、冷静に話し合うことが大切です。民間霊園・公営墓地のお墓には発生しません。

② 石材店への解体・撤去費用

墓石を解体して区画を更地に戻す費用です。全国的な相場は10〜40万円程度ですが、石材店によって費用が1.5〜2倍程度異なることもあるため、複数社から相見積もりを取ることをおすすめします。当サイトの調査(墓じまい実態調査2026(墓じまいパートナーズ)、2026年3月、経験者n=52)では、墓じまいにかかった費用として「10万円未満」と「30〜50万円」がそれぞれ19.2%で最多でした。

③ 改葬先への費用

永代供養墓・納骨堂・樹木葬・散骨など、選ぶ供養先によって費用はさまざまです。数万円程度から数十万円以上まで幅があります。費用だけでなく、立地や管理のしやすさも含めて比較することが大切です。

総額の目安

これら3つを合わせた総額は30〜150万円程度になるケースが多いです。お寺のお墓か霊園かによって、また墓石の大きさや選ぶ供養先によっても変わります。「思ったより費用がかかった」と感じる方も少なくないため、余裕を持った資金計画を立てておきましょう。

墓じまい実態調査2026 — 回答者の声

墓じまいにはかなりお金と時間がかかるので、それを計算して早めに動き出したほうが良いです。

墓じまい検討中埼玉県・50歳・男性

費用を抑えるための具体的な方法は墓じまいの費用を抑える方法で詳しく解説しています。また費用の詳細な内訳については墓じまい費用はいくら?もあわせてご覧ください。

熊谷市に墓じまいの補助金はある?

熊谷市では、2026年時点で墓じまい専用の補助金制度はありません

全国的にも墓じまいへの公的補助が設けられている自治体はごく少数です。費用を抑えるためには、石材店の相見積もりや、費用の抑えやすい供養先の選択が有効な方法です。

制度は毎年変わる可能性があります。最新情報は必ず熊谷市の市民課 戸籍係(TEL: 048-524-1111)にご確認ください。

熊谷市の市営霊園・公営霊園

2026年時点で、熊谷市には市が直接運営する公営霊園(市営霊園)はありません。改葬先については、近隣市の公営霊園や民間霊園・寺院墓地から選ぶことになります。公営霊園は費用が抑えられる傾向がありますが、居住地の制限や空き状況に注意が必要です。熊谷市周辺の霊園については、担当窓口にご相談ください。

熊谷市から選べる改葬先・供養先

墓じまい後の遺骨の行き先(改葬先)は、ご家族の希望や予算に合わせていくつかの選択肢があります。熊谷市はJR高崎線・秩父鉄道が通り、大宮・東京方面へのアクセスが良好なため、市内だけでなく都市部の施設も選択肢に入ります。

永代供養墓

寺院・霊園が永代にわたって供養・管理してくれる埋葬形態です。後継者がいなくても安心して任せられることが大きなメリットです。合祀型(他の方の遺骨と一緒に納める)と個別型があり、費用も数万円〜数十万円と幅があります。詳しくは墓じまい後の永代供養をご参照ください。

納骨堂

屋内施設に遺骨を収蔵する方法です。雨風を気にせずお参りでき、都市部ではアクセスの良い立地に多くあります。大宮や東京方面の施設を選ぶことも可能です。費用は施設によってさまざまですが、数十万円程度が目安です。詳しくは墓じまい後の納骨堂をご参照ください。

樹木葬

樹木を墓標とした自然葬です。自然豊かな埼玉県内にも樹木葬を行う霊園があります。個別区画型・合祀型など形式も多様で、費用は数万〜数十万円程度です。詳しくは墓じまい後の樹木葬をご参照ください。

散骨

粉骨した遺骨を海や山などに散布する方法です。法的な制約の中で行われるため、専門業者への依頼が一般的です。費用は比較的抑えやすく、数万円から対応している業者もあります。詳しくは墓じまい後の散骨をご参照ください。

どの供養先を選ぶかによって費用や手続きが異なります。各供養先の詳しい解説は墓じまいのその後もあわせてご覧ください。

墓じまい体験談

毎年の管理費の支払いがなくなったことです。両親のお骨を家からすぐ行ける樹木葬に移せたので、前みたいに丸一日潰してお墓参りに行かなくてもよくなりました。仕事の帰りや休日にふらっと寄って手を合わせられるようになりました。

墓じまい経験者東京都・20代・女性

よくある質問

Q1. 熊谷市での改葬許可申請は自分でできますか?

はい、自分で申請できます。熊谷市の市民課 戸籍係(TEL: 048-524-1111)が窓口で、必要書類は改葬許可証交付申請書と改葬先の受入証明書の2点が基本です。書類の準備や手続きに不安がある場合は、行政書士に相談する方法もあります。

Q2. 熊谷市での墓じまい費用はいくらかかりますか?

離檀料・石材店への解体費用・改葬先への費用を合わせると、30〜150万円程度になるケースが多いです。お寺のお墓か霊園かによって費用構成が異なります。石材店によって費用が1.5〜2倍程度異なる場合もあるため、複数社から相見積もりを取ることをおすすめします。

Q3. 熊谷市に墓じまいの補助金はありますか?

2026年時点では、熊谷市に墓じまい専用の補助金制度はありません。費用を抑えるには、石材店の相見積もりや、費用を抑えやすい供養先の選択が有効です。最新情報は市民課 戸籍係(TEL: 048-524-1111)にご確認ください。

Q4. お寺ではなく民間霊園・公営墓地の場合、手続きは違いますか?

改葬許可申請の手続き自体は同じです。お寺のお墓と異なり、離檀料が発生しないケースがほとんどです。霊園の管理事務所に返還手続きを確認した上で、熊谷市へ改葬許可申請を進めてください。

Q5. 改葬先が決まっていない状態で申請できますか?

原則としてできません。改葬許可申請には、新しい供養先が発行する「受入証明書または使用許可書」が必要です。まず改葬先を決め、受入証明書を取得してから申請に進む順番を守ることが大切です。

まとめ:熊谷市で墓じまいを進めるために

熊谷市での墓じまいについて、重要なポイントをまとめます。

  • 核家族化率60.9%(全国54.1%)と人口減少が進む熊谷市では、お墓の承継問題は他の地域より身近です。早めの検討が将来の安心につながります。
  • 改葬許可申請の窓口は市民課 戸籍係(TEL: 048-524-1111)。手続き前に電話で書類を確認しておくと書類不備を防げます。
  • 申請に必要な書類は「改葬許可証交付申請書」と「改葬先の受入証明書」の2点が基本。改葬先を先に決めてから申請を進めましょう。
  • 補助金は2026年時点でなし。費用は複数社の相見積もりや供養先の選択で調整できます。
  • 改葬先の選択肢は永代供養墓・納骨堂・樹木葬・散骨など。JR高崎線・秩父鉄道でアクセス可能な大宮・東京方面の施設も選択肢に入ります。

墓じまいは一度で完了する手続きではなく、家族との話し合い・お寺や霊園との調整・行政手続き・石材店の手配など、複数のステップが必要です。まずはご家族で現状を共有し、窓口や石材店へ相談してみることが第一歩です。

墓じまい実態調査2026 — 回答者の声

本当に面倒くさいので、早めに計画して早めに実行することをお勧めします。

墓じまい経験者茨城県・63歳・女性

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