越谷市でお墓の墓じまいを検討している方へ、この記事では手続きの流れ・費用の目安・補助金の有無まで、越谷市の情報をもとにわかりやすく解説します。
2020年の国勢調査によると、越谷市の核家族化率は62.2%(全国平均54.1%)と全国を8ポイント以上上回っており、埼玉県第4位の人口を持つ都市の中でも際立つ特徴となっています。核家族化が進むということは、「お墓を引き継ぐ親族が少なくなっている」「遠方に住む子どもに管理を頼みにくい」という状況が増えていることを意味します。
「手続きが複雑そう」「費用がいくらかかるか不安」という方も多いと思います。でも、正しい順番で進めれば、一つひとつは着実に対応できます。この記事を読めば、越谷市で墓じまいを進めるために必要な情報がひととおりわかります。
墓じまい全体の流れについては、墓じまい完全ガイドもあわせてご覧ください。

越谷市で墓じまいを検討する人が増えている理由
全国では2023年度に166,886件の改葬(遺骨の移転)が行われており、その数は年々増加傾向にあります。越谷市でも、家族構成の変化や生活環境の変化を背景に、墓じまいを検討する方が増えています。

核家族化率62.2%が示す「お墓の担い手不足」
2020年の国勢調査によると、越谷市の核家族化率は62.2%(全国平均54.1%)。全国を8ポイント以上上回っており、これが越谷市で最も際立つ人口統計上の特徴です。
核家族化とは、夫婦のみ・あるいは親と未婚の子どもだけで構成される世帯が増えることを意味します。祖父母・叔父・叔母など広い親族が同居・近居していた時代と比べ、「お墓を誰かが引き継いでくれる」という前提が崩れつつあります。「自分たちの代で整理しておきたい」「子どもに余計な負担を残したくない」という声が増えているのは、こうした背景からです。
その他の指標が示すお墓管理のリスク
越谷市は人口増減率が+1.22%(全国平均は-0.75%)と人口が増えている都市でもあります。一見すると活気ある街に見えますが、人口が増えているということは、新たに越してくる人も多く、先祖のお墓が遠方にあるケースも増えます。単身世帯率は30.6%(全国平均38.0%)と全国より低いものの、生涯未婚率は20.1%(全国平均19.7%)とほぼ同水準です。
当サイトの調査では、墓じまいを検討しているきっかけとして「後継者がいない・わからない」を挙げた方が多く、核家族化の進行はその背景の一つとなっています(墓じまい実態調査2026(墓じまいパートナーズ)、2026年3月、検討者n=178)。
「いつかやらなければ」と思いながら後回しにしている方も少なくありません。早めに動き出すほど、選択肢が広がり、時間的余裕を持って進めることができます。
越谷市での墓じまいの流れ
墓じまいは「①家族への相談→②お寺・霊園への連絡→③改葬先の確保→④行政手続き→⑤お墓の解体→⑥納骨」という順番で進めます。各ステップのポイントを確認しておきましょう。

① 家族・親族への相談
最初のステップは、お墓に関わる家族・親族全員への相談です。墓じまいはお墓という共有の場所に関わる話であるため、一人の判断で進めると後々トラブルになることがあります。全員の合意を得てから次のステップへ進みましょう。
時代の流れで、親族は想定よりも理解してくれました。
墓じまい経験者愛知県・46歳・男性
「家族に反対されるかもしれない」と心配している方も多いですが、経験者からは「想定より理解してもらえた」という声も届いています。まずは率直に現状を伝えることが大切です。
② お寺・霊園への連絡と離檀手続き
現在のお墓がお寺の境内にある場合は、住職に墓じまいの意向を伝えます。唐突に切り出すのではなく、「後継者がいない」「管理が難しくなってきた」など事情を誠実に伝えることが円満な墓じまいへの近道です。民間霊園・公営墓地の場合は管理事務所へ連絡して、返還手続きの流れを確認します。
③ 改葬先の確保(越谷市での手続きを進める前に必須)
改葬先を先に決めておくことが重要です。越谷市への改葬許可申請には、新しい供養先が発行する「受入証明書または使用許可書」が必要になります。供養先が決まっていない状態では申請を進めることができませんので、この順番を守ることが手続きをスムーズに進めるポイントです。
④ 越谷市への改葬許可申請
改葬先が決まったら、越谷市の窓口に改葬許可申請を行います。詳しくは次の章で解説します。
⑤ お墓の解体・撤去
改葬許可証が交付されたら、石材店にお墓の解体・撤去を依頼します。その前に、お寺で閉眼供養(魂抜き)を行うのが一般的です。石材店によって費用が大きく異なる場合があるため、複数社から相見積もりを取ることをおすすめします。
⑥ 新しい供養先へ納骨
遺骨を取り出し、新しい供養先に納骨すれば墓じまいは完了です。
墓じまいの各ステップの詳しい内容は墓じまいの流れを8ステップで解説もご参照ください。
越谷市での改葬許可申請の手続き
遺骨を別の場所に移すには、法律に基づいて「改葬許可申請」を市区町村に提出し、「改葬許可証」を取得する必要があります。越谷市での申請方法を具体的に説明します。
担当窓口と問い合わせ先
越谷市では、市民課 総務担当が申請窓口です。まずは電話で書類の準備について確認してから窓口に向かうと、書類不備を防ぐことができます。
越谷市 市民課 総務担当 TEL 048-963-9152

詳細・申請書のダウンロードは越谷市公式サイト(改葬許可申請)からご確認ください。

必要書類
申請に必要な書類は主に2点です。
① 改葬許可証交付申請書越谷市のホームページからダウンロードできます。現在の埋葬先(お寺や霊園の管理者)による証明が必要になる場合があります。事前に現在の墓地管理者にも連絡しておきましょう。
② 改葬先の受入証明書または使用許可書新しい供養先が発行する書類です。この書類がないと申請が進められないため、必ず改葬先を決めてから手続きに入ることが前提になります。
申請から許可証交付まで
書類を揃えて窓口に提出すると、改葬許可証が交付されます。手続き自体はさほど複雑ではありませんが、書類に不備があると再度窓口へ足を運ぶことになるため、事前確認が大切です。
手続きの面倒さがあり書類不備などで何度も足を運んでいた
墓じまい経験者奈良県・54歳・女性
書類の準備や手続きに不安がある場合は、改葬許可申請書の作成について行政書士に相談する方法もあります。お寺との交渉でトラブルが生じている場合は、弁護士への相談が適しています。
越谷市の墓じまい費用の目安
墓じまいにかかる費用は、大きく「①離檀料」「②石材店への解体・撤去費用」「③改葬先への費用」の3つに分かれます。それぞれの目安を確認しておきましょう。
① 離檀料(お寺のお墓の場合)
お寺の境内にお墓がある場合、檀家をやめる際にお寺へ納めるお布施が発生します。金額は宗派やお寺との関係によって異なりますが、3〜20万円程度が一般的な目安です。高額な離檀料を強く求められた場合でも、法的な支払い義務はありませんので、冷静に話し合うことが大切です。民間霊園・公営墓地のお墓には発生しません。
② 石材店への解体・撤去費用
墓石を解体して区画を更地に戻す費用です。全国的な相場は10〜40万円程度ですが、石材店によって費用が1.5〜2倍程度異なることもあるため、複数社から相見積もりを取ることをおすすめします。当サイトの調査では、墓じまいにかかった費用として「10万円未満」と「30〜50万円」がそれぞれ19.2%で最多でした(墓じまい実態調査2026(墓じまいパートナーズ)、2026年3月、経験者n=52)。
じっくり時間をかけて、自分でも調べて石材店任せにしない。
墓じまい経験者福岡県・70歳・男性
③ 改葬先への費用
永代供養墓・納骨堂・樹木葬・散骨など、選ぶ供養先によって費用はさまざまです。数万円程度から数十万円以上まで幅があります。費用だけでなく、立地や管理のしやすさも含めて比較することが大切です。
総額の目安
これら3つを合わせた総額は30〜150万円程度になるケースが多いです。お寺のお墓か霊園かによって、また墓石の大きさや選ぶ供養先によっても変わります。
費用を抑えるための具体的な方法は墓じまいの費用を抑える方法で詳しく解説しています。また費用の詳細な内訳については墓じまい費用はいくら?もあわせてご覧ください。
越谷市に墓じまいの補助金はある?
結論からお伝えすると、2026年時点で越谷市には墓じまい専用の補助金制度はありません。最新情報は越谷市市民課(TEL 048-963-9152)または越谷市公式サイトでご確認ください。
「子ども世代に費用の負担を残したくない」という気持ちから墓じまいを検討される方も多いです。補助金がない分、費用を工夫することが大切です。
費用を抑えるためにできること
石材店は複数社から相見積もりを取ることで費用を抑えられる可能性があります。また、供養先も合祀型の永代供養や散骨など費用を抑えやすい選択肢があります。具体的な節約方法は墓じまいの費用を抑える方法をご参照ください。
越谷市での墓じまい後の改葬先の選び方
墓じまいをした後の遺骨の行き先(改葬先)は、大きく4つに分けられます。越谷市は東京都心へのアクセスも良好な立地のため、都内・県内を含めて広い選択肢から探すことができます。
永代供養墓
寺院や霊園が永代にわたって管理・供養してくれるお墓です。個別スペースに一定期間収蔵した後に合祀するタイプと、最初から合祀するタイプがあります。費用は数万〜数十万円程度と幅があり、後継者がいなくても安心できる選択肢として人気です。詳しくは墓じまい後の永代供養をご参照ください。
納骨堂
屋内施設に遺骨を収蔵する形式です。ロッカー式・棚式・自動搬送式などさまざまなタイプがあり、都市部で増えています。越谷市からアクセスしやすい埼玉県内・東京都内にも多くの納骨堂があります。費用の目安は数万〜50万円程度です。詳しくは墓じまい後の納骨堂をご参照ください。
樹木葬
樹木を墓標とした自然葬で、近年需要が増えています。個別区画タイプと合祀タイプがあり、費用は5〜50万円程度が目安です。詳しくは墓じまい後の樹木葬をご参照ください。
散骨
遺骨を粉骨して海や山などに散布する方法です。費用は5〜20万円程度と比較的安価で、「自然に還りたい」という方に選ばれています。詳しくは墓じまい後の散骨をご参照ください。
改葬先は費用だけでなく立地・管理のしやすさで選ぶ
改葬先を選ぶ際は、費用だけでなく「お参りのしやすさ」「将来の管理体制」「ご家族の希望」も重要です。越谷市から東京都心へは東武スカイツリーラインで約30〜40分とアクセスしやすいため、都内の施設も選択肢に含められます。
越谷市の市営霊園・公営霊園
2026年時点で、越谷市には市が直接運営する公営霊園(市営霊園)はありません。改葬先については、近隣市の公営霊園や民間霊園・寺院墓地から選ぶことになります。公営霊園は費用が抑えられる傾向がありますが、居住地の制限や空き状況に注意が必要です。越谷市周辺の霊園については、担当窓口にご相談ください。
駅からも距離がある場所で、車じゃないと行きづらいんです。毎年の管理費を払うのも地味に負担でした。「これをずっと続けるのはちょっと厳しいかもな…」と思い、思い切って墓じまいをすることにしました。
墓じまい経験者東京都・20代・女性
よくある質問
Q1. 越谷市での改葬許可申請は自分でできますか?
はい、自分で申請できます。越谷市の市民課 総務担当(TEL 048-963-9152)が窓口で、必要書類は改葬許可証交付申請書と改葬先の受入証明書の2点が基本です。書類の準備や手続きに不安がある場合は、行政書士に相談する方法もあります。
Q2. 越谷市での墓じまい費用はいくらかかりますか?
離檀料・石材店への解体費用・改葬先への費用を合わせると、30〜150万円程度になるケースが多いです。お寺のお墓か霊園かによって費用構成が異なります。複数の石材店から相見積もりを取ることで費用を抑えられる場合もあります。
Q3. 越谷市に墓じまいの補助金はありますか?
2026年時点では、越谷市に墓じまい専用の補助金制度はありません。費用を抑えるには、石材店の相見積もりや、費用を抑えやすい供養先の選択が有効です。最新情報は越谷市市民課(TEL 048-963-9152)にお問い合わせください。
Q4. お寺ではなく民間霊園・公営墓地の場合、手続きは違いますか?
改葬許可申請の手続き自体は同じです。お寺のお墓と異なり、離檀料が発生しないケースがほとんどです。霊園の管理事務所に返還手続きを確認した上で、越谷市へ改葬許可申請を進めてください。
Q5. 越谷市からアクセスしやすい改葬先はありますか?
越谷市は東武スカイツリーラインで東京都心(浅草・押上方面)まで約30〜40分でアクセスできます。埼玉県内はもちろん、東京都内の永代供養墓・納骨堂・樹木葬なども選択肢に入ります。お参りのしやすさを重視して、広い範囲で比較検討することをおすすめします。
まとめ:越谷市で墓じまいを進めるために
越谷市での墓じまいについて、重要なポイントをまとめます。
- 核家族化率62.2%(全国54.1%)と全国を8ポイント以上上回る越谷市では、お墓の承継者不在の問題は身近です。早めの検討が将来の安心につながります。
- 改葬許可申請の窓口は市民課 総務担当(TEL 048-963-9152)。電話で事前確認してから窓口に向かうとスムーズです。
- 申請に必要な書類は「改葬許可証交付申請書」と「改葬先の受入証明書」の2点が基本。改葬先を先に決めてから申請を進めましょう。
- 補助金は2026年時点でなし。費用は複数社の相見積もりや供養先の選択で調整できます。
- 供養先の選択肢は永代供養墓・納骨堂・樹木葬・散骨など。越谷市は都心へのアクセスが良く、埼玉県内・都内を含めた幅広い選択肢から選べます。
墓じまいは一度で完了する手続きではなく、家族との話し合い・お寺や霊園との調整・行政手続き・石材店の手配など、複数のステップが必要です。まずはご家族で現状を共有し、窓口や石材店へ相談してみることが第一歩です。
墓じまいして大変でしたがほんとによかったと実感してます。
墓じまい経験者東京都・52歳・女性
墓じまい完全ガイドでは、手続き全体の流れや費用の詳細を解説しています。あわせてご活用ください。





