藤沢市で墓じまいを検討する人が増えている理由
当社(墓じまいパートナーズ)が実施した墓じまい実態調査2026によると、墓じまいを検討したきっかけで最も多かったのは「遠方のため」(47.8%)、次いで「墓参りが難しくなった」(37.8%)でした(墓じまい実態調査2026(墓じまいパートナーズ)、2026年3月、経験者n=52)。
藤沢市では人口増減率+3.07%(全国平均-0.75%)と安定した人口増加が続いています。しかしその一方で、家族のかたちは静かに変わりつつあります。
核家族化率59.1%——進む「墓守不在」の現実
2020年の国勢調査によると、藤沢市の核家族化率は59.1%(全国平均54.1%)です。全国より5.0ポイント高く、夫婦と子どもだけで暮らす世帯が多い街です。祖父母・親世代と別居する家族構成が定着していることを意味し、「お墓の継承者を誰にするか」という問題が核家族一組ごとに重くのしかかっています。
お墓は将来的に誰かが引き継いで管理していくものです。しかし祖父母と同居せず、子どもも遠方に就職・結婚するケースが多い藤沢市では、「自分が亡くなった後、誰もお墓を守れなくなる」という不安を抱えている方が少なくありません。「無縁墓にしてしまう前に、自分の代で整理しておきたい」という声はそうした背景から生まれています。
人口は増えているが、お墓を引き継ぐ担い手が変化している
藤沢市の人口増減率は+3.07%(全国平均は-0.75%)と、大幅な増加が続く成長都市です。しかし高齢化率24.9%(全国28.7%より-3.8pt)でやや若い街とはいえ、単身世帯率36.2%(全国38.0%よりやや低め)・生涯未婚率18.1%という数値も存在します。
特に生涯未婚率18.1%は、約5〜6人に1人が子どもを持たないまま50代を迎えている計算です。「子どもがいない」「きょうだいもそれぞれ遠くに暮らしている」という状況では、後継者問題は現実的な課題です。
墓じまい実態調査2026 — 回答者の声
自分の子供世代に荷物を押し付けたく無い、宗教家への不信感
墓じまい検討中愛知県・56歳・男性
「子どもや孫に面倒をかけたくない」という思いが、生前からの墓じまいを後押ししています。墓じまいは決してネガティブな選択ではなく、家族への思いやりから生まれる決断でもあります。
当サイトの調査(墓じまい実態調査2026(墓じまいパートナーズ)、2026年3月、経験者n=52)でも、墓じまいを検討するきっかけとして「後継者がいない・将来的な管理が難しい」という声が多く挙がっています。核家族化率が高い藤沢市では、こうした動機がより身近な問題となっています。

藤沢市での墓じまいの手続きの流れ
藤沢市で墓じまいを進める際の基本的な流れをご紹介します。「①家族への相談→②お寺・霊園への連絡→③改葬先の確保→④行政手続き→⑤お墓の解体→⑥納骨」という順番で進めます。各ステップのポイントを確認しておきましょう。
① 家族・親族への相談
最初のステップは、お墓に関わる家族・親族全員への相談です。墓じまいはお墓という共有の場所に関わる話であるため、一人の判断で進めると後々トラブルになることがあります。全員の合意を得てから次のステップへ進みましょう。特に核家族化が進む藤沢市では、親族間の連絡が疎遠になりがちですので、早めの意思共有が大切です。
② お寺・霊園への連絡と離檀手続き
現在のお墓がお寺の境内にある場合は、住職に墓じまいの意向を伝えます。唐突に切り出すのではなく、「後継者がいない」「管理が難しくなってきた」など事情を誠実に伝えることが円満な墓じまいへの近道です。民間霊園・公営墓地の場合は管理事務所へ連絡して、返還手続きの流れを確認します。
③ 改葬先の確保(申請手続きを進める前に必須)
改葬先を先に決めておくことが重要です。藤沢市への改葬許可申請には、新しい供養先が発行する「受入証明書または使用許可書」が必要になります。供養先が決まっていない状態では申請を進めることができませんので、この順番を守ることが手続きをスムーズに進めるポイントです。
④ 藤沢市への改葬許可申請
改葬先が決まったら、藤沢市の窓口に改葬許可申請を行います。詳しくは次の章で解説します。
申請から許可証交付までは基本即日、長くても1週間程度です。書類に不備があると再度窓口へ足を運ぶことになるため、事前に電話で必要書類を確認するのが確実です。
⑤ お墓の解体・撤去
改葬許可証が交付されたら、石材店にお墓の解体・撤去を依頼します。その前に、お寺で閉眼供養(魂抜き)を行うのが一般的です。複数社から相見積もりを取ることで費用を抑えられる可能性があります。
⑥ 新しい供養先へ納骨
遺骨を取り出し、新しい供養先に納骨すれば墓じまいは完了です。
墓じまい実態調査2026 — 回答者の声
手続きの面倒さがあり書類不備などで何度も足を運んでいた
墓じまい経験者奈良県・54歳・女性
書類の準備に想像以上に時間がかかることもあります。余裕を持ったスケジュールで進めることが大切です。墓じまいの各ステップの詳しい内容は墓じまいの流れを8ステップで解説もご参照ください。
藤沢市での改葬許可申請の手続き

遺骨を別の場所に移すには、法律に基づいて「改葬許可申請」を市区町村に提出し、「改葬許可証」を取得する必要があります。藤沢市での申請方法を具体的に説明します。
担当窓口と問い合わせ先
藤沢市では、他の市区町村で戸籍課や市民課が担当することが多い改葬許可申請を、福祉部 福祉総務課(藤沢市役所本庁舎2階)が担当しています。窓口の名称が異なりますので、問い合わせの際は「改葬許可申請について」と伝えると案内がスムーズです。大庭台墓園に埋葬されている場合のみ、大庭台墓園管理事務所でも申請が可能です。
藤沢市 福祉部 福祉総務課(藤沢市役所本庁舎2階、〒251-8601 藤沢市朝日町1番地の1) TEL 0466-50-8258(直通)
※大庭台墓園に埋葬されている場合のみ、大庭台墓園管理事務所(TEL 0466-87-3557)でも申請可能です。

詳細・申請書のダウンロードは藤沢市公式サイト(改葬許可申請)からご確認ください。
必要書類
申請に必要な書類は主に以下の通りです。
- 改葬許可申請書(藤沢市所定の書式。市公式サイトからダウンロード可)
- 墓地管理者の証明(現在の墓地・寺院の管理者が発行)
- 改葬先の受入証明書または使用許可書(新しい供養先が発行)
- 申請者本人の身分証明書
- 承諾書(申請者が現在の墓地使用者本人と異なる場合のみ)
- 市営墓地の使用許可証(市営大庭台墓園・西富墓地に埋葬されている場合)
- 返信用封筒(郵送希望の場合)
申請から許可証交付まで
書類を揃えて窓口に提出すると、内容に不備がなければ基本即日、長くても1週間程度で改葬許可証が交付されます。書類不備があると再度窓口へ足を運ぶことになるため、事前に電話で必要書類を確認するのが確実です。
なお、書類の準備や手続きに不安がある場合は、改葬許可申請書の作成について行政書士に相談する方法もあります。
藤沢市の墓じまい費用の目安
墓じまいにかかる費用は、お墓本体を撤去する費用、お寺のお墓の場合に発生する供養・檀家関連の費用、そして新しい供養先にかかる費用に分かれます。それぞれの目安を、発生頻度の高いものから順に確認しておきましょう。
お墓の解体・撤去費用(石材店への依頼)
墓石の解体・撤去と区画の更地化を石材店に依頼する費用です。一般的な家庭墓であれば10〜40万円程度が目安で、墓石のサイズ・基礎の構造・霊園内での搬出経路(重機が入れるか等)によって変動します。石材店ごとに費用は1.5〜2倍ほどの開きが出ることがあるため、相見積もりで比較するのが基本です。お寺・霊園が指定する石材店がある場合は、その石材店に依頼することが基本になります。指定がない場合は、複数社から相見積もりを取り、解体範囲(基礎の撤去・残土処分・運搬・産業廃棄物処分料)を比較しましょう。
閉眼供養(魂抜き)のお布施
お墓を解体する前に、住職に依頼してお墓に宿った魂を抜く閉眼供養を行うのが一般的です。お布施の目安は3〜15万円程度です。お寺のお墓に限らず、仏式で供養してきたお墓の場合は実施するケースが多くあります。閉眼供養当日のお車代・お膳料が別途必要なお寺もあります。
改葬先(新しい供養先)への費用
新しい供養先にかかる費用は、選ぶ形態によって5〜150万円と幅があります。永代供養墓は10〜100万円程度、納骨堂は30〜150万円程度、樹木葬は5〜80万円程度、散骨は5〜30万円程度が目安です。費用だけでなく、お参りのしやすさ・管理体制・宗教宗派の制約も含めて比較しましょう。
離檀料(お寺のお墓の場合のみ)
離檀料は檀家をやめる際にお寺へ支払う費用ですが、実際には請求しないお寺の方が多く、請求がなければ発生しません。請求の有無や金額はお寺によって異なり、請求された場合の相場は20万円程度までです。閉眼供養や法要に対するお布施(3〜15万円程度)とは別に発生する費用です。なお離檀料は法的な支払い義務があるものではないため、法外な金額を請求された場合は住職と丁寧に話し合うか、場合によっては弁護士に相談するのも一つの手です。民間霊園・公営墓地のお墓には離檀料は発生しません。
総額の目安
上記を合わせた総額は30〜150万円程度が目安です。お寺のお墓か霊園かによって、また墓石の大きさや選ぶ供養先によっても大きく変わります。費用感を早めに把握し、余裕を持った資金計画を立てておきましょう。
費用を抑えるための具体的な方法は墓じまいの費用を抑える方法で詳しく解説しています。また費用の詳細な内訳については墓じまい費用はいくら?もあわせてご覧ください。

藤沢市に墓じまいの補助金はある?
結論からお伝えすると、2026年時点で藤沢市には墓じまい専用の補助金制度はありません。費用は全額自己負担となります。最新情報は藤沢市公式サイトでご確認ください。
費用を抑えるためにできること
補助金がない分、費用を工夫することが大切です。石材店は複数社から相見積もりを取ることで費用を抑えられる可能性があります。また、供養先も合祀型の永代供養や散骨など費用を抑えやすい選択肢があります。具体的な節約方法は墓じまいの費用を抑える方法をご参照ください。
藤沢市の市営霊園・公営霊園
藤沢市には市が運営する公営霊園が2か所あります。大庭台墓園(1970年設置、約36.8万㎡)と西富墓地(約400区画、現在新規募集なし)です。大庭台墓園には合葬納骨壇(永代供養付き合葬式埋葬)があり、承継不要のため墓じまい後の改葬先として有力な選択肢です。市民であれば申し込み資格がありますが、毎年の募集枠は限られています。なお当サイトは藤沢市と関係のない民間サイトです。詳細・最新情報は藤沢市公式(大庭台墓園)でご確認ください。
墓じまい後の供養先の選び方
藤沢市は鎌倉市・茅ヶ崎市・平塚市などに隣接しており、近隣に樹木葬・永代供養墓・海洋散骨を扱う施設が複数あります。核家族化率が高い藤沢市では、後継者が不要な供養方法を選ぶ方が増えています。
永代供養墓
お寺や霊園が永代にわたって供養・管理してくれる埋葬形態です。承継者が不要なため、「自分の代で終わりにしたい」という方に選ばれています。費用は数十万円程度が目安です。詳しくは墓じまい後の永代供養をご参照ください。
納骨堂
屋内の施設に遺骨を収蔵する方法で、都市部に多く存在します。天候に関わらずお参りできる点が魅力で、藤沢市からアクセスしやすい場所にも複数あります。費用は数万〜数十万円程度と幅があります。詳しくは墓じまい後の納骨堂をご参照ください。
樹木葬
樹木を墓標とした自然葬で、近年人気が高まっています。神奈川県内・近隣にも施設が増えており、自然に還りたいという思いを持つ方に選ばれています。詳しくは墓じまい後の樹木葬をご参照ください。
散骨
粉骨した遺骨を海や山などに散布する方法です。藤沢市は相模湾に面しており、海洋散骨サービスを行う業者も近隣に複数あります。費用を抑えやすく、自然に還るという考え方から選ぶ方もいます。詳しくは墓じまい後の散骨をご参照ください。
どの方法が合っているかは、費用・アクセス・宗教的なご要望によって異なります。複数の選択肢を比較しながら、ご家族で話し合って決めることをおすすめします。
藤沢市の墓じまい——窓口・供養先選びの注意点
藤沢市のお墓を整理する際は、市の事情を把握しておくと手続きがスムーズになります。
窓口が福祉総務課という点に注意
藤沢市の改葬許可申請は、多くの自治体で担当する「戸籍課」「市民課」ではなく「福祉部 福祉総務課」(本庁舎2階)が窓口です。電話や訪問の際に窓口の名称を間違えると案内に時間がかかることがあります。問い合わせ時は「改葬許可申請について」と明示することをおすすめします。なお大庭台墓園に埋葬されている場合のみ、墓園管理事務所でも申請が可能です。
近隣には供養施設の選択肢が豊富
藤沢市・茅ヶ崎市・鎌倉市・横浜市などの神奈川エリアには、永代供養墓・樹木葬・海洋散骨など多様な供養施設があります。核家族化率が高い地域の特性もあり、後継者不要の供養方法の需要が高まっています。費用・アクセス・管理のしやすさを比較しながら選ぶことが大切です。
よくある質問
藤沢市での改葬許可申請はどこで受け付けていますか?
藤沢市では福祉総務課が窓口です(TEL: 0466-50-8258)。他の自治体では戸籍課・市民課が担当することが多いため、問い合わせ先を確認してから訪問することをおすすめします。詳細は藤沢市公式サイトでご確認ください。
藤沢市での墓じまい費用はいくらかかりますか?
離檀料・石材店への解体費用・改葬先への費用を合わせると、30〜150万円程度になるケースが多いです。お寺のお墓か霊園かによって費用構成が異なります。複数の石材店から相見積もりを取ることで費用を抑えられる場合もあります。
藤沢市に墓じまいの補助金はありますか?
2026年時点では、藤沢市に墓じまい専用の補助金制度はありません。費用は全額自己負担となります。最新情報は福祉総務課(TEL: 0466-50-8258)または藤沢市公式サイトでご確認ください。
お寺ではなく民間霊園・公営墓地の場合、手続きは違いますか?
改葬許可申請の手続き自体は同じです。お寺のお墓と異なり、離檀料が発生しないケースがほとんどです。霊園の管理事務所に返還手続きを確認した上で、福祉総務課へ改葬許可申請を進めてください。
まとめ:藤沢市で墓じまいを進めるために
藤沢市での墓じまいについて、重要なポイントをまとめます。
- 核家族化率59.1%(全国54.1%より+5.0pt)という藤沢市の実情から、継承者問題はどの家庭にも身近な課題です。早めの検討が将来の安心につながります。
- 墓じまいは「家族への相談→お寺・霊園への連絡→改葬先の確保→行政手続き→解体・撤去→納骨」の順に進めます。改葬先を先に決めておくことが手続きの基本です
- 改葬許可申請の窓口は福祉部 福祉総務課(本庁舎2階、TEL: 0466-50-8258直通)。他市では戸籍課・市民課が担当するケースが多いため、窓口名に注意。大庭台墓園に埋葬されている場合のみ墓園管理事務所(TEL: 0466-87-3557)でも申請可能です。
- 申請に必要な書類は①改葬許可申請書②墓地管理者の証明③改葬先の受入証明書④申請者本人の身分証明書⑤承諾書(使用者と申請者が異なる場合)⑥市営墓地使用許可証(市営墓地の場合)⑦返信用封筒(郵送希望の場合)が基本。改葬先を先に決めてから申請を進めましょう。書類が揃っていれば基本即日交付されます。
- 補助金は2026年時点でなし。費用は複数社の相見積もりや供養先の選択で調整できます。
- 藤沢市営の公営合葬墓として、大庭台墓園の合葬納骨壇(永代供養付き合葬式埋葬)が改葬先候補になります。
- 供養先の選択肢は永代供養墓・納骨堂・樹木葬・散骨など。神奈川県内に選択肢が豊富で、相模湾での海洋散骨も含めて検討できます。
墓じまいは一度で完了する手続きではなく、家族との話し合い・お寺や霊園との調整・行政手続き・石材店の手配など、複数のステップが必要です。まずはご家族で現状を共有し、窓口や石材店へ相談してみることが第一歩です。
墓じまい完全ガイドでは、手続き全体の流れや費用の詳細を解説しています。あわせてご活用ください。
近隣市の墓じまい情報については、茅ヶ崎市の墓じまい、平塚市の墓じまい、横浜市の墓じまい、横須賀市の墓じまい、大和市の墓じまいもあわせてご覧ください。神奈川県全体の手続き・費用については神奈川県の墓じまいもご参照ください。