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藤沢市で墓じまいをするには?費用・手順・流れを解説

藤沢市で墓じまいをするには?費用・手順・流れを解説

公開:2026年3月24日
更新:2026年3月24日
小林玉喜
執筆者
小林玉喜
墓じまいパートナーズ代表

実家の墓じまいを経験したことをきっかけに、墓じまいパートナーズを創業・運営。現在は相談サポートや情報提供を通じて安心して墓じまいを進められるよう支援している。

藤沢市でお墓の墓じまいを検討している方へ、この記事では手続きの流れ・費用の目安・補助金の有無まで、藤沢市の情報をもとにわかりやすく解説します。

2020年の国勢調査によると、藤沢市の核家族化率は59.1%で、全国平均(54.1%)より5.0ポイント高い数値です。江の島・鎌倉に近い湘南の人気エリアとして人口が増加するなか、夫婦と子どものみで暮らす核家族世帯が多く、祖父母の代からのお墓を引き継ぐ担い手が少なくなっています。

「手続きが複雑そう」「費用がいくらかかるか不安」という方も多いと思います。でも、正しい順番で進めれば、一つひとつは着実に対応できます。この記事を読めば、藤沢市で墓じまいを進めるために必要な情報がひととおりわかります。

墓じまい全体の流れについては、墓じまい完全ガイドもあわせてご覧ください。

藤沢市で墓じまいを検討する人が増えている理由

藤沢市は神奈川県南部の湘南エリアに位置し、江ノ島・鎌倉へのアクセスの良さや海沿いの住環境が人気を集め、人口増減率+3.07%(全国平均-0.75%)と安定した人口増加が続いています。しかしその一方で、家族のかたちは静かに変わりつつあります。

核家族化率59.1%——湘南の人気都市で進む「墓守不在」の現実

2020年の国勢調査によると、藤沢市の核家族化率は59.1%(全国平均54.1%)です。全国より5.0ポイント高く、夫婦と子どもだけで暮らす世帯が多い街です。祖父母・親世代と別居する家族構成が定着していることを意味し、「お墓の継承者を誰にするか」という問題が核家族一組ごとに重くのしかかっています。

お墓は将来的に誰かが引き継いで管理していくものです。しかし祖父母と同居せず、子どもも遠方に就職・結婚するケースが多い藤沢市では、「自分が亡くなった後、誰もお墓を守れなくなる」という不安を抱えている方が少なくありません。「無縁墓にしてしまう前に、自分の代で整理しておきたい」という声はそうした背景から生まれています。

人口は増えているが、お墓を引き継ぐ担い手が変化している

藤沢市の人口増減率は+3.07%(全国平均は-0.75%)と、大幅な増加が続く成長都市です。しかし高齢化率24.9%(全国28.7%より-3.8pt)でやや若い街とはいえ、単身世帯率36.2%(全国38.0%よりやや低め)・生涯未婚率18.1%という数値も存在します。

特に生涯未婚率18.1%は、約5〜6人に1人が子どもを持たないまま50代を迎えている計算です。「子どもがいない」「きょうだいもそれぞれ遠くに暮らしている」という状況では、後継者問題は現実的な課題です。

墓じまい実態調査2026 — 回答者の声

自分の子供世代に荷物を押し付けたく無い、宗教家への不信感

墓じまい検討中愛知県・56歳・男性

「子どもや孫に面倒をかけたくない」という思いが、生前からの墓じまいを後押ししています。墓じまいは決してネガティブな選択ではなく、家族への思いやりから生まれる決断でもあります。

当サイトの調査(墓じまい実態調査2026(墓じまいパートナーズ)、2026年3月、経験者n=52)でも、墓じまいを検討するきっかけとして「後継者がいない・将来的な管理が難しい」という声が多く挙がっています。核家族化率が高い藤沢市では、こうした動機がより身近な問題となっています。

藤沢市での墓じまいの手続きの流れ

藤沢市で墓じまいを進める際の基本的な流れをご紹介します。「①家族への相談→②お寺・霊園への連絡→③改葬先の確保→④行政手続き→⑤お墓の解体→⑥納骨」という順番で進めます。各ステップのポイントを確認しておきましょう。

① 家族・親族への相談

最初のステップは、お墓に関わる家族・親族全員への相談です。墓じまいはお墓という共有の場所に関わる話であるため、一人の判断で進めると後々トラブルになることがあります。全員の合意を得てから次のステップへ進みましょう。特に核家族化が進む藤沢市では、親族間の連絡が疎遠になりがちですので、早めの意思共有が大切です。

② お寺・霊園への連絡と離檀手続き

現在のお墓がお寺の境内にある場合は、住職に墓じまいの意向を伝えます。唐突に切り出すのではなく、「後継者がいない」「管理が難しくなってきた」など事情を誠実に伝えることが円満な墓じまいへの近道です。民間霊園・公営墓地の場合は管理事務所へ連絡して、返還手続きの流れを確認します。

③ 改葬先の確保(申請手続きを進める前に必須)

改葬先を先に決めておくことが重要です。藤沢市への改葬許可申請には、新しい供養先が発行する「受入証明書または使用許可書」が必要になります。供養先が決まっていない状態では申請を進めることができませんので、この順番を守ることが手続きをスムーズに進めるポイントです。

④ 藤沢市への改葬許可申請

改葬先が決まったら、藤沢市の窓口に改葬許可申請を行います。詳しくは次の章で解説します。

⑤ お墓の解体・撤去

改葬許可証が交付されたら、石材店にお墓の解体・撤去を依頼します。その前に、お寺で閉眼供養(魂抜き)を行うのが一般的です。複数社から相見積もりを取ることで費用を抑えられる可能性があります。

⑥ 新しい供養先へ納骨

遺骨を取り出し、新しい供養先に納骨すれば墓じまいは完了です。

墓じまい実態調査2026 — 回答者の声

手続きの面倒さがあり書類不備などで何度も足を運んでいた

墓じまい経験者奈良県・54歳・女性

書類の準備に想像以上に時間がかかることもあります。余裕を持ったスケジュールで進めることが大切です。墓じまいの各ステップの詳しい内容は墓じまいの流れを8ステップで解説もご参照ください。

藤沢市での改葬許可申請の手続き

遺骨を別の場所に移すには、法律に基づいて「改葬許可申請」を市区町村に提出し、「改葬許可証」を取得する必要があります。藤沢市での申請方法を具体的に説明します。

担当窓口と問い合わせ先

藤沢市では、他の市区町村で戸籍課や市民課が担当することが多い改葬許可申請を、福祉総務課が担当しています。窓口の名称が異なりますので、問い合わせの際は「改葬許可申請について」と伝えると案内がスムーズです。

藤沢市 福祉総務課 TEL 0466-50-8258

詳細・申請書のダウンロードは藤沢市公式サイト(改葬許可申請)からご確認ください。

必要書類

申請に必要な書類は主に以下の通りです。

① 改葬許可証交付申請書

藤沢市のホームページからダウンロードできます。現在の埋葬先(お寺や霊園の管理者)による証明が必要になる場合があります。事前に現在の墓地管理者にも連絡しておきましょう。

② 埋蔵証明書(改葬許可申請書に記載する場合あり)

現在の墓地管理者(お寺・霊園)が発行する書類です。申請書に一体化している場合もあるため、窓口で確認してください。

③ 改葬先の受入証明書または使用許可書

新しい供養先が発行する書類です。この書類がないと申請が進められないため、必ず改葬先を決めてから手続きに入ることが前提になります。

申請から許可証交付まで

書類を揃えて窓口に提出すると、改葬許可証が交付されます。手続き自体はさほど複雑ではありませんが、書類に不備があると再度窓口へ足を運ぶことになるため、事前確認が大切です。

なお、書類の準備や手続きに不安がある場合は、改葬許可申請書の作成について行政書士に相談する方法もあります。お寺との交渉でトラブルが生じている場合は、弁護士への相談が適しています。

藤沢市の墓じまい費用の目安

墓じまいにかかる費用は、大きく「①離檀料」「②石材店への解体・撤去費用」「③改葬先への費用」の3つに分かれます。それぞれの目安と注意点を確認しておきましょう。

① 離檀料(お寺のお墓の場合)

お寺の境内にお墓がある場合、檀家をやめる際にお寺へ納めるお布施が発生します。金額は宗派やお寺との関係によって異なりますが、3〜20万円程度が一般的な目安です。高額な離檀料を強く求められた場合でも、法的な支払い義務はありませんので、冷静に話し合うことが大切です。民間霊園・公営墓地のお墓には発生しません。

② 石材店への解体・撤去費用

墓石を解体して区画を更地に戻す費用です。全国的な相場は10〜40万円程度ですが、石材店によって1.5〜2倍程度の価格差が生じることがあります。当サイトの調査(墓じまい実態調査2026(墓じまいパートナーズ)、2026年3月、経験者n=52)では「10万円未満」と「30〜50万円」がそれぞれ19.2%で最多でした。石材店によって1.5〜2倍程度の価格差が生じることがあるため、必ず複数の石材店に相見積もりを取ることをおすすめします。

③ 改葬先への費用

永代供養墓・納骨堂・樹木葬・散骨など、選ぶ供養先によって費用はさまざまです。数万円程度から数十万円以上まで幅があります。費用だけでなく、立地や管理のしやすさも含めて比較することが大切です。

総額の目安

これら3つを合わせた総額は30〜150万円程度になるケースが多いです。お寺のお墓か霊園かによって、また墓石の大きさや選ぶ供養先によっても変わります。「思ったより費用がかかった」と感じる方も少なくないため、余裕を持った資金計画を立てておきましょう。

費用を抑えるための具体的な方法は墓じまいの費用を抑える方法で詳しく解説しています。また費用の詳細な内訳については墓じまい費用はいくら?もあわせてご覧ください。

藤沢市に墓じまいの補助金はある?

結論からお伝えすると、2026年時点で藤沢市には墓じまい専用の補助金制度はありません。費用は全額自己負担となります。最新情報は藤沢市公式サイトでご確認ください。

費用を抑えるためにできること

補助金がない分、費用を工夫することが大切です。石材店は複数社から相見積もりを取ることで費用を抑えられる可能性があります。また、供養先も合祀型の永代供養や散骨など費用を抑えやすい選択肢があります。具体的な節約方法は墓じまいの費用を抑える方法をご参照ください。

藤沢市の市営霊園・公営霊園

藤沢市には市が運営する公営霊園が2ヶ所あります。大庭台墓園・西富墓地などがあり、市民であれば申し込み資格があります。改葬先として公営霊園を検討する場合は、藤沢市の担当窓口に問い合わせて空き状況を確認してください。なお、墓じまいへの補助金制度は現時点では設けられていません。

墓じまい後の供養先の選び方

藤沢市は湘南エリアの中核都市として、鎌倉市・茅ヶ崎市・平塚市などに隣接しています。近隣には樹木葬・永代供養墓・海洋散骨を扱う施設も複数あり、改葬先の選択肢が豊富です。核家族化率が高い藤沢市では、後継者が不要な供養方法を選ぶ方が増えています。

永代供養墓

お寺や霊園が永代にわたって供養・管理してくれる埋葬形態です。承継者が不要なため、「自分の代で終わりにしたい」という方に選ばれています。費用は数十万円程度が目安です。詳しくは墓じまい後の永代供養をご参照ください。

納骨堂

屋内の施設に遺骨を収蔵する方法で、都市部に多く存在します。天候に関わらずお参りできる点が魅力で、藤沢市からアクセスしやすい場所にも複数あります。費用は数万〜数十万円程度と幅があります。詳しくは墓じまい後の納骨堂をご参照ください。

樹木葬

樹木を墓標とした自然葬で、近年人気が高まっています。湘南エリアの自然に近い環境を好む方や、自然に還りたいという思いを持つ方に選ばれています。詳しくは墓じまい後の樹木葬をご参照ください。

散骨

粉骨した遺骨を海や山などに散布する方法です。藤沢市は相模湾に面しており、海洋散骨サービスを行う業者も近隣に複数あります。費用を抑えやすく、自然に還るという考え方から選ぶ方もいます。詳しくは墓じまい後の散骨をご参照ください。

墓じまい実態調査2026 — 回答者の声

永代共同供養が、1番良いと思った。

墓じまい検討中東京都・57歳・男性

どの方法が合っているかは、費用・アクセス・宗教的なご要望によって異なります。複数の選択肢を比較しながら、ご家族で話し合って決めることをおすすめします。

湘南エリアからの墓じまい——藤沢市ならではの注意点

藤沢市のお墓を整理する際は、市ならではの事情を把握しておくと手続きがスムーズになります。特に転入者が多い成長都市であるため、「実家のお墓が遠方にある」「お墓があるのは藤沢市ではなく他の自治体」というケースも多いのが特徴です。

他県・他市のお墓を藤沢から手続きする場合

お墓が他県・他市にある場合は、お墓のある自治体への改葬許可申請が必要です。藤沢市の窓口ではなく、お墓がある市区町村の窓口で申請します。手順としては、まず藤沢市内(または近隣)で改葬先を確保して受入証明書を取得し、その後お墓のある自治体へ申請するのが基本の流れです。

窓口が福祉総務課という点に注意

藤沢市の改葬許可申請は、多くの自治体で担当する「戸籍課」「市民課」ではなく「福祉総務課」が窓口です。電話や訪問の際に窓口の名称を間違えると案内に時間がかかることがあります。問い合わせ時は「改葬許可申請について」と明示することをおすすめします。

湘南エリアの供養施設は選択肢が豊富

藤沢市・茅ヶ崎市・鎌倉市・横浜市などの湘南・神奈川エリアには、永代供養墓・樹木葬・海洋散骨など多様な供養施設があります。核家族化率が高い地域の特性もあり、後継者不要の供養方法の需要が高まっています。費用・アクセス・管理のしやすさを比較しながら選ぶことが大切です。

墓じまい体験談

市役所へ行って改葬許可の書類を取り寄せ、お寺に署名をもらい、それをまた提出するという工程は、平日に仕事をしている身としては時間を作るのが一苦労でした。古い戸籍を遡るのが意外と大変だったので、もっと時間に余裕を持って準備を始めていれば良かったと思います。

墓じまい経験者兵庫県・40代・男性

よくある質問

藤沢市での改葬許可申請はどこで受け付けていますか?

藤沢市では福祉総務課が窓口です(TEL: 0466-50-8258)。他の自治体では戸籍課・市民課が担当することが多いため、問い合わせ先を確認してから訪問することをおすすめします。詳細は藤沢市公式サイトでご確認ください。

藤沢市での墓じまい費用はいくらかかりますか?

離檀料・石材店への解体費用・改葬先への費用を合わせると、30〜150万円程度になるケースが多いです。お寺のお墓か霊園かによって費用構成が異なります。複数の石材店から相見積もりを取ることで費用を抑えられる場合もあります。

藤沢市に墓じまいの補助金はありますか?

2026年時点では、藤沢市に墓じまい専用の補助金制度はありません。費用は全額自己負担となります。最新情報は福祉総務課(TEL: 0466-50-8258)または藤沢市公式サイトでご確認ください。

お寺ではなく民間霊園・公営墓地の場合、手続きは違いますか?

改葬許可申請の手続き自体は同じです。お寺のお墓と異なり、離檀料が発生しないケースがほとんどです。霊園の管理事務所に返還手続きを確認した上で、福祉総務課へ改葬許可申請を進めてください。

まとめ:藤沢市で墓じまいを進めるために

藤沢市での墓じまいについて、重要なポイントをまとめます。

  • 核家族化率59.1%(全国54.1%より+5.0pt)という藤沢市の実情から、継承者問題はどの家庭にも身近な課題です。早めの検討が将来の安心につながります。
  • 改葬許可申請の窓口は福祉総務課(TEL: 0466-50-8258)。他市では戸籍課・市民課が担当するケースが多いため、窓口名に注意が必要です。
  • 申請に必要な書類は「改葬許可証交付申請書」「埋蔵証明書」「改葬先の受入証明書」が基本。改葬先を先に決めてから申請を進めましょう。
  • 補助金は2026年時点でなし。費用は複数社の相見積もりや供養先の選択で調整できます。
  • 供養先の選択肢は永代供養墓・納骨堂・樹木葬・散骨など。湘南エリアには海洋散骨も含め選択肢が豊富です。

墓じまいは一度で完了する手続きではなく、家族との話し合い・お寺や霊園との調整・行政手続き・石材店の手配など、複数のステップが必要です。まずはご家族で現状を共有し、窓口や石材店へ相談してみることが第一歩です。

墓じまい完全ガイドでは、手続き全体の流れや費用の詳細を解説しています。あわせてご活用ください。

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