上尾市でお墓の墓じまいを検討している方へ、この記事では手続きの流れ・費用の目安・補助金の有無まで、上尾市の情報をもとにわかりやすく解説します。
2020年の国勢調査によると、上尾市の核家族化率は65.8%(全国平均54.1%)で、全国平均を11.7ポイントも上回っています。ファミリー層が多い住宅都市である上尾市ですが、核家族化が進んだことで1人の後継者がお墓の管理を担わなければならないケースが増えています。「自分1人ではお墓を守り続けられるか不安」「子どもに負担をかけたくない」という声が多く聞かれます。
「手続きが複雑そう」「費用がいくらかかるか不安」という方も多いと思います。でも、正しい順番で進めれば、一つひとつは着実に対応できます。この記事を読めば、上尾市で墓じまいを進めるために必要な情報がひととおりわかります。
墓じまい全体の流れについては、墓じまい完全ガイドもあわせてご覧ください。

上尾市で墓じまいを検討する人が増えている理由
JR高崎線沿線の住宅都市として発展してきた上尾市では、子育て世代のファミリー層が多く暮らしています。一方で高齢化と核家族化が同時に進んでおり、お墓の承継をめぐる問題が顕在化しています。
核家族化率65.8%——後継者1人にかかる負担が大きい
2020年の国勢調査によると、上尾市の核家族化率は65.8%(全国平均54.1%)。全国を11.7ポイント上回る突出した数値です。核家族化が進んだ家庭では、お墓を引き継げる後継者が子ども1人に絞られるケースが多く、その1人に管理費の支払い・お墓参り・墓石の修繕といった負担がすべてかかります。
当サイトの調査では、墓じまいを検討した理由として「お墓を継ぐ人がいない・負担をかけたくない」を挙げた方が多く見られました(墓じまい実態調査2026(墓じまいパートナーズ)、2026年3月、経験者n=52)。核家族化が進んだ上尾市では、この傾向がより強く出やすい環境にあります。
高齢化率30.1%——お墓管理の担い手が減少している
上尾市の高齢化率は30.1%(全国平均28.7%)。65歳以上の方が市民の約3人に1人を占めています。高齢化が進むほど、体力的にお墓参りへ出かけることが難しくなり、墓地の草取りや清掃を継続するのが困難になります。「自分が元気なうちに片付けておきたい」という声が多いのはこうした背景があります。
人口減少と後継者不在が重なる
上尾市の人口は2015年から2020年にかけて-1.05%減少しており(全国平均-0.75%)、全国より速いペースで人口が縮小しています。生涯未婚率も20.7%(全国平均19.7%)とやや高めで、子がいない世帯も一定数存在します。将来的にお墓の管理を続けられなくなるリスクは、地域全体として無視できない問題です。

上尾市での墓じまいの流れ
墓じまいは「①家族への相談→②お寺・霊園への連絡→③改葬先の確保→④行政手続き→⑤お墓の解体→⑥納骨」という順番で進めます。各ステップのポイントを確認しておきましょう。
① 家族・親族への相談
最初のステップは、お墓に関わる家族・親族全員への相談です。墓じまいはお墓という共有の場所に関わる話であるため、一人の判断で進めると後々トラブルになることがあります。全員の合意を得てから次のステップへ進みましょう。
親族の理解を得るのが大変でした。
墓じまい経験者千葉県・69歳・男性
家族への説明は早めに、丁寧に行うことが円滑な墓じまいへの近道です。
② お寺・霊園への連絡と離檀手続き
現在のお墓がお寺の境内にある場合は、住職に墓じまいの意向を伝えます。「後継者がいない」「管理が難しくなってきた」など事情を誠実に伝えることが円満な離檀につながります。民間霊園・公営墓地の場合は管理事務所へ連絡して、返還手続きの流れを確認します。
③ 改葬先の確保(申請手続きを進める前に必須)
改葬先を先に決めておくことが重要です。上尾市への改葬許可申請には、新しい供養先が発行する「受入証明書または使用許可書」が必要になります。供養先が決まっていない状態では申請を進めることができませんので、この順番を守ることが手続きをスムーズに進めるポイントです。
④ 上尾市への改葬許可申請
改葬先が決まったら、上尾市の窓口に改葬許可申請を行います。詳しくは次の章で解説します。
⑤ お墓の解体・撤去
改葬許可証が交付されたら、石材店にお墓の解体・撤去を依頼します。その前に、お寺で閉眼供養(魂抜き)を行うのが一般的です。石材店によって費用に差があるため、複数社から相見積もりを取ることをおすすめします。
⑥ 新しい供養先へ納骨
遺骨を取り出し、新しい供養先に納骨すれば墓じまいは完了です。
書類の準備に想像以上に時間がかかることもあります。余裕を持ったスケジュールで進めることが大切です。墓じまいの各ステップの詳しい内容は墓じまいの流れを8ステップで解説もご参照ください。
上尾市での改葬許可申請の手続き
遺骨を別の場所に移すには、法律に基づいて「改葬許可申請」を市区町村に提出し、「改葬許可証」を取得する必要があります。上尾市での申請方法を具体的に説明します。
担当窓口と問い合わせ先
上尾市では、生活環境課が改葬許可申請の窓口です。まずは電話で書類の準備について確認してから窓口に向かうと、書類不備を防ぐことができます。
上尾市 生活環境課 TEL:048-775-5111

詳細・申請書の確認は上尾市公式サイト(改葬許可申請)からご確認ください。
必要書類
申請に必要な書類は主に2点です。
① 改葬許可証交付申請書
上尾市のホームページからダウンロードできます。現在の埋葬先(お寺や霊園の管理者)による証明が必要になる場合があります。事前に現在の墓地管理者にも連絡しておきましょう。
② 改葬先の受入証明書または使用許可書
新しい供養先が発行する書類です。この書類がないと申請が進められないため、必ず改葬先を決めてから手続きに入ることが前提になります。
申請から許可証交付まで
書類を揃えて窓口に提出すると、改葬許可証が交付されます。手続き自体はさほど複雑ではありませんが、書類に不備があると再度窓口へ足を運ぶことになるため、事前確認が大切です。
なお、書類の準備や手続きに不安がある場合は、改葬許可申請書の作成について行政書士に相談する方法もあります。お寺との交渉でトラブルが生じている場合は、弁護士への相談が適しています。
業者は胡散臭いところも多いみたいなのであまり信用せず、相談をするなら最低でも複数使った方がよさそう。
墓じまい検討中東京都・49歳・男性
石材店選びでも同様に、1社だけでなく複数社に相談・見積もりを依頼することで、内容や費用の比較ができます。

上尾市の墓じまい費用の目安
墓じまいにかかる費用は、大きく「①離檀料」「②石材店への解体・撤去費用」「③改葬先への費用」の3つに分かれます。それぞれの目安を確認しておきましょう。
① 離檀料(お寺のお墓の場合)
お寺の境内にお墓がある場合、檀家をやめる際にお寺へ納めるお布施が発生します。金額は宗派やお寺との関係によって異なりますが、3〜20万円程度が一般的な目安です。高額な離檀料を強く求められた場合でも、法的な支払い義務はありませんので、冷静に話し合うことが大切です。民間霊園・公営墓地のお墓には発生しません。
② 石材店への解体・撤去費用
墓石を解体して区画を更地に戻す費用です。全国的な相場は10〜40万円程度です。石材店によって費用が1.5〜2倍程度異なることもあるため、複数社から相見積もりを取ることをおすすめします。
当サイトの調査では、実際に墓じまいを経験した方の費用として「10万円未満」と「30〜50万円」がそれぞれ19.2%で最多となっています(墓じまい実態調査2026(墓じまいパートナーズ)、2026年3月、経験者n=52)。費用の幅が広いことがわかります。
③ 改葬先への費用
永代供養墓・納骨堂・樹木葬・散骨など、選ぶ供養先によって費用はさまざまです。数万円程度から数十万円以上まで幅があります。費用だけでなく、立地や管理のしやすさも含めて比較することが大切です。
総額の目安
これら3つを合わせた総額は30〜150万円程度になるケースが多いです。お寺のお墓か霊園かによって、また墓石の大きさや選ぶ供養先によっても変わります。
費用を抑えるための具体的な方法は墓じまいの費用を抑える方法で詳しく解説しています。また費用の詳細な内訳については墓じまい費用はいくら?もあわせてご覧ください。


上尾市に墓じまいの補助金はある?
結論からお伝えすると、2026年時点で上尾市には墓じまい専用の補助金制度はありません。最新情報は上尾市公式サイトまたは生活環境課(TEL:048-775-5111)にてご確認ください。
費用を抑えるためにできること
補助金がない分、費用を工夫することが大切です。石材店は複数社から相見積もりを取ることで費用を抑えられる可能性があります。また、供養先も合祀型の永代供養や散骨など費用を抑えやすい選択肢があります。具体的な節約方法は墓じまいの費用を抑える方法をご参照ください。
祖父が墓を建てたがずっと家系が続くとは限らないのでお墓を建てるときは相談してほしかった。永代供養という選択もあるので。
墓じまい検討中兵庫県・48歳・女性
費用面だけでなく、将来的な管理のしやすさも含めて供養先を選ぶことが、長期的な安心につながります。
上尾市の市営霊園・公営霊園
2026年時点で、上尾市には市が直接運営する公営霊園(市営霊園)はありません。改葬先については、近隣市の公営霊園や民間霊園・寺院墓地から選ぶことになります。公営霊園は費用が抑えられる傾向がありますが、居住地の制限や空き状況に注意が必要です。上尾市周辺の霊園については、担当窓口にご相談ください。
墓じまい後の供養先の選び方
上尾市はJR高崎線沿線に位置しており、大宮・上野方面へのアクセスが良好です。都市部の供養施設にも通いやすい立地であるため、選択肢は幅広くあります。墓じまい後の供養先として代表的な4つの方法をご紹介します。
永代供養墓
お寺や霊園が永代にわたって供養・管理してくれる埋葬形態です。承継者が不要なため、「自分の代で終わりにしたい」という方に選ばれています。費用は数十万円程度が目安です。詳しくは墓じまい後の永代供養をご参照ください。
納骨堂
屋内の施設に遺骨を収蔵する方法で、都市部に多く存在します。大宮・さいたま市内にもアクセスしやすく、管理の手間がかからない点が特徴です。費用は数万〜数十万円程度と幅があります。詳しくは墓じまい後の納骨堂をご参照ください。
樹木葬
樹木を墓標とした自然葬で、近年人気が高まっています。埼玉県内や首都圏近郊にも施設が増えており、上尾市から通いやすい選択肢が増えています。詳しくは墓じまい後の樹木葬をご参照ください。
散骨
粉骨した遺骨を海や山などに散布する方法です。費用を抑えやすく、自然に還るという考え方から選ぶ方もいます。詳しくは墓じまい後の散骨をご参照ください。
どの方法が合っているかは、費用・アクセス・宗教的なご要望によって異なります。複数の選択肢を比較しながら、ご家族で話し合って決めることをおすすめします。
平日は仕事で休めないので、役所の手続きが一番きつかったです。お墓のあった市役所まで行かないと改葬許可証がもらえないと言われて、有給をなんとか取って行きました。手続きのことなんて誰も教えてくれないし、ネットで調べながら一人で進めるのは心細かったです。
墓じまい経験者東京都・20代・女性
よくある質問
Q1. 上尾市での改葬許可申請は自分でできますか?
はい、自分で申請できます。上尾市の生活環境課(TEL:048-775-5111)が窓口で、必要書類は改葬許可証交付申請書と改葬先の受入証明書の2点が基本です。事前に電話で書類の準備について確認してから窓口へ向かうと、書類不備を防ぐことができます。書類の準備に不安がある場合は、行政書士に相談する方法もあります。
Q2. 上尾市での墓じまい費用はいくらかかりますか?
離檀料・石材店への解体費用・改葬先への費用を合わせると、30〜150万円程度になるケースが多いです。お寺のお墓か霊園かによって費用構成が異なります。石材店によって費用が1.5〜2倍程度異なることもあるため、複数社から相見積もりを取ることをおすすめします。
Q3. 上尾市に墓じまいの補助金はありますか?
2026年時点では、上尾市に墓じまい専用の補助金制度はありません。費用を抑えるには、石材店の相見積もりや、費用を抑えやすい供養先の選択が有効です。最新情報は上尾市公式サイトまたは生活環境課(TEL:048-775-5111)でご確認ください。
Q4. お寺ではなく民間霊園・公営墓地の場合、手続きは違いますか?
改葬許可申請の手続き自体は同じです。お寺のお墓と異なり、離檀料が発生しないケースがほとんどです。霊園の管理事務所に返還手続きを確認した上で、上尾市の生活環境課へ改葬許可申請を進めてください。
Q5. 墓じまいの後、遺骨をどこへ移せばよいですか?
永代供養墓・納骨堂・樹木葬・散骨など、さまざまな選択肢があります。上尾市はJR高崎線で大宮・上野方面へのアクセスが良いため、都市部の供養施設も選びやすい環境にあります。費用・立地・管理のしやすさを総合的に比較して、ご家族で話し合いながら決めることをおすすめします。
まとめ:上尾市で墓じまいを進めるために
上尾市での墓じまいについて、重要なポイントをまとめます。
- 核家族化率65.8%(全国+11.7pt)という上尾市の特徴から、後継者1人への負担が集中しやすい環境にあります。「自分の代で整理しておきたい」と感じている方は、早めに検討を始めることが大切です。
- 改葬許可申請の窓口は上尾市 生活環境課(TEL:048-775-5111)。まずは電話で書類の準備について確認してから窓口へ向かいましょう。
- 申請に必要な書類は「改葬許可証交付申請書」と「改葬先の受入証明書」の2点が基本。改葬先を先に決めてから申請を進めることが手続きをスムーズに進めるポイントです。
- 補助金は2026年時点でなし。費用は複数社の相見積もりや供養先の選択で調整できます。総額の目安は30〜150万円程度です。
- 供養先の選択肢は永代供養墓・納骨堂・樹木葬・散骨など。JR高崎線で大宮・上野方面へのアクセスが良く、都市部の施設も選びやすい立地です。
時代の流れでいろいろな供養の仕方がある。他人より自分または家族にとって1番良い方向に。
墓じまい経験者東京都・59歳・男性
墓じまいは一度で完了する手続きではなく、家族との話し合い・お寺や霊園との調整・行政手続き・石材店の手配など、複数のステップが必要です。まずはご家族で現状を共有し、窓口や石材店へ相談してみることが第一歩です。
墓じまい完全ガイドでは、手続き全体の流れや費用の詳細を解説しています。あわせてご活用ください。





