可児市で墓じまいを検討する人が増えている理由
当社(墓じまいパートナーズ)が実施した墓じまい実態調査2026によると、墓じまいを検討したきっかけで最も多かったのは「遠方のため」(47.8%)、次いで「墓参りが難しくなった」(37.8%)でした(墓じまい実態調査2026(墓じまいパートナーズ)、2026年3月、経験者n=52)。
可児市で墓じまいの相談が増えている背景には、中京圏住宅都市としての特徴と、お子様世代の都市部流出があります。2020年の国勢調査によると、可児市の核家族化率は61.9%、人口増減率は+1.29%(流入超過)で、人口は流入超過にありながら世帯規模は縮小し続ける構造を持っています。

核家族化率が全国平均を7ポイント以上上回る
可児市の核家族化率は61.9%で、全国平均54.1%を7.8ポイント上回ります。三世代同居が極めて少なく、夫婦と子からなる核家族世帯が中心の都市構造です。名古屋市の住宅都市として発展する過程で核家族世帯が次々と流入し、現在は当時の親世代が高齢化を迎え、子世代は独立して別の地域へ転出しているケースが多くなっています。
人口増減率は+1.29%(全国平均-0.75%)と流入超過ですが、流入してくるのは若年単身者・子育て世帯であり、もともと可児で暮らしてきた家族の高齢化と承継問題は別の論点として進行しています。「可児で生まれ育った親世代と、名古屋・東京・関西で暮らすお子様世代」という構図が増えています。
高齢化と単身世帯の現状
可児市の高齢化率は28.2%(全国平均28.7%)と全国平均をやや下回りますが、市内で長く暮らしてきた世帯では75歳以上の後期高齢者の比率が高くなっています。単身世帯率は27.8%(全国平均38.0%)と低めですが、市内に親世代だけが残る「老夫婦のみ世帯」が増加傾向にあります。生涯未婚率は14.9%(全国平均19.7%)とやや低めです。
墓じまい体験談
娘たちにこの先ずっとお墓の管理費の支払いや掃除の負担を背負わせるのはかわいそうだなと思うようになりました。私たちの代でなんとかしておいたほうがいいんじゃないかと夫と話すようになりました。
墓じまい経験者愛知県・50代・女性
名鉄広見線・JR太多線で名古屋まで約45分という中京圏アクセスの良さは、お子様世代の名古屋・東京転出を促進してきた一方で、定期的なお墓参りがしにくい距離感を生んでいます(墓じまい実態調査2026(墓じまいパートナーズ)、2026年3月、経験者n=52)。
可児市での墓じまいの流れ
可児市での墓じまいは、家族・親族との合意形成から始まり、寺院・墓地管理者への連絡、新しい供養先の確保、改葬許可申請、墓石の解体・撤去、新しい供養先での納骨という6つのステップで進みます。書類が揃えば改葬許可証は数日で交付され、全体では3〜6ヶ月が標準的な期間です。

①家族・親族との相談
最初のステップは、配偶者・お子様・ご兄弟など、お墓に関わる家族・親族への相談です。可児市内のご家庭では、名古屋・東京・関西方面に転出したお子様世代との合意形成が課題になりやすく、帰省時の対面相談やオンライン会議を活用するケースが増えています。お墓に納骨されているご遺骨の供養方法も、この段階で決めます。
墓じまい体験談
叔父や叔母にも相談を兼ねて報告しましたが、昔ながらの考えが強い人もいて「お墓は残すべきだ」と反対されて気まずい空気でした。それでも、私達姉妹の状況や子供世代の負担を説明すると、最終的には「仕方ないねー。時代だね」と理解してもらえました。
墓じまい経験者神奈川県・50代・女性
②寺院・墓地管理者への連絡
可児市内には浄土真宗・浄土宗・曹洞宗・日蓮宗・真言宗など各宗派の寺院があり、お墓のあるお寺の住職に閉眼供養と離檀の意向を伝えます。長年お世話になったお寺への感謝を伝え、これまでの法要や永代供養の経緯を踏まえて丁寧に相談しましょう。民営霊園に建立されている場合は、管理事務所に連絡します。
③新しい供養先の確保
新しい供養先(永代供養墓・納骨堂・樹木葬・散骨など)を決めて、受入証明書を取得します。可児市内の民営霊園・お寺のお墓、市内・近隣(多治見市・美濃加茂市・各務原市・名古屋市)の永代供養墓・納骨堂が候補になります。
④改葬許可申請
可児市役所 環境課 生活環境係(0574-62-1111)で改葬許可申請を行います。必要書類は改葬許可申請書、現在のお墓の埋蔵証明書、新しい供養先の受入証明書、申請者の本人確認書類の4点。書類が揃えば数日で改葬許可証が交付されます。
⑤墓石の解体・撤去
石材店に依頼し、墓石の解体・撤去と区画の更地化を行います。閉眼供養(魂抜き)はご遺骨を取り出す際に住職をお招きして実施します。可児市内・多治見市・美濃加茂市・各務原市の石材店から複数社の相見積もりを取り、内訳を比較するとよいでしょう。
⑥新しい供養先での納骨
ご遺骨を新しい供養先に納め、開眼供養を行います。永代供養墓の場合は管理者にお任せできるケースが多く、その後のご法要も含めて新しい形でご先祖様をお迎えできます。
可児市での改葬許可申請の手続き
可児市での改葬許可申請は、可児市役所 環境課 生活環境係が窓口です。書類が揃っていれば数日で改葬許可証が交付され、郵送申請にも対応しています。
担当窓口と問い合わせ先
- 担当部署: 可児市役所 環境課 生活環境係(市役所4階)
- 所在地: 〒509-0292 岐阜県可児市広見一丁目1番地
- 電話: 0574-62-1111(代表・環境課 生活環境係)
- 窓口時間: 平日 8:30〜17:15(土日祝・年末年始は休み)
- 公式ページ: 可児市役所 改葬許可申請書のページ
電話で事前に必要書類の確認や申請書の郵送依頼ができます。書類の書き方で迷ったら、まず電話で問い合わせるとスムーズです。平日来庁が難しい場合は、郵送申請にも対応しています(切手を貼った返信用封筒を同封)。

必要書類
- 改葬許可申請書:可児市役所窓口または公式サイトから入手
- 埋蔵証明書(または納骨証明書):現在のお墓のある寺院・霊園の管理者に発行を依頼
- 受入証明書:新しい供養先(永代供養墓・納骨堂・樹木葬など)の管理者に発行を依頼
- 申請者の本人確認書類:運転免許証・マイナンバーカードなど
ご遺骨1体につき1件の改葬許可証が必要です。複数のご遺骨をまとめて改葬する場合は、人数分の申請書を提出してください。墓地の使用者と申請者が異なる場合、使用者の承諾書が求められることがあります。
申請から許可証交付まで
書類が揃えば数日で交付されます。郵送申請の場合は片道3〜5日ほどかかるため、余裕を持って準備しましょう。改葬許可証は墓石撤去・新しい供養先への納骨の両方で必要なので、原本を新しい供養先に提出する前にコピーを取っておくと安心です。
可児市の墓じまい費用の目安
墓じまいにかかる費用は、お墓本体を撤去する費用、お寺のお墓の場合に発生する供養・檀家関連の費用、そして新しい供養先にかかる費用に分かれます。それぞれの目安を、発生頻度の高いものから順に確認しておきましょう。
お墓の解体・撤去費用(石材店への依頼)
墓石の解体・撤去と区画の更地化を石材店に依頼する費用です。一般的な家庭墓であれば10〜40万円程度が目安で、墓石のサイズ・基礎の構造・霊園内での搬出経路(重機が入れるか等)によって変動します。石材店ごとに費用は1.5〜2倍ほどの開きが出ることがあるため、相見積もりで比較するのが基本です。お寺・霊園が指定する石材店がある場合は、その石材店に依頼することが基本になります。指定がない場合は、複数社から相見積もりを取り、解体範囲(基礎の撤去・残土処分・運搬・産業廃棄物処分料)を比較しましょう。
閉眼供養(魂抜き)のお布施
お墓を解体する前に、住職に依頼してお墓に宿った魂を抜く閉眼供養を行うのが一般的です。お布施の目安は3〜15万円程度です。お寺のお墓に限らず、仏式で供養してきたお墓の場合は実施するケースが多くあります。閉眼供養当日のお車代・お膳料が別途必要なお寺もあります。
改葬先(新しい供養先)への費用
新しい供養先にかかる費用は、選ぶ形態によって5〜150万円と幅があります。永代供養墓は10〜100万円程度、納骨堂は30〜150万円程度、樹木葬は5〜80万円程度、散骨は5〜30万円程度が目安です。費用だけでなく、お参りのしやすさ・管理体制・宗教宗派の制約も含めて比較しましょう。
離檀料(お寺のお墓の場合のみ)
離檀料は檀家をやめる際にお寺へ支払う費用ですが、実際には請求しないお寺の方が多く、請求がなければ発生しません。請求の有無や金額はお寺によって異なり、請求された場合の相場は20万円程度までです。閉眼供養や法要に対するお布施(3〜15万円程度)とは別に発生する費用です。なお離檀料は法的な支払い義務があるものではないため、法外な金額を請求された場合は住職と丁寧に話し合うか、場合によっては弁護士に相談するのも一つの手です。民間霊園・公営墓地のお墓には離檀料は発生しません。
総額の目安
上記を合わせた総額は30〜150万円程度が目安です。お寺のお墓か霊園かによって、また墓石の大きさや選ぶ供養先によっても大きく変わります。費用感を早めに把握し、余裕を持った資金計画を立てておきましょう。
費用を抑えるための具体的な方法は墓じまいの費用を抑える方法で詳しく解説しています。また費用の詳細な内訳については墓じまい費用はいくら?もあわせてご覧ください。

可児市に墓じまいの補助金はある?
2026年4月時点で、可児市には墓じまい・改葬に対する直接的な補助金制度はありません。岐阜県内の他自治体(多治見市・美濃加茂市・各務原市・岐阜市など)でも、墓じまいへの補助金は確認されていません。費用を抑えたい場合は、複数の石材店からの相見積もり、合祀型永代供養墓の活用、近隣の樹木葬墓地の検討が現実的な手段です。
可児市内には合祀型永代供養墓・樹木葬を提供する民営霊園・寺院が複数あります。最新の利用条件・募集状況は各施設の公式ページで確認するか、可児市役所 環境課 生活環境係(0574-62-1111)にお問い合わせください。
墓じまい後の供養先の選び方
可児市で墓じまいをしたあとの供養先は、永代供養墓・納骨堂・樹木葬・散骨が主な選択肢です。可児市内・近隣(多治見市・美濃加茂市・各務原市・名古屋市)・東京都内まで、ご家族の生活拠点や予算に応じて選べます。
可児市内の主な民営霊園
可児市内には民営霊園・お寺のお墓が複数あり、墓じまい後の供養先として検討できます。
- 民営霊園:可児市内には民営霊園が複数あり、永代供養墓・納骨堂・樹木葬を併設している施設もあります
- 樹木葬墓地:「樹木葬」「永代供養付墓所」「合祀墓」など複数タイプを扱う施設もあります
- 市内の寺院永代供養:浄土真宗・浄土宗・曹洞宗・日蓮宗・真言宗など各宗派寺院で個別の永代供養を用意
※当サイトは可児市・各霊園・寺院と関係のない民間サイトです。最新の募集状況・費用・申込条件は、必ず各施設の公式ページでご確認ください。
名古屋・東京方面への改葬という選択肢
お子様世代が名古屋・東京方面に在住の場合、お子様の生活圏に新しい供養先を構えるご家族も増えています。名古屋市内の永代供養墓・納骨堂、東京都内の納骨堂・樹木葬への改葬も現実的な選択肢です。
散骨という選択肢
ご遺骨をすべてお墓に納めず、海洋散骨を選ぶ方も増えています。海洋散骨は5〜30万円が目安です。「お墓を残さず自然に還る」考え方は、承継者がいないご家庭で特に検討されています。
よくある質問
可児市の改葬許可申請の手数料はいくらですか?
可児市の改葬許可申請は手数料無料です。郵送申請の場合は往復郵送費(500〜1,000円程度)のみ実費としてかかります。書類が揃っていれば数日で発行され、郵送の場合は片道3〜5日ほどで届きます。ご遺骨1体につき1件の申請が必要なため、複数のご遺骨をまとめて改葬する際は申請書を人数分用意してください。
改葬許可申請は土日に提出できますか?
改葬許可申請は環境課 生活環境係が窓口で、原則として平日(8:30〜17:15)のみ受け付けています。可児市役所では第2・第4日曜日(午前8時30分〜午後5時15分)に市民課の日曜窓口を運営していますが、対象は住民票・戸籍関連の手続きが中心です。改葬許可申請の受付状況は事前に環境課(0574-62-1111)にご確認ください。郵送申請にも対応しているため、平日来庁が難しい場合は郵送での手続きも検討できます。
可児市から名古屋・東京のお墓に改葬できますか?
可能です。改葬許可申請は元のお墓のある市区町村(可児市役所 環境課 生活環境係)で行い、許可証を名古屋・東京の新しい供養先に提出します。お子様が中京圏・首都圏にお住まいの場合、生活圏内の納骨堂・樹木葬に改葬するご家族が増えています。
お寺のお墓の場合、離檀料は必ず支払う必要がありますか?
離檀料は法的な義務ではなく、これまでお世話になったお寺への感謝としてお包みするものです。相場は0〜20万円ですが、お寺との関係性・年忌法要の経緯によって判断します。事前にご住職と丁寧に相談し、無理のない金額を決めるのが望ましいです。お寺のお墓ではない(民営霊園)場合は離檀料は発生しません。
まとめ
可児市の墓じまいは、中京圏住宅都市で核家族化が進むなかで、特殊な選択ではなく身近な選択肢として広がっています。改葬許可申請は可児市役所 環境課 生活環境係(0574-62-1111・市役所4階)で受け付けています。郵送申請にも対応しているため、平日来庁が難しい場合は活用できます。必要書類は改葬許可申請書・埋蔵証明書・受入証明書・本人確認書類の4点で、手数料は無料です。
費用は墓石撤去・閉眼供養・新しい供養先・離檀料を合計して30〜150万円が中心価格帯です。補助金制度は2026年4月時点でなく、合祀型永代供養墓の活用や近隣の樹木葬墓地・相見積もりで費用を圧縮するのが現実的です。
墓じまいパートナーズでは、石材店の相見積もりから改葬許可申請書の記入サポートまで一貫して対応しています。可児市で墓じまいを検討中の方は、お気軽にご相談ください。家族・親族との合意形成から新しい供養先の選定まで、現実的な進め方をご案内します。
関連ページ
岐阜県全体の手続き・費用については岐阜県の墓じまいもあわせてご覧ください。