筑紫野市で墓じまいを検討する人が増えている理由
当社(墓じまいパートナーズ)が実施した墓じまい実態調査2026によると、墓じまいを検討したきっかけで最も多かったのは「遠方のため」(47.8%)、次いで「墓参りが難しくなった」(37.8%)でした(墓じまい実態調査2026(墓じまいパートナーズ)、2026年3月、経験者n=52)。
筑紫野市で墓じまいの相談が増えている背景には、福岡都市圏の住宅都市としての特徴と、お子様世代の県外流出があります。2020年の国勢調査によると、筑紫野市の核家族化率は64.5%、人口増減率は+2.21%(流入超過)で、人口は増えていながらも世帯規模は縮小し続け、もともと暮らしてきたご家庭では承継問題が進行するという特徴的な構造を持っています。

核家族化率が全国平均を10ポイント以上上回る
筑紫野市の核家族化率は64.5%で、全国平均54.1%を10.4ポイント上回ります。三世代同居が極めて少なく、夫婦と子からなる核家族世帯が中心の都市構造です。福岡都市圏の住宅地として発展する過程で核家族世帯が次々と流入し、現在は当時の親世代が高齢化を迎え、子世代は独立して別の地域へ転出しているケースが多くなっています。
人口増減率は+2.21%(全国平均-0.75%)と流入超過ですが、流入してくるのは新たに住み始める若年単身者・子育て世帯であり、もともと筑紫野で暮らしてきた家族の高齢化と承継問題は別の論点として進行しています。「筑紫野で生まれ育った親世代と、福岡市内・関西・首都圏で暮らすお子様世代」という構図が増えています。
承継世代の市外転出と親世代の高齢化
筑紫野市の高齢化率は25.9%・単身世帯率は29.2%・生涯未婚率は17.0%で、いずれも全国平均(28.7%・38.0%・19.7%)を下回り、住宅都市として若い世帯が多い地域性です。一方で、市内で長く暮らしてきた世帯では75歳以上の後期高齢者の比率が高く、お墓を管理する親世代の高齢化が進んでいます。お子様世代が独立して福岡市内・関西・首都圏で生活基盤を築かれているご家庭では、結婚されていても市内のお墓を継ぐ人が残らないケースが増えています。
墓じまい体験談
息子が東京に家を買ったんですよ。もう福岡には戻ってこないのが確定したので、この墓を誰が守るんだ?となりました。自分が動ける60歳前の今のうちに、墓じまいしてしまおうと決めました。
墓じまい経験者福岡県・50代・男性
承継者不在を不安に感じて早めに墓じまいを決断するご家庭が増えており、筑紫野市は福岡都市圏の住宅都市の中でも改葬相談が増えている地域の一つです(墓じまい実態調査2026(墓じまいパートナーズ)、2026年3月、経験者n=52)。
筑紫野市での墓じまいの流れ
筑紫野市での墓じまいは、家族・親族との合意形成から始まり、寺院・墓地管理者への連絡、新しい供養先の確保、改葬許可申請、墓石の解体・撤去、新しい供養先での納骨という6つのステップで進みます。改葬許可証は申請から1週間程度で交付され、全体では3〜6ヶ月が標準的な期間です。

①家族・親族との相談
最初のステップは、配偶者・お子様・ご兄弟など、お墓に関わる家族・親族への相談です。筑紫野市内のご家庭では、福岡市内・関西・首都圏に転出したお子様世代との合意形成が課題になりやすく、帰省時の対面相談やオンライン会議を活用するケースが増えています。お墓に納骨されているご遺骨の供養方法も、この段階で決めます。
墓じまい体験談
弟は最初「親父が建てた墓なのにもったいないな」と渋ってましたが、「じゃあお前が管理費払って掃除しに来るか?」と聞いたら黙ってしまって。結局、俺の好きにしていいと任せてくれました。
墓じまい経験者福岡県・50代・男性
②寺院・墓地管理者への連絡
筑紫野市内には浄土真宗・浄土宗・曹洞宗・日蓮宗・真言宗など各宗派のお寺があり、お墓のあるお寺の住職に閉眼供養と離檀のお考えをお伝えします。九州は浄土真宗の門徒が多く、宗派による法要の進め方を踏まえてご連絡しましょう。離檀料は請求しないお寺の方が多く、請求された場合でも20万円程度までが目安です。民営霊園に建立されている場合は、管理事務所に連絡します。
③新しい供養先の確保
新しい供養先(永代供養墓・納骨堂・樹木葬・散骨など)を決めて、受入証明書を取得します。筑紫野市内の民営霊園・お寺のお墓、福岡市・太宰府市・大野城市・春日市の永代供養墓・納骨堂が候補になります。お子様世代の住まう地域へ移すケースも多くなっています。
④改葬許可申請
筑紫野市役所 環境経済部 環境課(092-923-1111・市役所3階・市公式ページ)で改葬許可申請を行います。必要書類は改葬許可申請書兼許可証・現在のお墓の埋蔵証明書・新しい供養先の受入証明書・申請者の本人確認書類の4点(申請者と墓地使用者が異なる場合は承諾書または委任状が必要)。手数料は無料で、申請から1週間程度で改葬許可証が交付されます。
⑤墓石の解体・撤去
石材店に依頼し、墓石の解体・撤去と区画の更地化を行います。閉眼供養(魂抜き)はご遺骨を取り出す際に住職をお招きして実施します。お寺・霊園が指定する石材店がある場合はその石材店に依頼することが基本です。指定がない場合は、筑紫野市内・福岡市・太宰府市・大野城市の石材店から複数社の相見積もりを取り、内訳を比較するとよいでしょう。
⑥新しい供養先での納骨
ご遺骨を新しい供養先に納め、開眼供養を行います。永代供養墓の場合は管理者にお任せできるケースが多く、その後のご法要も含めて新しい形でご先祖様をお迎えできます。
筑紫野市での改葬許可申請の手続き
筑紫野市での改葬許可申請は、筑紫野市役所 環境経済部 環境課(市役所3階)が窓口です。申請から1週間程度で改葬許可証が交付され、郵送申請にも対応しています。
担当窓口と問い合わせ先
- 担当部署: 筑紫野市役所 環境経済部 環境課(市役所3階)
- 所在地: 〒818-8686 福岡県筑紫野市石崎1-1-1
- 電話: 092-923-1111(代表)/FAX 092-923-9634
- 窓口時間: 平日 8:30〜17:00(土日祝・年末年始は休み)
- 公式ページ: 筑紫野市 改葬許可申請
電話で事前に必要書類の確認や申請書の郵送依頼ができます。書類の書き方で迷ったら、まず電話で問い合わせるとスムーズです。
申請できる条件
筑紫野市役所での改葬許可申請ができるのは、現在使用している墓地・納骨堂が筑紫野市内にある場合です。筑紫野市以外にお墓がある場合は、現在のお墓のある市区町村役場での申請が必要です。

必要書類
- 改葬許可申請書:筑紫野市役所窓口または公式サイトから入手
- 埋蔵証明書(または納骨証明書):現在のお墓のあるお寺・霊園の管理者に発行を依頼
- 受入証明書:新しい供養先(永代供養墓・納骨堂・樹木葬など)の管理者に発行を依頼
- 申請者の本人確認書類:運転免許証・マイナンバーカードなど
ご遺骨1体につき1件の改葬許可証が必要です。複数のご遺骨をまとめて改葬する場合は、人数分の申請書を提出してください。墓地の使用者と申請者が異なる場合、使用者の承諾書が求められることがあります。
申請から許可証交付まで
申請から1週間程度で交付されます。郵送申請の場合は片道3〜5日ほどかかるため、余裕を持って準備しましょう。改葬許可証は墓石撤去・新しい供養先への納骨の両方で必要なので、原本を新しい供養先に提出する前にコピーを取っておくと安心です。
筑紫野市の墓じまい費用の目安
墓じまいにかかる費用は、お墓本体を撤去する費用、お寺のお墓の場合に発生する供養・檀家関連の費用、そして新しい供養先にかかる費用に分かれます。それぞれの目安を、発生頻度の高いものから順に確認しておきましょう。
お墓の解体・撤去費用(石材店への依頼)
墓石の解体・撤去と区画の更地化を石材店に依頼する費用です。一般的な家庭墓であれば10〜40万円程度が目安で、墓石のサイズ・基礎の構造・霊園内での搬出経路(重機が入れるか等)によって変動します。石材店ごとに費用は1.5〜2倍ほどの開きが出ることがあるため、相見積もりで比較するのが基本です。お寺・霊園が指定する石材店がある場合は、その石材店に依頼することが基本になります。指定がない場合は、複数社から相見積もりを取り、解体範囲(基礎の撤去・残土処分・運搬・産業廃棄物処分料)を比較しましょう。
閉眼供養(魂抜き)のお布施
お墓を解体する前に、住職に依頼してお墓に宿った魂を抜く閉眼供養を行うのが一般的です。お布施の目安は3〜15万円程度です。お寺のお墓に限らず、仏式で供養してきたお墓の場合は実施するケースが多くあります。閉眼供養当日のお車代・お膳料が別途必要なお寺もあります。
改葬先(新しい供養先)への費用
新しい供養先にかかる費用は、選ぶ形態によって5〜150万円と幅があります。永代供養墓は10〜100万円程度、納骨堂は30〜150万円程度、樹木葬は5〜80万円程度、散骨は5〜30万円程度が目安です。費用だけでなく、お参りのしやすさ・管理体制・宗教宗派の制約も含めて比較しましょう。
離檀料(お寺のお墓の場合のみ)
離檀料は檀家をやめる際にお寺へ支払う費用ですが、実際には請求しないお寺の方が多く、請求がなければ発生しません。請求の有無や金額はお寺によって異なり、請求された場合の相場は20万円程度までです。閉眼供養や法要に対するお布施(3〜15万円程度)とは別に発生する費用です。なお離檀料は法的な支払い義務があるものではないため、法外な金額を請求された場合は住職と丁寧に話し合うか、場合によっては弁護士に相談するのも一つの手です。民間霊園・公営墓地のお墓には離檀料は発生しません。
総額の目安
上記を合わせた総額は30〜150万円程度が目安です。お寺のお墓か霊園かによって、また墓石の大きさや選ぶ供養先によっても大きく変わります。費用感を早めに把握し、余裕を持った資金計画を立てておきましょう。
費用を抑えるための具体的な方法は墓じまいの費用を抑える方法で詳しく解説しています。また費用の詳細な内訳については墓じまい費用はいくら?もあわせてご覧ください。

筑紫野市に墓じまいの補助金はある?
2026年4月時点で、筑紫野市には墓じまい・改葬に対する直接的な補助金制度はありません。福岡県内の他自治体(福岡市・太宰府市・大野城市・春日市など)でも、墓じまいへの補助金は確認されていません。費用を抑えたい場合は、複数の石材店からの相見積もり、合祀型永代供養墓の活用、近隣自治体の公営霊園が現実的な手段です。
筑紫野市内には市営の公営霊園は確認できないため、墓じまい後の供養先としては民営の永代供養墓・納骨堂・樹木葬、または近隣自治体・福岡市内の選択肢が中心になります。最新情報は筑紫野市役所 環境課(092-923-1111)にもお問い合わせください。
墓じまい後の供養先の選び方
筑紫野市で墓じまいをしたあとの供養先は、永代供養墓・納骨堂・樹木葬・散骨が主な選択肢です。筑紫野市内・近隣(福岡市・太宰府市・大野城市・春日市・小郡市)・関西方面まで、ご家族の生活拠点や予算に応じて選べます。
筑紫野市内の供養先選択肢
筑紫野市内には民営霊園・お寺のお墓が複数あり、墓じまい後の供養先として検討できます。一般墓・樹木葬・納骨堂・合葬墓・永代供養墓など複数のタイプを扱う施設もあり、ご家族の希望に合わせて選択できます。浄土真宗・浄土宗・曹洞宗・日蓮宗・真言宗など各宗派のお寺でも個別の永代供養を受け付けているため、檀家としての縁を残しながら新しい供養形態に移行することも可能です。施設ごとの募集状況・費用・申込条件は、必ず各施設の公式ページでご確認ください。
※当サイトは筑紫野市・各霊園・お寺と関係のない民間サイトです。
福岡都市圏・近隣地域への改葬という選択肢
お子様世代が福岡市内・近隣地域に在住の場合、お子様の生活圏に新しい供養先を構えるご家族も増えています。福岡市内の永代供養墓・納骨堂や、福岡市営の合葬墓も選択肢です。ご家族で話し合って参拝のしやすさと費用感の両面から決めるのが現実的です。
散骨という選択肢
ご遺骨をすべてお墓に納めず、海洋散骨を選ぶ方も増えています。海洋散骨は5〜30万円が目安です。「お墓を残さず自然に還る」考え方は、承継者がいないご家庭で特に検討されています。
よくある質問
筑紫野市の改葬許可申請の手数料はいくらですか?
筑紫野市の改葬許可申請は手数料無料です。郵送申請の場合は往復郵送費(500〜1,000円程度)のみ実費としてかかります。書類が揃っていれば申請から1週間程度で発行されます。ご遺骨1体につき1件の申請が必要なため、複数のご遺骨をまとめて改葬する際は申請書を人数分用意してください。
筑紫野市以外にあるお墓の改葬手続きはどこでできますか?
筑紫野市役所 環境課で改葬許可申請ができるのは、現在使用している墓地・納骨堂が筑紫野市内にある場合のみです。筑紫野市以外にお墓がある場合は、現在のお墓のある市区町村役場での申請が必要です。例えば、福岡市内のお墓を筑紫野市内に改葬する場合、申請窓口は福岡市の所管区役所になります。
筑紫野市から東京・大阪のお墓に改葬できますか?
可能です。改葬許可申請は元のお墓のある市区町村(筑紫野市役所 環境課)で行い、許可証を東京・大阪の新しい供養先に提出します。お子様が首都圏・関西にお住まいの場合、生活圏内の納骨堂・樹木葬に改葬するご家族が増えています。
お寺のお墓の場合、離檀料は必ず支払う必要がありますか?
離檀料は法的な義務ではなく、これまでお世話になったお寺への感謝としてお包みするものです。離檀料は実際には請求しないお寺の方が多く、請求された場合でも20万円程度までが目安です。九州は浄土真宗の門徒が多く、長年のお付き合いに応じてご住職と丁寧にお話し合いしましょう。お寺のお墓ではない(民営霊園)場合は離檀料は発生しません。
まとめ
筑紫野市の墓じまいは、福岡都市圏の住宅都市で核家族化が進むなかで、特殊な選択ではなく身近な選択肢として広がっています。改葬許可申請は筑紫野市役所 環境経済部 環境課(市役所3階・092-923-1111)で受け付け、必要書類は改葬許可申請書兼許可証・埋蔵証明書・受入証明書・本人確認書類の4点です。手数料は無料で、申請から1週間程度で改葬許可証が交付されます。郵送申請にも対応しています。
費用は墓石の解体・撤去10〜40万円+閉眼供養3〜15万円+新しい供養先5〜150万円に、お寺のお墓の場合は離檀料(請求しないお寺の方が多く、請求された場合でも20万円程度まで)が加わり、総額30〜150万円が中心価格帯です。補助金制度は2026年4月時点でなく、合祀型永代供養墓の活用や相見積もりで費用を圧縮するのが現実的です。筑紫野市内・福岡市・太宰府市・大野城市・春日市方面には永代供養墓・納骨堂・樹木葬の選択肢があり、ご家族の希望に合わせて選びやすい環境です。
墓じまいパートナーズでは、石材店の相見積もりから改葬許可申請書の記入サポートまで一貫して対応しています。筑紫野市で墓じまいを検討中の方は、お気軽にご相談ください。家族・親族との合意形成から新しい供養先の選定まで、現実的な進め方をご案内します。
関連ページ
福岡県全体の手続き・費用については福岡県の墓じまいもあわせてご覧ください。