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足立区で墓じまいをするには?費用・手順・流れを解説

足立区の墓じまい|費用相場と業者選びのポイント

東京都足立区で墓じまいを検討している方に向けて、費用相場や業者選びのポイント、相談先を整理しました。

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足立区の墓じまい基礎情報

足立区の墓じまいの流れや費用、手続きについて詳しく解説します。

小林玉喜
執筆者
小林玉喜
墓じまいパートナーズ代表

実家の墓じまいを経験したことをきっかけに、墓じまいパートナーズを創業・運営。現在は相談サポートや情報提供を通じて安心して墓じまいを進められるよう支援している。

公開:2026年3月24日更新:2026年5月21日

足立区で墓じまいを検討している方へ、この記事では手続きの流れ・費用の目安・補助金の有無まで、足立区の情報をもとにわかりやすく解説します。

2020年の国勢調査によると、足立区では50〜54歳時点の生涯未婚率が24.0%(全国平均19.7%)と全国を4ポイント以上上回っています。「将来お墓を引き継ぐ人がいない」「子どもに管理を任せられない」という状況は、足立区でも多くの方が直面している現実です。

この記事では、足立区で墓じまいを進めるための窓口・必要書類・費用の目安・補助金・供養先の選び方を整理しています。

墓じまい全体の流れについては、墓じまい完全ガイドもあわせてご覧ください。

足立区で墓じまいを検討する人が増えている理由

当社(墓じまいパートナーズ)が実施した墓じまい実態調査2026によると、墓じまいを検討したきっかけで最も多かったのは「遠方のため」(47.8%)、次いで「墓参りが難しくなった」(37.8%)でした(墓じまい実態調査2026(墓じまいパートナーズ)、2026年3月、経験者n=52)。

東京都全体では2023年度に約14,950件の改葬(遺骨の移転)が行われており、全国166,886件のうち約9%が東京都内で発生しています。足立区でも承継者の問題や生活環境の変化を背景に、墓じまいを検討する方が増えています。

生涯未婚率が全国を4ポイント以上上回る

2020年の国勢調査によると、足立区の50〜54歳時点の生涯未婚率は24.0%(全国平均19.7%)。全国平均を4ポイント以上上回っており、4〜5人に1人が未婚のまま50代を迎えている状況です。

お墓を将来継いでいくためには、配偶者や子どもの存在が大きな支えになります。未婚率が高いということは、「自分が亡くなった後、誰もお墓を引き継いでくれる人がいない」という不安を抱える方が多いことを意味しています。「無縁墓にしてしまう前に、自分の代で整理したい」という声が増えているのは、こうした背景からです。

単身世帯率47.3%・高齢化率25.4%が示す現実

単身世帯率は47.3%(全国平均38.0%)と全国を9ポイント以上上回り、全世帯の約半数が一人暮らしです。高齢化率は25.4%(全国平均28.7%)とやや低いものの、足立区の人口増減率(2015→2020年)は+3.72%(全国平均-0.75%)と全国の減少傾向に反して人口増を続けており、今後の高齢化の進展とともに墓じまいの必要性を感じる方がさらに増えていくことが予想されます。

墓じまい実態調査2026 — 回答者の声

心理的に負担がすごくかかると思うので、早めに検討するのが良いと思います。

墓じまい検討中東京都・57歳・女性

「いつかやらなければ」と思いながら後回しにしている方も少なくありません。早めに動き出すほど、選択肢が広がり、時間的余裕を持って進めることができます。

核家族化率は全国より低めだが世帯規模の縮小は進む

足立区の核家族化率は47.2%で、全国平均(54.1%)より6.9ポイント低い水準です。これは単身世帯率が47.3%と全国平均より9ポイント以上高いことの裏返しで、世帯人数自体が小規模化していることを示しています。3世代同居世帯はほとんど見られず、核家族・単身が混在する構造です。お墓の管理者である親世代が高齢になった際、近くに住む親族が少ない・支援を頼めないといった状況が現実的です。

足立区での墓じまいの流れ

墓じまいは「①家族への相談→②お寺・霊園への連絡→③改葬先の確保→④行政手続き→⑤お墓の解体→⑥納骨」という順番で進めます。各ステップのポイントを確認しておきましょう。

① 家族・親族への相談

最初のステップは、お墓に関わる家族・親族全員への相談です。墓じまいはお墓という共有の場所に関わる話であるため、一人の判断で進めると後々トラブルになることがあります。全員の合意を得てから次のステップへ進みましょう。

② お寺・霊園への連絡と離檀手続き

現在のお墓がお寺の境内にある場合は、住職に墓じまいの意向を伝えます。唐突に切り出すのではなく、「後継者がいない」「管理が難しくなってきた」など事情を誠実に伝えることが円満な墓じまいへの近道です。民間霊園・公営墓地の場合は管理事務所へ連絡して、返還手続きの流れを確認します。

③ 改葬先の確保(足立区での手続きを進める前に必須)

改葬先を先に決めておくことが重要です。足立区への改葬許可申請には、新しい供養先が発行する「受入証明書または使用許可書」が必要になります。供養先が決まっていない状態では申請を進めることができませんので、この順番を守ることが手続きをスムーズに進めるポイントです。

④ 足立区への改葬許可申請

改葬先が決まったら、足立区の窓口に改葬許可申請を行います。詳しくは次の章で解説します。

担当窓口は戸籍住民課 戸籍届出係(区役所南館1階)、TEL: 03-3880-5065、足立区公式ページ

申請から許可証交付までは基本即日、長くても1週間程度です。書類に不備があると再度窓口へ足を運ぶことになるため、事前に電話で必要書類を確認するのが確実です。

⑤ お墓の解体・撤去

改葬許可証が交付されたら、石材店にお墓の解体・撤去を依頼します。その前に、お寺で閉眼供養(魂抜き)を行うのが一般的です。東京都内は地方に比べて費用が高くなる傾向があるため、複数社から相見積もりを取ることをおすすめします。

⑥ 新しい供養先へ納骨

遺骨を取り出し、新しい供養先に納骨すれば墓じまいは完了です。

墓じまいの各ステップの詳しい内容は墓じまいの流れを8ステップで解説もご参照ください。

墓じまい実態調査2026 — 回答者の声

寺との交渉を粘り強く行うことが大事である。

墓じまい経験者東京都・65歳・男性

足立区での改葬許可申請の手続き

遺骨を別の場所に移すには、法律に基づいて「改葬許可申請」を市区町村に提出し、「改葬許可証」を取得する必要があります。足立区での申請方法を具体的に説明します。

担当窓口と問い合わせ先

足立区では、戸籍住民課 戸籍届出係(区役所南館1階)が改葬許可申請の担当窓口です。まずは電話で書類の準備について確認してから窓口に向かうと、書類不備を防ぐことができます。

足立区 戸籍住民課 戸籍届出係(区役所南館1階) TEL 03-3880-5065

詳細・申請書のダウンロードは足立区公式サイト(戸籍の届出)からご確認ください。

必要書類

申請に必要な書類は主に以下の通りです。事前に足立区の窓口に電話で必要書類を確認し、不備がないように準備しましょう。

  • 改葬許可申請書(足立区所定の書式。区公式サイトからダウンロード可)
  • 埋葬(埋蔵)証明書(現在の墓地・寺院の管理者が発行)
  • 改葬先の受入証明書または使用許可書(新しい供養先が発行)
  • 申請者本人の身分証明書のコピー

現在の墓地管理者には事前に連絡し、埋葬証明書の発行を依頼しておきましょう。改葬先が決まっていないと申請を進められないため、改葬先の確保を先に行うことが前提になります。

申請から許可証交付まで

書類を揃えて窓口に提出すると、内容に不備がなければ基本即日、長くても1週間程度で改葬許可証が交付されます。書類不備があると再度窓口へ足を運ぶことになるため、事前に電話で必要書類を確認するのが確実です。

なお、書類の準備や手続きに不安がある場合は、改葬許可申請書の作成について行政書士に相談する方法もあります。

郵送申請・代理申請の可否

足立区の改葬許可申請は、窓口持参に加えて郵送でも受け付けています。遠方にお住まいの方や、平日に窓口へ行きにくい方は郵送申請の利用を検討してください。郵送する場合は、申請書・埋葬証明書・受入証明書の原本に加えて、返信用封筒(切手貼付)と本人確認書類のコピーを同封するのが一般的です。郵送可否や返送日数は変更となる場合があるため、必ず事前に03-3880-5065に電話で確認してください。

申請者本人が窓口に行けない場合は、家族や行政書士に代理申請を依頼することも可能です。代理人が申請する場合は、委任状(申請者の署名・押印)が必要になることが一般的です。墓じまいパートナーズでは、申請書の記入方法のご案内や、必要書類を集める段取りについてもサポートしています。改葬許可申請書の作成を業として代行できるのは行政書士のみですので、専門家への依頼をご希望の場合は行政書士へご相談ください。

足立区の墓じまい費用の目安

墓じまいにかかる費用は、お墓本体を撤去する費用、お寺のお墓の場合に発生する供養・檀家関連の費用、そして新しい供養先にかかる費用に分かれます。それぞれの目安を、発生頻度の高いものから順に確認しておきましょう。

お墓の解体・撤去費用(石材店への依頼)

墓石の解体・撤去と区画の更地化を石材店に依頼する費用です。一般的な家庭墓であれば10〜40万円程度が目安で、墓石のサイズ・基礎の構造・霊園内での搬出経路(重機が入れるか等)によって変動します。石材店ごとに費用は1.5〜2倍ほどの開きが出ることがあるため、相見積もりで比較するのが基本です。お寺・霊園が指定する石材店がある場合は、その石材店に依頼することが基本になります。指定がない場合は、複数社から相見積もりを取り、解体範囲(基礎の撤去・残土処分・運搬・産業廃棄物処分料)を比較しましょう。

閉眼供養(魂抜き)のお布施

お墓を解体する前に、住職に依頼してお墓に宿った魂を抜く閉眼供養を行うのが一般的です。お布施の目安は3〜15万円程度です。お寺のお墓に限らず、仏式で供養してきたお墓の場合は実施するケースが多くあります。閉眼供養当日のお車代・お膳料が別途必要なお寺もあります。

改葬先(新しい供養先)への費用

新しい供養先にかかる費用は、選ぶ形態によって5〜150万円と幅があります。永代供養墓は10〜100万円程度、納骨堂は30〜150万円程度、樹木葬は5〜80万円程度、散骨は5〜30万円程度が目安です。費用だけでなく、お参りのしやすさ・管理体制・宗教宗派の制約も含めて比較しましょう。

離檀料(お寺のお墓の場合のみ)

離檀料は檀家をやめる際にお寺へ支払う費用ですが、実際には請求しないお寺の方が多く、請求がなければ発生しません。請求の有無や金額はお寺によって異なり、請求された場合の相場は20万円程度までです。閉眼供養や法要に対するお布施(3〜15万円程度)とは別に発生する費用です。なお離檀料は法的な支払い義務があるものではないため、法外な金額を請求された場合は住職と丁寧に話し合うか、場合によっては弁護士に相談するのも一つの手です。民間霊園・公営墓地のお墓には離檀料は発生しません。

総額の目安

上記を合わせた総額は30〜150万円程度が目安です。お寺のお墓か霊園かによって、また墓石の大きさや選ぶ供養先によっても大きく変わります。費用感を早めに把握し、余裕を持った資金計画を立てておきましょう。

費用を抑えるための具体的な方法は墓じまいの費用を抑える方法で詳しく解説しています。また費用の詳細な内訳については墓じまい費用はいくら?もあわせてご覧ください。

足立区に墓じまいの補助金はある?

結論からお伝えすると、2026年時点で足立区には墓じまい専用の補助金制度はありません。東京23区全体として、墓じまいに対する独自の助成制度は設けられていない状況です。最新情報は足立区公式サイトでご確認ください。

費用を抑えるためにできること

補助金がない分、費用を工夫することが大切です。石材店は複数社から相見積もりを取ることで費用を抑えられる可能性があります。また、供養先も合祀型の永代供養や散骨など費用を抑えやすい選択肢があります。具体的な節約方法は墓じまいの費用を抑える方法をご参照ください。

墓じまい後の供養先の選び方

墓じまい後の供養先として代表的な4つの方法をご紹介します。

永代供養墓

お寺や霊園が永代にわたって供養・管理してくれる埋葬形態です。承継者が不要なため、「自分の代で終わりにしたい」という方に選ばれています。費用は数十万円程度が目安です。詳しくは墓じまい後の永代供養をご参照ください。

納骨堂

屋内の施設に遺骨を収蔵する方法で、都市部に多く存在します。管理の手間がかからない点が特徴で、費用は数万〜数十万円程度と幅があります。詳しくは墓じまい後の納骨堂をご参照ください。

樹木葬

樹木を墓標とした自然葬で、近年人気が高まっています。都市近郊にも施設が増えており、選択肢が広がっています。詳しくは墓じまい後の樹木葬をご参照ください。

散骨

粉骨した遺骨を海や山などに散布する方法です。費用を抑えやすく、自然に還るという考え方から選ぶ方もいます。詳しくは墓じまい後の散骨をご参照ください。

どの方法が合っているかは、費用・アクセス・宗教的なご要望によって異なります。複数の選択肢を比較しながら、ご家族で話し合って決めることをおすすめします。

よくある質問

Q1. 足立区での改葬許可申請は自分でできますか?

はい、自分で申請できます。足立区の戸籍住民課 戸籍届出係(区役所南館1階、TEL 03-3880-5065)が窓口で、必要書類は①改葬許可申請書②埋葬証明書③受入証明書(または使用許可書)④申請者本人の身分証明書のコピーが基本です。書類の準備や手続きに不安がある場合は、行政書士に相談する方法もあります。

Q2. 足立区での墓じまい費用はいくらかかりますか?

離檀料・石材店への解体費用・改葬先への費用を合わせると、30〜150万円程度になるケースが多いです。お寺のお墓か霊園かによって費用構成が異なります。複数の石材店から相見積もりを取ることで費用を抑えられる場合もあります。

Q3. 足立区に墓じまいの補助金はありますか?

2026年時点では、足立区に墓じまい専用の補助金制度はありません。費用を抑えるには、石材店の相見積もりや、費用を抑えやすい供養先の選択が有効です。最新情報は足立区公式サイトでご確認ください。

Q4. お寺ではなく民間霊園・公営墓地の場合、手続きは違いますか?

改葬許可申請の手続き自体は同じです。お寺のお墓と異なり、離檀料が発生しないケースがほとんどです。霊園の管理事務所に返還手続きを確認した上で、足立区へ改葬許可申請を進めてください。

まとめ:足立区で墓じまいを進めるために

足立区での墓じまいについて、重要なポイントをまとめます。

  • 生涯未婚率24.0%(全国19.7%)と全国を上回る足立区では、お墓の承継者不在の問題は身近です。早めの検討が将来の安心につながります。
  • 改葬許可申請の窓口戸籍住民課 戸籍届出係(区役所南館1階、TEL 03-3880-5065)。電話で事前確認してから窓口に向かうとスムーズです。
  • 申請に必要な書類は①改葬許可申請書②埋葬証明書③受入証明書(または使用許可書)④申請者本人の身分証明書のコピーが基本。改葬先を先に決めてから申請を進めましょう。書類が揃っていれば基本即日交付されます。
  • 補助金は2026年時点でなし。費用は複数社の相見積もりや供養先の選択で調整できます。
  • 供養先の選択肢は永代供養墓・納骨堂・樹木葬・散骨など。ご家族の希望や費用に合わせて比較・選択することが大切です。

墓じまいは一度で完了する手続きではなく、家族との話し合い・お寺や霊園との調整・行政手続き・石材店の手配など、複数のステップが必要です。まずはご家族で現状を共有し、窓口や石材店へ相談してみることが第一歩です。

墓じまい完全ガイドでは、手続き全体の流れや費用の詳細を解説しています。あわせてご活用ください。

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