小山市で墓じまいを検討する人が増えている理由
当社(墓じまいパートナーズ)が実施した墓じまい実態調査2026によると、墓じまいを検討したきっかけで最も多かったのは「遠方のため」(47.8%)、次いで「墓参りが難しくなった」(37.8%)でした(墓じまい実態調査2026(墓じまいパートナーズ)、2026年3月、経験者n=52)。
小山市で墓じまいの相談が増えている背景には、栃木県全体の改葬件数の増加と、小山市特有の世帯構造の変化があります。栃木県内の改葬件数は2015年度の872件から2024年度には1,873件へと、約2.15倍に増加しました。対死亡比でみても2015年度4.23%から2024年度7.17%へと拡大しており、亡くなった方14人にひとりは改葬手続きを経ているという計算になります。全国平均(11.1%)よりはまだ低めの水準ですが、増加傾向は明確です。

小山市の世帯構造を全国平均と比較すると、墓じまい増加の地域的な背景が見えてきます。
単身世帯率34.3%・全国より低いが約2.4万世帯が単身
小山市の単身世帯率は34.3%で、全国平均38.0%より3.7ポイント低い水準です。一見、家族同居が多い地域のように見えますが、市内の総世帯数69,512世帯のうち23,845世帯が単身世帯であり、絶対数としては決して少なくありません。子世代が宇都宮市・栃木市・東京都内に進学や就職で出ていき、親世代だけが小山市に残るパターンが目立ちます。親が亡くなった後にお墓を継ぐ人がいない、という状況は単身世帯率の数字以上に進んでいます。
墓じまい体験談
台風の影響で飛行機の便が変更になり、移動だけでかなり疲れてしまいました。そのとき、この先も同じように通い続けるのは現実的ではないのではないかと考えるようになりました。子どもたちも関西で生活しているため、将来同じ負担をかけることになるのではないかと思いました。
墓じまい経験者大阪府・60代・男性
高齢化率25.5%・全国より低いが承継者問題は同じ
小山市の高齢化率は25.5%で、全国平均28.7%より3.2ポイント低くなっています。栃木県全体(29.2%)と比べてもさらに低い水準で、市内の人口構造は比較的若いといえます。ただし高齢化率が低くても、子世代が市外に出ているご家庭では「親が元気なうちに墓じまいを済ませておきたい」という相談が増えています。承継者の年齢ではなく、承継者が地元にいるかどうかが墓じまい検討の決め手になっています。
人口増減率は-0.06%でほぼ横ばい(全国平均-0.75%、栃木県-2.08%)。市全体としては人口流出が抑えられている一方、JR宇都宮線で東京都内に約1時間20分という距離もあり、「子は東京、墓は小山」という二地点居住が固定化している家庭が少なくありません。
生涯未婚率18.6%・核家族化率55.1%
小山市の生涯未婚率(50〜54歳の未婚率)は18.6%で全国平均19.7%より1.1ポイント低く、核家族化率は55.1%で全国平均54.1%とほぼ同水準です。親世代の家族規模が縮小しているなか、お墓を「家のもの」として代々承継するという従来の前提が成り立ちにくくなっています。
統計値そのものは全国平均より穏やかでも、子世代が首都圏に出ている家庭の事情を重ねると、小山市でも墓じまいは「他人事ではない」選択肢として広がっています。
小山市での墓じまいの流れ
小山市で墓じまいを進める場合、おおむね半年〜1年ほどの期間で6つのステップを踏みます。家族間の合意形成から実際の墓石撤去までを順を追って進めるため、スケジュールに余裕を持って動き出すと安心です。

①家族・親族との合意形成
最初に行うのが家族・親族との話し合いです。先祖代々のお墓を整理することは大きな決断のため、配偶者・子ども・兄弟姉妹・故人と同世代の親族(叔父叔母・いとこ)に意向を伝え、合意を得ておきます。お盆・お彼岸・年末年始など、親族が集まるタイミングで切り出すケースが多く見られます。
墓じまい体験談
半分泣きながら話したら、「あなたが一番大変なんだから、自分の好きなようにしていいのよ」って言ってくれました。その言葉を聞いてやっと少し気持ちが楽になりました。
墓じまい経験者東京都・20代・女性
②お寺・霊園管理者への連絡
合意が取れたら、お墓を預けているお寺・霊園に連絡します。檀家のお墓であれば住職に直接伝え、墓じまいの意向と新しい供養先の方針を相談します。長く付き合いのあるお寺ほど、誠意を持って早めに伝えることが大切です。離檀料の有無や金額、閉眼供養の段取りもこの段階で確認します。
③新しい供養先の確保
墓じまい後の供養先を決め、受入証明書を発行してもらいます。小山市内では市営の墓園やすらぎの森(合葬式墓地あり)、民間霊園の永代供養墓・樹木葬・納骨堂が選択肢です。子世代が東京都内に住んでいる場合は、首都圏の納骨堂・樹木葬を選ぶケースも増えています。受入先が決まらないと改葬許可申請が通らないため、ここは時間をかけて検討します。
④改葬許可申請
新しい供養先の受入証明書、現在のお墓の埋蔵証明書、改葬許可申請書を揃え、小山市役所 環境課 環境保全係に提出します。書類が揃っていれば即日〜数日で改葬許可証が交付されます。手数料は無料です。
⑤閉眼供養と墓石の解体・撤去
改葬許可証を受け取ったら、閉眼供養(魂抜き・お性根抜き)をお寺にお願いし、ご遺骨を取り出します。その後、石材店が墓石を解体・撤去し、区画を更地に戻して管理者に返還します。閉眼供養と解体は同日に行うご家庭が多く、半日〜1日で完了します。
⑥新しい供養先への納骨
ご遺骨を新しい供養先に納骨します。永代供養墓では合祀型・個別安置型のいずれかで安置され、納骨堂では指定された区画にロッカー型・仏壇型などで納められます。納骨時には開眼供養を依頼するご家庭も多く、僧侶を手配する場合は新しい供養先の管理者に相談します。
小山市での改葬許可申請の手続き
小山市内のお墓から遺骨を別の場所へ移すときは、墓地埋葬法に基づいて改葬許可申請が必要です。新しい供養先がどこであっても(市内・市外・他県・散骨先)この手続きを省略できないため、必ず最初に確認しておきます。
担当窓口と問い合わせ先
小山市の改葬許可申請は、小山市役所 環境課 環境保全係が担当しています。

環境課 環境保全係は、墓地・斎場・改葬許可など墓地関連の手続きを担当する窓口です。書類の書き方や流れがわからない場合は、事前に電話で相談しておくとスムーズです。郵送申請にも対応しているため、市外・県外に住んでいて来庁が難しい方は事前に確認することをおすすめします。
必要書類
改葬許可申請には次の4点が必要です。
- 改葬許可申請書(小山市役所窓口または公式サイトでダウンロード)
- 埋蔵証明書(現在のお墓の管理者・お寺・霊園が発行)
- 受入証明書(新しい供養先の管理者が発行)
- 本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード等)
申請書には故人の氏名・本籍・死亡年月日・現在の埋蔵場所・改葬先などを記入します。記入欄が多いため、わからない点があれば窓口で確認しながら進めます。なお、改葬許可申請書は申請者本人が記入するもので、第三者が代わりに作成することは認められていません。書類作成を専門家に依頼したい場合は、行政書士へ相談する方法もあります。
申請から許可証交付まで
書類が揃っていれば、即日〜数日で改葬許可証が交付されます。申請手数料は無料です。改葬許可証は墓石解体時の現地確認や、新しい供養先への納骨時に提出する書類ですので、紛失しないよう原本を大切に保管します。コピーを取って手元に残しておくと安心です。
小山市の墓じまい費用の目安
小山市で墓じまいを進める場合、総額は30〜150万円が中心価格帯です。内訳は墓石の解体・撤去、離檀料、閉眼供養のお布施、新しい供養先の費用の4つから構成されます。

墓石の解体・撤去:10〜40万円
墓石の解体・撤去費用は、お墓の区画面積・墓石の段数・基礎の状態によって大きく変わります。標準的な区画(4平米前後)で10〜40万円、大型墓地や旧式の基礎をやり直す場合は40万円を超えることもあります。お寺・霊園が指定する石材店がある場合は、その石材店に依頼することが基本です。指定石材店がない場合は、複数社から相見積もりを取って比較するのがおすすめです。
閉眼供養のお布施:3〜15万円
閉眼供養(魂抜き・お性根抜き)のお布施は3〜15万円が一般的です。お寺との関係や地域の慣習で金額は変わるため、菩提寺がある場合は事前に相談しておきます。お布施とは別にお車代・御膳料を1〜3万円程度包むこともあります。
新しい供養先:10〜80万円
新しい供養先の費用は供養スタイルで大きく変わります。最も費用を抑えられるのが合祀型の永代供養墓で10〜100万円、家族単位で個別に安置するタイプは10〜100万円が目安です。樹木葬は5〜80万円と幅が広く、納骨堂は30〜150万円が中心です。小山市営 墓園やすらぎの森の合葬式墓地は1体75,000円・2体150,000円と公営の中でも低価格で、市民であれば改葬先として有力な選択肢になります。
離檀料:0〜20万円
離檀料は檀家をやめる際にお寺へ支払う費用ですが、実際には請求しないお寺の方が多く、請求がなければ発生しません。請求の有無や金額はお寺によって異なり、請求された場合の相場は20万円程度までです。閉眼供養や法要に対するお布施(3〜15万円程度)とは別に発生する費用です。なお離檀料は法的な支払い義務があるものではないため、法外な金額を請求された場合は住職と丁寧に話し合うか、場合によっては弁護士に相談するのも一つの手です。民間霊園・公営墓地のお墓には離檀料は発生しません。
行政手数料:無料
小山市役所での改葬許可申請手数料は無料です。住民票や戸籍謄本など別途取得する書類が必要な場合は数百円ずつかかりますが、改葬許可証そのものに費用はかかりません。
総額を抑えたい場合は、合祀型永代供養墓+相見積もりの組み合わせで60万円台に収めることも可能です。一方、個別安置型の永代供養墓・新しい樹木葬を選ぶと130万円前後になるご家庭が多くなっています。
小山市に墓じまいの補助金はある?
小山市には、2026年4月時点で墓じまいに対する補助金制度はありません。栃木県内の他自治体・全国を見ても、墓じまい・改葬・離檀料を直接補助する制度は一般的ではなく、自治体補助の有無で進め方を判断する必要はないと考えてよいでしょう。
補助金がない代わりに、費用を抑えるための現実的な工夫はいくつかあります。
- 小山市営 墓園やすらぎの森の合葬式墓地を活用する:1体75,000円・2体150,000円・年間管理費なし。小山市に1年以上住民登録があり遺骨を所有し祭祀の主宰者である方が対象です(最新の募集要項は環境課で確認)
- 合祀型の永代供養墓を選ぶ:個別安置型より費用を半額以下に抑えられる場合があります
- 石材店の相見積もりを取る:お寺・霊園が指定する石材店がある場合はその石材店に依頼が基本ですが、指定がない場合は複数社から見積もりを取って比較します
- 離檀料の確認:法的な支払い義務はなく、実際には請求しないお寺の方が多く、請求がなければ発生しません。請求された場合の相場は20万円程度までです
ご家族の事情・希望する供養スタイル・予算のバランスを見ながら、無理なく進められる組み合わせを探すのが現実的です。
墓じまい後の供養先の選び方
小山市で墓じまいをした後の供養先は、永代供養墓・納骨堂・樹木葬・散骨の4つから選ぶのが一般的です。それぞれ費用感・お参りのしやすさ・宗派対応が異なるため、家族構成と希望に合わせて選びます。
永代供養墓
お寺や霊園が代わって管理・供養してくれるお墓です。承継者がいなくても安心して任せられるため、墓じまいからの改葬先として選ばれることが多くなっています。合祀型は10〜100万円、個別安置型は30〜80万円が目安で、小山市内では市営の墓園やすらぎの森のほか、民間霊園にも複数の永代供養墓があります。
納骨堂
屋内型のお墓で、ロッカー型・仏壇型・自動搬送型などの種類があります。天候に左右されずお参りできる点と、駅から近い立地が選びやすい点が魅力です。30〜150万円が相場で、小山市内・宇都宮市内・首都圏でも選択肢があります。子世代が東京都内・埼玉県・茨城県に住んでいるご家庭では、お参りに通いやすい場所を選ぶケースも増えています。
樹木葬
樹木や花を墓標とするお墓で、自然志向の方に選ばれる供養スタイルです。費用は5〜80万円と幅が広く、合祀型は安価な一方、個別区画タイプは個別安置型の永代供養墓と同程度の費用になります。栃木県内には里山型・庭園型の樹木葬施設があり、小山市からアクセスしやすい立地のものもあります。
散骨(海洋散骨)
ご遺骨をパウダー状にして海に撒く方法で、お墓を持たない選択肢です。費用は5〜30万円が中心で、関東近海では相模湾・東京湾沖での散骨プランが選ばれています。散骨方法には、業者が代行する代理散骨(5万円前後)、複数家族が同じ船に乗る合同散骨(10〜20万円前後)、家族で船をチャーターするチャーター散骨(20〜30万円前後)があり、選び方で費用が大きく変わります。
小山市営 墓園やすらぎの森(公営霊園)
小山市営 墓園やすらぎの森は、市が運営する公営霊園で、栃木県小山市高椅1739に位置します。平成7年に開園し、芝生墓地と合葬式墓地の2種類を併設しているのが特徴です。芝生墓地は永代使用料461,000円・年間管理費5,400円、合葬式墓地は1体75,000円・2体150,000円で、いずれも墓じまい後の改葬先として利用できます。
申込資格は、合葬式墓地が「小山市に1年以上住民登録があり、焼骨(遺骨)を所有し、その祭祀の主宰者(喪主)である方」、芝生墓地が「小山市に住民登録があり、焼骨を所有し、祭祀の主宰者である方」です。最新の募集要項・空き状況は環境課 環境保全係(0285-22-9284)に問い合わせて確認してください。
※当サイトは小山市と関係のない民間サイトです。最新の募集要項・費用・申込条件は小山市公式サイトでご確認ください。
よくある質問
Q1. 小山市で改葬許可申請にかかる日数は?
書類が揃っていれば、即日〜数日で改葬許可証が交付されます。改葬許可申請書・埋蔵証明書・受入証明書・本人確認書類の4点を窓口に提出し、内容に不備がなければその場または後日交付となります。郵送申請にも対応していますが、書類のやり取りに数日かかるため、急ぐ場合は来庁をおすすめします。手数料は無料です。
Q2. 親族が遠方に住んでいて連絡が取りづらい場合は?
電話・メール・LINEなど可能な手段で早めに意向を伝え、書面・録音などで合意の記録を残しておくと安心です。後日「聞いていない」というトラブルを防ぐため、墓じまいの理由・新しい供養先・費用の負担方法を整理した資料を共有しておくと、話し合いがスムーズに進みます。お盆・お彼岸・年末年始に親族が小山市に集まる機会があれば、その場で相談する家庭も多いです。
Q3. お寺との関係をできるだけ円満に保ちたい場合は?
墓じまいを切り出す際は、お寺へ墓じまいに至った事情を丁寧に伝えることが大切です。承継者がいない・遠方で管理が難しいなど、家庭の事情を率直に説明すると理解を得られやすくなります。離檀料は法的な支払い義務がある費用ではなく、実際には請求しないお寺の方が多く、請求がなければ発生しません。請求された場合の相場は20万円程度までで、法外な金額を請求された場合は住職と丁寧に話し合うか、場合によっては弁護士に相談するのも一つの手です。
Q4. 小山市から東京都内・埼玉県の納骨堂に改葬できますか?
可能です。改葬先がどこであっても改葬許可申請は小山市役所 市民課で行います。新しい供養先(東京都内の納骨堂・埼玉県の樹木葬など)から受入証明書を取り寄せ、現在のお墓の管理者から埋蔵証明書を発行してもらえば、改葬許可証が交付されます。子世代が首都圏に住んでいるご家庭では、お参りに通いやすい立地の供養先を選ぶ動きが増えています。JR宇都宮線・都内へのアクセスが良いため、東京都北区・埼玉県さいたま市などの納骨堂を改葬先に選ぶケースもあります。
Q5. 墓石の解体費用を抑えるには?
お寺・霊園が指定する石材店がある場合は、その石材店に依頼することが基本です。指定石材店がない場合は、複数社から相見積もりを取って比較するのがおすすめです。石材店によって金額に1.5〜2倍程度の幅が出ることもあるため、比較する価値があります。墓じまいパートナーズでは、相見積もりの取得や石材店の手配もサポートしています。
まとめ
小山市の墓じまいは、栃木県内で改葬件数が10年で約2.15倍に増加するなかで、特殊な選択ではなく身近な選択肢として広がっています。改葬許可申請は小山市役所 環境課 環境保全係(0285-22-9284)で受け付け、必要書類は改葬許可申請書・埋蔵証明書・受入証明書・本人確認書類の4点です。手数料は無料で、書類が揃っていれば即日〜数日で改葬許可証が交付されます。
費用は墓石の解体・撤去(10〜40万円)、閉眼供養のお布施(3〜15万円)、新しい供養先(5〜150万円)、離檀料(0〜20万円)の合計で、総額30〜150万円が中心価格帯です。補助金制度は2026年4月時点でなく、合祀型永代供養墓や相見積もりで費用を圧縮するのが現実的です。小山市営 墓園やすらぎの森は芝生墓地(永代使用料461,000円)と合葬式墓地(1体75,000円・2体150,000円)を併設しており、市民であれば民間霊園より大幅に費用を抑えられる選択肢です。小山市内・栃木県内には永代供養墓・納骨堂・樹木葬の選択肢があり、JR宇都宮線・都内・埼玉県の納骨堂にも通える距離のため、希望する供養スタイルから選びやすい環境です。
墓じまいパートナーズでは、石材店の相見積もりから改葬許可申請書の記入サポートまで一貫して対応しています。小山市で墓じまいを検討中の方は、お気軽にご相談ください。家族・親族との合意形成から新しい供養先の選定まで、現実的な進め方をご案内します。
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