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都立多磨霊園の墓じまい完全ガイド|府中市への改葬申請・返還手続き・費用

都立多磨霊園の墓じまい完全ガイド|府中市への改葬申請・返還手続き・費用

公開:2026年5月21日
更新:2026年5月21日
小林玉喜
執筆者
小林玉喜
墓じまいパートナーズ代表

実家の墓じまいを経験したことをきっかけに、墓じまいパートナーズを創業・運営。現在は相談サポートや情報提供を通じて安心して墓じまいを進められるよう支援している。

東京都府中市にある都立多磨霊園にお墓があり、墓じまいを検討されている方に向けて、必要な手続きと費用を整理しました。承継者の不在や遠方移住などを背景に、墓所を返還する方が年々増えています。

多磨霊園での墓じまいは、府中市役所への改葬許可申請多磨霊園管理事務所(東京都公園協会)への墓地返還手続きの両方を進める必要があります。また指定石材店制度がないため、撤去工事を依頼する石材店を自由に選べる点が、費用を抑えるうえでの大きなポイントになります。

この記事では、府中市の改葬許可申請の窓口情報・必要書類、多磨霊園管理事務所・東京都公園協会への返還手続き、石材店への依頼方法、費用の目安、そして承継者がいない方向けの「施設変更制度」(合葬埋蔵施設への移行)まで、実際に手続きを進めるうえで把握しておきたい内容を一通りまとめています。

多磨霊園で墓じまいを検討する人が増えている背景

多磨霊園では、承継者の不在や東京都外への移住によるお墓参りの困難など、さまざまな事情から墓じまいによって墓所を返還される方が年々増えています。

承継者問題と遠方化が墓じまいの主な動機

当社(墓じまいパートナーズ)が実施した墓じまい実態調査2026では、墓じまいを検討したきっかけとして最も多かった回答は「遠方のため」(47.8%)、次いで「墓参りが難しくなった」(37.8%)、「管理費が負担」(31.7%)でした(墓じまい実態調査2026(墓じまいパートナーズ)、2026年3月、経験者n=52)。多磨霊園の場合も、東京都内のご実家を離れて関東圏外で生活しているお子様世代が、墓参りの負担を考えて検討を始められるケースが多く見られます。

多磨霊園では、東京都による「施設変更制度」が用意されており、承継者がいない方であっても、墓所を返還して合葬埋蔵施設へご遺骨を移すことができる仕組みがあります。詳しくは後述しますが、こうした受け皿の存在が、墓じまいを前向きに検討できる要因のひとつになっています。

早めの計画と家族合意が成功の鍵

同調査の声にも、心理的負担を考えて早めに検討すべきという経験者・検討者の声が多く寄せられています。

墓じまい実態調査2026 — 回答者の声

心理的に負担がすごくかかると思うので、早めに検討するのが良いと思います。

墓じまい検討中東京都・57歳・女性

多磨霊園の墓じまいは、行政側と霊園側で進めるべき手続きが分かれており、思いのほか書類や調整に時間がかかります。家族・親族との合意形成や改葬先の選定にも時間を要するため、決意してから半年〜1年程度の余裕を持って計画を立てるのが現実的です。

多磨霊園で墓じまいする流れ(6ステップ)

多磨霊園にお墓がある場合、墓じまいは大きく分けて6つのステップで進みます。一般的な墓じまいに加えて、都立霊園特有の東京都公園協会への返還手続きが組み込まれる点が特徴です。各ステップで時間がかかりやすいポイントを押さえながら進めると、手戻りを防げます。

STEP1:家族・親族への相談

最初に行うのが家族・親族との合意形成です。お墓参りに来ている親族の意向も確認しておくと、後のトラブルを避けられます。同調査の声にも、親族の理解を得るまでに時間がかかったという経験談が寄せられています。

墓じまい実態調査2026 — 回答者の声

親族の理解を得るのが大変でした。

墓じまい経験者千葉県・69歳・男性

遺骨の納骨先(永代供養墓・納骨堂・樹木葬・散骨など)まで方向性を擦り合わせておくと、後の改葬先選定がスムーズに進みます。

STEP2:多磨霊園管理事務所への事前相談

家族の同意が得られたら、多磨霊園管理事務所(TEL 042-365-2079)に墓じまいの意向を伝えて事前相談します。霊園側から、返還に必要な書類や撤去工事に関する作業条件などの案内を受けられます。改葬先がまだ決まっていない段階でも、施設変更制度の活用可否や使用許可証の確認など、進め方の方向性を相談できます。

STEP3:改葬先の確保

改葬許可申請には、遺骨の受入先(改葬先)の受入証明書(使用承諾書)が必要です。受入証明書がない状態では申請を進められないため、改葬先は早めに決めておくことが必須です。承継者がいない方は、多磨霊園・小平霊園・八柱霊園のいずれかの合葬埋蔵施設への施設変更制度も選択肢となります。詳しくはH2-6で説明します。

STEP4:府中市への改葬許可申請

改葬先が決まり受入証明書が用意できたら、多磨霊園が所在する府中市役所で改葬許可申請を行います。多磨霊園管理事務所が「改葬許可申請書」を発行するので、それと改葬先の受入証明書、本人確認書類などを揃えて、府中市役所 市民部 総合窓口課窓口第1係に提出します。手数料は無料です。詳しい窓口・必要書類は次のH2で説明します。

STEP5:石材店による撤去工事

改葬許可証が交付されたら、石材店に依頼してお墓の解体・撤去工事を行います。多磨霊園は指定石材店制度がないため、撤去業者を自由に選べます。複数社から相見積もりを取り、施工内容と費用を比較できるのが大きな強みです。工事を始める前には、霊園側の指示に従って事前申請が必要な場合があるため、多磨霊園管理事務所に石材店と一緒に確認を取りながら進めます。

複数社への連絡・現地確認・見積もり比較を一人で行うのが負担に感じる場合は、墓じまいパートナーズ|石材店の相見積もりサービスをご利用ください。多磨霊園での撤去工事に対応可能な石材店から、ご希望の工事時期に合わせた相見積もりを取りまとめてご案内します(ご相談無料)。

STEP6:墓地返還の手続き

撤去工事と原状回復が完了したら、多磨霊園管理事務所を経由して東京都公園協会に墓地を返還する手続きを行います。「埋蔵施設使用終了届」などの書類提出と、霊園側の現地確認を経て、区画の返還が完了します。詳しくはH2-4で説明します。

府中市への改葬許可申請の手続き

多磨霊園にお墓がある方の改葬許可申請窓口は、多磨霊園が所在する府中市です。墓地埋葬法では「現に埋葬されている場所を所管する市区町村長」が改葬許可を出すと定められており、多磨霊園の場合は府中市長宛ての申請になります。

担当窓口(府中市役所 市民部 総合窓口課窓口第1係)

府中市の改葬許可申請の主たる窓口は次のとおりです。

  • 部署名:府中市 市民部 総合窓口課 窓口第1係
  • 所在地:東京都府中市宮西町2-24(府中市役所 総合窓口課)
  • 電話番号:042-335-4333
  • 受付時間:月〜金 8:30〜17:00(祝日・年末年始を除く)
  • 受付場所:府中市役所 総合窓口課、または各文化センター
  • 手数料:無料

オンラインでの改葬許可申請は受け付けていません。窓口への持参が原則ですが、書類を整えたうえでご家族の方に代理で持参してもらうことも可能です(その場合は委任状が必要)。府中市から遠方にお住まいの方で平日に出向くのが難しい場合は、行政書士に書類作成と提出を依頼する選択肢もあります。最新の申請方法・必要書類は府中市公式|改葬許可申請のページでもご確認いただけます。

必要書類

多磨霊園からの改葬の場合、府中市への改葬許可申請に必要な書類は次のとおりです。

  • ① 改葬許可申請書:多磨霊園管理事務所が証明し発行する書類です。事前に管理事務所へ連絡し、必要枚数(複数のご遺骨をまとめて申請する場合)を伝えて発行してもらいます
  • ② 改葬先の使用承諾書(受入証明書):改葬先の永代供養墓・納骨堂・樹木葬等の施設に発行してもらう書類です。原本とコピーの両方を持参します
  • ③ 申請者の本人確認書類:運転免許証・マイナンバーカードなど
  • ④ 承諾書(該当時):現在の墓地使用者(霊園に登録されている使用者)と申請者が異なる場合に必要
  • ⑤ 委任状(該当時):書類持参者が申請者本人と異なる場合に必要

なお、ご遺骨を一時的にご自宅で安置している場合は、府中市ではなくご自宅のある市区町村が申請窓口になります。多磨霊園に現に埋葬されている状態であれば、府中市が窓口です。

申請から許可証交付まで

必要書類が揃った状態で府中市役所の窓口に持参すると、書類の不備がなければ通常その場で改葬許可証が交付されます。手数料は無料です。書類に不備があった場合は、追加書類を用意して再訪する流れになるため、初めての方は事前に府中市総合窓口課(042-335-4333)に電話して必要書類の確認をしておくと安心です。

都立霊園の「どこでも窓口」制度

都立霊園の利用者は、改葬許可申請を多磨霊園以外の都立霊園事務所、または東京都公園協会霊園課でも受け付けてもらえる「どこでも窓口」制度があります。これは霊園発行の改葬許可申請書類を、複数の都立霊園のどこでも提出できる仕組みです。一方、府中市役所への提出は通常通り府中市の窓口でのみ受け付けられる点は変わりません。お住まいの近くに別の都立霊園がある場合は活用を検討してください。

多磨霊園の墓地返還手続き(東京都公園協会)

多磨霊園での墓じまいは、府中市への改葬許可申請と並行して、多磨霊園管理事務所(運営:公益財団法人東京都公園協会)への墓地返還手続きを進める必要があります。返還手続きは、撤去工事の前の事前申請と、工事完了後の使用終了届の2段階で進みます。

多磨霊園管理事務所の連絡先

  • 名称:多磨霊園管理事務所(公益財団法人 東京都公園協会)
  • 所在地:〒183-0002 東京都府中市多磨町4-628
  • 電話番号:042-365-2079
  • 受付時間:8:30〜17:15

墓じまいに関する事前相談、改葬許可申請書の発行依頼、撤去工事の事前申請、使用終了届の提出など、霊園に関する手続きはすべてこの管理事務所が窓口となります。電話で予約を取ってから訪問するとスムーズです。多磨霊園の最新情報・募集要項は都立霊園公式|多磨霊園のページでも確認できます。

撤去工事の事前申請

石材店による撤去工事を行う前に、多磨霊園管理事務所への事前申請が必要です。施工内容・作業期間・現場の搬入経路などを記載した工事届を石材店と連名で提出します。実際の書類フォーマット・必要事項は石材店が把握しているケースが多いため、依頼する石材店と事前に相談しながら進めるのが一般的です。

区画の場所によって工事車両の搬入経路や作業時間帯に制限がかかる場合があります。混雑する春彼岸(3月)・お盆(8月)・秋彼岸(9月)の時期は工事の予約も取りづらくなる傾向があるため、希望時期がある場合は早めに石材店との契約を進めましょう。

埋蔵施設使用終了届・施設変更に係る誓約書

撤去工事と原状回復が完了したら、多磨霊園管理事務所に「埋蔵施設使用終了届」を提出します。あわせて、施設変更制度を利用する場合は「施設変更に係る誓約書」「施設変更申請書」の提出も行います。書類の様式は管理事務所から取得できます。

提出後、霊園職員による現地確認が行われ、区画が適切に原状回復されていることが確認できれば返還手続きが完了します。墓所の使用権(永代使用料)の返還は基本的に行われませんが、これは都立霊園共通の運用です。返還そのものに費用はかかりません。

使用許可証の返還

返還手続きの完了とあわせて、最初に都から発行された墓地使用許可証を多磨霊園管理事務所に返還します。長年保管している書類のため、家族に保管場所を確認しておくと、いざ手続きを始めるときに探す手間を省けます。万一紛失している場合は、管理事務所に相談のうえ再発行などの対応を取れる場合があります。

多磨霊園の墓じまい費用の目安

多磨霊園での墓じまいにかかる費用は、お墓本体の解体・撤去費用、ご遺骨のあるお墓の場合に発生する閉眼供養(魂抜き)のお布施、そして新しい改葬先にかかる費用に分かれます。

お墓の解体・撤去費用(石材店への依頼)

お墓の解体・撤去と区画の更地化を石材店に依頼する費用です。一般的な家庭墓であれば 10〜40万円程度 が目安で、お墓のサイズ・墓石の構造・霊園内での搬出経路(重機が入れるかなど)によって変動します。区画が大きく石材の量が多い場合は40万円を超えるケースもあります。

多磨霊園は指定石材店制度がなく、撤去工事を依頼する石材店を自由に選べるのが大きな特徴です。お寺のお墓や民営霊園では指定石材店に依頼するのが基本で、価格交渉の余地が限られるケースが多いのですが、多磨霊園では複数社から見積もりを取って、施工内容と費用を客観的に比較できます。これは公営霊園の大きな強みです。同じ条件でも石材店ごとに費用に1.5〜2倍程度の開きが出ることがあるため、相見積もりは費用を抑える最も効果的な手段になります。

墓じまいパートナーズの相見積もりサービス

「複数社に連絡して見積もりを取って比較する」のは費用を抑えるうえで最も効果的ですが、ご自身で多摩地域や近隣の石材店を複数当たって日程調整・現地確認を行うのは大きな負担です。墓じまいパートナーズでは、多磨霊園での撤去工事に対応可能な複数の優良石材店から、一括で相見積もりを取って比較いただけるサービスを提供しています。

  • 多磨霊園の作業条件に対応した石材店ネットワークから候補をご提案
  • ご希望の工事時期に合わせて複数社の見積もりを取りまとめ
  • 見積書の内訳と総額を比較しやすい形でご提示
  • 東京都外にお住まいの方も、お電話・オンラインで対応可能

春彼岸・お盆・秋彼岸の時期は工事の予約が取りづらくなるため、希望時期が決まっている方は早めの相見積もりがおすすめです。お見積もりのご相談は無料です。詳細・お申し込みは墓じまいパートナーズ|石材店の相見積もりサービスのページからご確認いただけます。

閉眼供養(魂抜き)のお布施

仏式でお墓を建てている場合、墓じまいの前に閉眼供養を行うのが一般的です。お布施の目安は 3〜15万円程度 です。普段からお付き合いのある僧侶がいない場合は、石材店経由で紹介してもらうこともできます。

離檀料は発生しない

多磨霊園からの墓じまいでは離檀料は発生しません。墓じまい全般の費用相場を調べると0〜20万円の幅で離檀料が紹介されることがありますが、多磨霊園の場合は費用項目として考慮する必要はありません。

新しい改葬先にかかる費用

新しい改葬先にかかる費用は、改葬先の種類によって大きく変動します。主な選択肢の目安は次のとおりです。

  • 都立霊園の合葬埋蔵施設(施設変更制度を利用):事務手数料のみ(数千円程度)。承継者がいない方が利用できる仕組みで、最も費用を抑えられる選択肢です
  • 永代供養墓(合祀型):10〜100万円程度。他のご遺骨と一緒に納骨されるタイプで、その後の管理が不要になります
  • 永代供養墓(個別安置型):30〜100万円程度。一定期間は個別に安置され、その後合祀されるタイプが一般的です
  • 納骨堂:30〜150万円程度。ロッカー型から自動搬送型まで選択肢が広く、東京都内にも多数の施設があります
  • 樹木葬:5〜80万円程度。里山型・庭園型などタイプによって費用に幅があります
  • 散骨:5〜30万円程度。海洋散骨が中心です

総額の目安

多磨霊園にお墓があるご家庭で墓じまいを行う場合の総額は、改葬先の選び方によって幅が出ますが、目安としては 30〜150万円程度 です。施設変更制度を利用できる方は総額が大きく下がり、解体・撤去費用+閉眼供養のお布施+事務手数料で済むケースもあります。

墓じまい後の供養先の選び方

多磨霊園を墓じまいした後のご遺骨の供養先は、改葬許可申請の段階で受入証明書を発行してもらう必要があるため、墓じまい計画の早い段階で方向性を決めておくことが重要です。多磨霊園にお墓がある方が利用できる選択肢を、特徴ごとに整理します。

都立霊園「施設変更制度」(合葬埋蔵施設・最も負担が軽い選択肢)

多磨霊園にお墓を所有されている方であれば、墓じまい後に多磨霊園・小平霊園・八柱霊園のいずれかの合葬埋蔵施設へ、わずかな事務手数料のみで何霊位でも改葬することができる「施設変更制度」が用意されています。承継者がいなくなる見込みの方、家族に管理の負担を残したくない方にとっては、費用面で最も負担の軽い改葬先候補です。

合葬埋蔵施設は他のご遺骨と一緒に納骨される合祀型のため、納骨後にご遺骨を取り出すことはできません。承継問題から解放されるメリットと引き換えに、個別性は失われる点は家族との話し合いで合意を取っておく必要があります。

制度の対象条件・年3回ある募集期間・必要書類などの詳細は、多磨霊園管理事務所(TEL 042-365-2079)にご相談ください。

永代供養墓(民営)

承継者を必要としない永代供養墓は、東京都内・近郊にも多数の選択肢があります。合祀型は10〜100万円程度、個別安置型は30〜100万円程度が目安です。一定期間(例えば13年・33年など)は個別の区画で安置し、その後合祀するタイプが一般的です。都立霊園の施設変更制度よりは費用がかかりますが、施設のロケーション・宗教観・お参りの環境などをご家族の希望に合わせて選べる柔軟性があります。

納骨堂

東京都内には屋内型の納骨堂が多数あり、天候を気にせずお参りできるという利点があります。費用はロッカー型なら30万円台から、自動搬送型では100万円を超えるケースが一般的です。一定期間の個別安置の後に合祀されるタイプが多いため、契約時の利用期間と費用の構造を確認しましょう。

樹木葬

樹木を墓標とする樹木葬は、自然志向の方や承継を前提としない方に選ばれる供養先です。東京都内・近郊にも里山型・庭園型の樹木葬が増えており、費用は5〜80万円程度が目安です。一定期間後に合祀されるタイプが大半で、納骨堂と比べてアウトドアな環境で供養できるのが特徴です。

散骨

散骨は海洋散骨が中心で、費用は5〜30万円程度が目安です。お墓を一切残さないかたちでご遺骨を還す選択肢ですが、後からお参りに行く対象がなくなる点については家族の納得感を確認しておく必要があります。改葬許可申請にあたって受入証明書の代わりとなる書類は事業者ごとに対応が異なるため、事前に府中市の窓口に確認しておきましょう。

家族との合意形成が最も重要

改葬先の選び方は費用と納骨形態のバランスで決まりますが、墓じまい全体の中で最もトラブルになりやすいのが、改葬先に対する親族間の意見の相違です。施設変更制度・合祀型の永代供養墓を選ぶ場合は「ご遺骨を取り出せなくなる」点について、樹木葬や散骨を選ぶ場合は「個別のお墓が残らない」点について、関係する親族から事前に同意を取っておくのが、後々のトラブルを避ける近道です。

※本サイトは東京都および公益財団法人東京都公園協会と関係のない民間サイトです。施設変更制度の最新の募集状況・利用条件は、必ず多磨霊園管理事務所または都立霊園公式サイト(TOKYO霊園さんぽ)でご確認ください。

多磨霊園の墓じまいに関するよくある質問

Q1:多磨霊園の墓じまいはどのくらいの期間がかかりますか?

A:家族・親族との合意形成から区画返還の完了まで、一般的には半年〜1年程度を見ておくと安心です。撤去工事自体は標準的な家族墓であれば1〜3日程度で終わりますが、改葬先の選定・受入証明書の取得・府中市への改葬許可申請・東京都公園協会への返還手続きと、複数の窓口で順番に進める必要があります。春彼岸・お盆・秋彼岸の時期は石材店の繁忙期で工事予約が取りづらくなるため、希望時期がある場合はその2〜3か月前から動き始めるのが現実的です。

Q2:撤去業者はどう選べばよい?

A:多磨霊園は指定石材店制度がないため、撤去業者を自由に選べます。多摩地域・東京都内の石材店から複数社に相見積もりを依頼し、見積もりの内訳(墓石の撤去・基礎撤去・カロート撤去・残土処分・運搬費)と総額を比較するのが基本です。同じ条件でも石材店ごとに費用感は1.5〜2倍ほどの開きが出ることがあるため、相見積もりで施工内容と費用を客観的に比較することをおすすめします。

複数社への連絡・現地確認・見積もり比較を一人で行うのが負担に感じる場合は、墓じまいパートナーズの石材店相見積もりサービスをぜひご利用ください。多磨霊園での撤去工事に対応可能な石材店から、ご希望の工事時期に合わせた相見積もりを取りまとめてご案内します。東京都外にお住まいで現地に何度も足を運べない方も、お電話・オンラインでご相談いただけます。お見積もりのご相談は無料です。

Q3:東京都外に住んでいるが、自分で改葬許可申請できる?

A:可能ですが、府中市の改葬許可申請はオンライン受付に対応していません。原則として府中市役所 総合窓口課(東京都府中市宮西町2-24・TEL 042-335-4333)に持参が必要です。平日の窓口対応が難しい場合は、ご家族の方に委任状を渡して代理で持参してもらう、または行政書士に書類作成と提出を依頼するという方法があります。複数のご遺骨をまとめて改葬する場合や、書類の不安が大きい場合は、行政書士への依頼を検討する価値があります。

Q4:施設変更制度を利用すれば、改葬の費用はどのくらい抑えられる?

A:施設変更制度を利用する場合、改葬先の費用は事務手数料のみ(数千円程度)で済みます。承継者がいない方が、多磨霊園・小平霊園・八柱霊園のいずれかの合葬埋蔵施設へ何霊位でも改葬できる仕組みです。墓じまいの総費用は、お墓の解体・撤去費用(10〜40万円)+閉眼供養のお布施(3〜15万円)+事務手数料の合計で済むため、永代供養墓や納骨堂を改葬先に選ぶ場合と比べて大きく費用を抑えられます。利用条件・募集時期は年3回の募集要項に従う形になるため、検討中の方は多磨霊園管理事務所(TEL 042-365-2079)にお問い合わせください。

Q5:墓地使用許可証を紛失してしまった場合はどうすれば?

A:返還手続きでは原則として墓地使用許可証の返納が求められますが、長年保管している書類のため紛失されているケースもあります。万一見つからない場合は、まず多磨霊園管理事務所(TEL 042-365-2079)にご相談ください。霊園側で使用記録が残っているため、本人確認のうえ再発行などの対応を取ってもらえる場合があります。

Q6:多磨霊園にお墓はあるが、改葬先をまだ決められない場合はどうすれば?

A:改葬許可申請には改葬先の受入証明書が必須のため、改葬先が決まらない状態では申請を進められません。承継者がいない方は、まず施設変更制度(多磨霊園・小平霊園・八柱霊園の合葬埋蔵施設)の利用可否を多磨霊園管理事務所に確認するのがひとつの方法です。承継者がいる方は、ご家族と希望(永代供養墓・納骨堂・樹木葬・散骨)を擦り合わせながら、複数の施設に資料請求して比較するのが一般的です。改葬先選定には2〜3か月程度かかることが多いため、墓じまい全体の計画を立てるときには早めに着手しましょう。

まとめ|多磨霊園の墓じまいは府中市役所と多磨霊園管理事務所の両方で手続きが必要

多磨霊園にお墓がある方が墓じまいを検討するうえで、最も意識すべきは府中市役所への改葬許可申請多磨霊園管理事務所(東京都公園協会)への墓地返還手続きを並行して進める必要がある点です。本記事の要点を整理します。

  • 改葬許可申請の窓口は府中市役所 市民部 総合窓口課 窓口第1係(東京都府中市宮西町2-24・TEL 042-335-4333・月〜金 8:30〜17:00)。手数料は無料で、書類が揃えば通常その場で許可証が交付される。オンライン申請は不可
  • 必要書類は改葬許可申請書(多磨霊園発行)・改葬先の使用承諾書原本+コピー・申請者の本人確認書類が基本。使用者と申請者が異なる場合は承諾書、代理人による申請は委任状が追加で必要
  • 多磨霊園管理事務所(〒183-0002 府中市多磨町4-628・TEL 042-365-2079・8:30〜17:15)が霊園側の窓口。事前相談・改葬許可申請書の発行・撤去工事の事前申請・使用終了届の提出はすべてここで対応
  • 多磨霊園は指定石材店制度がなく、撤去業者を自由に選べるのが公営霊園の大きな強み。複数社から相見積もりを取って施工内容・費用を比較するのが基本。同じ条件でも1.5〜2倍の価格差が出ることがある
  • 都立霊園「施設変更制度」は承継者がいない方向けの選択肢で、多磨霊園・小平霊園・八柱霊園のいずれかの合葬埋蔵施設へ事務手数料のみで改葬できる。年3回の募集
  • 費用の総額目安は30〜150万円(解体・撤去10〜40万円、閉眼供養3〜15万円、改葬先5〜150万円)。離檀料は発生しないため、墓じまい全般の相場で挙げられる0〜20万円の項目は考慮不要。施設変更制度を利用する場合は総額が大きく下振れする
  • 春彼岸・お盆・秋彼岸の時期は石材店の繁忙期で工事予約が取りづらいため、希望時期がある場合は2〜3か月前から動き出すのが現実的

多磨霊園の墓じまいは、府中市役所と多磨霊園管理事務所の両方で手続きが発生するため、思っているより時間がかかります。家族・親族との合意形成、改葬先の選定、書類の手配を並行して進められるよう、決意してから半年〜1年程度の余裕を持って計画を立てるのが安心です。

墓じまいパートナーズでは、多磨霊園にお墓がある方の墓じまいを総合的にサポートしています。府中市の改葬許可申請の必要書類のご案内、多磨霊園管理事務所との連絡サポート、石材店の相見積もりによる撤去費用の比較、改葬先のご紹介まで、行政手続きと霊園手続きの両方を含めてご相談を承ります。石材店の相見積もりは墓じまいパートナーズ|石材店の相見積もりサービスからお申し込みいただけます。東京都外にお住まいで現地に何度も足を運べない方も、お電話でお気軽にご相談ください。

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