都立染井霊園にお墓がある方のなかには、「子どもや親族の代になって管理を続けるのが難しい」「遠方に住んでいて墓参りができていない」といった理由で墓じまいを検討する方が増えています。染井霊園は東京都公園協会が運営する都立霊園のひとつで、改葬手続きにあたっては豊島区役所への改葬許可申請と染井霊園管理事務所への墓地返還手続きを並行して進める必要があります。
本記事は、染井霊園にお墓があり、これから墓じまい・改葬を進めたい方向けに、手続きの流れ・必要書類・費用の目安・染井霊園固有の制度(施設変更制度・指定石材店なしによる業者選定の自由度など)まで、実務に必要な情報を整理したガイドです。当社(墓じまいパートナーズ)が実施した墓じまい実態調査2026の結果も交えながら、検討段階で押さえておきたいポイントを順を追って解説します。
染井霊園で墓じまい代行や業者選びを依頼できるサービスとして、墓じまい代行・業者選びに対応する墓じまいパートナーズもあります。
染井霊園の墓じまいが増えている背景
染井霊園にお墓がある世帯で墓じまいの相談が増えている背景には、承継者不在・少子化・親族の生活拠点が地方や郊外へ広がっていることがあります。都心の駒込にある霊園とはいえ、ご家族が首都圏外に転居しているケースも珍しくなく、「年に1回の墓参りも難しくなってきた」「自分の代で区切りをつけたい」という相談が増えています。
当社(墓じまいパートナーズ)が実施した墓じまい実態調査2026(n=230、経験者52名/検討者178名)では、墓じまいを検討するきっかけとして「子どもや孫に管理の負担を残したくない」「お墓が遠方で管理が難しい」を挙げる回答が多数を占めました。染井霊園の場合、使用者の世代交代が進むなかで、後を継ぐ人がいないままお墓だけが残ってしまうリスクを早めに整理したい、というニーズが顕在化しています。
都立霊園「施設変更制度」が後押し
染井霊園を含む都立霊園では、承継者がいない方を対象に「施設変更制度」が用意されています。これは、現在使用している墓所を返還したうえで、多磨霊園・小平霊園・八柱霊園のいずれかの合葬埋蔵施設へ事務手数料のみで改葬できる制度です。改葬先の費用負担を大きく抑えられる仕組みのため、染井霊園でお墓を継ぐ人がいないケースでは有力な選択肢になります。利用条件・募集時期は年3回の募集要項に従う形になるため、検討中の方は染井霊園管理事務所(TEL 03-3918-3502)にお問い合わせください。
指定石材店制度がない強み
染井霊園は公営霊園のため、撤去工事を依頼する石材店を自由に選べます。寺院墓地や民間霊園のように指定石材店制度がないため、複数社から相見積もりを取って施工内容と費用を比較できるのが大きなメリットです。同じ条件でも石材店によって1.5〜2倍程度の価格差が出ることがあり、ここでの比較は総額に直結します。
時代の流れで、親族は想定よりも理解してくれました。
墓じまい経験者愛知県・46歳・男性
「親族に切り出すのが大変そう」と感じる方も多いのですが、経験者からはこのように「想定より親族は理解してくれた」という声も寄せられています。早めに話を切り出し、選択肢を共有することが第一歩です。
染井霊園での墓じまいの流れ(6ステップ)
染井霊園での墓じまいは、家族間の合意形成から始まり、霊園・改葬先・行政手続きを並行して進める6つのステップで構成されます。決意してから完了まで通常は半年〜1年程度かかるため、希望時期がある場合は早めに動き出すのが現実的です。

STEP1:家族・親族への相談
最初のステップは、家族・親族との合意形成です。墓じまいは「お墓を片付ける」だけでなく、ご先祖様の遺骨の納骨先を改めて決める作業でもあります。改葬先の方向性(永代供養墓・納骨堂・樹木葬・散骨など)まで含めて、関係者の意向を擦り合わせておくと、後の改葬先選定がスムーズに進みます。
子供に迷惑をかけなくないので考え出したが、どの様に進めていけばいいか分からない。住職に言い出しにくい
墓じまい検討中茨城県・45歳・女性
このように「住職にどう伝えればいいか分からない」という声もありますが、染井霊園は都立霊園のため、お寺との離檀交渉はそもそも発生しません。ここは公営霊園ならではの大きな利点です。
STEP2:染井霊園管理事務所への事前相談
家族の方向性が見えたら、染井霊園管理事務所(TEL 03-3918-3502)に事前相談を入れます。改葬許可申請書の発行依頼、撤去工事の事前申請に関する案内、使用終了届の手続きなど、霊園側の手順を整理してもらえます。受付は8:30〜17:30(書類受付は16:30まで)、年末年始は休所です。電話だけで完結する内容も多いため、まずは現在の使用者の情報・お墓の区画番号を手元に用意してから連絡するとスムーズです。
STEP3:改葬先の確保
改葬先の使用許可を得て、受入証明書を発行してもらいます。豊島区への改葬許可申請にはこの受入証明書が必須なので、申請を進める前に改葬先を確定させておく必要があります。承継者がいない方は、都立霊園の施設変更制度(多磨・小平・八柱の合葬埋蔵施設)も有力な選択肢です。永代供養墓・納骨堂・樹木葬・海洋散骨のいずれを選ぶかによって、費用感も改葬後の管理形態も大きく変わるため、家族・親族の意向を踏まえて慎重に選定してください。施設見学が必要な場合は、改葬先の決定に1〜2か月かかることもあります。
STEP4:豊島区へ改葬許可申請
改葬許可申請書(染井霊園管理事務所の証明欄記入済み)と改葬先の受入証明書を持参し、豊島区役所 区民部 総合窓口課 証明グループ(TEL 03-3981-4766・区役所3階8番窓口)に申請します。手数料は無料で、書類が揃っていれば基本は即日交付、長くても1週間程度で改葬許可証が交付されます。郵送申請も可能なため、平日に来庁できない方は郵送ベースで進めるのが現実的です。改葬許可証は遺骨1体ごとに発行されるため、複数体を改葬する場合は事前に必要部数を確認してください。
STEP5:石材店による撤去工事
改葬許可証と納骨先の使用許可証が揃ったら、石材店に依頼して墓石の撤去・区画の更地化を行います。染井霊園は指定石材店制度がないため、複数社から相見積もりを取って施工内容・費用を比較するのが基本です。春彼岸・お盆・秋彼岸の時期は石材店の繁忙期で工事予約が取りづらいため、希望時期がある場合は2〜3か月前から動き出すのが安心です。
STEP6:使用終了届の提出と墓地返還
撤去工事が完了したら、染井霊園管理事務所で使用終了届を提出し、現地の完了検査を受けます。区画が原状回復されていることを確認のうえ、使用許可証を返還して墓地の使用権を放棄する手続きで終了です。並行して、改葬先で納骨式(必要に応じて開眼供養)を執り行います。
染井霊園の墓じまいは豊島区役所への改葬許可申請と染井霊園管理事務所への返還手続きの2系統で進めます。「自分のケースで何から手を付ければいいか」「2つの窓口の順番がよく分からない」などの不安がある方は、墓じまいパートナーズにLINEで気軽にご相談ください。
豊島区での改葬許可申請の手続き
染井霊園のお墓を墓じまいする場合、改葬許可申請の窓口は豊島区役所の総合窓口課になります。手数料は無料、基本は即日交付という運用です。郵送申請も受け付けています。

担当窓口と問い合わせ先
- 窓口:豊島区役所 区民部 総合窓口課 証明グループ
- 所在地:〒170-8422 東京都豊島区南池袋2-45-1(区役所本庁舎3階8番窓口)
- 電話:03-3981-4766
- 受付時間:月〜金 8:30〜17:00(祝休日・年末年始除く)
- 郵送申請:可
区民事務所や地区センター等の出先機関では改葬許可申請は受け付けていません。来庁する場合は本庁舎の総合窓口課にお越しください。郵送申請の場合は、申請書・受入証明書・本人確認書類のコピー・返信用封筒(切手貼付)を同封して送付します。
必要書類
- 改葬許可申請書(豊島区指定様式。区役所窓口・公式サイトから入手)— 染井霊園管理事務所の証明欄記入済みのもの
- 改葬先の受入証明書(原本+コピー)— 新しい納骨先の管理者から発行
- 申請者の本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード等)
- 認印(朱肉を使うもの。シャチハタ不可)
使用者と申請者が異なる場合は使用者の承諾書、代理人による申請の場合は委任状も必要です。書類は遺骨1体ごとに1枚必要となるため、複数体を改葬する場合は事前に必要部数を確認しておくと安心です。
申請から許可証交付まで
窓口での申請の場合、書類に不備がなければ基本は即日、内容確認に時間がかかる場合でも長くても1週間程度で改葬許可証が交付されます。郵送申請の場合は、書類到着から受理・処理・返送までの期間を見込んで、改葬予定日の2〜3週間前を目安に発送するのが安心です。
改葬許可証は遺骨1体ごとに発行されます。改葬先の管理者に提示・提出する書類のため、紛失しないよう保管してください。改葬許可申請書類の作成を専門家に依頼したい場合は、行政書士へ相談する方法もあります。
染井霊園の返還手続き
染井霊園の墓じまいは、豊島区役所への改葬許可申請とは別に、霊園側でも複数の手続きが発生します。窓口は染井霊園管理事務所(東京都公園協会)です。改葬許可申請書の発行から使用終了届の受理・完了検査まで、すべてここで対応します。
染井霊園管理事務所の連絡先
- 名称:染井霊園管理事務所(東京都公園協会)
- 所在地:〒170-0003 東京都豊島区駒込5-5-1
- 電話:03-3918-3502
- 受付時間:8:30〜17:30(書類受付は16:30まで)
- 休所日:年末年始(12月29日〜1月3日)
染井霊園は都心の駒込にある霊園で、JR山手線や東京メトロ南北線でアクセスできます。とはいえ、墓じまい関連の手続きは電話・郵送で進められるものも多いため、遠方にお住まいの方も無理に何度も足を運ぶ必要はありません。まずは電話で相談し、必要な書類を確認するところから始めてください。
事前相談から完了までの流れ
染井霊園管理事務所での手続きは、おおまかに以下の順序で進みます。
- 事前相談:墓じまいの意向・スケジュール・改葬先の見込みを伝え、必要書類を案内してもらう。区画番号・使用者の情報を手元に用意してから電話するとスムーズ
- 改葬許可申請書の発行:豊島区指定様式の改葬許可申請書に、霊園管理者として埋蔵証明欄を記入してもらう。遺骨1体につき1枚必要
- 撤去工事の事前申請:石材店が決まったら、工事内容・期間・搬出経路を管理事務所に届け出る。霊園内のルール(重機の使用制限、養生方法など)を石材店側で確認
- 撤去工事の実施:石材店が墓石撤去・区画の更地化を行う(通常1〜3日)。施主は基本的に立ち会い不要だが、骨壺の取り出し時には立ち会いを希望される方も多い
- 使用終了届の提出と完了検査:工事完了後、管理事務所による現地確認を経て使用許可証を返還し、霊園側の手続きが完了
これらの手続きは、改葬許可申請(豊島区)と並行して進められる工程と、許可証の交付を待ってから動かす工程に分かれます。事前相談・改葬許可申請書の発行までは早めに動き、撤去工事は改葬許可証と改葬先の使用許可証が揃ってから着手する流れが基本です。
都立霊園は離檀料が発生しない
染井霊園は都立霊園のため、お寺の檀家制度に基づく離檀料は発生しません。寺院墓地の墓じまいで話題になりがちな「離檀料の交渉」「お寺との関係調整」といった工程は染井霊園では不要です。手続きとしてはあくまで行政手続き(豊島区への改葬許可申請)と霊園側の事務手続き(染井霊園管理事務所での返還手続き)の2系統に集中できます。
遠方から手続きを進める場合の進め方
染井霊園の使用者の方が遠方にお住まいで、頻繁に来訪できない場合でも、墓じまいの大半の手続きは電話・郵送で進められます。染井霊園管理事務所への事前相談・改葬許可申請書の発行依頼は電話で開始でき、書類は郵送のやり取りが可能です。豊島区への改葬許可申請も郵送対応しています。現地での立ち会いが必要になる場面は限られており、撤去工事の骨壺取り出し時の立ち会い(希望する場合)と、必要に応じて完了検査時の立ち会いくらいです。スケジュール調整を石材店と相談しながら、必要最低限の来訪で完了させる方も少なくありません。
染井霊園の墓じまい費用の目安
染井霊園にお墓がある場合の墓じまい費用は、墓石工事費・閉眼供養のお布施・改葬先費用の3項目が中心です。都立霊園のため離檀料は発生しません。費用全体の目安は30〜150万円程度で、改葬先の選び方によって幅が出ます。
当サイトは東京都・東京都公園協会と関係のない民間サイトです。最新の手数料・受付方法・募集要項は東京都公園協会公式ページの案内をご参照ください。

解体・撤去費用:10〜40万円程度
お墓の解体・撤去と区画の更地化を石材店に依頼する費用です。一般的な家庭墓であれば 10〜40万円程度 が目安で、お墓のサイズ・墓石の構造・霊園内での搬出経路(重機が入れるかなど)によって変動します。区画が大きく石材の量が多い場合は40万円を超えるケースもあります。
閉眼供養のお布施:3〜15万円程度
仏式でお墓を建てている場合、墓じまいの前に閉眼供養を行うのが一般的です。お布施の目安は 3〜15万円程度 です。普段からお付き合いのある僧侶がいない場合は、石材店経由で紹介してもらうこともできます。
改葬先の費用:5〜150万円程度
改葬先によって費用は大きく変わります。代表的な改葬先の費用目安は次のとおりです。
- 永代供養墓(合祀型):10〜100万円程度。他の遺骨と一緒に納骨され、管理を霊園に任せられる
- 永代供養墓(個別安置型):30〜100万円程度。一定期間は個別に安置され、その後合祀されるタイプ
- 納骨堂:30〜150万円程度。ロッカー型から自動搬送型まで選択肢が広く、東京都内にも多数の施設があります
- 樹木葬:5〜80万円程度。里山型・庭園型で差がある
- 海洋散骨:5〜30万円程度。委託散骨・合同乗船・個別乗船で幅がある
- 都立霊園の合葬埋蔵施設(施設変更制度を利用):事務手数料のみ(数千円程度)
離檀料は発生しない
染井霊園は都立霊園のため、寺院墓地で話題になる離檀料は不要です。墓じまい全般の相場で挙げられる離檀料 0〜20万円の項目は、染井霊園のケースでは考慮不要です。
総額の目安:30〜150万円程度
染井霊園にお墓があるご家庭で墓じまいを行う場合の総額は、改葬先の選び方によって幅が出ますが、目安としては 30〜150万円程度 です。施設変更制度を利用できる方は総額が大きく下がり、解体・撤去費用+閉眼供養のお布施+事務手数料で済むケースもあります。
墓じまいパートナーズの相見積もりサービス
染井霊園は指定石材店制度がないため、複数社から相見積もりを取って施工内容・費用を比較するのが基本です。とはいえ、自分で複数社に問い合わせて見積もり依頼書を作るのは大きな負担です。墓じまいパートナーズでは、お客様に代わって複数の石材店から相見積もりを取り、比較しやすい形でご提示するサービスを提供しています。詳しくは 墓じまいパートナーズ|石材店の相見積もりサービス をご覧ください。
墓じまい後の供養先の選び方
染井霊園のお墓を墓じまいした後、ご遺骨は何らかの方法で改めて供養することになります。一般的な選択肢は、永代供養墓・納骨堂・樹木葬・海洋散骨・都立霊園の合葬埋蔵施設(施設変更制度)です。それぞれ費用・参拝のしやすさ・管理形態が異なるため、家族の希望に合わせて選びます。

家族との合意形成が最も重要
供養先の選定は、費用の比較よりも先に「家族の誰がどう関わっていきたいか」を擦り合わせることが大切です。年に1回は手を合わせに行きたいのか、それとも合祀して管理を任せる形にするのか、宗旨宗派へのこだわりがあるかなど、関係者の意向で選択肢は絞られます。お子さん・お孫さんが将来関わる可能性があるなら、なるべく早い段階で意向を確認しておきましょう。
永代供養墓・納骨堂・樹木葬
永代供養墓は、霊園や寺院が管理を引き継いでくれるタイプの供養先で、承継者がいない方にも適した選択肢です。合祀型と個別安置型があり、費用と個別性のバランスで選びます。納骨堂は屋内施設なので天候に左右されず、東京都内には多数の施設があります。樹木葬は墓石ではなく樹木や植栽をシンボルとする形態で、自然志向の方に人気です。
東京都内の永代供養墓・納骨堂・樹木葬の選択肢は、当サイトの一覧ページからお探しいただけます。
海洋散骨という選択肢
「お墓そのものを残したくない」「自然に還す形にしたい」というご希望であれば、海洋散骨も選択肢になります。海洋散骨は海洋散骨を専門とする事業者に依頼して、ご遺骨を粉末化し海上で散骨する方法です。委託散骨(業者が代行)・合同乗船・個別チャーターで費用が変わります。
都立霊園の合葬埋蔵施設(施設変更制度)
染井霊園を含む都立霊園の使用者には、施設変更制度という選択肢があります。承継者がいない方が、多磨霊園・小平霊園・八柱霊園のいずれかの合葬埋蔵施設へ事務手数料のみで改葬できる仕組みです。年3回の募集期間に申請する形になるため、検討中の方は早めに染井霊園管理事務所(TEL 03-3918-3502)に相談しておくと安心です。合葬埋蔵施設の使用許可が下りるまで申請から約3か月かかるため、スケジュールに余裕を見て動き出すのがおすすめです。
供養先選びはご家族で話し合って決めるのが安心です。このページをご家族にも共有して、染井霊園からの移転先について一度話し合ってみてください。
話し合うきっかけにご利用ください(30秒)
掲載情報のご利用にあたって
本記事は墓じまいパートナーズが運営する民間情報サイトです。都立染井霊園および豊島区役所と直接の関係はありません。掲載している電話番号・受付時間・制度内容・費用情報は2026年5月時点の公開情報をもとに整理していますが、最新かつ正式な情報は、東京都公園協会の公式サイトおよび豊島区役所の公式サイトの案内をご参照ください。
染井霊園の墓じまいに関するよくある質問
Q1:染井霊園の墓じまいの改葬許可申請は自分で進められますか?
A:可能です。染井霊園管理事務所(TEL 03-3918-3502)で改葬許可申請書に埋蔵証明欄を記入してもらい、改葬先の受入証明書と一緒に豊島区役所 区民部 総合窓口課 証明グループ(TEL 03-3981-4766・区役所3階8番窓口)に提出する流れです。手数料は無料で、書類が揃っていれば基本は即日交付されます。郵送申請も可能で、遠方にお住まいの方も無理に来庁する必要はありません。書類作成を専門家に依頼したい場合は行政書士へ相談する選択肢もあります。
Q2:染井霊園では離檀料は発生しますか?
A:染井霊園は都立霊園のため、寺院墓地で話題になる離檀料は発生しません。費用項目としては、お墓の解体・撤去費用(10〜40万円)、閉眼供養を行う場合のお布施(3〜15万円)、改葬先の費用(5〜150万円)の3つが中心になります。墓じまい全般の相場で挙げられる離檀料 0〜20万円の項目は、染井霊園のケースでは考慮不要です。
Q3:染井霊園の墓じまい費用の総額はどのくらいですか?
A:改葬先の選び方によって幅が出ますが、目安としては 30〜150万円程度 です。内訳は、解体・撤去費用 10〜40万円、閉眼供養のお布施 3〜15万円、改葬先の費用 5〜150万円が中心です。都立霊園の施設変更制度(多磨・小平・八柱の合葬埋蔵施設)を利用する場合、改葬先の費用が事務手数料のみ(数千円程度)で済むため、合計が30万円台に収まるケースもあります。
Q4:施設変更制度を利用したい場合、どうすればよいですか?
A:施設変更制度を利用する場合、改葬先の費用は事務手数料のみ(数千円程度)で済みます。承継者がいない方が、多磨霊園・小平霊園・八柱霊園のいずれかの合葬埋蔵施設へ何霊位でも改葬できる仕組みです。利用条件・募集時期は年3回の募集要項に従う形になるため、検討中の方は染井霊園管理事務所(TEL 03-3918-3502)にお問い合わせください。墓じまいの総費用は、お墓の解体・撤去費用(10〜40万円)+閉眼供養のお布施(3〜15万円)+事務手数料の合計で済むため、永代供養墓や納骨堂を改葬先に選ぶ場合と比べて大きく費用を抑えられます。
Q5:石材店はどう選べばよいですか?
A:染井霊園は指定石材店制度がないため、複数社から相見積もりを取って施工内容・費用を比較するのが基本です。同じ条件でも石材店によって1.5〜2倍程度の価格差が出ることがあります。自分で複数社に問い合わせるのが負担に感じる場合は、墓じまいパートナーズの相見積もりサービスをご利用ください。お客様に代わって複数の石材店から相見積もりを取り、比較しやすい形でご提示します。詳しくは 墓じまいパートナーズ|石材店の相見積もりサービス をご覧ください。
Q6:墓じまいの完了までどのくらい時間がかかりますか?
A:家族との合意形成、改葬先の選定、書類手配、撤去工事までを含めると、決意してから通常は半年〜1年程度を見込むのが現実的です。撤去工事自体は通常1〜3日で完了しますが、春彼岸・お盆・秋彼岸の時期は石材店の繁忙期で工事予約が取りづらいため、希望時期がある場合は2〜3か月前から動き出すと安心です。施設変更制度を利用する場合は、合葬埋蔵施設の使用許可が下りるまで申請から約3か月かかります。
まとめ|染井霊園の墓じまいは豊島区役所と染井霊園管理事務所の両方で手続きが必要
染井霊園にお墓がある方が墓じまいを検討するうえで、最も意識すべきは豊島区役所への改葬許可申請と染井霊園管理事務所(東京都公園協会)への墓地返還手続きを並行して進める必要がある点です。本記事の要点を整理します。
- 改葬許可申請の窓口は豊島区役所 区民部 総合窓口課 証明グループ(〒170-8422 東京都豊島区南池袋2-45-1・本庁舎3階8番窓口・TEL 03-3981-4766・月〜金 8:30〜17:00)。手数料は無料で、書類が揃えば基本は即日交付。区民事務所・地区センター等の出先機関では受付不可。郵送申請も可能
- 必要書類は改葬許可申請書(染井霊園発行)・改葬先の受入証明書原本+コピー・申請者の本人確認書類・認印が基本。使用者と申請者が異なる場合は承諾書、代理人による申請は委任状が追加で必要
- 染井霊園管理事務所(〒170-0003 豊島区駒込5-5-1・TEL 03-3918-3502・8:30〜17:30、書類受付〜16:30)が霊園側の窓口。事前相談・改葬許可申請書の発行・撤去工事の事前申請・使用終了届の提出はすべてここで対応
- 染井霊園は指定石材店制度がなく、石材店を自由に選べるのが公営霊園の大きな強み。複数社から相見積もりを取って施工内容・費用を比較するのが基本。同じ条件でも1.5〜2倍の価格差が出ることがある
- 都立霊園の施設変更制度は承継者がいない方向けの選択肢で、多磨霊園・小平霊園・八柱霊園のいずれかの合葬埋蔵施設へ事務手数料のみで改葬できる。年3回の募集
- 費用の総額目安は30〜150万円(墓石工事10〜40万円、閉眼供養3〜15万円、改葬先5〜150万円)。離檀料は発生しないため、墓じまい全般の相場で挙げられる0〜20万円の項目は考慮不要。施設変更制度を利用する場合は総額が大きく下振れする
- 春彼岸・お盆・秋彼岸の時期は石材店の繁忙期で工事予約が取りづらいため、希望時期がある場合は2〜3か月前から動き出すのが現実的
染井霊園の墓じまいは、豊島区役所と染井霊園管理事務所の両方で手続きが発生するため、思っているより時間がかかります。家族・親族との合意形成、改葬先の選定、書類の手配を並行して進められるよう、決意してから半年〜1年程度の余裕を持って計画を立てるのが安心です。
墓じまいパートナーズでは、染井霊園にお墓がある方の墓じまいを総合的にサポートしています。豊島区の改葬許可申請の必要書類のご案内、染井霊園管理事務所との連絡サポート、石材店の相見積もりによる撤去費用の比較、改葬先のご紹介まで、行政手続きと霊園手続きの両方を含めてご相談を承ります。石材店の相見積もりや改葬先のご相談は、本ページ末尾のお問い合わせフォームからお気軽にお寄せください。東京都外にお住まいで現地に何度も足を運べない方のご相談にも対応しています。

