芦屋市で墓じまいを検討する人が増えている理由
当社(墓じまいパートナーズ)が実施した墓じまい実態調査2026によると、墓じまいを検討したきっかけで最も多かったのは「遠方のため」(47.8%)、次いで「墓参りが難しくなった」(37.8%)でした(墓じまい実態調査2026(墓じまいパートナーズ)、2026年3月、経験者n=52)。
芦屋市で墓じまいの相談が増えている背景には、阪神間の住宅都市としての特徴と、お子様世代の市外流出があります。2020年の国勢調査によると、芦屋市の核家族化率は61.7%、人口増減率は-1.5%(全国平均-0.75%)と全国平均の約2倍のペースで人口減少が進んでおり、世帯規模も縮小しています。令和3年7月開設の芦屋市霊園「合葬式墓地」が市民の墓じまい後の供養先として注目されています。

核家族化率が全国平均を7ポイント以上上回る
芦屋市の核家族化率は61.7%で、全国平均54.1%を7.6ポイント上回ります。三世代同居が極めて少なく、夫婦と子からなる核家族世帯が中心の都市構造です。阪神間モダニズムの伝統を受け継ぐ高級住宅地として発展してきましたが、子世代は独立して別の地域へ転出しているケースが多くなっています。
人口増減率は-1.5%(全国平均-0.75%)と全国平均の約2倍のペースで、自然減と社会減が組み合わさっています。お子様世代が大阪市内・神戸市・東京方面で生活基盤を築くケースが多く、「芦屋で生まれ育った親世代と、別地域で暮らすお子様世代」という構図が増えています。
高齢化と単身世帯の現状
芦屋市の高齢化率は30.0%で、全国平均(28.7%)を1.3ポイント上回ります。3人に1人が65歳以上という状況で、お墓を管理されてきた世代がさらに高齢化していくと、墓地までの定期的な往復・草むしり・お盆お彼岸のお参りといった作業が物理的に難しくなります。
単身世帯率は34.6%(全国平均38.0%)、生涯未婚率(50-54歳)は16.4%(全国平均19.7%)と、いずれも全国平均より低めで、結婚・家族形成が安定している地域性です。一方で、お子様世代が独立して大阪・神戸・東京方面で生活基盤を築いているご家庭が多く、「実家に親世代が残り、お墓を管理する後継者は遠方」という構図は芦屋市でも珍しくありません。今のうちにご家族で話し合い、無理のない供養の形を整えておく動きが広がっています。
墓じまい体験談
台風の影響で飛行機の便が変更になり、移動だけでかなり疲れてしまいました。そのとき、この先も同じように通い続けるのは現実的ではないのではないかと考えるようになりました。子どもたちも関西で生活しているため、将来同じ負担をかけることになるのではないかと思いました。
墓じまい経験者大阪府・60代・男性
JR神戸線・阪神本線・阪急神戸線で大阪・神戸両方面へのアクセスが良好な立地は、お子様世代の都市部就業を後押ししてきた一方で、定期的なお墓参りがしにくい距離感を生んでいます(墓じまい実態調査2026(墓じまいパートナーズ)、2026年3月、経験者n=52)。
芦屋市での墓じまいの流れ
芦屋市での墓じまいは、家族・親族との合意形成から始まり、寺院・墓地管理者への連絡、新しい供養先の確保、改葬許可申請、墓石の解体・撤去、新しい供養先での納骨という6つのステップで進みます。書類が揃えば改葬許可証は数日で交付され、全体では3〜6ヶ月が標準的な期間です。

①家族・親族との相談
最初のステップは、配偶者・お子様・ご兄弟など、お墓に関わる家族・親族への相談です。芦屋市内のご家庭では、大阪市内・神戸市・東京方面に転出したお子様世代との合意形成が課題になりやすく、帰省時の対面相談やオンライン会議を活用するケースが増えています。お墓に納骨されているご遺骨の供養方法も、この段階で決めます。
墓じまい体験談
叔父や叔母にも相談を兼ねて報告しましたが、昔ながらの考えが強い人もいて「お墓は残すべきだ」と反対されて気まずい空気でした。それでも、私達姉妹の状況や子供世代の負担を説明すると、最終的には「仕方ないねー。時代だね」と理解してもらえました。
墓じまい経験者神奈川県・50代・女性
②寺院・墓地管理者への連絡
芦屋市内には浄土真宗・浄土宗・曹洞宗・日蓮宗・真言宗など各宗派の寺院があり、お墓のあるお寺の住職に閉眼供養と離檀の意向を伝えます。関西は浄土真宗の門徒が多く、宗派による法要の進め方の違いを踏まえて相談しましょう。市営墓地・民営霊園に建立されている場合は、管理事務所に連絡します。
③新しい供養先の確保
新しい供養先(永代供養墓・納骨堂・樹木葬・市営合葬式墓地・散骨など)を決めて、受入証明書を取得します。芦屋市霊園「合葬式墓地」、市内の寺院永代供養墓、近隣(西宮市・神戸市・尼崎市・大阪市)の永代供養墓・納骨堂が候補になります。
④改葬許可申請
芦屋市役所 市民生活部 環境・経済室 環境課 霊園・火葬場係(0797-38-3105)で改葬許可申請を行います。郵送申請にも対応しています。必要書類は改葬許可申請書、現在のお墓の埋蔵証明書、新しい供養先の受入証明書、申請者の本人確認書類の4点。書類が揃えば数日で改葬許可証が交付されます。
⑤墓石の解体・撤去
石材店に依頼し、墓石の解体・撤去と区画の更地化を行います。閉眼供養(魂抜き)はご遺骨を取り出す際に住職をお招きして実施します。芦屋市内・西宮市・神戸市・尼崎市の石材店から複数社の相見積もりを取り、内訳を比較するとよいでしょう。
⑥新しい供養先での納骨
ご遺骨を新しい供養先に納め、開眼供養を行います。芦屋市霊園の合葬式墓地に納める場合は管理者にお任せできるケースが多く、その後のご法要も含めて新しい形でご先祖様をお迎えできます。
芦屋市での改葬許可申請の手続き
芦屋市での改葬許可申請は、芦屋市役所 市民生活部 環境・経済室 環境課 霊園・火葬場係が窓口です。書類が揃っていれば数日で改葬許可証が交付され、郵送申請にも対応しています。
担当窓口と問い合わせ先
- 担当部署: 芦屋市役所 市民生活部 環境・経済室 環境課 霊園・火葬場係
- 所在地: 〒659-8501 兵庫県芦屋市精道町7番6号
- 電話: 0797-38-3105/FAX 0797-38-2162
- 窓口時間: 平日 8:45〜17:30(土日祝・年末年始は休み)
- 公式ページ: https://www.city.ashiya.lg.jp/kankyou/reien_gassousikibochi.html
電話で事前に必要書類の確認や申請書の郵送依頼ができます。書類の書き方で迷ったら、まず電話で問い合わせるとスムーズです。

必要書類
- 改葬許可申請書:芦屋市役所窓口または公式サイトから入手
- 埋蔵証明書(または納骨証明書):現在のお墓のある寺院・霊園・市営墓地の管理者に発行を依頼
- 受入証明書:新しい供養先(永代供養墓・市営合葬式墓地・納骨堂・樹木葬など)の管理者に発行を依頼
- 申請者の本人確認書類:運転免許証・マイナンバーカードなど
ご遺骨1体につき1件の改葬許可証が必要です。複数のご遺骨をまとめて改葬する場合は、人数分の申請書を提出してください。墓地の使用者と申請者が異なる場合、使用者の承諾書が求められることがあります。
申請から許可証交付まで
書類が揃えば数日で交付されます。郵送申請の場合は片道3〜5日ほどかかるため、余裕を持って準備しましょう。改葬許可証は墓石撤去・新しい供養先への納骨の両方で必要なので、原本を新しい供養先に提出する前にコピーを取っておくと安心です。
芦屋市の墓じまい費用の目安
芦屋市での墓じまい費用は、墓石の解体・撤去費用(10〜40万円)、閉眼供養のお布施(3〜15万円)、新しい供養先の費用(5〜150万円)、離檀料(0〜20万円)を合計して、総額30〜150万円が中心価格帯です。市営の芦屋市霊園「合葬式墓地」(直接合葬1体100,000円)への改葬を選ぶ場合、新しい供養先の費用を抑えられる可能性があります。

墓石の解体・撤去費用
芦屋市内の一般的な区画(1〜2㎡)で10〜40万円が目安です。区画の広さ、墓石の大きさ・基礎工事の規模、搬出経路で費用が変動します。山間部の区画や重機が入らない場所では人力作業となり費用が高くなる傾向があります。必ず複数社から相見積もりを取り、内訳を比較しましょう。
閉眼供養のお布施
閉眼供養(魂抜き)は、墓石撤去前に住職をお招きしてお経をあげていただく儀式です。お布施は3〜15万円が相場で、宗派や寺院との関係性により幅があります。
新しい供養先の費用
合祀型の永代供養墓は10〜100万円、個別安置型の永代供養墓は30〜100万円、納骨堂は30〜150万円が目安です。芦屋市霊園「合葬式墓地」は、直接合葬方式が1体100,000円、安置後合葬方式(10年安置後)が1体200,000円と比較的安価に設定されており、市民向けの代表的な選択肢です(料金詳細は市の公式ページでご確認ください)。
民営の永代供養墓・納骨堂・樹木葬は、芦屋市内・西宮市・神戸市・尼崎市・大阪市内などに選択肢があります。樹木葬は霊園にもよりますが、合祀型5〜80万円・個別型5〜80万円の範囲です。
離檀料(任意)
離檀料は檀家をやめる際にお寺へ支払う費用ですが、実際には請求しないお寺の方が多く、請求がなければ発生しません。請求の有無や金額はお寺によって異なり、請求された場合の相場は20万円程度までです。閉眼供養や法要に対するお布施(3〜15万円程度)とは別に発生する費用です。なお離檀料は法的な支払い義務があるものではないため、法外な金額を請求された場合は住職と丁寧に話し合うか、場合によっては弁護士に相談するのも一つの手です。民間霊園・公営墓地のお墓には離檀料は発生しません。
行政手数料
芦屋市の改葬許可申請は無料です。郵送費(往復で500〜1,000円)のみが実費としてかかります。
費用を抑えるには、①石材店複数社の相見積もり、②芦屋市霊園「合葬式墓地」の活用、③閉眼供養と離檀の同日実施、の3点が現実的です。墓じまいパートナーズでは石材店の相見積もり依頼から書類サポートまで一括対応していますので、お気軽にご相談ください。
芦屋市に墓じまいの補助金はある?
2026年4月時点で、芦屋市には墓じまい・改葬に対する直接的な補助金制度はありません。兵庫県内の他自治体(西宮市・神戸市・尼崎市・宝塚市など)でも、墓じまいへの補助金は確認されていません。費用を抑えたい場合は、複数の石材店からの相見積もり、芦屋市霊園「合葬式墓地」(直接合葬1体100,000円)の活用、合祀型永代供養墓の検討が現実的な手段です。
特に注目すべきは、芦屋市霊園に令和3年7月開設された「合葬式墓地」です。直接合葬方式は1体100,000円、安置後合葬方式は1体200,000円。承継者を必要としない・年間維持費不要・使用期限永年と、現代のニーズに合った仕様で、市民の方の墓じまい後の現実的な選択肢になっています。最新の利用条件・募集状況は芦屋市役所の公式ページでご確認ください。
墓じまい後の供養先の選び方
芦屋市で墓じまいをしたあとの供養先は、永代供養墓・納骨堂・樹木葬・市営合葬式墓地・散骨が主な選択肢です。芦屋市内・近隣(西宮市・神戸市・尼崎市・大阪市・宝塚市)・首都圏まで、ご家族の生活拠点や予算に応じて選べます。
芦屋市霊園「合葬式墓地」
芦屋市が運営する公営施設で、令和3年7月に合葬式墓地が開設されました(2026年4月時点)。
- 芦屋市霊園 合葬式墓地:他の方々の焼骨と一緒に納める合葬式の公営墓地
- 直接合葬方式:焼骨を骨壺から出して布袋に収め、他の方々の焼骨と一緒に納骨。1体100,000円
- 安置後合葬方式:一時安置室に10年間安置した後に納骨。1体200,000円
- 申込条件(芦屋市民の場合):「親族の焼骨を自宅に保管していること」「他の墓地に納骨している親族を改葬すること」「生前予約で原則満65歳以上であること」のいずれかが必要
- 特徴:使用期限は永年・年間の維持費は不要・承継者を必要としない新しいタイプのお墓
当サイトは芦屋市と関係のない民間サイトです。 最新の空き状況・申込方法・利用条件は、必ず芦屋市役所の公式ページでご確認ください。
民営の永代供養墓・樹木葬・納骨堂
芦屋市内・西宮市・神戸市・尼崎市・大阪市内の民営霊園・お寺のお墓には、永代供養墓・樹木葬・納骨堂の選択肢があります。各宗派寺院でも個別の永代供養を受け付けているため、檀家としての縁を残しながら新しい供養形態に移行することも可能です。
首都圏への改葬という選択肢
お子様世代が東京・首都圏方面にお住まいの場合、お子様の生活圏に新しい供養先を構えるご家族も増えています。
散骨という選択肢
ご遺骨をすべてお墓に納めず、海洋散骨を選ぶ方も増えています。海洋散骨は5〜30万円が目安です。「お墓を残さず自然に還る」考え方は、承継者がいないご家庭で特に検討されています。
よくある質問
芦屋市の改葬許可申請の手数料はいくらですか?
芦屋市の改葬許可申請は手数料無料です。郵送申請の場合は往復郵送費(500〜1,000円程度)のみ実費としてかかります。書類が揃っていれば数日で発行され、郵送の場合は片道3〜5日ほどで届きます。ご遺骨1体につき1件の申請が必要なため、複数のご遺骨をまとめて改葬する際は申請書を人数分用意してください。
芦屋市霊園「合葬式墓地」に申し込むには?
芦屋市霊園の合葬式墓地は令和3年7月開設の公営合葬墓です。直接合葬方式(1体100,000円)と安置後合葬方式(10年安置後・1体200,000円)の2種類があります。使用期限は永年・年間維持費は不要・承継者を必要としない仕組みです。想定の10倍超のペースで申込が集まる人気施設のため、最新の募集状況は芦屋市役所 環境課(0797-38-3105)の公式ページでご確認ください。
芦屋市から東京・首都圏のお墓に改葬できますか?
可能です。改葬許可申請は元のお墓のある市区町村(芦屋市役所 環境課)で行い、許可証を東京・首都圏の新しい供養先に提出します。お子様が首都圏にお住まいの場合、生活圏内の納骨堂・樹木葬に改葬するご家族が増えています。
お寺のお墓の場合、離檀料は必ず支払う必要がありますか?
離檀料は法的な義務ではなく、これまでお世話になったお寺への感謝としてお包みするものです。近年は離檀料を請求しないお寺も多く、包む場合でも20万円程度までが一般的です。お寺との関係性・年忌法要の経緯によって判断します。関西は浄土真宗の門徒が多く、長年のお付き合いに応じて住職と丁寧に相談しましょう。お寺のお墓ではない(市営墓地・民営霊園)場合は離檀料は発生しません。
まとめ
芦屋市の墓じまいは、阪神間の住宅都市で核家族化が進むなかで、特殊な選択ではなく身近な選択肢として広がっています。改葬許可申請は芦屋市役所 市民生活部 環境・経済室 環境課 霊園・火葬場係(0797-38-3105)で受け付け、必要書類は改葬許可申請書・埋蔵証明書・受入証明書・本人確認書類の4点です。手数料は無料で、書類が揃っていれば数日で改葬許可証が交付されます。郵送申請にも対応しています。
費用は墓石撤去・閉眼供養・新しい供養先・離檀料を合計して総額30〜150万円が中心価格帯です。補助金制度は2026年4月時点でなく、令和3年7月開設の芦屋市霊園「合葬式墓地」(直接合葬1体10万円)の活用や合祀型永代供養墓・相見積もりで費用を圧縮するのが現実的です。市営合葬式墓地は使用期限永年・維持費不要・承継者不要で、市民の方の現実的な選択肢になっています。芦屋市内・西宮市・神戸市・尼崎市・大阪市内方面には永代供養墓・納骨堂・樹木葬の選択肢があり、ご家族の住まいから通いやすい場所も選びやすい立地です。
墓じまいパートナーズでは、石材店の相見積もりから改葬許可申請書の記入サポートまで一貫して対応しています。芦屋市で墓じまいを検討中の方は、お気軽にご相談ください。家族・親族との合意形成から新しい供養先の選定まで、現実的な進め方をご案内します。
関連ページ
兵庫県全体の手続き・費用については兵庫県の墓じまいもあわせてご覧ください。