葉山港・江の島ヨットハーバー・平塚新港——相模湾・湘南の海洋散骨は、こうした港から船で沖合へ出て行われています。晴れた日には富士山と江の島を望む、景色で故人を思い出せる海です。船に乗らない委託(代理)散骨からご家族だけの貸切散骨まで選べ、墓じまいで取り出したご遺骨にも対応しています。
このページでは、出航できる港と散骨ポイントの対応、当窓口の提携業者の最安料金、三浦市などの条例との関係、そして相模湾が選ばれている理由を、実用情報に絞ってまとめました。あなたの条件での総額も、ページ内でそのまま試算できます。
相模湾・湘南での海洋散骨——どんなお別れになるか
相模湾は、神奈川県の湘南から三浦半島・西湘までを抱える、首都圏で東京湾と並んで散骨に選ばれている海です。東京湾との違いは景色にあります。散骨ポイントの多くから、晴れた日には富士山と江の島が見えます。「あの景色の海にいる」と思い出せることが、この海を選ぶご家族の大きな理由になっています。
散骨が行われるのは、岸辺や江の島のすぐそばではなく、船で出た沖合です。実施されている散骨ポイントの実例には、江ノ島沖・葉山沖・鎌倉沖・茅ヶ崎沖・大磯沖・佐島沖などがあります。江ノ島沖の場合で海岸から約5マイル(約9km)、出航からおよそ25分の海域です。透明度が高く、船上から泳ぐ魚が見えることもある海です。
当日は、粉状にしたご遺骨を水に溶ける紙袋ごと海面に置くように見送り、献花や黙とうの時間が設けられるのが一般的です。乗船する場合の所要は、出航から帰港まで約60〜80分が目安です。
乗り方は3通りあります。船に乗らない委託(代理)散骨、ほかのご家族と乗り合う合同散骨、家族だけで船を貸し切る貸切散骨です。相模湾では1〜6名の小型船から、8名まで乗れるサロンクルーザー、30名まで乗れる大型船までが運航しており、家族数人の静かな見送りから親族そろっての乗船まで選べます。
服装は喪服ではなく平服が基本です。港もマリーナも散骨以外の目的の方が行き交う場所なので、葬儀とわかる装いは避けます。献花は花束のまま投げ入れず、花びらだけを撒くのが海を汚さないための作法です。ビニールやセロハンなど自然に還らないものは海に入れられません。なお相模湾は冬でも運航がありますが、海風が冷たいため暖かい服装で乗るのが実際的です。
雨についても心配しすぎる必要はありません。安全に運航できる範囲の雨なら実施し、風が強く波が高い場合は延期して無料で振り替えるのが、相模湾の散骨業者の一般的な運用です。
出航できる港と散骨ポイント——湘南・葉山・三浦半島
出航港と散骨ポイントの組み合わせは、散骨業者ごとに決まっています。選び方は2通りで、「ご家族が集まりやすい港」から決めるか、「見送りたい沖」から決めるかです。神奈川県内は湘南から三浦半島まで出航場所が分かれているので、お住まいに近い側から選べます。

湘南の港から——江の島発、江ノ島沖・茅ヶ崎沖へ
湘南側の出航場所の実例には、江の島ヨットハーバー(藤沢市)があります。ここから向かうのが江ノ島沖で、晴れた日には富士山と江の島を望む、湘南を象徴する海域です。故人が湘南の海と暮らした方に選ばれています。近隣では茅ヶ崎沖の散骨ポイントも実施例があります。
葉山・逗子の港から——葉山港発、葉山沖・鎌倉沖・佐島沖へ
葉山港(葉山町)は、複数の散骨業者が共通して出航口に使っている、相模湾の散骨の中心的な港です。JR逗子駅・京急逗子・葉山駅からバスやタクシーで10分ほど、無料駐車場と待合スペースがあり、電車でも車でも集まりやすい港です。ここからは葉山沖・鎌倉沖・佐島沖といった散骨ポイントへ向かいます。葉山沖までは出航からおよそ25分です。
西湘・三浦半島の港から——平塚・三崎・真鶴発
西湘側では平塚新港(JR平塚駅からアクセス)からの出航があり、大磯沖の散骨ポイントに近い出航口です。三浦半島側では三崎や横須賀、西端では真鶴を出航地とする散骨業者もあります。小田原・秦野方面、横須賀・三浦方面にお住まいの方は、湘南まで出なくても近くの港から乗れます。
港まで行かない選び方もある
船に乗らない委託(代理)散骨なら、港に行く必要はありません。ご遺骨はゆうパックでの郵送でも預けられ(ご遺骨を送れる宅配便はゆうパックのみとされています)、散骨業者が相模湾の沖合で見送ります。相模湾では江ノ島沖の委託散骨を月1回ほどのペースで定期実施している散骨業者があり、散骨後には日時と海域を記した散骨証明書が届きます。
遠方にお住まいで「湘南の海が好きだった故人を、あの海で見送りたい」という場合も、このかたちで叶えられます。
相模湾・湘南の散骨料金
相模湾・湘南に対応する当窓口の提携業者の中での、方法別の最安値です。
| 方法 | 相模湾・湘南の最安値(税込) |
|---|---|
| 委託(代理)散骨——船に乗らず散骨業者に託す | 33,000円〜 |
| 合同散骨——他のご家族と乗り合って見送る | 132,000円〜 |
| 貸切散骨——家族だけで船を貸し切る | 187,000円〜 |
いずれも当窓口の提携業者の実際のプラン価格(粉骨込み・税込)です。体数・ご遺骨の状態・乗船人数などの条件で総額は変わるため、お申し込み前に、追加費用まで含めた全部込みの総額で確認してください。
表の金額は「それで必ず収まる」という意味ではありません。幅の中のどこになるかは、体数・ご遺骨の状態(墓じまい後なら洗浄・乾燥)・乗船人数で決まります。また、表の最安値は平日出航など条件が合った場合の金額で、相模湾にも土日祝の出航を割増料金にしている散骨業者があるため、希望日が決まっている場合は、その日の料金で総額を確認してください。
料金を比べるときは表示額どうしではなく総額で比べてください。上の表は粉骨込み・税込にそろえていますが、散骨業者の公表価格には粉骨が別料金のものもあります。見積もりの段階で「これ以外にかかる費用はありますか」と一言聞いておくのが確実です。
あなたの条件での総額は、下のシミュレーターでそのまま試算できます。方法選びに迷ったら、「何人で乗りたいか(乗らないか)」から考えるのが早道です。
選択中:相模湾・湘南
粉骨料も含んだ合計金額を表示しています。
費用を抑えるコツ(委託を選ぶ・複数体はまとめる・総額で聞く)は海洋散骨を安く行うにはに、方法ごとの詳しい内訳は海洋散骨の費用にまとめてあります。
規制と配慮——相模湾で散骨してよい?
散骨を条例などで規制している自治体は、2025年11月時点で全国に16あります。相模湾では出航地の一部がこの一覧の自治体と重なりますが、船で沖合に出る海洋散骨はできます。

神奈川県内で一覧に載っているのは、三浦市・湯河原町・箱根町の3つです。ただし、いずれも「散骨場」という陸上施設に対する許可制で、船で沖合に出る海洋散骨を禁じるものではありません。出航地に三崎(三浦市)が含まれていても、条例が対象にしているのは陸上の施設であって、沖合での散骨は別の話です。
真鶴の隣の湯河原町も同様で、箱根町にいたっては相模湾に面していない内陸の町です。神奈川県として海洋散骨を禁じる条例もありません。
そのうえで、相模湾はヨットや漁業など海面の利用が多い海です。散骨ポイントは航路・漁場・海水浴場を避けて沖合に設定されており、どの海域で実施できるかは散骨業者が把握して運航しています。規制や海のルールをご自身で調べる必要はありません。
規制の状況は今後も変わっていくため、最新の可否はお申し込みの時点で確認します。「この港から出たい」「この沖で見送りたい」という希望があれば、実施できるかどうかを含めて気軽にお尋ねください。
相模湾・湘南を選ぶ理由——記憶の景色の中で見送る
当窓口の相談で相模湾が選ばれる理由は、大きく2つあります。
1つ目は、あとから通える海だという点です。湘南も葉山も三浦も、暮らしの動線の中に海岸があります。散骨のあと、命日や節目に海の見える場所へ足を運びやすく、「手を合わせる場所がなくなる」という散骨の不安を、通える距離感が和らげてくれます。
当窓口の調査(海洋散骨の実態調査2026・経験者97人)でも、やる前に「手を合わせる場所がなくなること」を不安に挙げた方は35%いた一方、実施後には33%が「大丈夫だった」と答えています。実際に神奈川で見送ったご家族は、こう話しています。
親の希望が大きかった。 親戚の反対も無かったし気持ちがスッキリした。 自分も散骨検討してる、多分散骨する。
火葬後にお墓に入れていない遺骨神奈川県・64歳・男性
2つ目は、景色です。江ノ島沖や葉山沖は、晴れた日に富士山と江の島が同時に見える海域です。お墓という場所を持たない散骨では、この「思い出せる景色」が手を合わせる場所の代わりになります。海沿いを通るたびに、あの沖に向かって手を合わせられる海です。
散骨全体の流れや法律面は海洋散骨の完全ガイドに、手順とやってはいけないことは海に散骨するにはにまとめてあります。
よくある質問
合同散骨は、いつでも乗れますか?
いつでもではありません。相模湾の合同散骨は、年間の実施日をあらかじめ決めておく日程制で運航している散骨業者があり、乗れる日が月1回程度に限られる場合があります。1組あたりの乗船人数に上限(3名までなど)があるのも合同散骨の特徴です。日程を選びたい場合や人数が多い場合は、貸切散骨が候補になります。
相模湾で散骨するのに、許可は要りますか?
役所の許可証は要りません。墓じまいで取り出したご遺骨の場合も、散骨は墓埋法の「改葬」に当たらないため改葬許可証は不要です。墓じまいから散骨までの流れは墓じまい後の散骨にまとめてあります。
どの港から出るかは、どうやって決めればいいですか?
ご家族が集まりやすい港を起点に決めるのが実用的です。湘南方面なら江の島、逗子・鎌倉方面なら葉山港、西湘なら平塚。見送りたい沖(江ノ島沖・葉山沖など)が先に決まっているなら、その沖に船を出している港から選びます。どちらの決め方でも、対応できる提携業者をご案内します。
雨の日はどうなりますか?
安全に運航できる範囲の雨なら実施されます。風が強く波が高い場合は延期になり、前日夕方までの連絡で無料で振り替えるのが相模湾の散骨業者の一般的な運用です。延期の可能性を見込んで、日程には少し余裕を持たせておくと安心です。
遠方に住んでいますが、相模湾で散骨できますか?
できます。ご遺骨をゆうパックで預けて委託(代理)散骨にすれば、現地に来ずに江ノ島沖などの沖合で見送れます。散骨後には日時と海域を記した散骨証明書が届くので、どこで見送られたかは手元に残ります。
散骨のあと、どこへお参りに行けばいいですか?
決まった場所はありません。相模湾は湘南から三浦・西湘まで海沿いの道が続いているので、散骨証明書の海域に近い海岸や、富士山と江の島の見える場所で手を合わせる方が多くいます。一部を手元に残す分骨と組み合わせれば、自宅にも手を合わせる対象を置けます。
まとめ|相模湾は、富士山と江の島を望む沖で見送れる海
- 出航港は湘南(江の島)・葉山逗子(葉山港)・西湘三浦(平塚・三崎・真鶴)。散骨ポイントは江ノ島沖・葉山沖・鎌倉沖・茅ヶ崎沖・大磯沖・佐島沖など
- 晴れた日には富士山と江の島を望む海域で、「どこで見送ったか」を景色で覚えていられる
- 三浦市・湯河原町・箱根町の条例は陸上の散骨場に対する許可制で、沖合での海洋散骨は妨げられない
- 合同散骨は年間日程制の業者もある。日程を選びたいなら貸切、船に乗らないなら委託(郵送可)
- 最安料金は上の表、あなたの条件での総額はシミュレーターで確認できる
「江の島の見える沖で見送りたい」「葉山港から家族で乗りたい」——ご希望のかたちを伝えていただければ、相模湾に対応する提携業者の中から、追加費用まで含めた総額でご提案します。どうぞお気軽にご相談ください。

